米国医師会の決議に業界は反発|エナジードリンク問題

米国医師会は、18歳以下に対するエナジードリンクの広告禁止策を支持するという声明を出しました。これは、先週末からシカゴで開催されていた米国医師会の代議員会で、投票により決議されたものです。
6月18日付、ロイターのニュースから紹介します(下記参照①)。

<ニュースの要点>*****
ニュース記事は、米国医師会委員の医師による声明を次のように伝えています。
「エナジードリンクは多量かつ過剰なカフェインを含有しており、心臓の問題など若年層の健康問題につながる恐れがあり、企業がこれら製品をティーンエイジャーに販売することを禁じるのは、我々がアメリカの子どもを守るためにとることのできる常識的な行動である。」(下記参照①より、私訳)
*****

業界は、この動きに反発を示しているといいます。エナジードリンクは縮小傾向にある炭酸飲料市場で注目を集めているヒット商品群で、いまや大手飲料メーカーも次々に参入している成長市場です。
ロイターの記事は、米国ビバレッジ協会は、米国医師会の決議に失望を表明したと伝えています。

<ニュースの要点>*****
米国ビバレッジ協会の広報担当による声明を、ニュースは次のように伝えています。
「エナジードリンクのほとんどは、同じ量のコーヒー店のコーヒーの半分ほどのカフェインしか含有していない。また、エナジードリンクの有力メーカーは、自発的に、カフェインの総量(あらゆる原料に含まれる)をパッケージに表示し、この製品は子どもや妊産婦、カフェインに敏感な人の飲用を意図(または推奨)していないことを表示している。」(下記参照①より、私訳)
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ところで、今回の会議で米国医師会は、肥満を疾病として認めることを決議し、その医学的治療に前向きに取り組むという決議をしています。かねてから指摘されている飲料やスナック菓子と肥満との関係についても、ますます議論が沸騰することでしょう。
子どもも大人も大好きな飲料や食品の世界にも、いよいよ「健康」という視点からの見直しが、迫られているようです。

[参照]
①ロイターのニュース
Reuters>U.S. doctor group supports ban on marketing energy drinks to kids(Jun 18, 2013)
http://www.reuters.com/article/2013/06/18/ama-energydrinks-idUSL2N0EU22120130618
②関連するサイト内過去記事
■米国医師会が声を上げるか|エナジードリンク問題(2013/06/15)
http://33765910.at.webry.info/201306/article_8.html
■エナジードリンク|米国でカフェイン添加食品をめぐる騒動(2013/05/09)
http://33765910.at.webry.info/201305/article_5.html
■エナジー食品|カフェイン入り食品と副作用(2013/04/30)
http://33765910.at.webry.info/201304/article_16.html
■エナジードリンクとカフェインの副作用(2013/03/22)
http://33765910.at.webry.info/201303/article_12.html
■カフェイン入りアルコール飲料|アメリカで警戒情報(2010/10/26)
http://33765910.at.webry.info/201010/article_19.html

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