テーマ:世界薬物報告書

薬物とオーバードーズ|2015年版世界薬物報告書

国際麻薬乱用撲滅デーの6月26日、国連薬物犯罪事務所は「2015年版世界薬物報告書(2015 World Drug Report)」を発表しました。 2015年版は2部構成で、年次報告書に当たる第一部と、第二部の特集「代替開発」からなっています。第一部の目次を紹介しておきます。 第1部 不正薬物市場の状況と同行の分析 A 薬物…
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覚せい剤供給の急増|世界薬物報告書2014

先週、国連薬物犯罪事務所から、2014年版の「世界薬物報告書World Drug Report」(下記参照①)が発表されました。コカインやヘロインといったメジャーな麻薬の需給が概ね安定傾向を示すなかで、覚せい剤(メタンフェタミン)や、脱法ドラッグとともに各国に広まっている合成カンナビノイドなどの新型薬物の勢いは、収まる気配を見せません。…
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法規制の効果|世界薬物報告書4

国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した「2013年版世界薬物報告書World Drug Report 2013」を通じて、新精神作用物質:NPS(New psychoactive substances)の問題を世界の視点で考えています。 今回は、各国で投入されてきた規制策とその効果について、98ページ以降を読んでいきます。 …
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今度はスコットランドで死亡事故|錠剤型ドラッグとPMA

前記事で、北アイルランドでPMMA、PMA含有錠剤による死亡事故が続発しているとお伝えしたばかりなのに、今度はスコットランドのグラスゴー地域から、錠剤型ドラッグによる死亡事故が続いているというニュースです(下記参照①)。 問題になっているのは、またしても緑色の錠剤で王冠マークが刻まれた、通称「ロレックス」というロゴ入りのもの。分析の結…
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NPSの広がり|世界薬物報告書3

国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した「2013年版世界薬物報告書World Drug Report 2013」を通じて、新精神作用物質:NPS(New psychoactive substances)の問題を世界の視点で考えています。 今回は、主な地域別のNPSの状況について、報告書74ページ以下を読み進めます。 なお報告書は…
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インターネットの役割|世界薬物報告書2

国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した「2013年版世界薬物報告書World Drug Report 2013」を通じて、新精神作用物質:NPS(New psychoactive substances)の問題を世界の視点で考えています。 ●EUではインターネット販売サイトが急増(72-74ページ) EU加盟国を対象にしたNP…
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世界に広がる脱法ドラッグ|世界薬物報告書

国連薬物犯罪事務所(UNODC)は、昨日、「2013年版世界薬物報告書World Drug Report 2013」を発表しました。今年の特集テーマは新精神作用物質:NPS(New psychoactive substances)、報告書の半分近いページがこの特集に当てられ、問題の大きさを示しています。 ↑[参照]①「2013年…
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メキシコから覚せい剤約200キロ|神戸港で大型密輸摘発

覚せい剤密輸で、またしても200キロ級の大型摘発です。神戸港へ到着したコンテナ貨物の中身は、メキシコから積み出された鉄鉱石約70トン。そのなかに混入された、鉱石に似せて加工した塊の中には、ラップフィルムで包まれた覚せい剤が隠されていました。 なお、下記に挙げた参照①には、神戸税関で押収された覚せい剤や隠匿用の鉄鉱石に似せた塊などの写真…
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6月26日は国際麻薬乱用撲滅デー

いま日本の各地で、ボランティアの皆さんが「薬物乱用防止」を訴えるイベントを展開しています。例年6月下旬から7月中旬の1か月間は、全国で「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が展開されているのです。 その中心になっているのが6月26日の国際麻薬乱用撲滅デー、略して世界麻薬デー(World Drug Day)で、国連の国際麻薬会議に参加する世界各国…
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倉庫で大麻草100本栽培のニュース

大麻栽培事件の摘発も最近では珍しくなくなりましたが、座間市の倉庫内で約100本の大麻草を水耕栽培していた男が、「栽培が嫌になった」と自ら警察に出頭したというニュースがありました。出頭した男の背景、大掛かりな水耕栽培装置など、何かと気になるところです。 <ニュースから>***** ●大麻:倉庫内で大量栽培、警官案内し逮捕 神奈川 …
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2012年版世界薬物報告書

