テーマ:薬物事件と裁判

懲役3年執行猶予4年|覚せい剤をやめる

12日、ASKAさんの覚せい剤事件の判決公判で、東京地裁は、懲役3年執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡しました。 起訴状によると、被告人は覚せい剤と合成麻薬MDMAを使用。また、目黒区内の自宅で覚せい剤0.432グラムと合成麻薬MDMAなどの錠剤計約26グラムを所持したとされています。 ●懲役3年の意味 そもそも、先に行われ…
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千葉地裁で無罪判決|覚せい剤輸入事件

千葉地裁の裁判員裁判で審理されていた覚せい剤輸入事件で、また無罪が言い渡されました。第一審の裁判員裁判での全面無罪、これで17人目となりました。 <ニュースから>***** ●覚醒剤密輸事件で無罪判決 覚醒剤をスーツケースに隠し、成田空港から密輸しようとした罪に問われたタンザニア人の男性の裁判員裁判で、11日、千葉地方裁判所は…
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香川県の死亡事故、危険運転致死罪に切り替え

香川県善通寺市で今年1月下旬、県道脇を歩いていた小学5年生の女の子(11)が対向車線をはみ出してきた軽自動車にはねられ、死亡するという痛ましい事故が起きました。運転していた男性は自動車運転過失致死の罪で起訴されていましたが、その後の捜査で男性が運転開始前に吸った「脱法ハーブ」の影響で正常な運転が困難な状態だったと判断。検察官は、起訴内容…
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自動車運転死傷行為処罰法の施行を前に、また脱法ハーブ危険運転

東京都心で起きた痛ましい交通事故のニュースに、またしても「脱法ハーブか」という見出しがついています。 次々と対策が投入されているにもかかわらず、脱法ドラッグ問題のうねりは、まだ収まりそうにありません。なかでも、脱法ドラッグ運転による交通事故は、薬物による害が通りすがりの他人にまで及んでしまうという意味で、もっとも深刻なものと言えるでし…
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米連邦の新たな減刑基準、薬物事犯受刑者の刑期短縮へ

先日、米司法省は、連邦刑事施設に収容されている受刑者に係る減刑の審査基準を緩和すると発表しました。新基準は、減刑の対象者をとくに薬物事犯者に限定していませんが、実際は、過去の厳罰化政策によって長期の刑を言い渡された薬物事犯者が主な対象になるようです。 米国のメディアは、これまで、ごく特別な場合に限って認められてきた減刑による早期釈放の…
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執行猶予とパスポート|旅券法違反

朝刊の片隅に「『執行猶予』隠し、パスポート申請―容疑の会社役員逮捕」という、小さな記事がありました。 旅券法違反事件そのものが珍しいうえ、めったにニュースになることもないケースです。 <ニュースから>**** ●「執行猶予」隠し、パスポート申請―容疑の会社役員逮捕 刑事裁判で有罪判決を受け、執行猶予期間中だったことを隠して旅…
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控訴審で逆転有罪|覚せい剤輸入事件

2013年2月に、千葉地裁の裁判員裁判で無罪が言い渡された覚せい剤密輸事件の控訴審で、今日、東京高裁が逆転有罪の判決を下しました。このところ、1審の無罪判決を破棄して有罪を言い渡す高裁判決が続いているうえ、さらに、逆転有罪を支持する上告審の判断も相次いで出て、いくらか流れが変わったなと感じています。 とりあえず、最近、覚せい剤輸入…
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米フロリダ州で鑑定疑惑|薬物鑑定スキャンダル

米フロリダ州では、同州ペンサコラの犯罪鑑識ラボに勤務する、研究員1名の不正行為に関して、内部調査が開始されたということです。 たまたま証拠品を探していた捜査官が、証拠品保管室に保管されていた、数十点にのぼる処方せん鎮痛薬が、ありふれた市販薬に差し替えられているのに気づいたのが、不正発覚の発端でした。差し替えられた鎮痛薬は、警察が処方せ…
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脱法ハーブによる危険運転|第1号事件の判決が出ました

脱法ドラッグの販売が急速に拡大していた2012年、多発する使用者の急性中毒に次いで、世間の耳目を集めたのが、その影響による危険で無謀な自動車事故でした。歩行者用の狭い通路を暴走、一方通行を逆走、道路を外れて建物に激突・・・、しかも事故車両の運転者は支離滅裂なことを口走っていたり、意識を失いかけていたり。 2012年初夏以降、脱法ドラッ…
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第1審で無罪の輸入事件の最高裁決定、高裁の逆転有罪判決を支持

10月23日午前加筆***** 最高裁HPに本決定の全文が搭載されました。 平成25年10月21日 第一小法廷決定 平成24年(あ)第724号 覚せい剤取締法違反,関税法違反被告事件 http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20131023092307.pdf ***** 2011年、千葉地…
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覚せい剤輸入事件、大阪地裁で2被告人に無罪|全面無罪事件のまとめ

