テーマ:薬物犯罪

2015年の薬物情勢が発表されました

警察庁が「平成2 7年における薬物・銃器情勢(確定値)」を発表しました。これは、全国の警察による2015年中の薬物犯罪に対する取り締まり活動の統計で、毎年この時期に発表されているものです(下記参照①)。 2015年の統計データからは、おおまかに次のようなトレンドを読み取ることができます。 ■大麻事犯の増加 危険ドラッグ市場が縮…
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なぜ減らない薬物事犯|犯罪統計2015年

先日、警察庁の犯罪統計の2015年分のデータが出揃い、発表されました(下記参照)。 今回の話題は、刑法犯認知件数の減少が続き、戦後最少となったこと。刑法犯のなかで数の多い窃盗は前年対比10%減、殺人(未遂を含む)は11.5%減で戦後最少をマークと、日本社会の安全度がまた一段と向上したようです。 ところがそのなかで、薬物事犯はむし…
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2010年の薬物事件検挙者・速報

警察による2010年の薬物事犯の状況が発表されました。これは、警察庁が犯罪統計資料として主要な罪名別の検挙・送致数を毎月発表しているもので、平成22年12月分の数字が新たに追加されて、ようやく平成22年のデータが出揃ったものです。覚せい剤取締法違反などの薬物事犯については、送致件数・送致人員として発表されています。 [出典] 政府統…
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薬物使用者と生活保護

不況のなかで生活保護の受給者が急激に増加し、2008年度の保護費の支給総額は約2兆7000億円にのぼり、国や自治体の財政負担が増しているとか。生活保護の見直しが議論される中で、薬物犯罪で逮捕される人たちへの支給が槍玉にあげられています。 <ニュースから> ●薬物事件:昨年の容疑者、3割が生活保護受給--あいりん地区 /大阪 府…
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尿検査と利尿剤|東京でアヤシイ薬局摘発

<ニュースから> 処方せんなしでバイアグラを販売していたとして、薬品店経営の女ら2人が警視庁に逮捕された。この店では、「薬物を使用したあとに飲めば陽性反応が出ない」などとうたって、利尿剤も違法に販売していた疑いも浮上している。 薬事法違反の疑いで逮捕された東京・豊島区の薬品の経営者と、韓国籍の容疑者は2010年4月、処方せんなしで6…
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平成22年上半期の薬物情勢を読む2

●薬物押収量が減った 今年上半期の統計で、もっとも目立っているのは、薬物押収量が大幅に減少していることです。もちろん、薬物押収量は増減が大きいのが常で、船舶を利用した密輸事件などで数百キロという大量押収があれば、その期間の押収量が一気に跳ね上がるわけですから、短期的な増減にあまりこだわる必要はないのですが、それにしても、今年上半期の落…
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覚せい剤問題の概略

警察庁発表の『平成22年上半期の薬物・銃器情勢(暫定値)』について、これまでの傾向とほとんど変化していませんと書いたので、これまでの傾向を概略します。 日本で乱用されている薬物の代表が,覚せい剤です。わが国の薬物といえば覚せい剤で,薬物問題といわれる場合は多くは覚せい剤の問題です。 覚せい剤乱用にはこれまでに大きな山が3つあった…
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平成22年上半期の薬物情勢を読む1

警察庁が毎年発表している薬物・銃器情勢資料の、今年上半期の統計が、昨日、発表されました。 [参照] ■警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課編『平成22年上半期の薬物・銃器情勢(暫定値)』 警察庁>http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakujyuu/yakujyuu1…
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続・犯罪が減っている|外国の情報から

前回の記事で、日本の犯罪が8年連続で減少していることに触れました。ところで、犯罪が減っているのは日本だけなのでしょうか。少し気になったので、外国の事情について簡単に調べてみたら、へぇ、イギリスでも、ニューヨークでも、ロサンゼルスでも、犯罪の減少が話題になっています。 世界的な景気後退による犯罪増加が危惧されている時期に、なぜか、先進国…
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日本の犯罪が減っている|警察庁の犯罪統計資料

警察庁が毎月発表している、犯罪統計資料の平成22年6月分の暫定値データが今日発表され、これで今年上半期の犯罪統計が出たことになります。近年、刑法犯が目に見えて減少していますが、今年上半期もさらに減少を続け、連続8年の減少となりました。 犯罪が減っている・・・私も実感しています。刑事弁護を引き受けることの多い弁護士の間でも、刑事事件の減…
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薬物乱用者の高齢化|アメリカの研究から