世界麻薬撲滅デーの6月26日、国連薬物犯罪事務所(UNODC)はニューヨークで『2012年版世界薬物報告書2012 World Drug Report』を発表しました。 同報告書によれば、世界の薬物状況はおおむね安定傾向にあるものの、脱法ドラッグとして流通する新規薬物の増加や、処方薬の医療目的外乱用など、新たな問題も浮上し、依然として…
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6月26日は国際麻薬乱用撲滅デー

6月26日は、国際麻薬乱用撲滅デーInternational Day against Drug Abuse and Illicit Trafficking。1987年、国連総会は、薬物乱用の自由な国際社会の目標を達成するために行動し、協力を強化するために、毎年6月26日を「薬物乱用と不正取引に反対する国際デー」とすることを決議しました。…
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薬物関連の死亡|2011年版世界薬物報告書その2

薬物使用が引き起こす最大の問題は健康への影響、なかでも、薬物使用によって引き起こされる死亡は、薬物のもたらす最悪の害であるといえるでしょう。しかし、実際の死亡者はどのくらいの人数なのか、具体的な数字を把握することは、けっこう難しく、これまで部分的なデータしか公表されてきませんでした。 今回の報告書では、UNODCが加盟国への質問票…
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世界の薬物市場は安定基調|世界薬物報告書2011

6月23日(日本時間24日)、国連薬物犯罪事務所UNODCは、2011年版の世界薬物報告書World Drug Report 2011をニューヨークとウイーンで発表しました。 報道発表のタイトルは「世界薬物報告書2011:薬物市場は安定基調だが、合成薬物と処方薬は増加」というもの。 ↑2011年版「世界薬物報告書」 <報道…
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コカイン密輸のルート|世界薬物報告書2010を読む5

世界最大のコカイン産地コロンビアの薬物カルテルに関係するとみられる、建造中の本格的な潜水艇が、隣国エクアドルの国境近くで発見されたニュースが、先週、世界を駆け巡りました。CNNが、その詳細な続報を伝えています。 <コカイン潜水艇をめぐる続報> ●400万ドルを投じた潜水艇をエクアドルで摘発 この捜索を支援したアメリカ合衆国の麻…
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ATSのマーケット|世界薬物報告書2010を読む3

国連薬物犯罪事務所(UNODC)が『世界薬物報告書2010 The World Drug Report 2010』を発表しました。この報告書を読みながら、いま世界が抱えている薬物問題について、考えてみましょう。今回取り上げるのは、同書の第1章「国際的な薬物市場の分析」の第4節「世界のATS市場」95~118頁の部分です。 [参照] …
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日本の覚せい剤問題|世界薬物報告書2010を読む2

国連薬物犯罪事務所(UNODC)が『世界薬物報告書2010 The World Drug Report 2010』を発表しました。この報告書を読みながら、いま世界が抱えている薬物問題について、考えてみましょう。 [参照] UNODC‘World Drug Report 2010’ http://www.unodc.org/unod…
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薬物マーケットの構造変化|世界薬物報告書2010を読む1

6月23日、国連薬物犯罪事務所(UNODC)が『世界薬物報告書2010 The World Drug Report 2010』を発表しました。この報告書を読みながら、いま世界が抱えている薬物問題について、考えてみましょう。 この1年、世界からもたらされた薬物関連の情報には、きわめて重大なニュースが多数含まれていました。西アフリカで…
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英国海軍が大量のコカインを押収|ニュースから

●コロンビア沖でコカイン5.5トン押収 イギリス海軍は今月中旬、南米コロンビアの沖合で、末端価格にして340億円余りにのぼる大量のコカインを積んだ密輸船を摘発しました。 イギリス海軍によるヘリコプターからの銃撃。コカイン密輸船摘発の瞬間を捉えた映像です。今月中旬、イギリス海軍は、コロンビア北方のカリブ海で密輸船を摘発し、5.5トン余…
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なぜ薬物乱用者は逮捕されるのか

「覚せい剤の所持や使用は犯罪です。」日本の子どもたちは、そう教えられて成長し、薬物乱用者は逮捕されて当然だと考えています。なぜ?と考えることさえなく。日本では、末端の薬物乱用者に対して厳正な取締りが行われることに対し、「薬物戦争drug war」という批判さえほとんど耳にしません。 しかし、この状態は果たしてノーマルなのでしょうか。 …
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徹底検挙から犯罪予防へのシフト|世界薬物報告書2009年版7

