弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 暴力団と大麻|地方ニュースから

<<   作成日時 : 2009/03/16 22:44   >>

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●覚せい剤・大麻所持:組員ら3人を容疑で逮捕−−鳥栖署など /佐賀
鳥栖署などは15日、同県吉野ケ里町吉田、指定暴力団組員を覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕し、鳥栖市の18歳の少年2人を大麻取締法違反容疑で逮捕した、と発表した。暴力団組員は、福岡県柳川市の道仁会系組事務所で覚せい剤少量を所持し、少年2人は2月24日ごろ、大麻11グラムを所持していたとしている。
鳥栖署などは少年2人を今月10日までに逮捕。大麻の入手経路を捜査する中で組員の関与が疑われたため、少年が出入りしていた組事務所を捜索。事務所にいた容疑者のバックから覚せい剤を発見したという。
毎日新聞 2009年3月16日 佐賀版より抜粋
http://mainichi.jp/area/saga/news/20090316ddlk41040333000c.html

当ブログ3月8日でお伝えしたように、これまでのところ、大麻取締法違反事件は大都市に集中しています。九州では福岡が目立っていますが、それ以外の土地では、検挙数は限られています。しかし、それ以外の地域でも、着実に大麻は蔓延し始めているようです。
・大麻乱用は大都市に集中(当ブログ3月8日)
http://33765910.at.webry.info/200903/article_5.html

これまで、大麻の有力な消費地と思われていなかった地方都市の暴力団事務所で、覚せい剤とともに大麻が押収されたという地方ニュースは、暴力団組織を通じた大麻の広がりを雄弁に語っているようです。

実は、大麻取締法違反で検挙される人の約3分の1は、暴力団関係者で占められています。警察庁が発表している『平成20年中の薬物・銃器情勢 暫定値』によると、平成20年中の大麻事犯については、「暴力団構成員等の検挙人員は858人と大幅に増加し、全検挙人員(2,778 人)の30.9%を占めた」と報告されています(12ページ)。
警察庁HP http://www.npa.go.jp/index.htm
平成20年中の薬物・銃器情勢
http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakujyuu/yakujyuu1/h20_jyousei_yakujyuu.pdf

覚せい剤の密売が暴力団の重要な資金源になっていることはよく知られていますが、最近では、大麻とも深い関係をもっていることが読み取れます。私が国選弁護人として担当したこの種の事件では、暴力団関係場所の捜索で、覚せい剤とともに大麻が押収されている例をよく見かけます。今はまだ、大麻は東京など大都市での検挙が多いとはいえ、水面下では、地方都市へもじわじわと広まっているのかもしれません。

もちろん、暴力団と縁が深いのは、何といっても覚せい剤です。同じく『平成20年中の薬物・銃器情勢 暫定値』によると、覚せい剤事犯では、暴力団構成員等が占める割合は52.5%となっています(12ページ)。
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上記資料のデータに基づき、私がグラフを作成したものです
クリックでグラフが拡大します

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