弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 2012大統領選、大麻政策が論点のひとつになるか

<<   作成日時 : 2011/07/09 23:26   >>

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2012年の大統領選挙に向けて動き出しているアメリカで、このところ、急に大麻政策が話題になっています。
ことの起こりは、共和党の大統領選の候補のひとりロン・ポール氏の発案によって、共和党が合衆国連邦議会に「連邦の大麻規制を終了させる法令案(2011)」を提案したこと。一部では「大麻合法化法案」と報じられてもいますが、この法案そのものは、大麻の合法化に言及するものではなく、瑣末な大麻犯罪者を起訴する権限を連邦に持たせず、こうした権限を各州に任せるという内容のものです。
たとえば、医療用大麻の州法を持つ州では、州法の下では認可を受けた患者や介護者は取締りの対象となることなく大麻を所持することができるのですが、連邦法は医療用大麻を認めていないため、連邦法によって逮捕されることがありうるという、ねじれが生じていました。実際、これまでに、医療用大麻の供給施設や大規模栽培施設などの所有者が、連邦法によって逮捕されるという衝突が、たびたび起きていました。

2010年にカリフォルニア州の大麻合法化法案が住民投票によって否決されたのに引き続き、今度は舞台を連邦議会と大統領選に移して、大麻規制の議論が行われることになりそうです。
[参照]
CNN>各州に大麻の監督権限を委譲するという法案Bill would let states oversee marijuana(June 24, 2011)
http://edition.cnn.com/video/#/video/bestoftv/2011/06/23/todd.paul.frank.pot.plan.cnn?iref=allsearch

●40年目を迎えた「薬物との戦い」への見直し機運も

↑CNN>War on Drugs: 40 years, $1 trillion - Video - Business News - Money -
http://money.cnn.com/video/news/2011/06/16/n_war_on_drugs_40_years.cnnmoney/

ニクソン大統領が「薬物との戦い」を宣言してから40年目にあたる今、費やしてきた莫大な国費にもかかわらず、薬物問題はいっこうに改善されていない現状に、この政策を見直そうという論調が広まっていることも、薬物政策議論を後押ししているようです。
上のビデオは、CNNのビジネス・ニュースから「薬物との戦い:40年で1兆ドルWar on Drugs: 40 years, $1 trillion」というもの。
このビデオは、具体的な数字をあげながら、薬物取締りのコストについて訴えています。
・ 薬物との戦いに費やした費用は、40年間で1兆ドル
・ 2010年、連邦政府は薬物取り締まりに257億ドルを費やした
・ 各州や地方政府は年間257億ドルを支出している
・ 警察関連支出は60億ドル
・ 司法関連支出は58億ドル
・ 142億ドルは矯正関連の支出である
・ 2009年には160万人が薬物事犯として逮捕された
・ 州刑務所には251,000人が薬物事犯として収容されている
・ その65%は黒人とヒスパニックである
・ ほかに連邦刑務所に95,000人が収容されている
・ 収容者1人あたりの年間費用は25,000ドル
・ 大麻の取り締まりだけで、連邦予算・各州予算を合わせて53億ドルかかっている

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