弁護士小森榮の薬物問題ノート

アクセスカウンタ

zoom RSS 医療用大麻の栽培免許で連邦と市が対立|カリフォルニア大麻論争2011

<<   作成日時 : 2011/02/08 01:14   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

カリフォルニア州オークランド市は、2010年7月に、商業的な大型栽培施設での医療用大麻栽培を認可する市の条例を制定しましたが、この条例をめぐって連邦と市の対立がいよいよ明らかになってきました。
2月4日付のAP発の報道は、連邦検察官からオークランド市に宛てられた書簡で、「当局は、連邦法の規定に反して、オークランド市が条例によって大規模な大麻の栽培と生産に対して認可を与えることを懸念している。」と伝えたことを報じています。
同市は、昨年12月に認可の作業をひとたび保留して、連邦法との溝を埋める調整をはかってきましたが、今回の書簡で、連邦側は初めて公式に態度を表明したことになります。
[参照]Bloombergニュース>Feds To Oakland: Pot Farms Would Break US Law(Feb 4, 2011)
http://www.bloomberg.com/news/2011-02-04/feds-to-oakland-pot-farms-would-break-us-law.html

カリフォルニアの州法では、医療用大麻の使用が許容され、患者は治療に使う大麻を自分で栽培するか、指定された介護者を通じて入手することができます。「医療用大麻供給所」は、大麻の小売販売店のようにみえますが、制度上は患者に医療用大麻を供給する指定介護人として位置づけられており、不特定多数の顧客への販売はしない、というタテマエになっています。
とはいえ、連邦法が認めていない大麻を供給している店舗の営業活動は、連邦法と州法の間に置かれ、連邦による摘発も続いていましたが、2009年10月に連邦当局は大麻取締りに関するガイドラインを発表し、「ガンなどの重大な疾患があり、治療計画の一部として、州法にのっとって大麻を使用する個人、及び、明白かつ確実に州法に沿って、こうした患者に大麻を供給する介護者」に対する刑事訴追は行わないとしました。
しかし、営業活動として不特定多数に大麻を供給する活動は、依然として、連邦法では取締りの対象とされています。オークランド市が認可しようとしている巨大栽培施設は、「医療用大麻の生産施設」だとされていますが、これが連邦法の摘発対象になるかどうか、注目されてきたところです。
昨年11月、カリフォルニア州の総選挙では、いわゆる大麻合法化案が住民投票に付され、否決されましたが、まだまだ大麻をめぐる議論は続きそうです。

[参照・過去記事]医療用大麻は新産業になりうるか|2010カリフォルニア大麻論争3
http://33765910.at.webry.info/201007/article_19.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
医療用大麻の栽培免許で連邦と市が対立|カリフォルニア大麻論争2011 弁護士小森榮の薬物問題ノート/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる