大麻事犯だけが増加|2009年1-5月期の薬物事犯

薬物乱用の状況を知るデータをもうひとつ紹介しておきます。警察庁は、例年、薬物事犯の状況を半年ごとにまとめて公表していて、現在の最新版は『平成20年中の薬物・銃器情勢 確定値』。今年も8月ころには平成21年度上半期分の報告書が発表されるだろうと思います。
直近の動きを知るには、警察が扱う犯罪全体について今年1月からの暫定値の累計が毎月発表される、『犯罪統計資料』が役に立ちます。現在は平成21年1~5月分が公表されており、その39頁に薬物事犯が掲載されています。
警察庁サイト内
■平成20年中の薬物・銃器情勢 確定値
http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakujyuu/yakujyuu1/h20_jyousei_yakujyuu.pdf
■犯罪統計資料(平成21年1~5月分)
http://www.npa.go.jp/toukei/keiji35/hanzai200901-05.html

さて、上記の資料で、最近の薬物事犯の動向をみておくことにしましょう。昨年に引き続き、薬物事犯は全体に減少傾向にあり、とくに覚せい剤事犯は平成13年以来着実に減少を続けています。
しかし、そのなかで、大麻事犯だけは引き続き増加中!2008年に過去最悪を記録した大麻事犯ですが、依然として増加傾向を示し続けており、今年もまた、ワースト記録を更新することになるのでしょうか。若者に向けた本格的な広報活動が必要な時期です。

■覚せい剤取締法違反・送致人員
 2009年1-5月 3,935人
2008年1-5月 4,896人
増減    ‐961人(‐19.6%)
■大麻取締法違反・送致人員
2009年1-5月 1,072人
2008年1-5月 928人
増減    +144人(+15.5%)
■麻薬及び向精神薬取締法違反・送致人員
2009年1-5月 146人
2008年1-5月 171人
増減    ‐25人(‐14.6%)
■毒物及び劇物取締法違反・送致人員
2009年1-5月 591人
2008年1-5月 645人
増減    ‐54人(‐8.4%)
数字は警察庁編『犯罪統計資料(平成21年1~5月分)』39頁より

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この記事へのコメント

大麻
2009年06月22日 21:05
ゲートウェイ仮説によると大麻使用者の上昇と共に覚せい剤などのハードドラッグの使用者も比例して上昇するハズなんじゃないんですか?

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