2014年上半期の薬物・銃器情勢が発表されました
9月25日、警察庁が、2014年上半期の薬物・銃器情勢(暫定値)を発表しました。今年は、危険ドラッグ関連の部分は、一足早く8月7日にすでに発表されていたのですが、これで通常の上半期分の統計が出そろいました。
今年1~6月の全薬物事犯の検挙人員は6,090 人と、昨年同期と比較してほぼ横ばい。大きなトレンドの変化は見られません。
[参照]
警察庁/平成26年上半期の薬物・銃器情勢(暫定値)
http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakujyuu/yakujyuu1/h26_1_yakujyuu_jousei.pdf
新聞報道は、覚せい剤事犯の検挙者に高齢化の傾向がみられるとして、「高齢化社会が進む一方、店舗やインターネット上で比較的安価に購入できる危険ドラッグに流れる若者が増えているのではないか」という担当者の分析を取り上げています。
[参照]
MSN産経ニュース「覚醒剤摘発者“高齢化”若年層は危険ドラッグに」2014.9.25 12:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140925/crm14092512000005-n1.htm
実際、覚せい剤事犯の高齢化は顕著です。1990年代末ころ「青少年の覚せい剤問題」が社会の関心を集めましたが、それから15年経った現在では、焦点は「中高年の覚せい剤問題」に移っているのです。高止まりしている中高年の覚せい剤乱用者を減らすための対策が今後の重要課題です。
いっぽう、覚せい剤検挙者減少の裏に、危険ドラッグへの移行の流れがあることは確かです。しかし、若年層の減少は、2000年ころから一貫して続いている動きであり、近年になって急拡大した危険ドラッグ市場の拡大だけで説明できるものではありません。若者の覚せい剤離れを促した様々な要因について、きちんと分析することは、今後の薬物問題解決へ重要な糸口の発見につながると思います。今のうちに、専門家の手でしっかり分析・評価しておきたいものです。
当ブログでは、2014年5月13日付「中高年の薬物問題」で、この点について詳しい解説を載せたので、ご参照ください。
[参照]
サイト内過去記事「中高年の薬物問題」2014/05/13
http://33765910.at.webry.info/201405/article_6.html
↑覚せい剤事犯検挙者の年齢構成
警察庁が発表した各年度の「薬物・銃器情勢」のデータに基づいて私がグラフ化したもの
ところで、「若年層が危険ドラッグに流れた」ことが、もっと直接的に現れているのが、実は大麻の検挙者データです。
2008年ころ、大麻事犯検挙者の急増が注目を集めたことがありました。欧米では大麻使用が圧倒的な率で広まっているなかで、日本の若者たちの間にも大麻への関心の高まりが懸念されてきたなかでのことでした。これに対して社会の反応は大きく、青少年の大麻乱用を抑え込もうと大麻乱用防止対策が講じられた結果、2010年には検挙者が減少に転じました。ここまでは、予期した動きです。
ところが2011年にもさらに検挙者は減少しました。今にして思えば、この減少は、危険ドラッグの拡大とぴったり重なっているではありませんか。大麻使用者の中核となっていた20歳代の若者を中心に、まさに「店舗やインターネット上で比較的安価に購入できる危険ドラッグに流れる若者が増えた」のです。
いわゆる「ハーブ」型の危険ドラッグは、もともとヨーロッパで「大麻の合法版」として青少年を中心に広まったものが、日本に伝えられ、2011年から12年にかけて全国で急速に広まったものです。当初は日本でも「大麻風」のイメージが濃厚で、最初にこれを広めたのは大麻使用経験のあるユーザーだったと思われます。
↑大麻事犯検挙者の年齢構成
警察庁が発表した各年度の「薬物・銃器情勢」のデータに基づいて私がグラフ化したもの
しかし、大麻検挙者の減少は短期で止まり、その後は低水準で安定しているところをみれば、大麻から乗り換えたユーザーは、それほど多いわけではなく、危険ドラッグ使用者のごく一部を占めているに過ぎないと思われます。
初期段階では、大麻からの乗り換えユーザーが中心だった危険ドラッグ市場は、やがて拡大するにつれ、薬物使用経験のごく浅い若年ユーザーを取り込み、さらに覚せい剤ユーザーをも巻き込みながら、急速にふくれあがっていきました。
しかし、危険ドラッグ市場もそろそろ大きな曲がり角にさしかかっています。急拡大した市場は、2012年半ばころをピークに縮小に向かい始めており、最近の徹底的な取締まりと乱用防止キャンペーンによって、若年層から順に、危険ドラッグから離れ始めているようです。
さて、危険ドラッグに見切りをつけたユーザーが、スムーズに薬物乱用から卒業してくれるのか、それとも覚せい剤や大麻に流れるのか、その後の流れが問題です。一人でも多く、薬物乱用から離れてくれるよう、治療や相談体制の充実を図っておかなくてはなりません。
今年1~6月の全薬物事犯の検挙人員は6,090 人と、昨年同期と比較してほぼ横ばい。大きなトレンドの変化は見られません。
[参照]
警察庁/平成26年上半期の薬物・銃器情勢(暫定値)
