カフェイン入りアルコール飲料|アメリカで警戒情報

先日、アメリカのワシントン州で、パーティ会場にいた女子大生9人が、急性中毒を起こして病院に搬送され、飲み物に薬物が混入されたのではないかと報じられていました。このたび、いま若者に人気のFour Lokoというカフェイン入りアルコール飲料が中毒症状の原因だったと発表され、あらためてこの種の飲料の安全性が話題になっています。

Four Lokoは、グレープやレモネード、クランベリーなどのフルーツ風味のアルコール飲料で、1缶2.50ドル(約200円)と手ごろな価格で、アメリカの若者に広まっています。ところが、このドリンクは「液体コカイン」などとも呼ばれる、カフェイン添加のアルコール飲料で、12%の強いアルコール(ビールは普通4~5%)とともに、かなりの量のカフェインを含んでいます。
Four Lokoなどのカフェインを添加したアルコール飲料が、急速に若者に広まるにつれて、その危険性を指摘する声も高まっています。高濃度のアルコールとカフェインの組み合わせが、特有の危険性につながるというのです。
専門家は、強いカフェインの作用が酔いの感覚を抑えるため、つい飲みすぎてしまい、カフェインの作用が薄れるとともに、急激に酔いがまわって、危険な状態になることがあると指摘しています。アルコールの抑制作用と、カフェインの興奮作用を同時に味わうというスリリングな気分がたまらないというファンもあるようですが。
[参照]
■CBSニュース>High-Alcohol Caffeine Drink Caused Student ODs(Oct. 25, 2010)
http://www.cbsnews.com/stories/2010/10/25/national/main6990079.shtml?tag=mncol;lst;7
■ CBSニュース>Four Loko: Is New Party Brew "Liquid Cocaine?"(June 17, 2010)
http://www.cbsnews.com/stories/2010/06/17/health/main6592444.shtml?source=related_story&tag=related

私は、上記のCBSニュースで、カフェイン添加のアルコール飲料というものをはじめて知りました。ニュースに添えられた写真には、まるで炭酸飲料のようにカラフルな缶入り飲料が写っています。ま、私が愛飲しているレモン味のチューハイも、見た目は同じようなものですが。
この無害そうなドリンクが、アメリカでいま「液体コカイン」とまで批判され、問題になっていると知って、関連情報をいろいろと読み漁ってみました。なるほど、大学生を中心に、オーバードゥズで病院搬送されたといった事故が続き、18州の司法長官が連名で、これら飲料の危険性を訴える意見書をFDAに提出し、多数の医師や科学者が賛同しているということです。
研究によると、カフェインなどの興奮剤はアルコールの酔いを一時的に抑えるので、結果としてアルコールの過量摂取による急性中毒を起こしやすく、またアルコールに起因する暴力、性的暴行、交通事故、時には自殺を増加させることになるといいます。
米国食品医薬品局(FDA)は、昨年11月に、カフェイン入りアルコール飲料の安全性および適法性について検討すると発表しています。
FDAによると、従来、カフェインはコーラタイプのソフトドリンクで100万分の200以下の添加が認められているが、アルコール飲料での添加は承認されていない。
[参照]
FDA>FDA To Look Into Safety of Caffeinated Alcoholic Beverages(報道発表Nov. 13, 2009)
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm190427.htm

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