「薬物トリートメントの新規参加者中の高齢者の割合が劇的に増加している。」アメリカ合衆国の薬物問題研究機関のひとつSAMHSAが6月16日に発表した新しい研究結果が話題を呼んでいます。 その報道発表の概要を紹介します。 薬物やアルコールを使用してトリートメントを受けることになった参加者に関する、2008年の最新データでは、50歳以…
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芸能人と薬物乱用

芸能人の覚せい剤事件の裁判が話題になっています。欧米でも、芸能人やスポーツ選手などの薬物事件の話題が絶えませんね。 アメリカでは、4月下旬に、俳優のマイケル・ダグラスさんの息子が、薬物取引の罪で5年の拘禁刑の判決を受けたというニュースがありました。ダグラスさんは、最近のテレビショーで、息子への思いを改めて語ったそうです。 <ニュース…
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中国と覚せい剤問題2|国連薬物犯罪事務所の資料から

前回に引き続き、国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した『東南アジア、東アジア(および周辺地域)におけるATSの動向とパターン2009』から「地域別の概況Regional Overviews 」の中国に関する記事を参照しながら、中国の覚せい剤問題を概観してみましょう。該当部分は、同書の54~58ページです。 [出典] 2009 P…
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日本に薬物乱用者は何人いるのか?|乱用者数把握への試み

先週、読売新聞に小さな記事が出ていました。ほかの事に紛れて、この場で取り上げそびれていたので、少し古い話題ですが、あらためて。 <先週のニュース> ●大麻・覚せい剤など、276万人が経験か 大麻や覚せい剤などの違法薬物を使った経験がある人は2・9%で、日本全国では推計約276万人に上ることが、厚生労働省研究班(研究代表者=和田清・…
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熟年世代と薬物乱用

ミュージシャンが覚せい剤で逮捕されたニュースで、いろいろな方面から意見を求められたり、問い合わせを受けていますが、きまって59歳という被疑者の年齢が話題に上りました。「こんな年齢で覚せい剤やコカインなんて…?」と。 いえ、別に珍しくはありません。現に私が国選弁護人として受任したばかりの事件の当事者は49歳、最近担当した事件でも、50代…
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2009年の薬物情勢4|警察庁の資料から

警察庁が毎年発表している薬物・銃器情勢の平成21年版が、発表されたので、これに基づいて2009年の薬物犯罪の状況を整理しておきましょう。 [参照] 警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課編『平成2 1年中の薬物・銃器情勢 暫定値』 http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/y…
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2009年の薬物情勢3|警察庁の資料から

警察庁が毎年発表している薬物・銃器情勢の平成21年版が、発表されたので、これに基づいて2009年の薬物犯罪の状況を整理しておきましょう。 [参照] 警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課編『平成2 1年中の薬物・銃器情勢 暫定値』 http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/y…
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2009年の薬物情勢2|警察庁の資料から

警察庁が毎年発表している薬物・銃器情勢の平成21年版が、発表されたので、これに基づいて2009年の薬物犯罪の状況を整理しておきましょう。 [参照] 警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課編『平成2 1年中の薬物・銃器情勢 暫定値』 http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/y…
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2009年の薬物情勢1|警察庁の資料から

警察庁が毎年発表している薬物・銃器情勢の平成21年版が、今日発表されました。これは、全国の警察が平成21年中に取り扱った薬物犯罪の統計で、毎年2月ころに暫定値が発表され、その後4月ころに確定値として最終的な統計が発表されるものです。 警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課編『平成2 1年中の薬物・銃器情勢 暫定値』 http://…
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シンナー乱用期の終焉に向かって|少年非行等の概要その3

日本の若者の薬物乱用が変化していることをもっともストレートに示すのが、シンナー乱用に関するデータです。前回も述べたように、日本の薬物乱用は第二次大戦後からずっと、覚せい剤をけん引役として展開し、覚せい剤に手の届かない年少の少年たちにとっては、シンナーが最初の薬物として定着していました。 シンナー等有機溶剤の乱用は、昭和50年代後半がピ…
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中高生、大学生の薬物乱用の傾向|少年非行等の概要その2