http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakujyuu/yakujyuu1/h26_1_yakujyuu_jousei.pdf
新聞報道は、覚せい剤事犯の検挙者に高齢化の傾向がみられるとして、「高齢化社会が進む一方、店舗やインターネット上で比較的安価に購入できる危険ドラッグに流れる若者が増えているのではないか」という担当者の分析を取り上げています。
[参照]
MSN産経ニュース「覚醒剤摘発者“高齢化”若年層は危険ドラッグに」2014.9.25 12:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140925/crm14092512000005-n1.htm
実際、覚せい剤事犯の高齢化は顕著です。1990年代末ころ「青少年の覚せい剤問題」が社会の関心を集めましたが、それから15年経った現在では、焦点は「中高年の覚せい剤問題」に移っているのです。高止まりしている中高年の覚せい剤乱用者を減らすための対策が今後の重要課題です。
いっぽう、覚せい剤検挙者減少の裏に、危険ドラッグへの移行の流れがあることは確かです。しかし、若年層の減少は、2000年ころから一貫して続いている動きであり、近年になって急拡大した危険ドラッグ市場の拡大だけで説明できるものではありません。若者の覚せい剤離れを促した様々な要因について、きちんと分析することは、今後の薬物問題解決へ重要な糸口の発見につながると思います。今のうちに、専門家の手でしっかり分析・評価しておきたいものです。
当ブログでは、2014年5月13日付「中高年の薬物問題」で、この点について詳しい解説を載せたので、ご参照ください。
[参照]
サイト内過去記事「中高年の薬物問題」2014/05/13
http://33765910.at.webry.info/201405/article_6.html
↑覚せい剤事犯検挙者の年齢構成
警察庁が発表した各年度の「薬物・銃器情勢」のデータに基づいて私がグラフ化したもの
ところで、「若年層が危険ドラッグに流れた」ことが、もっと直接的に現れているのが、実は大麻の検挙者データです。
2008年ころ、大麻事犯検挙者の急増が注目を集めたことがありました。欧米では大麻使用が圧倒的な率で広まっているなかで、日本の若者たちの間にも大麻への関心の高まりが懸念されてきたなかでのことでした。これに対して社会の反応は大きく、青少年の大麻乱用を抑え込もうと大麻乱用防止対策が講じられた結果、2010年には検挙者が減少に転じました。ここまでは、予期した動きです。
ところが2011年にもさらに検挙者は減少しました。今にして思えば、この減少は、危険ドラッグの拡大とぴったり重なっているではありませんか。大麻使用者の中核となっていた20歳代の若者を中心に、まさに「店舗やインターネット上で比較的安価に購入できる危険ドラッグに流れる若者が増えた」のです。
いわゆる「ハーブ」型の危険ドラッグは、もともとヨーロッパで「大麻の合法版」として青少年を中心に広まったものが、日本に伝えられ、2011年から12年にかけて全国で急速に広まったものです。当初は日本でも「大麻風」のイメージが濃厚で、最初にこれを広めたのは大麻使用経験のあるユーザーだったと思われます。
↑大麻事犯検挙者の年齢構成
警察庁が発表した各年度の「薬物・銃器情勢」のデータに基づいて私がグラフ化したもの
しかし、大麻検挙者の減少は短期で止まり、その後は低水準で安定しているところをみれば、大麻から乗り換えたユーザーは、それほど多いわけではなく、危険ドラッグ使用者のごく一部を占めているに過ぎないと思われます。
初期段階では、大麻からの乗り換えユーザーが中心だった危険ドラッグ市場は、やがて拡大するにつれ、薬物使用経験のごく浅い若年ユーザーを取り込み、さらに覚せい剤ユーザーをも巻き込みながら、急速にふくれあがっていきました。
しかし、危険ドラッグ市場もそろそろ大きな曲がり角にさしかかっています。急拡大した市場は、2012年半ばころをピークに縮小に向かい始めており、最近の徹底的な取締まりと乱用防止キャンペーンによって、若年層から順に、危険ドラッグから離れ始めているようです。
さて、危険ドラッグに見切りをつけたユーザーが、スムーズに薬物乱用から卒業してくれるのか、それとも覚せい剤や大麻に流れるのか、その後の流れが問題です。一人でも多く、薬物乱用から離れてくれるよう、治療や相談体制の充実を図っておかなくてはなりません。


この記事へのコメント
2016年の麻薬に関する単一条約での大麻非犯罪化の勧告も採決の咆哮で動いています。
平和憲法を守り明るく楽しい観光立国を創りましょう。
身分保障を得ていることが、大きな問題だと思うのです。
利用している事実を認めるべきです。
という事だと思います。
薬物問題の根底には、人を人として評価したくない体制側
の身勝手さがあると思うのです。
あるのですが、ウソのようでも事実が書かれていると思いました。男性の半分の賃金で男並みの仕事をしてくれと頼まれて無理矢理女性リーダーとして社内広報に掲載されてしまったことがあります。女性の人権について深く考え
させられる作品でした。
どこでも元気に体操してるというのも本当なんだって!
