弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大麻の種子と麻の実

<<   作成日時 : 2007/12/12 22:42   >>

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私の手元には、ありふれた七味唐辛子の小瓶があります。
品名 七味唐辛子
現材料名 赤唐辛子、黒ごま、ちんぴ、山椒、麻の実けしの実、青のり

前回までは、「大麻草の種子」「けしの種子」としてお話してきましたが、同じものが、日常生活の中で使われる場面では、「麻の実」「けしの実」と呼ばれることになります。

現在、産業用に使われる「けしの実」「麻の実」の大半は、外国から輸入されていますが、外国から輸入する際には、「確認品目」としての規制を受けています。
確認品目には、@事前に所轄担当大臣の許可を得る(ウラン触媒など)事前確認品目と、A税関を通過する際に税関が確認する放射性同位元素、けしの実および大麻の実など通関時確認品目があります(JETRO日本貿易振興機構のホームページより)
http://www.jetro.go.jp/jpn/regulations/import_10/04M-030001

通関時の確認とは、具体的にいうと、「けしの実」「麻の実」を輸入しようとする際には、「熱処理等によって発芽不能の処理を施したものであることを証する書類」を税関に提出しなければならないのです。

これを定めた告示を読んでみましょう。
「輸入割当てを受けるべき貨物の品目、輸入について許可を受けるべき貨物の原産地または船積地域その他貨物の輸入について必要な事項の公表を行なう等の件(昭和四十一年四月三十日通商産業省告示第百七十号)」
8 次の(1)から(12)までに掲げる貨物を輸入する場合は、関税法(昭和二十九年法律第六十一号)第六十七条の許可(輸入の許可前に貨物を引き取ろうとするときは、同法第七十三条第一項の承認、保税蔵置場又は保税工場に貨物を入れようとするときは、同法第四十三条の三第一項(同法第六十二条において準用する場合を含む。)の承認)を受ける前に、それぞれ(1)から(12)までに掲げる書類を税関に提出しなければならない。
(1)けしの実及び大麻の実については、熱処理等によって発芽不能の処理を施したものであることを証する書類(当該陸揚港を管轄する地方厚生局麻薬取締部、地方厚生支局麻薬取締部又は地方麻薬取締支所が発行したものに限る。)

熱処理されたことを証明するのは、麻薬取締部と決められています。私が、麻薬取締部の関係者に聞いたところでは、同所では熱処理したサンプルをシャーレで発芽試験して、確認するということです。

輸入規制など外国貿易の基本手続きを定めているのは、外国為替及び外国貿易法です。また、上記の告示は、関税法上の許可を得るための手続きを説明したものです。もし、「麻の実」を他のものと偽って輸入したり、通関時確認の手続きで違反を行えば、外国為替及び外国貿易法違反や関税法違反になるわけです。

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