ゴールデントライアングルが活発化|グローバル化する覚せい剤

経済発展の夜明けを迎えようとしているミャンマーから、最近は、明るいニュースが届いていますが、少数民族が暮らす奥地には、いまだ情勢不安定な地域も多いといわれます。ゴールデントライアングルの本拠地といわれるシャン州もそうした地域のひとつ。
あへん、ヘロインの生産地として、また近年ではメタンフェタミン(覚せい剤)の密造地として知られるゴールデントライアングルでは、どうやら、薬物活動が活発化している模様です。

国境をはさんでシャン州と向き合うのは、中国の南西部に位置する雲南省です。この地域は、いわばゴールデントライアングルの中国側の玄関口に当たり、シャン州で生み出されるヘロインやメタンフェタミンが中国の巨大市場に流入する場所として、中国の薬物対策の最前線といわれてきました。

その雲南省で、薬物の押収が急増していると、中国のニュースが伝えています(下記参照①)。
6月18日、雲南省の省都昆明の警察が発表したところによると、今年1月から5月末までの5か月間に、警察当局が逮捕した薬物密輸事犯は8,000人を超え、押収した薬物の総量は9.22トンに及んだといいます。前年同期と比較して、逮捕人員は12.7%の増加、押収量は実に23%の大幅な増加です。また、同期間内に警察が押収した薬物密造原料は、370.6トンに上ります。
記事によれば、同省では、2012年の年間の薬物押収総量は15.8トン、種類別で最も多かったのはメタンフェタミン(覚せい剤)で9.45トン、これは中国全土での年間押収量の60%に当たります。第2位はヘロインで5.6トン、中国全土での年間押収量の76%が雲南省で摘発されています。
押収量の急増に対処するために、警察は、国境地域での監視を強化するとともに、薬物の密造、運搬などの取締りを強化しているということです。

そういえば、タイでもメタンフェタミンの大型押収のニュースが続いています。今年3月には、首都バンコクのアパートで約450万錠のメタンフェタミン錠剤と、60キロの結晶型メタンフェタミン(日本で密売される覚せい剤と同じタイプ)が押収されたと報じられましたが、これはミャンマーから国境を越えて密輸されたものだといわれます(下記参照②)。

①中国雲南省での薬物押収のニュース
Xinhuanet >SW China province seizes 9.2 tonnes of drugs(2013-06-19 )
http://news.xinhuanet.com/english/china/2013-06/19/c_132467962.htm
②タイでのメタンフェタミン押収のニュース
Jakarta Post>Thai police seize record 4.49 million meth tablets(May 21 2013)
http://www.thejakartapost.com/news/2013/05/21/thai-police-seize-record-449-million-meth-tablets.html

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