らしいです。竹馬に乗って団地のまわりを一周して喜んで
いましたよ。羞恥心とか低いほうでしょうね・・。
治療薬をつくらなくてはいけませんよね。
たちと糸電話で会話しようとしてタコ糸引っ張りまわして
ベランダの手すりに糸電話を設置しようとしてたよね!
単純だから元気なんだよ。
処方してはいけないのですよね?精神医療のありかたも
2020年に向けて改善するべきではないでしょうか。
いるからですよね。あの手この手で既得権益を守ろうと
しています。他人に悪事をするようにそそのかして屋根に
登ったら梯子外して知らんふりする爺さん婆さんがいるから若者は不幸になるのです。
ほとんどではないでしょうか?
目に見えるような暴力は使わず、風評被害で家族の絆を
引き裂くような巧妙なやり方なのです。
家族の会話を大切にして誰かの愛情を確認できればお金が
無くても幸せに暮らせると思います。
親子の間で、何気ない会話を持つことが国家を守ることに
なるのではないでしょうか。
飛び交っていたよね。親が勧める見合い話が嫌で逃げてきたとか・・いろいろ。住んでた家が芦屋と言っただけで
大騒ぎになってた。本当の事を言えないのは彼女のお爺さんが総理大臣の同僚だったからでしょう?
阪神淡路大震災で近所の人も居なくなって調べてもわからないんだよね。風船アイスの特許もどうして売らなければ
いけなかったのかな?常識的にはあり得ないよね。
それって何だか変だよ。アイスの特許で息子に家買って
あげれば同居しなくてもいいわけだしね。
何が悲しくて60歳過ぎてから終の棲家を売るわけよ?
臨月まじかで突然産まれてきたらしい。
本当の誕生日も知らないなんてそもそも地球人?
殴り合いの争奪戦って、ワザとらしくねえ?
赤いポータブルテレビまで貰ってたぞ。
ラブリーズだっけ。そんなに可愛いかな?
高学歴も低学歴もスーパーで買う食材はほぼ同じです。
学歴で身分制を敷きその身分を買うために大金が必要だからです。そのカラクリを見破り世論を形成していくことが
大事だと思います。
搾取して濡れ衣を着せるような経営者はとても多いもんね。バブルの頃でも優雅なフリーターなんてほとんど
いなかったんだけどドラマで印象操作されていたんだ。
活躍したので寸志を人の2倍も貰ってしまったことから
給料も2倍あるのではないか?という憶測が流れていたよね。突き抜けなければ生きていけない境遇なんだね。
思えます。価値観の大転換をしましょう。
みんなが真実の情報を得てから議論はなされるべき!
思います。日本はエリート集団です。
観光 技術 サービス などいろんな分野で
新しいビジネスを構築できます。
それもできませんよね。
すべての国民の幸福を守れるような政策を考えましょう。
そのためには、教育の自由化や事業の民営化など
思い切った改革が必要ではないでしょうか。
強きを助け弱きを挫くタイプの人ばかりが
出世してしまうのは本当なのかもしれません。
ケネディ大統領と角栄さんを重ねてしまうのは
この私だけでしょうか?憲法改正反対!
日本にサイレントテロが起きていると考えれば憲法改正は
とても危ないことなのです。現場で起きている真実の情報
をみんなで共有しましょう。
挑発に乗らないで済みます。
笑顔で新しい年を迎えましょうね♪
前原官吏が生きていたら竹刀振り回して怒ると思うよ。
真実の情報を共有して民主主義を守ろう!5月18日
今は芸術的トイレ文化を世界にアピールするとか、女性も元気になれる安全で爽やかな歓楽街を発展させることだけを国民全員で考えるべきだと思います。
どこの国とも仲良くして観光を国の基幹産業にしよう。
それが一番安全です。70年後の光り輝く日本のために
挑発にのらないということが大事ですよね。