弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS もしかして、うちの子も大麻?|親のための大麻講座7

<<   作成日時 : 2009/02/26 00:29   >>

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Q7
息子の友だちが大麻で逮捕されたそうで、もしやうちの子も・・・と不安です。ネットで尿検査用のキットを売っていると聞くので、買ってみようかと思うのですが?

A7
尿検査というのは、決して一般的におすすめできる方法ではないと思います。まず、しっかり話し合う親子関係をつくることが大切ではないでしょうか。


まず、尿検査用のキットというものについて、説明します。
大麻などの薬物を使用すると、それが体内で代謝されて、尿中に排泄されます。薬物の成分やその代謝物が尿中に含まれているかどうかを簡単に、ある程度の精度で判定するのが、尿検査キットと呼ばれるものです。検出対象となる薬物ごとに数種類のキットがあります。私の手元にある写真のキットは、右は覚せい剤(メタンフェタミン)検出用、左は覚せい剤(メタンフェタミン、アンフェタミン)大麻の検出用です。
こうしたキットは、簡易検査のためのもので、ある程度の精度がありますが、厳密な判定はできません。また、摂取した薬物が尿中に排泄される期間は、薬物の種類、摂取量によって異なり、個人差やそのときの体調にも左右されます。
画像


さて、こうしたキットは、医療や犯罪捜査、矯正などの現場で使われています。たとえば、薬物依存の治療では、医師と患者の間で尿検査について事前に文書を交わし、もしも薬物の反応があった場合は捜査機関に自首するといったことをきちんと決めた上で、患者の同意を得て尿検査をすることも行われています。しかし、こうした検査が、医師と患者の基本的な信頼関係に影響を与えることから、尿検査について慎重な医師も多いと聞きます。
警察や、保護観察所で尿検査をする場合にも、事前に検査の必要性や手順について十分説明し、対象者の明確な同意を得たうえで(必ず書類で意思を確認する)行われます。

尿による薬物検査は、対象者のプライバシーや人格にかかわる問題です。検査をしなければならない理由があり、また尿検査にかわる手段がない場合で、対象者の明確な同意があるとき以外は、行ってはならないのが原則です。たとえ親子の間でも、漠然とした不安や疑いといった理由で、安易に尿検査をするようなことは慎むべきではないでしょうか。

疑いがあるなら、はっきりと指摘して、徹底的に話し合う必要があるでしょう。日ごろの親子関係が試されることになりますが、必要な試練だと思います。

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