英スーパーにコカイン入りバナナ

7月末、英国の大手スーパーマーケット、テスコのウォーキンガム店(ロンドンの西郊)に届いたバナナの箱から、なんとコカインの包みが発見されました。
流通センターから届いた商品を整理していた従業員が、バナナの下に隠されていた包みを見つけ、警察に通報したのですが、山積みされたバナナの箱の中に、赤いテープがついているものがあるのが目にとまり、箱を開いてみたのだといいます。
箱に隠されていたのは、コカイン1キロ入りのパックが5個、英国での末端価格にして、約100万ポンド(日本円ではおよそ1億7,400万円)相当になるそうです。

英国のニュースサイトによると、テスコ社は中南米各地の農場からバナナを大量に直輸入していて、その量は、週当たり25万箱に及ぶといいます。最も仕入流が多いのはコスタリカですが、この土地はコカイン密輸の積出し基地としても知られています。

ヨーロッパでは、同じような事件がこれまでにも起きていました。
今年5月、ドイツの食品スーパー・チェーンでは、ベルリン周辺の14店舗に配達されたバナナの箱から、合計386キロにのぼるコカインがみつかりました。ドイツの警察は、バナナの流通ルートに紛れ込ませて密輸されたコカイン入りの箱が、何かの手違いで食品スーパーに配達されてしまったものとみて、密輸グループの本来の届け先を割り出そうと捜査を進めているということです。
また、2014年1月にも、ベルリンの食品スーパーで、同じようにバナナの箱から140キロのコカインが見つかった事件があったとか。

中南米からヨーロッパへ、大量に輸出されるバナナの箱に紛れ込ませて、コカインを大量密輸するグループが暗躍しているようです。でも、思いがけない破たんが続いているところをみると、この密輸ルートに何か混乱が生じているのでしょうか。
そういえば、つい先日、台湾で、覚せい剤を仕込んで日本に出荷しようとしていた冷凍マグロが摘発され、日常的な食品輸入ルートに便乗した覚せい剤密輸の手口が注目されたところです。

消費のグローバル化で、様々な食品が大量に世界各地を駆け巡っています。定期的に大量に取引される輸入品のルートのどこかに、薬物密輸グループの手先が入り込んで、正規の商品に紛れ込ませて薬物を密輸する・・・、そんな手法で密輸されるケースも意外に多いのかもしれません。

[参照]
①7月末のバナナ事件の記事
Mirror Online/ Cocaine worth £1million found in box of bananas by stunned Tesco worker(26 JULY 2015)
http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/cocaine-worth-1million-found-box-6144305
②5月のバナナ事件の記事
The Guardian/ More than €15m of cocaine found in bananas sent to Berlin supermarkets( 4 May 2015)
http://www.theguardian.com/world/2015/may/04/more-than-15m-cocaine-bananas-berlin-aldi-supermarkets
③覚せい剤入り冷凍マグロ摘発の過去記事(当サイト内)
日本向け覚せい剤密輸ルート摘発|台湾(2015/07/23)
http://33765910.at.webry.info/201507/article_10.html

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