弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大麻の種子について、まとめ

<<   作成日時 : 2008/06/18 17:35   >>

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インターネットや若者向けの雑貨店などで、大麻の種子が販売されていることが、話題になっています。大麻の種子は大麻取締法の規制が適用されないため、なかば公然と販売されていても、これを取り締まることが困難だといわれます。
そういえば、まったく同じ話題が数年前にありました。多様な違法(脱法)ドラッグがインターネットや店頭で販売されているのに、それが麻薬として指定されていないため、取り締まることが困難だとされていたのです。この状況を動かしたのは、東京都の条例による規制だったことは、皆さんも記憶しておられることでしょう。

違法(脱法)ドラッグのときも、今回の大麻の種子についても、最大の敵は、大人社会に供給される情報の少なさです。若者の旺盛な好奇心と、これに答えて、法の抜け道を探して商品を供給する業者があるのに、その実態を漫然と眺めていながら、その意味や問題になかなか気づかない鈍感さが、われわれのなかに巣くっているようです。
とりあえず、いま目の前で起こっていることを整理し、考えてみたいと思います。

大麻の種子については、当ブログでも何回か取り上げましたが、断片的な話題にとどまっていたので、法規制の実際についても、もう一度まとめてみます。

大麻の種子問題のおさらいとして、何回か連載します。

第1、問題の所在

1、脱法種子の存在
建前からいえば、現在、わが国は、発芽能力のある大麻の種子が、一般に出回ることがないよう、管理していることになっています。わが国に存在している大麻の種子は、大別して2種類あり、@大麻取締法が規定する大麻取扱者の資格を持つ人が大麻の種子を採取するために栽培したものと、A香辛料や鳥のえさとして産業用に用いるために、通関に必要な手続き(加熱などによる発芽不能処理が義務付けられている)を経て輸入したものがあります。つまり、現行の法令では、発芽能力のある大麻の種子は、免許を持つ栽培農家によって管理されており、産業用として外国から輸入されるものは、発芽しないよう処理したうえで通関するため、原則として、発芽能力のある大麻の種子が出回ることがないように管理されているわけです。
ところが、一般に流通するはずのない、発芽能力のある大麻の種子が大量に出回り、高額で売買され、インターネットや雑貨店などで半ば公然と販売されているという状況が、ここ数年みられるようになりました。これが、現在話題になっている大麻の種子の問題です。とりあえず、ここでは、現在出回っている発芽能力のある大麻の種子を「脱法種子」と呼ぶことにします。


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