カフェイン中毒で死亡|再びエナジードリンクについて 低迷気味の清涼飲料の分野で、「活力」をテーマにした新しいジャンルを切り開く商品として、注目されてきたのがエナジードリンクです。炭酸飲料をおいしく飲むだけで、眠気が覚め、心身に活力がよみがえるという効果に、魅せられている人も多いでしょう。 でもその裏側で、配合された高濃度のカフェインによる中毒事故という問題も起き、欧米ではその販売をめぐ… トラックバック:0 コメント:2 2015年12月22日 続きを読むread more
米国医師会の決議に業界は反発|エナジードリンク問題 米国医師会は、18歳以下に対するエナジードリンクの広告禁止策を支持するという声明を出しました。これは、先週末からシカゴで開催されていた米国医師会の代議員会で、投票により決議されたものです。 6月18日付、ロイターのニュースから紹介します(下記参照①)。 <ニュースの要点>***** ニュース記事は、米国医師会委員の医師による声… トラックバック:0 コメント:0 2013年06月20日 続きを読むread more
米国医師会が声を上げるか|エナジードリンク問題 アメリカではいま、エナジードリンクなど高濃度のカフェインを添加した飲料や食品に、社会の関心が集まっています。きわめて多量のカフェインを急激に摂取したことによって中毒症状を起こしたり、睡眠障害などで診療を受ける人が急増しているのです。 フォーブス誌のインターネット版ニュースは、6月14日付の記事で、米国医師会が、エナジードリンク規制… トラックバック:0 コメント:0 2013年06月15日 続きを読むread more
エナジードリンク|米国で高カフェイン食品をめぐる騒動 炭酸飲料の消費が伸び悩む中で、「エネルギー補給食品」という新しい需要を掘り起こすものとして、メーカー側が熱い期待を寄せているエナジードリンク、その市場規模は100億ドルともいわれています。「エナジー(エネルギー)」と呼ぶ理由は、添加された比較的大量のカフェインの作用によって、心身の活性化がもたらされるからです。 「エナジードリンク」と… トラックバック:0 コメント:0 2013年05月09日 続きを読むread more
エナジー食品|高カフェイン食品と副作用 このところ、アメリカでは「エナジー(活力)」をキーワードにした食品が、ちょっとしたブームになっています。炭酸飲料のエナジードリンクが人気を獲得したのに続いて、キャンディ、ミックスナッツ、ポテトチップスなど様々な食品が、「エナジー」をキーワードに販売されています。こうした飲料や食品には、「エナジー(活力)」を生み出す成分として大量のカフェ… トラックバック:0 コメント:0 2013年04月30日 続きを読むread more
エナジードリンクとカフェインの副作用 若い人たちのライフスタイルに疎くなっている私が、エナジードリンクの広告を見て、今さらながら驚かされています。そういえば、近所の食品スーパーでも、この製品を見かけました。アメリカで急速に売り上げを伸ばしているという、この飲料が、すでに日本でも広まっていることに、ようやく気づいたところです。 エナジードリンク・・・カフェインやビタミンなど… トラックバック:0 コメント:2 2013年03月22日 続きを読むread more
米のタバコ警告画像義務化、見直しへ 米食品医薬品局(FDA)が進めてきた、たばこの広告やパッケージに画像入りの警告表示を義務付ける計画が、見直しされることになったと、米メディアが報じています。 米国のタバコ製造会社5社は、義務化は表現の自由を保障した合衆国憲法に違反するなどとして各地の裁判所へ提訴していましたが、昨年、ワシントン連邦地裁は、FDA案を違憲とする判断を示し… トラックバック:0 コメント:0 2013年03月21日 続きを読むread more
揺れる世界、動かぬ日本|たばこ規制 いま、たばこ包装規制の強化を求める措置の合憲性をめぐって、各国で大手たばこ会社と政府側との間で訴訟が展開されています。背景にあるのは、喫煙率の引き下げ策を進める各国で、たばこの包装などの規制を大幅に強化する法令が、続々と制定されているという動きです。 ●オーストラリアではたばこ包装の規制を12月に導入 従来、ブランド・イメージを… トラックバック:0 コメント:0 2012年08月27日 続きを読むread more
