危機のいま、あやしげな薬効をうたう商品販売が横行

福島原発問題が深刻化するにつれ、被ばく関連の健康効果をうたった、なにやら妙な商品の露出が目立っています。そんな例のひとつを警視庁が摘発したと、ニュースは伝えています。

<ニュースから>
●薬事法違反:「体内被ばくに効く」と偽り天然鉱物販売
福島第1原発事故に便乗し、天然鉱物である「ゼオライト」を体内被ばくに効く医薬品として販売したとして警視庁生活環境課は5日、いずれも神戸市灘区宮山町1の健康食品販売業の容疑者と従業員を薬事法違反(医薬品の無許可販売など)容疑で逮捕した。東日本大震災が起きた3月11日以降、東京や福島などの1000人以上にネット販売し総額2400万円を売り上げたとみられる。
(略)容疑者らは08年以降、米国から輸入したゼオライトを「Design for Life」などの社名で販売。震災後にネットで「体内の放射性物質を吸着し排せつする」と宣伝し始めたが、生活環境課は「医学的、科学的根拠は確認されていない」としている(記事の抜粋・当事者の氏名等を省略)。
毎日jp>毎日新聞 2011年4月5日 12時57分
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110405k0000e040080000c.html

●目に余る悪質商法が横行、ぜひ指針を示すこともお願いします
大気中に放射性物質が拡散、高濃度汚染水が流出・・・そんなニュースが流れるたびに、被ばくやヨウ素に関連した、ありとあらゆる商品やウワサが飛び交っていくようです。この数日だけでも、放射性物質対策商品を買ったという人に何人か出会いました。
外歩きが多い営業員の男性は、「福島の方へ出張するんで、ヨウ素剤とかいうのをネットで買ってみましたよ」といい、情緒不安定気味のある女性は、放射性物質を除去するとうたう高価な浄水器を予約したといいます。OAメンテナンスの男性も、ウワサのうがい薬を飲んだそうです。ご親切に、新陳代謝を促進するというサプリメントを届けようと申し出てくださった方もあります。

とりわけインターネット上には、このところ目に余る???の宣伝があふれています。医薬品とまぎらわしい薬効をうたった商品、根拠のはっきりしない効能をうたっているらしい売り方、そして医薬品の無許可販売に当たるのではないかと思われる例も、あちこちで見受けられます。
平和な社会なら、笑って済ませることのできそうなものが多いのですが、出口の見えない危機感が広がっている現在では、こうした売り方の悪質さは罪作りでもあり、予期しない健康被害の心配さえありそうです。
捜査機関の皆さん、悪質な業者を摘発することも、社会に対する重要なメッセージですが、もうひとつ、危機に便乗する悪質な商売の事例を掲げて、消費者に慎重な選択を呼びかけ、薬事法違反事件を防止することにも、ぜひ取り組んでください。

ちなみに、我が家は本日、茨城県産の白菜をたっぷりいただきました。ま、放射性ヨウ素の影響が心配な年齢でもありませんので。

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この記事へのコメント

チャンドラ母ちゃん
2011年04月08日 10:36
あらゆる病気は大麻で治ります。これはすでに世界基準で認められている事実であり、受け入れていないのは日本くらいです。

そして、大麻はラリッてナンボ、ブリってナンボです。合法化を唱える者がラリッてなくてどうするんでしょうか。Twitterで「ラリッてる人と一緒にされたくない」とかそれに同意する呟きとかありますが、そんな志の低い人とはこっちこそ一緒にされたくありません。

みんな、大麻でブリブリ&日本ラテン化計画を推進しよう!
太郎
2011年04月08日 20:17
その通り。
日本のマリファナマーチもみんなブリブリで行こうぜ。
まぁ大麻政策が前進するためには理解者が政治家になるのが一番の近道だと思うな。
yeppuni
2011年04月13日 02:59
PiHKAL・TiHKALの著書で有名なアレクサンダー・シュルギン博士は、メラトニンの項目でまさにこの問題を指摘しています。
メラトニンは日本では医薬品扱いで簡単に入手できませんが(わたしは薬事監督証明を提出して輸入しました)、米国では簡単に手に入ります。サプリメントとして、生物学的な作用閾値以下の容量の錠剤、つまり全く活性のないラムネ同様の錠剤が、堂々と睡眠改善サプリとして売られているのです。シュルギン博士は痛烈にこの状況を批判します。「知識を持った上で精神活性物質をレクリエーショナルユーズで使うことを薬物乱用というのではない。知識のない人に疑似科学的宣伝で効果もない薬物を商業的意図で売りつける、こういうのをまさに薬物の"乱用"というのだ」と。
わたしも全く同感です。科学的には「医学の名の乱用」年か言いようがない、よく言って「宗教」悪く言えば「妄想」であるホメオパシーに国費を使いつつ、東京都の試験でも厚労省の試験でも「生物活性はあるが、神経毒性はない」と結論づけられた物質を「それでもレクリエーショナルユースはすべて乱用」という非科学的定義で、麻薬に指定するだけの根拠がないから指定薬物に指定する、そして人民の物質使用の選択肢を奪う。
こういう政策が、疑似科学を増長させているとしか思えないのです。

「指定薬物」
病気になっても この利権のための規制
わたしは決して許さない
いつになっても 許すまい
科学に対する 敵だから
by イェップニ

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