テーマ:薬物密輸・密売

メキシコでカルテル首領を逮捕、日本の覚せい剤密輸への影響は

この週末、アメリカのメディアはメキシコでの逮捕劇を大きく報じていました。米DEAとメキシコ海兵隊の共同作戦によって逮捕されたのは、メキシコで最大勢力となっているシナロア・カルテルの首領ホアキン・グスマン。米国に流入する薬物の多くを手中におさめ、ヨーロッパをはじめ世界の薬物密流通を支配するといわれる巨大組織の首領をついに追い詰めた成果に、…
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アジアから世界へ、日本の覚せい剤調達圏の変化

先日発表された税関の報告書(下記参照①)は、わが国の密売市場に出回る、覚せい剤の変化をはっきりと示しているようです。2001年ころからおよそ10年にわたってわが国に出回る覚せい剤が少ない時期が続きましたが、この縮小の10年を経て、覚せい剤の密輸経路が大きく変化しているのです。 環境変化や取り締まり強化によって、覚せい剤不足に追い詰めら…
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覚せい剤密輸摘発が13年ぶりの高水準|税関の2013年レポート

2013年の税関による密輸取り締まり実績が、発表されました。ここ数年増え続けていた覚せい剤などの密輸摘発が、件数、押収量とも昨年はいちだんと増加、不正薬物の押収量が1トンを上回るという深刻な状況が明らかになりました。 <ニュースから>***** ●不正薬物1トン超押収=9年ぶり、大口化の傾向-13年税関 財務省は18日、201…
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コイン精米所が密売人の隠し場所に

覚せい剤密売人が隠し場所に選んだのは、スーパーマーケットの駐車場に設けられたコイン精米所でした。多くの人が出入りするスーパーマーケットという日常的な場所が、覚せい剤取引に使われていた意外さに驚かれる方も多いでしょう。 でも、適度に人が出入りする場所ほど、密売人にとっては好都合な取引スポットになるのです。 <ニュースから>****…
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中国広東省で覚せい剤密造村の一斉捜索

お正月モードですっかり気が緩んでいたところへ、中国発のニュースが舞い込んできました。広東省沿岸部に位置する、人口14000人の小さな村で、警察官ら3千人を動員し、ヘリコプターや高速艇も駆り出して、ものものしい一斉捜索が行われたということです。捜索を受けた陸豊市博社村は、覚せい剤密造地として悪名高い村だったとか。 <ニュースから>*…
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スーパー・カルテル|コカインの世界戦略4

現在、コロンビアのコカインを支配している組織の実態は、きわめて見えにくくなっています。とはいえ、巨額の資金の流れ、無造作に使い捨てられる高価な飛行機や潜水艇、そして数トンのコカインを運ぶ密輸船、こうしたコマをつなぎ合わせると、浮かび上がってくるのは豊富な資金力を持つ巨大組織の存在です。 最近、米国機関の捜査によって明らかになった、コロ…
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コロンビア組織|コカインの世界戦略3

国連薬物犯罪事務所の資料によれば、世界のコカインの総市場は約850億ドル。この膨大な市場を支配し、想像を絶する収益をあげているといわれるのが、コロンビア系の薬物犯罪組織です。世界に名をはせた巨大カルテルが崩壊して以来、コカインをめぐって薬物組織間の競争が激化し、集合離散が繰り返されているため、その実態はますます把握しにくくなっているとい…
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アンデス3か国|コカインの世界戦略2

●アンデス山地でのコカ栽培 コカインの原料はコカ葉、アンデスの産地に自生する低灌木の葉で、古くからこの地域では民間薬や健康増進薬として、コカの葉を噛む習慣があったといいます。 戦前には、日本占領下の台湾や、ドイツが占領していたジャワでコカが栽培され、日本やドイツの製薬会社がコカインを生産したこともありますが、現在では、この植物の栽培…
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南太平洋拠点|コカインの世界戦略1

三浦半島に漂着した120キロのコカインが気になって、この数日、いろいろと資料を読み漁っていました。11月21日付の記事でも書いたように、このコカインの出所は、これまでわが国に密輸されたものと、違う気がしてならないのです。 あれこれ思い巡らしていたところへ、オーストラリアの新聞の記事が目につきました。 「薬物カルテルは、南太平洋を…
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フロリダの海岸でもコカイン漂着が続いているようだ

横須賀、葉山の海岸に120キロものコカインが漂着して私たちを驚かせましたが、米フロリダ州でも、今年5月以来、各地の海岸にしばしばコカインが漂着して、話題になっているようです。 下のビデオは、フロリダ州ジャクソンビルの地元テレビ局News 4 Jaxが伝えたニュースで、今年10月9日付のもの。この地域の海岸のあちこちで漂着したコカイ…
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コインロッカーがイラン人密売組織の金庫

