弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大学生と大麻事犯・その1

<<   作成日時 : 2008/11/22 00:47   >>

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大学生の大麻事件が話題になっています。今日も、ある番組でお話ししてきましたが、限られた時間のなかで、ごくわずかしか伝えることができなかったので、補足します。

最初にお断りしておきますが、そもそも、大学生の大麻乱用は、決して「多数」というわけではありません。しかし、有名大学の学生による事件が次々と明るみに出たことで、「ここまで来たか」という感を持つ人は多いでしょう。

まず、全体像を把握しておきます。少し古い資料ですが、平成17年版の警察庁資料に、「大学生の薬物事犯別検挙人員の推移」として、平成13年〜17年の数字が出ています。
これによると、大学生による薬物事犯検挙人員は多い年で100人強、決して多い数字ではありません。現在、19〜23歳人口の約50%が大学生(大学、大学院、短大)であることを考えれば、大学生による薬物事犯は、同世代のなかではむしろ少ないともいってよいでしょう。
画像

警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課編『平成17年中の薬物・銃器情勢』12頁
クリックで表が拡大します。

しかし、薬物の種類別でみると、大麻事犯が飛びぬけて多い点に注目したいと思います。大学生においては、覚せい剤事犯の減少と、大麻事犯の増加が、きわめて明らかな形で現れているのです。大学生が、豊かな社会の若者の典型であるとするなら、ここで示されている傾向は、示唆に富んでいるといえるでしょう。
では、大学生の大麻使用がいつから始まるのか。それを知るために、高校生の状況を見てみましょう。同じ資料の同ページから、同じ期間の大麻事犯検挙人員を拾い出します。
平成13年(39人)、平成14年(33人)、平成15年(38人)、平成16年(37人)、平成17年(42人)
やや増加傾向を示しているものの、安定した状態を保っています。

以上から推測されるのは、高校を卒業して大学生になった後、大麻を使い始める人が多いということです。
高校生と大学生で、何が違うのか、その検討は次回へ。

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