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大麻が話題になるたびに、メディア関係の方から質問を受けて、戸惑うことが続きます。「大麻事犯が低年齢化していますが・・・」「少年の大麻事犯が増えているでしょう・・・」ときには「中高生に大麻が広まっていることについて・・・」 あの・・・ですね。大麻事犯は別に低年齢「化」しているわけじゃないんです。少年の検挙者が最近特に増えているわけでもありません。中高生への乱用拡大が懸念されていますが、現在は、事件として表面化するのは限定的な数にとどまっています。 危惧する気持ちはわかります。私自身も、とりわけ不安を感じ、憂慮しています。でも、トレンドを拡大解釈し、誇張した表現をすることは、慎みたいものです。 大麻事犯の年齢層別構成、初犯者比率などは、警察庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課編『平成20年上半期における薬物・銃器情勢』(2008)で発表されています。これにもとづいて整理しておきましょう。 http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakujyuu/yakujyuu3/h20a_jyousei_yakuzyuu.pdf グラフは上記資料に基づいて私が作成したものです クリックでグラフが拡大します ●大麻事犯検挙者の特徴として、20〜29歳の者の割合が極めて高く、20歳未満の占める割合も比較的高いことがあげられます。覚せい剤事犯と比較してみると、明らかに、若い年齢の者が多いのです。平成19年では、大麻事犯として検挙された人の63%を少年と20歳代の若者が占めています。 (平成19年)大麻事犯検挙人員の年齢層別構成 ・20歳未満 8.4% ・20〜29歳 54.7% ・30〜39歳 21.3% ・40〜49歳 10.1% ・50歳以上 5.7% ●ただし、近年になって低年齢「化」したわけではありません。参考までに、古い資料と比較してみましょう。『昭和58年版犯罪白書』第1編/第3章/第1節/1に昭和57年の大麻事犯検挙人員の年齢層別構成が出ていますが、平成19年のものとよく似た傾向を示しています。 (昭和57年)大麻事犯検挙人員の年齢層別構成 ・19歳以下 9.8% ・20〜24歳 42.7% ・25〜29歳 24.2% ・30歳以上 23.3% ●もっとも違っている点は、検挙人員の数です。昭和57年の大麻取締法違反検挙人員は1,244人、平成19年は2,271人、およそ2倍になっています。 ●幸いなことに、中高生の検挙人員は、ごく限られたものです。平成19年では中学生1人、高校生28人。検挙される少年は、18歳、19歳に集中しています。 |
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初めまして。田中という者です。小森様のブログを興味深く拝見させていただき、大変勉強になりました。もしよろしければ、返信をいただければと思います。何らかの形で小森様とコンタクトをとり、更に大麻汚染について勉強させていただきたいのですが。よろしくお願いします。 |
tanaka 2008/11/07 22:48 |
田中さん |
小森 榮 2008/11/08 09:23 |
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