MDMAとはどんなものか

遅くまで書き物をしていたら、メディアにつかまってしまいました。タレントさんがMDMAで逮捕されたという事件があったそうです。
そこで、MDMAについて。
●MDMAは錠剤型薬物の主成分で、ダンスの場面でよく使われます。
1980年代から欧米で乱用が広まり始めた錠剤型薬物で、エクスタシーと呼ばれるものがあります。主な成分としてMDMA、MDA、MDEAなどの合成麻薬を含む錠剤です。
平均して1錠が0.3グラムくらいの小さな錠剤で、さまざまな色に着色され、表面にはロゴマークが入っています。多様なバラエティがあり、色、形、表面の模様の違いとともに、含まれている成分やその配合も実に多様です。
いま、日本で出回っている錠剤型薬物で典型的なものが、MDMAを主な成分として含有するものですが、MDMAの仲間であるMDAやMDEA(いずれも麻薬)、麻酔作用のある麻薬ケタミン、アンフェタミンやメタンフェタミンなどの覚せい剤の仲間、カフェインと多彩な成分が確認されています。
・薬物の統計では、「MDMA等錠剤型合成麻薬」と呼ばれます。
・世界共通の呼び名はエクスタシー
・XTCと書くこともあり、この頭文字から「エックス」とも呼ばれます。
・日本ではXを読み替えて「バツ」「バッテン」とも。
・形状から「タマ」と呼ぶことも。
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写真はDEA

●MDMAは中枢神経興奮作用と幻覚作用を併せ持っています。
MDMA(3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン)は、その化学構造に、覚せい剤に似た要素と、幻覚剤のメスカリンに似た要素をもっているため、覚せい剤のような中枢神経興奮作用と、幻覚作用を併せ持つといわれます。使用者は気分の高揚を感じ、感覚が鋭敏になって音楽の聞こえ方が変わるといいます。
しかし、MDMAには、体温を上昇させ、血圧をあげる作用があり、これを摂取して激しいダンスを長時間続けることで、不整脈、高体温などにより、重大な症状を引き起こすことがあり、外国では、高体温による死亡例も多数あります。アルコールと併用すると、危険性はさらに高まります。
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●薬物のカクテル、危険なものも多い
エクスタシーには、MDMA以外に多様な成分が含まれていることがあります。小さな錠剤1錠中に、数種類の薬物をミックスした、いわば薬物のカクテルである場合が多いのです。
また、1錠中に含まれている麻薬などの量にも、大きなばらつきがあります。
さらに、最近ではエクスタシーと同じような錠剤で、BZPや2C-Iやその類似薬物を主成分とするものも出回っています。
どんな成分が、どれくらい含まれているのか、外見からまったく判断がつかないこと。実は、この点が錠剤型薬物の落とし穴だと、私は考えています。錠剤という無害そうな外見とは裏腹に、さまざまな危険要素をもった薬物です。

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