飲み会と急性アルコール中毒

<ニュースから>
●18歳女子大生が急性アル中死 京都精華大、学内100人で飲み会 
京都精華大学(京都市左京区)の芸術学部1年の女子学生(18)が先月、学内での飲み会で体調を崩して意識不明となり、急性アルコール中毒で死亡していたことが6日、大学関係者への取材でわかった。
大学側によると、この学生は、先月26日午後6時ごろから、学内で開かれた約100人規模の飲み会に参加して飲酒。
約9時間半後の27日午前3時半ごろに体調が急変し、意識がなくなった。約15分後、病院へ向かう救急車内で死亡が確認された。死因は急性アルコール中毒だったという。
大学側によると、一気飲みの強要などはなかったとしている。他にも約25人の未成年学生がいたという。
坪内成晃学長は「大学としての指導や管理が十分でなかったと責任を痛感している。ご遺族や学生に申し訳ない」とコメント。大学側は、学内での飲酒を禁止して、未成年の飲酒禁止を徹底するとしている。
msn産経新聞(2010.12.6 14:14)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101206/crm1012061416016-n1.htm

●大学生は、アルコール危険年代
2009年中に急性アルコール中毒で救急搬送された人は、東京都だけでも約9500人にのぼります。単純に割り算するなら、毎晩、東京のどこかで26人がアルコールによる急性中毒を起こして、救急車で運ばれていることになります。
年代別にみると、圧倒的に多いのが20歳代で、全体の半数以上を未成年と20歳代が占めています。つまり、大学生はアルコール急性中毒の危険年代にあたるわけです。2009年に東京で救急搬送された20歳代約4500人になかにも、きっとかなりの大学生が含まれていたことでしょう。
大学生が大麻や覚せい剤で逮捕されたとなると、世間も大学も大騒ぎ。でも、考えてみれば、飲酒トラブルのほうがはるかに多く発生しているはずです。しかも、ときにはいたましい死亡事故も起きています。
このブログでも紹介したように、最近英国で「最も危険なドラッグはアルコール」という研究報告が発表されました。覚せい剤や大麻使用と比べてはるかに多くの若者が飲酒していることから、アルコールが使用者本人や社会に及ぼす害は、他の薬物をしのいでいると、この研究は結論づけています。(参照http://33765910.at.webry.info/201011/article_4.html
大学関係者の皆さん、大学生への薬物乱用防止対策、アルコールの問題から取り組みを始めることを考えていただけませんか。身近なアルコールの問題を取り上げることで、若者にとって、飲酒や薬物乱用がどんな問題をもたらし、どんな危険があるのか、もっと実感をもって考えることができるようになるはずです。
[データ]東京消防庁 広報テーマ 2010年12月号
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/camp/2010/201012/camp2.html
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↑東京消防庁 広報テーマ 2010年12月号より
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↑東京消防庁 広報テーマ 2010年12月号より

■12月8日画像追加■
東京消防庁の広報資料に、わかりやすいグラフがあったので、紹介しようと準備していましたが、画像処理の不具合で、貼り付けが出来ませんでした。復旧したので、グラフを追加しました。

●未成年者の飲酒はなぜ問題なのか、脳科学から
飲酒や薬物摂取は、未成年者にとってとくに危険が大きいといわれます。最近、脳の科学的な探求が進んだことで、薬物やアルコールと脳との関係がかなり明らかになってきたようで、未成年者と飲酒・薬物使用の問題に関しても、医学的な根拠が具体的に示されるようになってきました。私は、アメリカの公的研究機関NIDAが提供する報告書を読んで、「なるほど」と感じ入っていますが、残念ながら脳科学や医学の話は私にとって難解で、なかなか、わかりやすく紹介することができないというジレンマを感じていたものです。
たまたま、今日のニュースに触発されて、アルコール問題の資料を検索していたら、なんと、ビール会社のHPで、未成年者の脳と飲酒の影響をわかりやすく説明してくれているものがみつかりました。成長期にある脳が、過度の飲酒などにさらされることで、身体や思考にいろんな影響が生じることが、わかりやすく科学的に説明されています。

薬物でも、同じことが起きているのです。成長期の脳は成人よりもはるかに影響を受けやすいため、とくに成長期の薬物使用は、その後の人生に及ぼす影響が大きいといわれます。
ぜひ、下記のサイトをご覧になってください。
[参照]
キリンビール>しない、させない・・・問題飲酒>
●未成年者の飲酒がいけない理由1~3 
http://www.kirin.co.jp/about/knowledge/problem_1_2a.html



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この記事へのコメント

シンジケート
2010年12月08日 08:09
ドラッグとは何か?
合法だから害はない、あるいは少ない。
違法だから有害、あるいは害が大きい。
合法か違法かなんて国の都合によるもの。
知っている者でも、国民は捕まるリスクより、健康のリスクを選択した。
こういう選択を取らざるを得ないのは、国の薬物政策が杜撰な証拠なためである。

マニュアルお子様日本人は、自分で考えることをしない。
昨今の脱法ドラッグは、成分がかなりエスカレートしてきた。
近々重大な事故が起こる予感がする。
日本人はドラッグの使い方がへたくそだ。
酒の飲み方も知らない。
隣で酔っ払ってる子の酒を薄めたり、水を勧めたりする人がいないのも異常だ。
人が酩酊してるのを見て楽しがる人間。これ幸いにセックスを企てる男。
海外で世界中の人間とドラッグをする場合にはそれなりの作法があった。
きのこの場合には、熟練者が必ずなビーゲートしてくれたし。
大麻の場合には、よい体験が出来るようにセットとセッティングにこだわった。
そして重要なのは、ストレス解消ではなく、愉しむ為のドラッグだった。
アルコールは酩酊するためのドラッグではなく、美味しい料理を食べながら、美味しいお酒を飲み、そこで語らうためのものだ。
脱法ドラッグは、本物の大麻やMDMAのように楽しむためのものではなく、酩酊するためのドラッグになってきている。
時代の要請でもある。
酩酊の極致は、ヘロインとメタンフェタミンだ。
上手に使える人間がいるとしたら、現実に何の不満もない人間だけかもしれない。

ヂャンドラ
2010年12月10日 14:00
私が学生の頃は酒の代わりに大麻パーティーが普通だったので、こんな事件も起きなかったんですけどね。
早く今の大学生も、ばれない上手なやり方のもと、大麻でブリブリ脳内お花畑になって日本ラテン化計画を手伝ってもらいたいものです。
スーパーキノコ
2010年12月16日 17:15
悲しくなります。
飲酒による家庭内暴力、運転事故
ニュースでも連日報道されているはずなのに、テレビのCMは今でも酒を飲め飲めとアピール。
今では二日酔いしないというドリンクまで出てきて更に飲めと・・・
いつになったらみんな気づくのでしょうか
今から忘年会・新年会のシーズン。大切な人だけでも守ってあげられないものか
トーリス・ガリ
2010年12月25日 16:12
これから沢山の絵を描くのを楽しみにしていたのに、許せないです!
大学生は大人だから善悪の判断くらいはつくだろうと思っていたけれど、人は群れると思考が幼稚になるのでしょう。自分が今後子供ができてもこれでは安心して大学に行かせることができません。

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