弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 英国(UK)でスパイスなど禁止へ|脱法ドラッグ問題

<<   作成日時 : 2009/08/26 23:34   >>

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25日、英国のメディアは、内務省がスパイスなどの脱法ドラッグの禁止へ向けて詰めの作業に入ったことを報道しました。薬物乱用諮問協議会の勧告を受けたもので、年内に規制策が動き出す見込み。
以下の記事は、8月25日付のガーディアン・ニュースを参照したものです。

今回規制の対象となるものは、「合法ドラッグlegal highs」として広まっていた3種類が中心。
@スパイス
大麻に似た作用をもたらすとして広まっていた、喫煙用の植物ミックスで、合成カンナビノイドCP 47,497などの含有が確認されたことから、ドイツ、オーストリア、フランスではすでに禁止されています。
英国(UK)では、大麻と同じクラスBの薬物として指定される見込み。大麻は、今年1月に従来のクラスCから引き上げられ、クラスBの薬物になっています。

AGBL(ガンマブチルラクトン)
ペンキはがしや落書き消しに使われる有機溶剤。摂取すると、体内でGHB(日本では麻薬に指定されている)に転換し、GHBと同様の作用を現すといわれます。英国ではGBL使用と関連するとみられる死亡事故が起き、その規制が望まれていました。クラスC薬物として規制される見込み。
GHBはリキッド・エクスタシーと呼ばれて乱用が広まり、またデート・レイプ薬物としても問題を起こしてきました。英国でもGHBはすでに規制されています。

BBZP(ベンジルピペラジン)
「パーティ・ピルズ」と呼ばれる錠剤型の合法ドラッグに、もっとも多く含有されている成分。アンフェタミンに似た興奮作用と多幸感がえられるとして、青少年に乱用が広まり、問題視されていました。英国では、この薬物に関係するとみられる若者の死亡事故が起きています。クラスC薬物として規制される見込み。
BZPは日本では麻薬に指定されています。

今回規制される3種のドラッグは、いずれも、すでに法規制されている乱用薬物の代用品として広まってきたもの。スパイスは大麻の代用品として使われ、GBLはGHBの代わりとして広まり、BZPはアンフェタミンに似た作用を売り物にしてきました。ガーディアン・ニュースによれば、この規制策が作動し始めると、今度はそれぞれの本家の薬物使用が増える恐れがあると専門家は警告しているそうです。スパイスから大麻へ、GBLからGHBへ、BZPからアンフェタミンへ、脱法ドラッグのうまみが消えてしまえば、本家帰りが起きるというわけです。

Guardian News / Government to ban 'legal high' drugs (25 August 2009 13.33 BST)
http://www.guardian.co.uk/politics/2009/aug/25/government-to-outlaw-legal-high-drugs

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