画像入りの警告表示義務化に差止命令|米国のタバコ問題 「警告:タバコは生命を奪うことがある。」こんな警告文とともに胸に大きな手術痕のある男性死体の写真・・・。 米食品医薬品局(FDA)は、2009年に成立したタバコ規正法に基づいて、タバコのパッケージの半分以上に画像入りの警告表示を載せるようメーカーに義務付けよう準備作業を進めていましたが、このたび米連邦地裁は、これを差し止める仮処分決定… トラックバック:0 コメント:0 2011年11月10日 続きを読むread more
タバコに画像入り警告表示|アメリカのニュースから <ニュースから> ●「喫煙で死ぬことがあります」…米でキツイ警告 米食品医薬品局(FDA)は21日、たばこの包装に新たに掲載を義務づける警告文のデザイン9種類を発表した。 「喫煙で死ぬことがあります」という警告文と胸に大きな手術痕がある遺体の写真、「たばこは脳卒中や心臓病を引き起こします」の警告文と呼吸器をつけてあえぐ男性の写真な… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月22日 続きを読むread more
禁煙政策お国振り|中国と英国のニュースから 禁煙は世界の流れ、公共の場所での喫煙を防止し、公衆の健康を守る取り組みが各国で進められています。とはいっても、その進展ぶりは、国によって多種多様。ちょうど、中国と英国で、実に対照的なニュースがありました。 読み比べて、さて、日本の禁煙進展度は、どのあたりでしょうか。英国と中国の、どちらに近いのでしょう。 ●中国では5月から禁煙法… トラックバック:0 コメント:0 2011年03月26日 続きを読むread more
懇親会で未成年者が飲酒|飲酒許容年齢 忘年会に引き続き、今度は新年会の季節。大勢が集まる席では、つい相手かまわず酒を勧めてしまいがちですが・・・。警察学校の懇親会で未成年者飲酒のニュースが今日の新聞に乗っていました。やれやれ。 <ニュースから> ●京都警察学校懇親会で19歳飲酒 教官「気付かず」 京都府警察学校の懇親会で昨年11月、警察官として昨春採用され研修中の… トラックバック:0 コメント:1 2011年01月06日 続きを読むread more
薬物もクスリもアルコールと一緒はダメ クリスマスから新年にかけて飲酒の機会が増える季節に、英国オクスフォードシャー州の薬物アルコール・アクション・チーム(Oxfordshire DAAT)は、ドラッグとアルコール併用の危険性を啓発するキャンペーンをやっているそうです。3匹のハリネズミをキャラクターにしたポスターやコースターを配布し、You Tubeでアニメーションを提供して… トラックバック:0 コメント:1 2010年12月28日 続きを読むread more
飲み会と急性アルコール中毒 <ニュースから> ●18歳女子大生が急性アル中死 京都精華大、学内100人で飲み会 京都精華大学(京都市左京区)の芸術学部1年の女子学生(18)が先月、学内での飲み会で体調を崩して意識不明となり、急性アルコール中毒で死亡していたことが6日、大学関係者への取材でわかった。 大学側によると、この学生は、先月26日午後6時ごろから、学… トラックバック:0 コメント:4 2010年12月07日 続きを読むread more
最も危険なドラッグはアルコール|英国の研究から アメリカの中間選挙の陰で、先週、報道されていた地味なニュースが気になっていました。 英国のナット教授がランセット誌に発表した新しい論文によると、アルコール・薬物の害を科学的に評価して格付けしたところ、ヘロインやコカインをしのいで、最も有害なドラッグはアルコールという結果が示されたということです。 週末に、ランセット誌の論文になんとか… トラックバック:0 コメント:3 2010年11月07日 続きを読むread more
