急性アルコール中毒|薬物による中毒死5

薬物による急性中毒で、圧倒的に多いのは急性アルコール中毒です。東京だけで年間1万人から1万5000人が、急性アルコール中毒で救急搬送されているのです。
正確にいうと、東京消防庁の発表によると、同庁管内の急性アルコール中毒による救急搬送人員は、平成19年では12,532人。もっとも多い月は12月、曜日別では土曜日。年代別でみると、20歳代が最も多く、全体の47%を占めています。
東京消防庁>安心・安全>救急アドバイス>急性アルコール中毒に注意!
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/2008-2130-6/year-end_data.html#4

酒類に含まれるアルコールを摂取すると、血液の循環で脳に達し、脳を麻痺させます。酔いとは、アルコールによって生じる、脳のマヒ状態のことなのです。
酔いのレベルは、血液中のアルコール濃度に対応しており、ほろ酔い→酩酊→泥酔→昏睡と進みます。血中アルコール濃度が0.41%を超えると、麻痺は脳幹・脊髄から延髄にまで及び、呼吸が抑制されて死亡する危険が大きくなります。

イッキ飲み防止を呼びかけるASKのサイトから、酔いの4段階をわかりやすく示した部分を引用します。
1、気持ちがほぐれる 「ほろ酔い」
アルコールの作用で大脳新皮質がマヒし理性の抑制がはずれる。気分がほぐれ、リラックスしている。いい気分なので飲酒運転に注意しなければならない。脳のマヒはすでに始まっている状態だ。
2、足元がふらつく 「酩酊」
大脳辺縁系にマヒが及んで「酔っぱらい」状態になる。同じ話を繰り返す、となりの人にからむ、ロレツが回らない、足元がふらつくなどになってきたら、飲むのはストップ。周りも止めるようにしよう。
3、酔いつぶれる 「泥酔」
大脳全体にマヒが広がり、脳幹や脊髄にも及び始める。ぐったり「酔いつぶれ」た状態。吐いたものを気管に詰まらせて窒息する危険がある。絶対一人にしない。誰かが付き添って病院へ連れて行くこと。
4、何をしても起きない 「昏睡→死」
ついにマヒが脳幹・脊髄から呼吸中枢のある延髄に至る。ここがやられてしまうと、あとは死のみ。叩いても、つねっても反応がなければ、迷わず、すぐ救急車を呼ぶこと!生死に関わる大変な事態だ。
特定非営利活動法人ASK >『酔い』のメカニズム・4段階
http://www.ask.or.jp/ikkialhara_yoinoshinnkou.html

急性アルコール中毒の危険がとくに大きいのは、イッキ飲み。時間をかけて飲めば、アルコールが体内で分解されるのですが、イッキ飲みでは、急激に血中アルコール濃度が上がり、重篤な脳の麻痺が起きてしまいやすいのです。今年の8月にも、急性アルコール中毒と思われる症状で大学生が亡くなっています。
●急性アルコール中毒:男子大学生が死亡、合宿で飲酒 長野
長野県山ノ内町夜間瀬のペンションに宿泊していた愛知大2年の学生が(19)が、飲酒中に具合が悪くなり、救急車で同県中野市内の病院に搬送されたが、間もなく死亡した。県警中野署は急性アルコール中毒の可能性が高いとみて死因を調べている。同署によると、学生は大学のサークル「フォークソング研究会」に所属し、20日からサークル仲間約40人とともにペンションで合宿していた。25日は午後6時ごろから全員で酒を飲んでいたという(記事抜粋)。
毎日新聞 2009年8月26日 11時39分
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090826k0000e040032000c.html

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 元ステレオフォニックス、スチュワート・ケーブルの死因が明らかに

    Excerpt: 2010年6月、自宅で亡くなっているのが発見されたステレオフォニックスの元ドラマー、スチュワート・ケーブルの死因が明らかになった。急性アルコール中毒により、自らの嘔吐物を喉に詰まらせたのが原因だったと.. Weblog: サッカーはエンターテインメントだ! racked: 2010-10-22 14:07