インターネットで覚せい剤密売|2ちゃんねる

2ちゃんねる関連の報道が続くなか、5月上旬には、覚醒剤を販売するとの虚偽の書き込みをしたとして逮捕、の報道があったのに続き、今度は、ほんものの密売事件が摘発されたというニュースです。

<ニュースから>*****
●「2ちゃん」に覚醒剤密売広告 売り上げ数千万円?
インターネット掲示板「2ちゃんねる」に広告を出して客を募り、覚醒剤を販売したなどとして、九州厚生局麻薬取締部は、覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡など)の疑いで、千葉県船橋市・・・無職、S容疑者(37)・・・ら男女5人を逮捕した。同部によると、いずれも容疑を認めているという。
同部は5人が数千万円を売り上げていたとみて、入手経路を調べる。福岡地検はすでに全員を同罪で起訴している。(中略)
関係者によると、5人はインターネット上で戦ったり、アイテムを売買したりするオンラインゲームを通じて知り合った。2ちゃんねる上では覚醒剤を意味する「アイス」や「氷」などの隠語を使用。「覚醒剤1グラムで3万円」なら「アイス 1 3万」などと記した密売広告を出し、複数のメールアドレスを使って購入希望者と連絡を取り合っていた。覚醒剤は宅配便で客に送るなどしていた。
産経新聞 5月31日(木)21時36分配信
*****

●インターネットで薬物密売、書き込み者らの検挙が増加
警察庁が発表した「平成23年中の薬物・銃器情勢(確定値)」によると、平成23年中では、インターネットを利用した薬物密売事犯として31事件が検挙されました。
この31事件で検挙されたのは
・サイトへの書き込み者ら55 人
インターネットに広告を書き込んで薬物の密売を行った者は、普通は、営利目的での所持や譲渡事件として逮捕されることになります。さらに昨年は、実際に薬物を所持していない場合にも、薬物広告の禁止違反、麻薬等特例法のあおり・そそのかし犯として逮捕されたケースがありました。
・インターネットを利用した薬物購入者83 人
薬物の密売事件では、ほぼすべてのケースで、密売人の検挙とともに、薬物を購入した側も逮捕されています。売買のために接触した購入者のほか、密売人の携帯電話やメモなどから丹念な捜査を行い、購入者を割り出すことも珍しくありません。私は最近の事件をみていて、近年では、警察はこうした地道な捜査に力をいれていると感じています。
画像

↑インターネットを利用した薬物密売事犯の検挙状況
下記参照資料27ページより転載

インターネット上の犯罪は、匿名性が高く犯人の検挙が難しいといわれますが、薬物密売の広告だけは、別物です。インターネットに書き込まれる広告は匿名でも、密売人が顧客の注文を受けるためには、直接コンタクトしなければならず、必ず、携帯アドレスなど直接連絡の取れる手段を提供することになります。捜査員がこれをたどれば、間違いなく犯人にたどり着くというわけです。インターネット上の掲示板など、不特定多数が閲覧する場は、捜査員の監視が集中する場でもあるのです。

ちなみに、昨年は、密売関連事犯(営利犯のうち所持、譲渡及び譲受をいう)での検挙人員は549人。インターネット利用の密売事犯が占める割合は、約7%とわずかなものに過ぎませんが、子どもたちなど多くの人の目に触れる場に、薬物密売の書き込みがされているのですから、その波及効果は無視できません。
インターネットを安全・安心な空間にしたいと願っておられる皆さん、薬物密売広告をみかけたら、ぜひインターネット・ホットラインセンターへ通報メールを。
http://www.internethotline.jp/

[参照資料]
警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課編「平成23年中の薬物・銃器情勢(確定値)」、2012年4月

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