先週末、大阪地裁は、裁判員裁判として審理されていた覚せい剤輸入事件で、手配役と実行役(運搬役)として起訴されていた2人の被告人に対して、それぞれ無罪を言い渡しました。平成21年5月に裁判員制度が導入されて以来、覚せい剤輸入事件で全面無罪を言い渡された被告人は、これで15人になりました。 下記に、現時点でのまとめを載せました。今回の大阪…
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勾留の執行停止|覚せい剤事件と裁判

ほんの数日前に、勾留の執行停止中に逃走していた被告人が、およそ9年半ぶりに身柄を確保されたという報道があったばかりだというのに、今度は、執行停止中の男が、入院先の病院から逃走したとか。ちょうどここ数日、私はいま抱えている覚せい剤事件で、勾留の執行停止の申立をも視野に入れて弁護活動をしていたところに、相次いでこんなニュースが飛び込んできま…
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刑の一部執行猶予法案ようやく成立、3年後に始動

いわゆる刑の一部執行猶予法案が、ようやく成立したとニュースが報じています。この法案がはじめて国会に提出されたのが2011年、国会運営の混乱のなかで廃案となった後、今国会であらためて提出されていたものでした。 対象となるのは「薬物使用等の罪を犯した者」と、比較的罪の軽い初犯者で、3年以下の懲役または禁錮刑を言い渡される際に、刑の一部…
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脱法ハーブによる危険運転致死事件に懲役11年の判決

昨年起きた、脱法ハーブを吸って自動車を運転し、女子高生をはねて死亡させたという痛ましい事件は、皆さんの記憶にもまだ鮮明に刻まれていることでしょう。この事件は、危険運転致死事件と道交法違反事件として起訴され、名古屋地裁の裁判員裁判で審理されていましたが、本日夕刻、判決が言い渡されました。 <ニュースから>***** 脱法ハーブ死亡…
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覚せい剤輸入事件、大阪、東京で相次いで無罪

5月28日には東京地裁で、そして29日には大阪地裁で、覚せい剤輸入事件の裁判員裁判で無罪判決が出ました。裁判員裁判で、覚せい剤輸入事件に全面無罪判決が出たのは、この2件を加えるとすると、14件目になるはずです。 なお、東京の事件では、同時に審理された入管法違反事件(不法在留)で被告人は有罪となっているため、全面無罪事件としてカウントす…
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法的概念としての共謀|覚せい剤輸入の逆転有罪事件・2

メキシコから送られた約6キロの覚せい剤輸入で、貨物の受取役を務めたメキシコ人男性に対して、第一審では無罪、控訴審で逆転有罪が言い渡された事件。最高裁は16日、被告人の上告を棄却する決定を下しました。本決定は、依頼者である犯罪組織と、実行役を引き受けた被告人の間の共謀の認定について、改めて整理したものだと思われます。 ●裁判員に法的…
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覚せい剤輸入の逆転有罪事件、最高裁の判断が出ました

メキシコから送られた約6キロの覚せい剤輸入で、貨物の受取役を務めたメキシコ人男性に対して、第一審では無罪、控訴審で逆転有罪が言い渡された事件。最高裁は16日、控訴審での有罪判決を支持し、被告人の上告を棄却する決定を下しました。 <ニュースから>***** ●裁判員裁判で無罪、初めて最高裁で逆転有罪確定 犯罪組織と共謀してメキシ…
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犯罪が減少する中、覚せい剤事犯は下げ止まり

私は弁護士として活動を始めて以来ずっと国選弁護人として登録し、一定数の国選弁護事件を引き受けていますが、近年では、国選弁護の割り当てが極端に減ってきました。そういえば、ここ数年、刑事事件が減っているのです。経済状況が沈滞するなかで、日本社会は、犯罪までもが縮小均衡の様相を示しているかのようですが、とりあえず静かで安全な生活環境については…
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新生児の尿から覚せい剤|覚せい剤使用罪の立証

最近、出産したばかりの新生児の尿から覚せい剤が検出されたことから、その母親の覚せい剤使用罪を立証しようとするケースが相次いでいます。 先日、こうした裁判のひとつで、有罪判決の言い渡しがされました。昨年10月、函館市内の病院で出産した女児が仮死状態となり、病院が検査したところ、尿から覚醒剤成分が検出されたとして、その母親を覚せい剤の使用…
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注目のウガンダ人覚せい剤密輸事件で有罪判決

2011年5月、関西国際空港で2人のウガンダ人男性が体内に覚せい剤を飲み込んで密輸したとして逮捕された事件の判決が出ました。主犯とされたT被告人には懲役7年及び罰金300万円、S被告人に対しては懲役5年及び罰金150万円。 大阪地方裁判所は、税関検査時に職員が暴言を吐くなどしてエックス線検査を強要したとして、T被告人の飲み込んだ覚せい…
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千葉と東京で相次いで無罪|覚せい剤輸入事件