カフェイン入りアルコール飲料|アメリカで警戒情報 先日、アメリカのワシントン州で、パーティ会場にいた女子大生9人が、急性中毒を起こして病院に搬送され、飲み物に薬物が混入されたのではないかと報じられていました。このたび、いま若者に人気のFour Lokoというカフェイン入りアルコール飲料が中毒症状の原因だったと発表され、あらためてこの種の飲料の安全性が話題になっています。 Four… トラックバック:0 コメント:0 2010年10月26日 続きを読むread more
娘の85.7%がお父さんタバコやめて|製薬会社の調査から 父の日を前に、製薬会社のファイザーが、父娘600組1200人のタバコに対する意識調査の結果を発表しました。調査の対象は、喫煙習慣のある父親とその娘300組600人と、喫煙習慣のない父親とその娘300組600人の合計600組1200人。 喫煙者の父親を持つ娘のほとんど(85.7%)が「吸ってほしくない」と考えていること。また、喫煙する父… トラックバック:0 コメント:0 2010年06月22日 続きを読むread more
少年期の飲酒、大麻が及ぼす影響とは|オランダの薬物政策転換の背景 中高生の喫煙、飲酒と薬物乱用の関係について、いろいろな角度から考えています。中高生の喫煙、飲酒、薬物乱用は、少年期の心身の発達、能力や社会性の成長を脅かす深刻な問題です。 さて、2009年は大麻規制政策をめぐる議論が世界中で沸き起こりましたが、そのなかで、繰り返し、少年層への影響について語られてきたことが、私にとっては印象的でした。英… トラックバック:0 コメント:1 2010年02月24日 続きを読むread more
中高生の喫煙と大麻|大阪府警の分析から 中高生の喫煙に関するニュースが続きました。今日は、中高生の喫煙と大麻乱用とのつながりを感じさせる、大阪府警の分析報告が伝えられています。産経新聞からちょっと長い記事を紹介します。 <ニュースから> ●大麻事件摘発の少年「たばこの延長で…」 大阪府警調書分析 たばこの延長で大麻に手を出し、仲間とのしがらみでやめられなくなる-。大… トラックバック:0 コメント:2 2010年02月23日 続きを読むread more
毎月22日は禁煙の日|少年の喫煙防止 昨日の新聞各紙に、ニコチン依存の記事が載っていました。日本循環器学会や日本癌学会などでつくる「禁煙推進学術ネットワーク」は、今月から毎月22日を「禁煙の日」とすることにしたと、記事は伝えています。 <ニュースから> ●20代喫煙者 7割が依存症 治療の保険適用 大半が基準外 喫煙は、がんや心臓病の原因となるほか、自分ではたばこ… トラックバック:2 コメント:0 2010年02月23日 続きを読むread more
日本の中高生は大丈夫?|モニタリング・ザ・フューチャー調査2009 欧米では、学齢の少年を対象にした薬物乱用の実態調査研究がよく行われています。ほとんどの場合、薬物乱用を開始するのが少年期であり、また薬物を使い始める時期が早いほどその後の影響が大きいことが知られているため、少年期の薬物問題に強い関心が寄せられているからです。 そのひとつ、日本の中高生に当たるアメリカの生徒を対象にしたモニタリング・ザ・… トラックバック:2 コメント:1 2010年01月12日 続きを読むread more
キャンディやフルーツ風味のタバコ販売禁止2|アメリカの話題から 他の話題で中断してしまっていた、キャンディやフルーツ風味のタバコについて、続けます。前述したように、FDAは今アメリカ人の喫煙削減に取り組んでいますが、そのなかで青少年の喫煙防止が重要な課題となっています。研究では、成人喫煙者の約90%はティーンエイジャーの時期に喫煙を始めていることが示されていますが、若者の歓心をひきるける風味つきタバ… トラックバック:0 コメント:5 2009年11月09日 続きを読むread more
