新規指定は合成カンナビノイド10種、カチノン類5種など

この秋に新たに指定薬物として規制対象に追加される物質が、ようやく今日、パブリックコメントの案として公表されました。
一般からの意見募集の締め切りは10月3日、その後10月上旬に省令を公布、11月上旬には施行され、新規17種が指定薬物として規制対象になります。

さて、今回指定される予定の17種の内容に目を通して、あらためて、すでに規制された薬物の類似薬物(アナログ)の氾濫ぶりを確認することになりました。これまでに脱法ドラッグ市場に出回り、すでに麻薬や指定薬物に指定されて市場から退場した薬物が、ほんの少しだけ形を変えて、新たに登場しているのです。
今回指定される予定の17種を似たもの順に並べてみました。番号は、整理のために私が勝手にふったもので、厚労省の発表した資料とは異なっています。

● 合成カンナビノイド
今回は、一気に10種の合成カンナビノイドが規制対象に指定されますが、その半数は、世界の脱法ハーブ市場に最初に出回ったJWH-018とよく似た化学構造のものです(表の1~5番)。
さらに、化学構造の細部がほんの少し違うだけという類似薬物(アナログ)が、次々に登場しているという現象も、いよいよ明らかになってきました。表には、近年登場し、既に規制されたアナログも、気づいた範囲で記載しました。
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●カチノン類
指定が遅れ気味だったカチノン類が、5種まとめて指定されます。いずれも、覚せい剤やコカインに似た中枢神経興奮作用のある薬物で、欧米では「バスソルト」として販売されているものです。わが国では、液状や粉末状の脱法ドラッグとして販売されていますが、最近では、乾燥植物片にこうした薬物を添加したものを「ハーブ」として販売している例もあります。
このグループでも、よく似た化学構造のアナログが、手を変え品を変えて登場しています。
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● その他
表の16番は覚せい剤によく似た物質、17番は2Cグループの新顔薬物でしょうか。
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[参照]
パブリックコメント「薬事法第二条第十四項に規定する指定薬物及び同法第七十六条の四に規定する医療等の用途を定める省令の一部を改正する省令」(案)に関する意見募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495120200&Mode=0

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