実に久しぶりに、イラン人密売組織に関するニュースです。逮捕された密売人が保管していたのは、覚せい剤約1.5キロと、売上金とみられる現金約3,000万円。大掛かりな密売組織が金庫代わりに使っていたのは、横浜市街地のコインロッカーでした。 <ニュースから>***** ●コインロッカーに覚せい剤1キロ、容疑のイラン国籍の男再逮捕/横浜…
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横須賀など海岸にコカイン120キロが漂着

海岸に漂着したリュックサックなどから見つかったのは、大量のコカイン。これまでに横須賀や葉山の海岸などで発見されたコカインは、合わせて120キログラムに及ぶといいます。 <ニュースから>***** ●<コカイン漂着>横須賀の海岸に 末端価格48億円相当 神奈川県警は21日、同県横須賀市長井の海岸にコカイン約80キロが打ち上げられ…
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中国で日本人が拘束、覚せい剤3キロとの情報も

またしても中国で、日本人が拘束されました。見つかったのは、覚せい剤3キロとの報道もあります。薬物密輸に対して非常に厳しい姿勢で臨む中国、仮に有罪となれば、死刑が言い渡されるおそれもあります。 中国では、2010年に相次いで4人の日本人に対して死刑が執行されましたが、その後も、中国で拘束される日本人は絶えません。 <ニュースから>…
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第1審で無罪の輸入事件の最高裁決定、高裁の逆転有罪判決を支持

10月23日午前加筆***** 最高裁HPに本決定の全文が搭載されました。 平成25年10月21日 第一小法廷決定 平成24年(あ)第724号 覚せい剤取締法違反,関税法違反被告事件 http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20131023092307.pdf ***** 2011年、千葉地…
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米で大型薬物密売サイトを摘発|インターネットと薬物密売

ユーザーのアクセス経路が追跡されないようTORネットワークでIPアドレスを匿名化し、ネット上の仮想通貨ビットコインで取引するという、闇サイト「シルクロード」を米FBIが摘発し、サイト運営者を逮捕していたというニュースが流れています。 この闇サイトは、国際的な薬物掲示板でのチャットを通じて、世界中に広まり、世界各国から多くのユーザーが登…
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覚せい剤輸入事件、大阪地裁で2被告人に無罪|全面無罪事件のまとめ

先週末、大阪地裁は、裁判員裁判として審理されていた覚せい剤輸入事件で、手配役と実行役(運搬役)として起訴されていた2人の被告人に対して、それぞれ無罪を言い渡しました。平成21年5月に裁判員制度が導入されて以来、覚せい剤輸入事件で全面無罪を言い渡された被告人は、これで15人になりました。 下記に、現時点でのまとめを載せました。今回の大阪…
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宅配便の発送・受取りにIDカード|中国広東省

身分証明書で身元を明らかにしなければ、宅配貨物便や郵送貨物の発送・受取りはお断り。中国広東省で、こんな新制度が導入されるそうです。英文ニュースChina Dailyによると、とりあえず恵州市、珠海市で今年年末までに導入のうえ、省内全域で実施される予定だということです。 新制度導入の目的は、薬物取引の取り締まりのため。 中国、広東…
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紅茶パックに覚せい剤6.7キロ、インド発の密輸を摘発

メキシコ、アフリカ、ヨーロッパ・・・文字通り世界中から日本の空港へ向けて、覚せい剤が送り込まれてくるなかでも、インド発の覚せい剤密輸とは、ちょっと珍しいケースです。 いかにもインド発らしく、紅茶パックを用いて、しかも相当に手の込んだ擬装を施した密輸とは。もしかすると、覚せい剤の密輸ルートに新たな中継拠点が生まれているのかもしれません。…
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変わる密輸ルート|ヘロインを語る2

国連薬物犯罪事務所は、世界の主要なけし栽培地域の観測や、各地での押収データなどに基づいて、世界のヘロイン需給状況に関して、毎年、精密な推計を発表しています。このデータによると、世界中の薬物市場に供給されているヘロインの総量は、年間430~450トンと推定されています。最大の生産地域はアフガニスタンで、年間380トンがヘロインまたはモルヒ…
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成田空港でヘロインの飲み込み密輸を摘発

ヘロインの塊47個、重量にして約700グラムを体内に飲み込んで、南アフリカから成田へ到着した運び屋が逮捕され、起訴されました。 <ニュースから>***** <麻薬取締法違反>ヘロインのんで密輸容疑、南ア運び屋逮捕 708グラム、4250万円 体内にヘロインをのみ込んで密輸したとして、東京税関成田税関支署などは9日、南アフリカ共…
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名古屋港で船員らによる覚せい剤密輸を摘発

