遺すことば

私は、いま食道がん末期の病床についています。
昨年5月、胃に違和感を覚えて受けた検査で食道がんがみつかり、治療を開始して以来8か月、数えきれないほどの検査を重ね、様々な治療を試み、一時的に改善することもありましたが、がんの進行を抑え込むことはできず、今は8回目の入院中です。

この間に、社会では、薬物問題に関して多くの出来事があり、その都度、メディア関係の皆様から多数のご連絡を頂きましたが、体調が許さず、ごく一部しか対応できないことが重なりました。お話ししたいことは山ほどあるのですが、残念です。

世界は、いま、大きな変革期を迎えているようです。薬物問題というフィルターを通しても、社会の流れが様変わりしていることがひしひしと感じられます。
この数年、社会変化のダイナミズムを実感し、この重要な節目に居合わせた私たち世代が、記憶し、記録し、語り継いでいくべきことがあると思いながら、私は薬物問題に取り組んできました。

このブログでも、多くの話題を取り上げながら、断片的に語り散らしてきました。連載記事を書きかけたまま、中断してしまったものも多数あります。
長い闘病生活の末、体力も気力も衰えてしまっていますが、残された時間のなかで、少しでも、まとめをしておきたいと思います。

次の時代へ遺すことば、少しずつ、書いていきます。