ヨーロッパはメフェドロンを警戒|EMCDDAの記事から
3月17日加筆
カチノン類に属する化合物について、誤りがあることをたいへん具体的に教えてくださる方がありました。
指定薬物のPMMA(1-(4-メトキシフェニル)-N-メチルプロパン-2-アミン)をカチノン類として列記していましたが、これはカチノン類に属さないということですので、削除しました。
*****
ヨーロッパの薬物情報の中枢機関である欧州薬物及び薬物依存監視センターThe European Monitoring Centre for Drugs and Drug Addiction (EMCDDA)は、2月26日付で、メフェドロンに対する情報収集を開始すると発表しました。
EMCDDAはヨーロッパに出回る合成麻薬に対する監視機構を運用していますが、メフェドロンなどの合成カチノンの乱用拡大が報告されており、取締機関のユーロポールと共同で情報収集に当たり、年内に発表するということです。
[出典]
EMCDDA>EMCDDA and Europol step up information collection on mephedrone
http://www.emcdda.europa.eu/publications/drugnet/online/2010/69/article3
●メフェドロンとは
欧米で広まっている薬物のなかに、カートという植物があります。もともとアフリカ東部やアラビア半島に自生する植物で、欧米では、原形の植物や、乾燥した葉や茎を砕いたものが出回っています。カートにはアンフェタミンに似た中枢神経興奮作用があり、アフリカやアラビア半島から乱用が広まり、現在では、欧米でも相当量のカートが出回っています。
↑カート(生)DEAフォトライブラリーより
↑カート(乾燥)DEAフォトライブラリーより
カートには、カチノンなどの精神作用物質が含まれていますが、カチノン類の主なものは化学的に合成されており、乱用薬物に配合されて出回っています。また、合成カチノンの化学構造を部分的に組み替えた類似化合物(いわゆるデザイナードラッグ)も多数あります。
いまヨーロッパで問題になっているのは、合成カチノン類似の合成麻薬が、相次いで合法ドラッグとして出回っていること。上記のEMCDDAの発表によれば、すでに6種類の合成カチノン類が報告されているということです。
その代表例が、メフェドロンと呼ばれる合成薬物で、アンフェタミンに似た中枢神経興奮作用をもっています。英国では、アンフェタミンやコカインの合法版として、青少年を中心に広まっているといいます。
↑俗称 メフェドロン
4-メチルメトカチノン(4-MMC)
2-メチルアミノ-1-(4-メチルフェニル)プロパン-1-オン
指定薬物
↑通称 カチノン
2-アミノプロピオフェノン
麻薬
●カチノン類似薬物に対する日本での規制
日本では、カチノン類の主な薬物は、すでに麻薬や指定薬物として法規制の対象になっています。ヨーロッパでは「合法」として販売されているものがありますが、これを輸入したり販売したりする行為は、わが国では処罰の対象となります。麻薬の場合は譲渡、所持、使用などの違反も処罰されます。
[麻薬]
カチノン(2-アミノプロピオフェノン)
メトカチノン(2-(メチルアミノ)-1-フェニルプロパン-1-オン)
[指定薬物]
4-MMC(メフェドロン:2-メチルアミノ-1-(4-メチルフェニル)プロパン-1-オン)
エトカチノン(2-エチルアミノ-1-フェニルプロパン-1-オン)
●当サイト内関連情報
メフェドロンは指定薬物、輸入は禁止です|脱法ドラッグへの警告
http://33765910.at.webry.info/200912/article_14.html
脱法ドラッグのメフェドロンに警告情報|英国のニュースから
http://33765910.at.webry.info/200912/article_13.html
カチノン類に属する化合物について、誤りがあることをたいへん具体的に教えてくださる方がありました。
指定薬物のPMMA(1-(4-メトキシフェニル)-N-メチルプロパン-2-アミン)をカチノン類として列記していましたが、これはカチノン類に属さないということですので、削除しました。
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ヨーロッパの薬物情報の中枢機関である欧州薬物及び薬物依存監視センターThe European Monitoring Centre for Drugs and Drug Addiction (EMCDDA)は、2月26日付で、メフェドロンに対する情報収集を開始すると発表しました。
EMCDDAはヨーロッパに出回る合成麻薬に対する監視機構を運用していますが、メフェドロンなどの合成カチノンの乱用拡大が報告されており、取締機関のユーロポールと共同で情報収集に当たり、年内に発表するということです。
[出典]
EMCDDA>EMCDDA and Europol step up information collection on mephedrone
http://www.emcdda.europa.eu/publications/drugnet/online/2010/69/article3
●メフェドロンとは
欧米で広まっている薬物のなかに、カートという植物があります。もともとアフリカ東部やアラビア半島に自生する植物で、欧米では、原形の植物や、乾燥した葉や茎を砕いたものが出回っています。カートにはアンフェタミンに似た中枢神経興奮作用があり、アフリカやアラビア半島から乱用が広まり、現在では、欧米でも相当量のカートが出回っています。
↑カート(生)DEAフォトライブラリーより
↑カート(乾燥)DEAフォトライブラリーより
カートには、カチノンなどの精神作用物質が含まれていますが、カチノン類の主なものは化学的に合成されており、乱用薬物に配合されて出回っています。また、合成カチノンの化学構造を部分的に組み替えた類似化合物(いわゆるデザイナードラッグ)も多数あります。
いまヨーロッパで問題になっているのは、合成カチノン類似の合成麻薬が、相次いで合法ドラッグとして出回っていること。上記のEMCDDAの発表によれば、すでに6種類の合成カチノン類が報告されているということです。
その代表例が、メフェドロンと呼ばれる合成薬物で、アンフェタミンに似た中枢神経興奮作用をもっています。英国では、アンフェタミンやコカインの合法版として、青少年を中心に広まっているといいます。
↑俗称 メフェドロン
4-メチルメトカチノン(4-MMC)
2-メチルアミノ-1-(4-メチルフェニル)プロパン-1-オン
指定薬物
↑通称 カチノン
2-アミノプロピオフェノン
麻薬
●カチノン類似薬物に対する日本での規制
日本では、カチノン類の主な薬物は、すでに麻薬や指定薬物として法規制の対象になっています。ヨーロッパでは「合法」として販売されているものがありますが、これを輸入したり販売したりする行為は、わが国では処罰の対象となります。麻薬の場合は譲渡、所持、使用などの違反も処罰されます。
[麻薬]
カチノン(2-アミノプロピオフェノン)
メトカチノン(2-(メチルアミノ)-1-フェニルプロパン-1-オン)
[指定薬物]
4-MMC(メフェドロン:2-メチルアミノ-1-(4-メチルフェニル)プロパン-1-オン)
エトカチノン(2-エチルアミノ-1-フェニルプロパン-1-オン)
●当サイト内関連情報
メフェドロンは指定薬物、輸入は禁止です|脱法ドラッグへの警告
http://33765910.at.webry.info/200912/article_14.html
脱法ドラッグのメフェドロンに警告情報|英国のニュースから
http://33765910.at.webry.info/200912/article_13.html


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