警察庁生活安全局少年課「少年非行等の概要(平成21年1~12月)」を読みながら、少年の薬物乱用状況について考えています。 日本の若者の薬物乱用のスタイルが変わり始めている・・・。少年の薬物乱用に関するデータを見るたびに、私はその思いを強くします。 日本の薬物乱用は第二次大戦後からずっと、覚せい剤をけん引役として展開してきました。…
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少年が被害者になった薬物事件|少年非行等の概要その1

平成21年の犯罪統計に基づいて、警察庁の統計報告書がぼつぼつ出始めました。本日公表されたのは、警察庁生活安全局少年課の「少年非行等の概要(平成21年1~12月)」です。この資料は、昨年の少年非行と、少年を害する犯罪(いわゆる福祉犯)に関する統計と分析です。 今年の注目点は、児童ポルノや児童虐待など児童福祉犯罪。全国の警察が2009年に…
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2009年薬物事件の概況

2009年の犯罪統計がようやく出揃いました。警察庁は、『犯罪統計資料』として、主な犯罪の罪種ごとの検挙件数、検挙人員などを毎月発表していますが、昨年12月分の数字がようやく発表されて、2009年の年間統計が出揃いました。薬物事犯の検挙状況は、PDF版の39頁め「第8表 特別法犯 主要法令別 送致件数・人員 対前年比較」のなかにあります。…
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中高生の薬物実態調査、日米の比較|モニタリング・ザ・フューチャー調査2009

日本の中高生に当たるアメリカの生徒を対象にしたモニタリング・ザ・フューチャーの2009年調査について、続けます。 前回は、大麻など法律で禁止されている薬物を中心に、アメリカの中高生の乱用実態や意識をみてきました。高校生のおよそ半分が、卒業までに大麻などの薬物使用を経験しているアメリカの現状をみると、日本とは大きく違うことをあらためて認…
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大麻だけは右肩上がり|平成21年版犯罪白書から2

『平成21年版犯罪白書』を読みながら、最近の薬物犯罪の動向をまとめてみます。参照、引用するのは次の部分です。 法務総合研究所編『平成21年版犯罪白書』/第3編・各種犯罪者の動向と処遇/第3章・薬物犯罪者(110-117頁) 覚せい剤事犯の検挙が減少しているのと対照的に、大麻事犯が増加しています。白書は「大麻取締法違反の検挙人員は…
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薬物犯罪が変わってきた|平成21年版犯罪白書から1

待っていた『平成21年版犯罪白書』が届き、週末を使って読んでいます。今年の版では、「第7編・再犯防止施策の充実」が注目記事です。報道発表されたように、その第3章「窃盗・覚せい剤事犯に係る再犯の実態」では、再犯の特に多い窃盗と覚せい剤事犯について行った特別調査の詳細な報告があるので、この記事に期待していました。 さて、この特集に入る…
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「やめられない」を越えて|覚せい剤問題の新しい局面

平成21年版犯罪白書の概要が報道発表されたと、ニュースが伝えています。トピックは、再犯率の上昇。覚せい剤事犯者では、検挙者の57%が再犯者で占められたといいます。少し長い記事ですが、産経ニュースから。 <ニュースから> ●【犯罪白書】一般刑法犯と窃盗の再犯者率過去40年で最高 覚醒剤も高水準 法務省は13日、『平成21年版犯罪…
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警察庁が09年上半期の薬物情勢を発表

<大麻>逮捕・書類送検は2割増…過去最悪ペース 今年上半期(1~6月)に不法所持容疑などの大麻事犯で摘発されたのは1907件(前年同期比13.4%増)、逮捕・書類送検された人数は1446人(同21.3%増)で、いずれも通年で過去最多だった08年を上回るペースとなっていることが警察庁のまとめで分かった。覚せい剤事件の摘発は減ったものの、…
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大麻事犯だけが増加|2009年1-5月期の薬物事犯

薬物乱用の状況を知るデータをもうひとつ紹介しておきます。警察庁は、例年、薬物事犯の状況を半年ごとにまとめて公表していて、現在の最新版は『平成20年中の薬物・銃器情勢 確定値』。今年も8月ころには平成21年度上半期分の報告書が発表されるだろうと思います。 直近の動きを知るには、警察が扱う犯罪全体について今年1月からの暫定値の累計が毎月発…
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若者の薬物事犯 大麻で増加 覚せい剤では減少

警察庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課編「平成20年中の薬物・銃器情勢 暫定値」を読みながら、最近の薬物問題の実像について考えてみたいと思います。 警察庁HP http://www.npa.go.jp/index.htm 平成20年中の薬物・銃器情勢 http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutu…
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