キャンディやフルーツ風味のタバコ販売禁止1|アメリカの話題から アメリカ合衆国の食品医薬品局(FDA; Food and Drug Administration)が、インターネット上で販売する業者に対して、「キャンディ、フルーツ、クローブ風味のタバコ」の販売を停止するよう警告を発したというニュースが使えられました。記事によれば、こうしたタバコは、とくに若者にアピールしており、新たな喫煙人口を生み出す… トラックバック:1 コメント:7 2009年11月07日 続きを読むread more
急性アルコール中毒|薬物による中毒死5 薬物による急性中毒で、圧倒的に多いのは急性アルコール中毒です。東京だけで年間1万人から1万5000人が、急性アルコール中毒で救急搬送されているのです。 正確にいうと、東京消防庁の発表によると、同庁管内の急性アルコール中毒による救急搬送人員は、平成19年では12,532人。もっとも多い月は12月、曜日別では土曜日。年代別でみると、20歳… トラックバック:1 コメント:0 2009年09月05日 続きを読むread more
タバコと薬物のどちらが害が大きいか|世界薬物報告書2009年版3 前述したように、ポルトガルでは、個人的使用目的での少量の薬物所持に対して、刑事罰を科すことをやめました。ただし、決して薬物を解禁したわけではなく、薬物の所持は法で禁じられているのですが、違反者に対して刑事手続きで対処して拘禁刑を科すかわりに、行政手続きの下で、治療や罰金などが命じられるのです。この政策によって、依存者が治療を受けやすくな… トラックバック:1 コメント:3 2009年07月07日 続きを読むread more
酒とたばこメーカーの責任|酒とたばこの話 散歩がてらに、郊外のビール工場を見学してきました。連休とあって、家族で工場見学をする人たちも多く、小学生くらいのお子さんもたくさんみかけました。 そこで、ふと気になったのが、未成年者飲酒防止や健康影響のこと。 未成年の見学者や、マイカーを運転してきた人たちへはアルコールの試飲をさせない配慮はされていますが、飲酒運転防止のメッセージは… トラックバック:0 コメント:0 2009年05月04日 続きを読むread more
未成年者の年齢確認|酒とたばこの話 「この商品は年齢確認が必要です。」コンビニのレジで、いきなりアナウンスが響き渡って、たばこを買おうとしていた男性客が思わず手を引っ込めました。「新しいシステムが入ったんです。」と若い店員がすまなそうに言っています。 なるほど、これはいいシステムです。年齢を偽ってたばこを買おうとする高校生は、きっと出鼻をくじかれることでしょう。 … トラックバック:0 コメント:2 2009年05月02日 続きを読むread more
ネガティブ・キャンペーン|酒とたばこの話 台湾から戻ったばかりの知人が、珍しいたばこを持っていました。台湾で普通に売っているマルボロだそうです。 近年、たばこパッケージにこのようなネガティブ広告を載せることを義務付ける国がでてきました。上の台湾のパッケージは、どちらかといえば控えめなほう。国によっては、たばこで真っ黒になった肺、真っ黒でぼろぼろの歯ならび、手足を失った人の… トラックバック:0 コメント:0 2009年04月22日 続きを読むread more
大学生の飲酒・喫煙|酒とたばこの話 大学では新入生を迎える季節。今年は、新入生向けに薬物乱用防止教育を取り入れる大学が増えているようです。 ところで、酒とたばこについて、大学での指導はどんな風になっているのでしょうか。大学生でも成人する前は、飲酒、喫煙はご法度なのですから、薬物乱用問題は、まず飲酒・喫煙に関する教育からスタートする正攻法も取り入れてみるべきではないでしょ… トラックバック:0 コメント:2 2009年04月16日 続きを読むread more
未成年者の飲酒・喫煙の現状|酒とたばこの話 未成年者の飲酒、喫煙を禁じているのが、未成年者飲酒禁止法と未成年者喫煙禁止法です。ふたつの法律は、それぞれの第1条に、 満二十年ニ至ラサル者ハ酒類ヲ飲用スルコトヲ得ス 満二十年ニ至ラサル者ハ煙草ヲ喫スルコトヲ得ス と、未成年者が飲酒、喫煙することを禁止していますが、しかし、法に違反して飲酒または喫煙した未成年者に対する処罰を定め… トラックバック:0 コメント:0 2009年04月13日 続きを読むread more