レイブ禁止ではなく、薬物持ち込みを禁止するために

須磨海岸の麻薬事件を受けて、神戸市は、再発防止に向けて、専門チームを立ち上げ対応策の協議に入ると、今日の産経ニュース兵庫版が報じています。

<ニュースから>
●須磨海岸の麻薬事件受け、神戸市が専門チーム 規制など検討 兵庫
「事件直後、市は、シーズン中の音楽イベントを中止するよう業者の組合に申し入れたが、18~24日までの間、自主的に中止された音楽イベントは1件にとどまっているという。・・・・・・市みなと総局は、“ダンスホール”化した海の家について、風俗営業に該当する可能性を示唆。海岸は都市計画法上『風致地区』に当たり風俗営業店舗の設置が禁じられているうえ、風俗営業に該当すれば事前の届け出が必要となるため、風営法に抵触するかどうかの検討も進めるという。専門チームは、法律面からも協議を進め、規制の可否などを検討する予定。市は『全てのイベントが悪いわけではないので、許可制の是非などを考えたい』としている。」
Msn産経ニュース・兵庫(2010.8.25 02:12)
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/hyogo/100825/hyg1008250215000-n1.htm

●禁止ではなく、薬物を持込ませない体制づくり
夏のリゾート地でのイベントでは、薬物を持ち込む若者に対する対策が、たしかに重要です。でも、薬物乱用の温床になりやすいからといって、せっかくのイベントを中止したり、禁止したりすることが、果たして適切な対策でしょうか。

リゾート地での大型フェスティバルが目白押しの英国では、近年、会場内外での薬物取締りが大々的に行われるようになってきました。準備段階から主催者側と警察が連携して、「薬物を持ち込ませない体制作り」に当っていることが、最近の特徴のようです。
また、警察はイベント会場に大量の警察官を投入して取締りを行い、会場内で薬物使用に及ぶ若者に対して、警告手続きをとります(英国では、少量の薬物所持に対しては逮捕ではなく、警告という手続きがとられることが多い)。地域によっては、麻薬犬を伴った警察官が会場を巡回することもあるとか。
こうした取り組みが効を奏したのか、この夏の英国では、フェスティバルでの薬物問題はあまり起きていないようです。もっとも「45,000人を動員するGlobal Gathering festivalでは、200人を超える警察官が取り締まりに当たったが、薬物所持警告処分が435件、薬物販売容疑での逮捕者が40人(BBCニュース2010年7月27日Festival sees 435 drug cautions)。」と報じられているように、薬物違反者は相変わらず多いようですが。

英国の報道から読み取ると、フェスティバルから薬物を排除する対策として、次のような取り組みがおこなわれているようです。
①薬物(脱法ドラッグも含む)の持込に関して、主催者側が明確なルールを定める
②企画段階から、主催者と警察が連携して薬物対策に取り組む
③会場スタッフに対して薬物警戒の訓練をする
④警察官が会場内外で薬物取り締まりに当る

英国と違い日本では、薬物を持参してイベントに出かける若者は、まだほんのひとにぎりです。会場内の監視が行き届き、警察官が巡回するだけで、薬物持参の連中はさっさと退散することでしょう。
ダンスも音楽も大いに結構。若者が集まるイベントは、地域活性化のために重要です。むやみに禁止するのではなく、薬物を持ち込ませない体制を固めて、夏を盛り上げてほしいものです。

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この記事へのコメント

トーリス・ガリ
2010年12月21日 01:39
なんか海水浴場のイベントが薬物常習者と売人をおびき出して一網打尽にするための警察の取り締まり大作戦に見えちゃってる感じです。
私は海水浴なんて大人になってから一度もやってないですが、夏のビーチに来る人って一時の快楽を求めてやって来る人だけじゃないですか。

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