6月中旬、名古屋港に入港した外国からの貨物船に隠して、覚せい剤約10キロを密輸した船員と、これを受け取った2人(いずれも外国人)が逮捕されました。 貨物船などの船員による薬物密輸、防止対策が整った近年では減少傾向にありますが、いまだ連綿と続いているパターンのひとつです。 <ニュースから>***** ●覚醒剤密輸で中国人ら3人逮…
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2004年のMDMA密輸事件、犯罪人引渡で元米兵が日本へ

名前だけは聞いていたけれど、これまで特に注意を払ったことのない犯罪人引渡条約。日本と米国の間で締結されているこの条約によって、麻薬密輸事件の米国人被疑者が日本に引き渡されるそうです。 <ニュースから>***** 元米兵、日本に引き渡しへ 犯罪人条約で初、麻薬容疑 米軍の「軍事郵便」を使って末端価格で約2億円相当の合成麻薬などを…
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フロリダ沖でコカイン運搬船を捕獲

今日のCNNニュースは、米沿岸警備隊が、7月14日、フロリダ沖でコカインを積んだ高速艇を捕獲したと伝えています。 <ニュースから>**** 高速艇が積んでいたのは1トンを超える大量のコカイン、アメリカでの末端価格にして3500万ドル(約35億円)相当になるといいます。 この海域では、今月上旬にも、コスタリカから積み出された約5…
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メキシコ/US国境の密輸摘発にも財政難のかげ

メキシコと国境を接するテキサス州、国境をまたいで伸びる主要国道は、大量の物資と人を運ぶ大動脈であると同時に、麻薬密輸の幹線道路でもあります。 ここブルックス郡では、国境警備隊がメキシコから密輸される麻薬類に目を光らせ、連日密輸事犯を摘発していますが、ところがせっかく摘発した密輸犯の多くが、合衆国での刑事手続きを経ないまま、メキシコへ送…
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ゴールデントライアングルが活発化|グローバル化する覚せい剤

経済発展の夜明けを迎えようとしているミャンマーから、最近は、明るいニュースが届いていますが、少数民族が暮らす奥地には、いまだ情勢不安定な地域も多いといわれます。ゴールデントライアングルの本拠地といわれるシャン州もそうした地域のひとつ。 あへん、ヘロインの生産地として、また近年ではメタンフェタミン(覚せい剤)の密造地として知られるゴール…
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覚せい剤輸入事件、大阪、東京で相次いで無罪

5月28日には東京地裁で、そして29日には大阪地裁で、覚せい剤輸入事件の裁判員裁判で無罪判決が出ました。裁判員裁判で、覚せい剤輸入事件に全面無罪判決が出たのは、この2件を加えるとすると、14件目になるはずです。 なお、東京の事件では、同時に審理された入管法違反事件(不法在留)で被告人は有罪となっているため、全面無罪事件としてカウントす…
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ナイジェリア・マフィア・3|グローバル化する覚せい剤

前回の記事から引き続き、世界の薬物流通のハブ基地となっている西アフリカ地域で暗躍する、ナイジェリアの薬物犯罪組織、俗にナイジェリア・マフィアと呼ばれるグループの実態を探っています。今回は、動き出した対策について。 ●取引のハブ基地にはびこる薬物乱用 西アフリカ地域が、世界の薬物流通のハブ基地としての機能を強化していくにつれ、この…
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ナイジェリア・マフィア・2|グローバル化する覚せい剤

アジア産のヘロインをアメリカへ、南米産のコカインをヨーロッパへ、そしてわが国やアジア諸国には覚せい剤(メタンフェタミン)を・・・。今や、世界の薬物流通のハブ基地となっている西アフリカ地域で暗躍する、ナイジェリアの薬物犯罪組織、俗にナイジェリア・マフィアと呼ばれるグループの実態を探っています。前回の記事からの続きです。 このグループが最…
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ナイジェリア・マフィア・1|グローバル化する覚せい剤

アジア産のヘロインをアメリカへ、南米産のコカインをヨーロッパへ、そしてわが国やアジア諸国には覚せい剤(メタンフェタミン)を・・・。西アフリカ、とりわけナイジェリアは、今や、世界の薬物生産地と消費地を結びつける、流通のハブ基地となってしまいました。 その流通を取り仕切っているのが、ナイジェリアの薬物犯罪組織、俗にナイジェリア・マフィアと…
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西アフリカは今や覚せい剤の生産地

まず、アルジャジーラの英語ニュースサイトに、今年4月に掲載されたビデオをご覧ください(下記参照①)。 ニュースは、ナイジェリアの最大都市ラゴスの近郊で、麻薬取締局がメタンフェタミン(覚せい剤)密造施設を摘発したと伝えています。百キロを超えるメタンフェタミンや原料化学品が押収され、密造にかかわっていた関係者が逮捕されましたが、そのなかに…
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