メキシコではいま、ドラッグ・カルテルと政府が全面戦争を繰り広げています。薬物密売を基盤にする犯罪組織を放置すると、やがては政府のコントロールが及ばないほど巨大になり、その活動を制限するためには軍隊を投入し、多くの人命を犠牲にするような事態を覚悟しなければならなくなるのです。 メキシコの場合は、ドラッグ・カルテルを一気に殲滅する政策をと…
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メキシコのドラッグ戦争|世界薬物報告書2009年版・余話

『世界薬物報告書2009年版』の特集は、薬物関連犯罪に対する取締りを問い直すものですが、メキシコでは、今まさに不法薬物取引の上に急成長してきたドラッグ・カルテルと政府の間で、ドラッグ戦争が繰り広げられています。ここでいう「戦争」とは決して比喩的な言い回しではなく、武装した兵士が出動し、連日多くの人命が失われている、ほんものの「戦争」です…
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問題のある薬物使用者|世界薬物報告書2009年版6

昨日紹介した部分で、本書は、末端の薬物使用者に対して、刑事罰として拘禁刑を科すことは有益ではないと説いています。では、乱用者を野放しにして、薬物が蔓延するに任せてしまうのか、当然、こうした反論があるでしょう。 ここで本書は、「問題のある薬物使用者」について説明し、実は、供給される薬物のかなりの量を消費し、薬物市場を支えているのは、ほん…
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末端乱用者を逮捕することの適否|世界薬物報告書2009年版5

『世界薬物報告書2009年版』の特集は、薬物関連犯罪に対する取締りを問い直すもので、薬物コントロールとは何かという、本質的な考察を含んでいます。今日取り上げるのは、その166ページからの「2-2 法執行の再活性化を超えて」という項目です。 「薬物の所持と使用は世界のほとんどの国で不法とされており、その結果、薬物問題は長い間まずは刑…
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合法化は世界標準になりうるか|世界薬物報告書2009年版4

タバコは、不法薬物と同じように依存性があり、有害ですが、その使用は禁止されてはいません。現在、先進国の多くは、タバコの使用者削減に真剣に取り組んでいますが、その手段は、禁止策ではなく、高率の税を課して使用を抑制しながら、自由市場の中で削減しようというものです。実際、タバコは急速に値上がりし、それにともなって使用者は減少しています。 実…
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タバコと薬物のどちらが害が大きいか|世界薬物報告書2009年版3

前述したように、ポルトガルでは、個人的使用目的での少量の薬物所持に対して、刑事罰を科すことをやめました。ただし、決して薬物を解禁したわけではなく、薬物の所持は法で禁じられているのですが、違反者に対して刑事手続きで対処して拘禁刑を科すかわりに、行政手続きの下で、治療や罰金などが命じられるのです。この政策によって、依存者が治療を受けやすくな…
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ポルトガルの体験|世界薬物報告書2009年版2

6月下旬に発表された『世界薬物報告書2009年版』を読みながら、薬物問題への取り組みについて考えてみたいと思います。 2009年版の特集は「予期せぬ結末との直面:薬物コントロールとブラックマーケット」というもので、薬物関連犯罪の問題を問いかけるものです。薬物コントロールとは何かという、本質的な問題への考察を含んでいるので、少しずつ、丁…
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清朝末期の中国とあへん―薬物と戦った100年 その8

国連薬物犯罪局(UNODC)編『2008年版世界薬物報告書』の第2章「国際的な薬物管理の1世紀」という特集を読みながら、国際協力による薬物コントロールについて考えます。 出典:国連薬物犯罪局(UNODC)編『2008年版世界薬物報告書』 http://www.unodc.org/unodc/en/data-and-analysis/…
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20世紀初頭の世界のあへん生産―薬物と戦った100年 その7

国連薬物犯罪局(UNODC)編『2008年版世界薬物報告書』の第2章「国際的な薬物管理の1世紀」という特集を読みながら、国際協力による薬物コントロールについて考えます。 出典:国連薬物犯罪局(UNODC)編『2008年版世界薬物報告書』 http://www.unodc.org/unodc/en/data-and-analysis/…
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