4月26日に発表されたEMCDDAとユーロポールの共同年次報告書を参照して、加速する新薬物の状況について考えています。今回は、新規薬物に関連して、最近のヨーロッパで起きている健康被害情報について紹介します(報告書11〜13頁)。ここで取り上げられているのは、主にフェネチルアミン系やカチノン類のドラッグです。
【参照】EMCDDAとユーロポールによる共同年次報告書
EMCDDA–Europol 2011 Annual Report on the implementation of Council Decision 2005/387/JHA(April 2012) http://www.emcdda.europa.eu/publications/implementation-reports/2011
4−メチルアンフェタミンはアンフェタミンに似た化学構造の薬物で、セロトニン、ノルエピネフリン、およびドーパミンの放出を促進させる作用があります。過去には食欲抑制剤として研究されたこともありますが、現在は医薬品として使われていません。ベルギーで確認されているのは、黄色がかった白色粉末。
なお、下記の参照サイトによれば、ほかに2011年に英国で、また2012年にはオランダで、4−メチルアンフェタミン関連の中毒例が報告されています。
【参照】Belgian Early Warning System on Drugs>4-Methylamphetamine alert by EMCDDA http://ewsd.wiv-isp.be/Main/4-Methylamphetamine%20alert%20by%20EMCDDA.aspx