本日、東京地裁の裁判員裁判で、覚せい剤輸入事件の被告人に対してまた無罪の言い渡しがありました。つい先日、千葉地裁でも、覚せい剤輸入事件で無罪判決が言い渡されたばかりです。 <2/13のニュースから>***** ●覚せい剤裁判員裁判で無罪=「事情知らず密輸」-東京地裁 香港から覚せい剤を密輸しようとしたとして、覚せい剤取締法違反…
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覚せい剤と出産1

新聞の小さな記事が、新生児の尿中に覚せい剤が検出されたことで、その母親を覚せい剤使用罪で逮捕したと報じています。 刑事司法の観点からいうと、新生児の尿中から検出された覚せい剤を根拠に、その母親の覚せい剤使用を立証しようというのは、あまり例のない手法です。当然、母親の尿も検査されたはずですが、検査の時期が遅かったのか、母親の尿からは覚せ…
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薬物鑑定スキャンダル|日米2つのケース

偶然とはいえ、いま日本と米国で、科学鑑定結果のねつ造をめぐって同じような騒動が起きています。期せずして、日米で同時期に進行している2つの鑑定書ねつ造事件、事態の成り行きを見比べてみると、日本では、小さな事件に収まりつつあることに、なにやら無理が感じられてなりません。 日本での騒動は、和歌山県警の科学捜査研究所で起きたもので、元主任…
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2名に逆転無罪―鳥取海岸覚せい剤密輸事件

2002年、北朝鮮から船舶で運搬された覚せい剤を島根、鳥取など日本海沿岸へ陸揚げして密輸した一連の覚せい剤輸入事件で、一審では首謀者として無期懲役を言い渡された被告人2名に対して、東京高等裁判所が逆転無罪の判決を言い渡しました。 被告人両名が関与を否定する中で、一審で被告人両名を有罪とした最大の決め手は共犯者とされたFの供述ですが、そ…
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脱法ハーブによる危険運転、京都地裁で初の判決・続

12月7日付の記事「脱法ハーブによる危険運転、京都地裁で初の判決」から続きます。 そもそも本件は、脱法ハーブ吸引者による無謀運転に対して社会の非難が高まる中で、いわば、運転者に対して強い警告を発することを意図して、相次いだ同種の事件に対して、あえて、より厳しい危険運転致傷罪を適用して起訴されたものだと思います。 たしかに、強力な…
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薬物運転が飲酒運転を上回る|米カリフォルニアの運転調査

カリフォルニア州の道路交通安全局は、同州内で行われた、大規模な飲酒・薬物運転調査の結果を発表しました。調査は、州内の9都市で週末の金曜と土曜の夜間、ドライバー約1300人を対象に薬物・アルコール検査を行ったものですが、検査の結果、運転者の14%が薬物陽性を示し、アルコール陽性の7.3%の2倍近い数値となりました。  ●薬物陽性・・・・…
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どうなってる!?警察の留置管理業務

数日前の報道ですが、またしても警察の留置場に勾留中の被疑者が薬物を隠しもっているのが発見されたという記事がありました。今度は福岡県警の博多警察署で、外部から差し入れされた品物のなかに、大麻がはいっていた可能性があるとのこと。 <ニュースから>***** ■送検時に大麻発見=差し入れ検査すり抜けか―福岡県警 福岡県警博多署が大麻…
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繰り返された誤認逮捕|脱法ドラッグ問題

10月28日加筆**** 読売新聞10月28日の朝刊記事には、次のような記載がありました。 「コカインの試薬に反応する脱法ドラッグが横行していることから、県警は3月、逮捕前に正式な鑑定を行うよう求める文書を県内各署に送っていた。」 たしかに、3月のケースを考えれば、県警の判断は適切であったといえるでしょう。しかし、その通知が担当部…
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薬物鑑定スキャンダル|米マサチューセッツ州

またしても、薬物鑑定スキャンダルの話題です。今度は米マサチューセッツ州で、数年間にわたって、でっちあげ鑑定を続けてきた疑いが浮上して内部調査が行われていましたが、先日、鑑定技術者が逮捕されたというニュースが報じられました。 問題になっているのは米マサチューセッツ州のヒントン州立犯罪捜査研究所に勤務していたA研究員で、同研究所に勤務…
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脱法ドラッグと危険運転致死傷罪・3

欧米では、薬物使用が運転に及ぼす影響を検討するために、これまで多くの研究が行われてきましたが、その研究の手法は、大きく3タイプに分類することができます。 まず第1の類型は、ある薬物の薬理作用が人の運動機能や認知能力に及ぼす影響を具体的に調べることですが、主に研究室で試験的に被検者に薬物を投与したうえで様々なテストを行い、薬物の投与量と…
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