弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 4月1日から指定薬物の所持、使用、購入等も禁止|改正薬事法施行

<<   作成日時 : 2014/02/07 22:25   >>

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昨年12月13日に公布された「薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律」のうち、指定薬物の所持等の禁止に関する規定について、今春4月1日より施行されるという発表がありました。
4月1日からは、指定薬物の(医療や研究目的以外での)所持や使用、購入も取り締まりの対象になり、違反者は処罰されることになります。

[指定薬物についての禁止行為]
改正前:指定薬物の輸入、製造、販売、授与、販売目的の貯蔵等
改正後:上記に加え新たに、指定薬物の所持、使用、購入、譲り受けを禁止
[罰則]改正なし
・業としての違反・・・
   5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金(又は併科)
・それ以外の違反(一般人が所持、使用、購入した場合はこれに該当)・・・
    3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金(又は併科)

薬事法 第76条の4 (改正後)
指定薬物は、疾病の診断、治療又は予防の用途及び人の身体に対する危害の発生を伴うおそれがない用途として厚生労働省令で定めるもの(以下この条及び次条において「医療等の用途」という。)以外の用途に供するために製造し、輸入し、販売し、授与し、所持し、購入し、若しくは譲り受け、又は医療等の用途以外の用途に使用してはならない。
画像

↑指定薬物の所持、使用等の禁止について・厚労省資料より転載
薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律・改正法の参考資料(下記参照A)

●厚労省サイト内に「お知らせ」が掲載されています
厚生労働省はこのほど、同省サイトに「お知らせ」を掲載し、注意を呼びかけるとともに、手元に脱法ドラッグを所持している人たちに、廃棄を促しています。これまでに、指定薬物が検出された脱法ドラッグ製品の写真(検出例の一部)も掲載されているので、ぜひご覧ください(下記参照@)。

●袋や容器のまま廃棄しないでください
手元の脱法ドラッグ製品を廃棄する際に、気をつけていただきたい点があります。まず、誰かが回収・使用することを防ぐこと、また、有害な物質をできるだけ環境に排出しないこと。廃棄したものが、新たな害を生み出すことのないよう、気をつけましょう。
・決して包装状態のまま捨てない。
・少量であれば、内容物を取り出し、生ごみなどに混ぜて一般ごみに。
・液状のものは紙などに吸収させて、同じく一般ごみに。
・可能な場合は焼却炉で焼却。ただし排煙を吸わないよう注意。
・大量に廃棄する場合は、都道府県の薬務課に相談するとよいでしょう。

[参照]
@厚生労働省の情報(厚労省サイト内)
薬物乱用防止に関する情報・お知らせ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index.html
A改正の概要、改正内容などの説明
薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律について(厚労省サイト内)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/ippanyou/131218-1.html
A施行通知
薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律の一部の施行について(通知)
薬食発0205第1号(平成26年2月5日)
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T140205I0010.pdf

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今まで通称「麻薬五法」と呼ばれていたものは、薬事法を入れて「麻薬六法」となるんでしょうか?

・麻薬・向精神薬取締法
・覚醒剤取締法
・大麻取締法
・あへん法
・麻薬特例法
・薬事法

しかし、少し前までは
「何で薬事法指定薬物なんてカテゴリを作ったんだろう? 「所持は合法だが販売は違法」という規制を実施したいのなら、麻薬・向精神薬取締法で向精神薬に指定すればいいだけなんじゃないの?」
とか疑問に思っていたんですが、今回の法改正で、「あー、こういう風に所持も禁止にすることを見据えていたのね」と得心しました。
さすがに病院で処方される向精神薬は所持禁止にはできないし、現在の薬事法指定薬物群が一緒くたに向精神薬グループの中に混ざっていたら、簡単に法改正して所持禁止化にできなかったはずですので。
滅智蓮寺 熾
2014/02/23 20:08
条文を見たとき、妙なことに気が付きました。
条文を必要な箇所だけ抜粋したら以下のようになります。

薬事法 第76条の4 (改正後)
指定薬物は、「厚生労働省令で定める医療等の用途」以外の用途に供するために所持し、又は医療等の用途以外の用途に使用してはならない。

当然ながら、「気分高揚の目的で摂取するために所持し続けている」という場合、また「気分高揚の目的で摂取して使用した」という場合は、条文にあるとおりに違法になるのでしょう。
しかし、「販売したり使用したりする目的がなく、単に所持している」という場合については、違法ではないという読み方もできます。

たとえば、薬事法指定薬物に指定される前に、ショップで購入したが、あまり望んでいた効果が得られず、飽きてしまったために、家のどこかに放置していたという場合、「特に目的なく所持していた」として、この条文で禁止されている例には当たらないのではないかと考えました。

「単純所持」などというと児童ポルノみたいですが、上記のような指定薬物の単純所持例は、本当に違法になるのでしょうか?
滅智蓮寺 熾
2014/02/27 13:28

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