ボーイング社軍用機工場で37人検挙|米国の処方薬問題

9月29日、FBIとDEAが、米国フィラデルフィア郊外にある、ボーイング社の軍用のヘリコプター製造工場を家宅捜査し、同社の従業員ら37人が、処方薬の売買に関与したとして検挙されました。社内調査によって、職場内部で処方薬の売買が行われていることを察知した会社側が、当局に通報し、4年間にわたる内偵捜査を経て、大量検挙となったものです。
AP通信社発の記事(米abcニュース掲載)などを参照しながら、この事件の概要を紹介します。

<ニュースの概要>*****
ペンシルベニア州リドリーパークにあるボーイング社の工場は、5400人が働き、H-47チヌーク・ヘリコプターや、V-22オスプレイなどの軍用機を製造しています。
検挙された37人は、1人を除き、この工場の従業員または元従業員です。うち23人は処方薬の不法な販売で起訴され、また14人は、同僚が販売する処方薬を入手しようとしたとして、軽罪(罰金刑)で検挙されました。DEAは徹底したおとり捜査を展開し、捜査協力者に対して処方薬を売った人や、捜査協力者から処方薬を買った人を順に逮捕してきました。ただし、捜査協力者が売った薬は、市販の処方薬そっくりに作ったニセモノだったということです。
工場内部で売買されていた処方薬は、フェンタニル、オキシコドン、アルプラゾラム、ブプレノルフィンなど。捜査当局の担当者によれば、これは組織的な犯行ではなく、個々の不法行為の寄せ集めだろうといいます。
ボーイング社は、内部調査によって、工場内部で薬物関連の不法行為が行われている疑いが浮上したため、同社から当局に通報し、従業員の安全や製品の品質を守るために、連邦当局による徹底した捜査を求め、捜査に協力してきたといいます。同社では「薬物やアルコールの影響下にあるという疑いのある従業員は、薬物・アルコール検査を受ける」とコメントしています。
2008年には、この工場で製造ラインの一部が停止する事故が2回起きていますが、捜査に当った連邦検察官は、今回の逮捕は、2008年にこの工場で発生した事故と関係はないと思われると発言しています。
*****

[参照]
①abc NEWS
■Dozens Arrested in Drug Raid at Pa. Boeing Plant (AP)( September 29, 2011)
http://abcnews.go.com/US/wireStory/dozens-arrested-drug-raid-pa-boeing-plant-14632909
②DEAの報道発表
■More Than Two Dozen Boeing Employees Arrested in Drug Sting(September 29, 2011)
http://www.justice.gov/dea/pubs/states/newsrel/2011/phila092911.html

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 5

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック