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みんなの「覚せい剤」ブログ


違和感が消えない不起訴処分―ASKAさん事件

2016/12/20 04:38
執行猶予付き判決で社会復帰していたミュージシャンがふたたび逮捕されたのが、先月28日。当時の報道では、任意で提出された尿を正式鑑定した結果、覚せい剤が検出されたといいます。
ところが、勾留期限の昨日午後、嫌疑不十分で不起訴処分となりました。いったい何があったのでしょうか。私は、強い違和感を覚えながら、ニュースを見ていました。

不起訴と聞いたとき、私が真っ先に思い浮かべたのは、尿の任意提出手続の信頼性です。当時の被疑者については、覚せい剤の作用下にあることを強くうかがわせる言動があったといわれます。こうした状態の当事者が、仮に手続書類にサインしたとしても、尿を提出することの意味を正しく理解し、確実に同意したといえるでしょうか。

しかし、問題は別なところにあったようです。
報道によると、地検は、任意提出された液体からは覚せい剤成分が検出されたが、液体が本人の尿と立証するのは困難だとして、不起訴としたそうです。
また、警視庁組織犯罪対策5課は、確認するため、トイレに入った被疑者の背後に捜査員と被疑者の妻が立っていたが、トイレが狭く、手元までは見えず、確実に本人の尿だとの確認まではできなかったと説明しているそうです。

まず、ここに第一の違和感があります。
通常、採尿の場には捜査員が立ち会いますが、手狭な個室トイレなどでは、ときには被疑者の背後から確認することもあります。また、主要な場面は写真撮影されますが、もちろん、被疑者の手元まで撮影することはないでしょう。
でも、経験を積んだ捜査員なら、たとえ被疑者の肩越しでも、肝どころを見逃すことはないようです。捜査員の目を盗んで、採尿容器に水やお茶を入れるのは、至難の業です。

さらに、正式鑑定では、その資料が、まちがいなく人の体内を経て排出されたものであることが、科学的な方法で確認されています。分析に着手する前に、通常はペーハーが測定されているはずです。さらに、ガスクロマトグラフィー分析では、覚せい剤(メタンフェタミン)を検出すると同時に、微量なアンフェタミンが含まれているかどうかについても、確認するのです。アンフェタミンは、覚せい剤として摂取したメタンフェタミンが体内で代謝されて生まれたもので、これが同時に存在することで、その液体が、人の体内を通ってきたものだということがわかるのです。
今回の事案でも、こうした検査が行われたはずだと思うのですが。

警察が行う採尿の手順は、厳格に決められています。
その眼目は、
・提出された尿が、まちがいなく本人のものであること
・封かんされるまで、尿以外のものが混入されていないこと
が疑いなく認められるよう、複雑とも思える手順が定められているのです。

そもそも、現在のやり方は、
・採尿が手順どおりに行われ、
・採取した尿の取り扱いに問題がなく、
・鑑定のための分析検査が正しく行われていれば、
問題など起きないように、組み立てられているといってよいでしょう。

問題が起きているとすれば、尿を採取し保管する過程か、鑑定の過程に何か問題、あるいは何らかの手抜かりがあったのではないかと、考えてしまいます。

ここで、第二の違和感が浮かび上がります。
だったら、もういちど尿を採取する選択があったはずではないか。
採尿をやり直すのは、捜査に不透明感を残しやすく、あまり感心したやり方とはいえません。しかも、覚せい剤を摂取して一定時間が経過すると、尿中に排泄される覚せい剤は急速に少なくなります。このケースで、果たして二度目の採尿が妥当だったかどうかは、わかりませんが。

この事案は、任意提出された尿中に覚せい剤が検出されたことから、捜査が開始されました。
覚せい剤使用罪の立証において、尿の鑑定書は、最も有力な証拠とされていて、たとえ当事者が否認し続けていても、有罪を認定する根拠とされることさえあるのです。
もちろん、ほかに有罪に結びつく証拠がないまま、鑑定書だけで公判を維持するのは、あまりに強引です。そのために、警察は被疑者の周辺を捜査し、細かな証拠を収集します。
ところが、今回の事案では、被疑者の関係先からめぼしい証拠品が押収されなかったようだといわれていました。
思えば、そのころから急に、捜査の進展状況について、一切の情報が聞こえなくなってきたようです。捜査活動が、暗礁に乗り上げていたのでしょうか。

検察や警視庁の発表が報じられても、私の感じている違和感は、いっこうに収まりません。当初から、世間の耳目を集めてきた事案だけに、もっと納得できる説明がほしいところです。

ところで、報道のなかに、今回被疑者から提出された尿が少なかったため、再鑑定ができなかったという説明がありましたが、この点は誤解です。現在、鑑定のための採取された尿は、量の多少に関係なく、鑑定の過程で全量を使い切ります(残量は廃棄する)。再鑑定のために残量を保管する仕組みがないのです。
ちなみに、スポーツドーピングの検査では、採取した尿の半量を保管し、後日の再鑑定に備えています。

<メディア関係の皆様へ>*****
いまも療養中の私は、現在、またしても入院治療中で、ご連絡いただいた方の、ほんの一部しかお応えできない状態が続いています。
まだしばらく入院生活が続きそうです。
当面は、ご理解くださるようお願いします。

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自殺遺体から覚せい剤検出|和歌山殺傷・立てこもり事件

2016/09/06 23:13
和歌山市内の土木建設会社で発砲して男性従業員4人に対する死傷事件を起こし、その後、けん銃をもって立てこもった末に、自分の腹部を撃って自殺・・・。
事件は、まるで劇画かドラマのような展開となりましたが、自殺したM容疑者の尿から、覚せい剤が検出されたという発表に、やっぱりと思われた方も多いでしょう。

<ニュースから>*****
●発砲男から覚せい剤反応=和歌山4人殺傷、立てこもり−県警
和歌山市の建設会社従業員ら4人が拳銃で殺傷された事件で、和歌山県警は6日、現場近くで立てこもった末、自殺したM容疑者(45)の尿から覚せい剤の陽性反応が出たと発表した。
県警によると、遺体から尿を採取し、鑑定した。死亡前2週間以内に覚せい剤を使った可能性がある。県警は覚せい剤使用後に一連の犯行に及んだとみて、入手経路などを調べている。
2016年9月6日 12:56時事ドットコム
*****

別件の覚せい剤取締法違反の裁判で保釈中だったM容疑者は、実刑の有罪判決が言い渡され、発砲事件を起こした8月29日に、出頭・収監される予定だったといいます。
M容疑者の場合は、一審の判決後に控訴して、控訴期間中の保釈が認められていたのでしょう。
一審であれば、実刑の判決が言い渡されれば、その場で拘束され収監されるのですが、控訴審の場合は、判決が言い渡された後に、検察官が弁護人・被告人と連絡調整して収監(出頭)の日時を決られます。確定日の2、3日前というのが多いようです。
控訴審は、事後審であり、被告人が公判に出廷する義務がないことから、公判に出廷した被告人についても、このような扱いになっているのだと思われます。

覚せい剤事件で保釈中の被告人が、いよいよ収監を目前にして、未練がましくも最後の覚せい剤使用に及ぶという例は、ときおり見かけます。収監時には、当然、尿検査があり、その際に陽性反応があれば、新たな覚せい剤使用事件として追及されることはわかっていても、最後の1回をあきらめられない人もあるようです。
結局は、約束の日時に出頭できず、逃亡犯人として追われ、やがて逮捕されたという被告人の事件も、いくつか担当したことがあります(「なごりの覚せい剤事件」と呼んだりしています)。

M容疑者もその一人だったのでしょうか。立てこもりの現場近くで見つかったかばんには、使用した形跡のある注射器や白い粉末が付着した小分け袋が入っていて、捜査本部は、立てこもり直前に覚せい剤を使用したとみていたといいます。

最初のけん銃による殺傷事件を起こしてからのM容疑者の動きは、場当たりで脈絡がなく、いかにも覚せい剤の作用下の行動のように見えます。立てこもり現場で、長時間、容疑者を包囲していた捜査陣との間には、さぞ、かみ合わないやりとりが交わされていたことでしょう。
そもそも、最初の発砲も、覚せい剤の作用を受けて、混乱し、支離滅裂になった思考のせいで引き起こされたものかもしれません。
肝心のM容疑者が自殺してしまったことから、一連の事件の動機や背景の解明が遠のいてしまったのではないでしょうか。自殺という決着に、いくらか割り切れない思いも残ります。
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覚せい剤輸入事件の裁判員裁判が再び揺れ始めた

2016/07/23 05:58
先日、千葉地裁でシンガポール人女性被告人に対して無罪が言い渡され、裁判員裁判の導入以来、これで21人の被告人に無罪が言い渡されたことになります。

5月には、千葉地裁で、浄水器のフィルターに約2.3キロの覚せい剤を隠して密輸した罪に問われたタイ人男女2名の裁判員裁判で、被告人2名は、フィルターの運搬を依頼した知人女性を信頼しきっており、覚醒剤が隠されていることを疑わなかったという主張は不自然とはいえないとして、無罪が言い渡されたところです。

制度導入から今年5月末までで、裁判員裁判全体で、無罪が言い渡された被告人は52人であることを考えると、覚せい剤取締法違反での無罪判決が、いかに突出したものであるか、おわかりいただけるでしょう。ちなみに、罪名別で2番目に無罪が多いのは殺人で、5月末までで11人となっています。

<ニュースから>*****
●覚醒剤密輸事件、シンガポール人女性に無罪 東京地裁「違法薬物の認識なかった」
スーツケース内に隠した覚醒剤約2.5キロを密輸しようとしたとして、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われたシンガポール国籍の女性(43)の裁判員裁判の判決公判が20日、東京地裁で開かれた。辻川靖夫裁判長は「違法薬物を運搬している認識はなかった」として無罪(求刑懲役12年)を言い渡した。
辻川裁判長は「出会い系サイトで知り合った男性からスーツケースの運搬を頼まれた際の友人とのやり取りや、税関でスーツケース内の覚醒剤が発覚したときの被告の言動からは、被告がスーツケース内に違法薬物が入っているかもしれないと認識していたとは認められない」と指摘した。・・・
産経ニュース2016年7月20日 18:14
*****

●「知っている」と「知らなかった」のわずかな差
こうした密輸計画を主導しているのは、国際的な薬物犯罪グループで、中国系の密輸組織やメキシコのカルテルのような巨大組織が取り仕切る大型密輸から、外国に人脈のある個人による小口密輸まで多様ですが、当然、犯罪の主要な部分は外国で計画されます。
しかも、覚せい剤を日本に運搬してくる人たちの多くは、密輸計画の首謀者と面識もないまま、荷物の運搬を依頼された運び屋で、覚せい剤など見たこともない人も珍しくありません。

空港などの税関で、手荷物から覚せい剤が発見された時、運搬役の多くは、「薬物が入っているとは思わなかった」と主張します。じっさい、彼らは密輸の具体的な事情は知らされないまま、様々な口実で、わずかな報酬と引き換えに、荷物の運搬を頼まれているのです。依頼の口実は、急ぎの商品見本、日本の友人に渡すお土産、高級腕時計、ブランド品のサンプル、最近の例では紙幣のマークを洗浄する特殊なオイルを運ぶよう頼まれた例もありました。

依頼主の言葉を信じ切って、不信感も抱かないまま荷物を運んだ人が、処罰されるはずはありません。じっさい、税関検査で手荷物から覚せい剤が発見されたとしても、調査の結果、薬物を運搬しているという故意が認められないとして、起訴されずに済むケースも結構あります。また、裁判では、手荷物の中に覚せい剤が隠されていることを知らなかったという被告人の主張と、様々な間接証拠と突き合わせながら、その真偽を見極めることが中心になります。
ただし、ここで問われる「知っている」と「知らなかった」の差は、ごくわずかなものです。

一度は依頼主の口実を信用して荷物の運搬を引き受けてみたものの、それでも、あまりに不合理な依頼の仕方に、「もしかしたら、覚せい剤など法に触れる品物を運ばされるのではないか」という疑いを抱いたのではないか。あるいは、秘密に包まれた依頼主の様子などから、「鉄砲や覚せい剤などが入っているかもしれない」と感じたはずではないか・・・。こんな疑いを感じながらも、「それでもかまわない」という気持ちで荷物を運搬した場合は、少なくとも未必的な故意がありながら密輸の罪を犯したとして、有罪と判断されるのです。

覚せい剤輸入事件の裁判は、疑問や迷いの連続です。裁判員の率直な感覚からすれば、わずかな間接証拠だけで、判断することにためらいがあって当然でしょう。

●ふたたび動き始めた無罪判決
裁判員裁判で無罪判決が増えたことは、関係各機関に大きな影響を及ぼしました。検察庁、警察、税関は検討会や研究会を重ねて対策を協議し、立証方法の見直しも進みました。弁護士のなかにも、勉強会などを通じてこの種事案への取り組みを強化する動きも目立っています。

いっぽう裁判所にも様々な反応がありました。とくに目立ったのは、高裁や最高裁の動きです。
これまで、裁判官による裁判で積み重ねてきた精緻な認定手法からみれば、あまりにも隔たりの大きい判決に対して、まず、高裁による逆転有罪判断が相次ぎました。覚せい剤輸入事件で1審の裁判員裁判で無罪となった事件が、控訴審で逆転有罪となったケースは、これまでに5件(1件は一部無罪事件、ほかに差戻しが1件)です。

さらに、最高裁の判断も裁判の流れに影響を及ぼし始めます。当初、最高裁は、1審の裁判員裁判の判断を尊重する方向を示し、裁判員裁判で無罪になった最初の事件では、高裁による逆転無罪判決を破棄して、改めて無罪を言い渡しました。
しかし、その後は、高裁で逆転有罪となった事件について、最高裁は一貫して高裁の判断を支持し、上告を棄却する決定をしています。しかも決定に際して、「所論に鑑み、職権で判断する」として、最高裁の見解を示すケースが続きました。
2014年春以降、重要判例とされる最高裁決定が相次いで3回示されていますが、そこでは、裁判官、検察官の責任などにまで踏み込んで、1審での認定のあり方について具体的な意見を述べたものもありました。
 ■平成25年4月16日 最高裁判所第三小法廷 決定
 ■平成25年10月21日 最高裁判所第一小法廷 決定
 ■平成26年3月10日 最高裁判所第一小法廷 決定

また、より具体的な対策として、裁判員裁判を意識した事案の調整も行われたようで、2015年には、裁判員裁判に付される覚せい剤輸入事件が半減しました。そういえば、公判で有罪立証に困難が予測される事案については、輸入罪での起訴を見合わせたと思えるケースもいくつかありました。

こうした様々な対策の結果でしょうか。2014年秋以降、覚せい剤輸入事件の裁判員裁判での無罪判決が途絶え、2015年はゼロとなりました。

<裁判員裁判での覚せい剤輸入事件・無罪判決>
2009年 無罪判決・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0人
2010年 無罪判決・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1人
2011年 無罪判決・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5人
2012年 無罪判決・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4人
      一部(覚せい剤輸入部分)無罪・・2人
2013年 無罪判決・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5人(4事件)
     一部(覚せい剤輸入部分)無罪・・・1人
2014年 無罪判決・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3人
2015年 無罪判決・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0人

しかし、行き過ぎた面もあったのかもしれません。様々な検討や対策が投入されたことが、裁判所の内外に無罪判決を出すことを警戒する空気が生まれてしまったように感じます。
そしてその結果が、裁判員裁判で有罪となった事件に対して、相次いで、高裁が逆転無罪や差戻し判決を下す、という流れとなって現れました。

そして、高裁による逆転無罪判決に刺激されたのか、しばらく途絶えていた裁判員裁判での無罪判決が、再び言い渡されるようになり始めたのです。これは、新たな局面の始まりなのかもしれません。
でも、その反面、近年では、覚せい剤密輸の手法に変化が生じ、運び屋による携帯輸入が減少傾向を示しています。もしも運び屋による覚せい剤輸入事件そのものが、長期的に減少するなら、裁判上の諸問題も、やがては自然解決となるのかもしれません。
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1歳男児が覚せい剤の急性中毒症状

2016/07/15 18:31
●とりあえず、ぼつぼつ更新を再開します
しばらくブログの更新ができずにいましたが、体調も、ようやく少し落ち着き始めたので、静養の傍ら、少しずつ書き始めます。
復帰には、まだ少し時間がかかりそうですが、頭のリハビリを兼ねて、とりあえず、ブログをボツボツ書いて行こうと思います。
*****

どういうわけか、1歳の子どもが覚せい剤の急性中毒で、病院で手当てを受けるという事態が、神戸市で発生しました。どうやら、父親が自宅に持ち込んだ覚せい剤が、誤って子どもの口に入ってしまったようです。

覚せい剤には、中枢神経興奮作用のほかに、交感神経を興奮させる作用もあり、この作用によって、血管が収縮し、心臓の鼓動が早くなり、発汗、ふるえ、血圧上昇や高体温などが生じます。重症になると、全身のけいれんが起き、意識を失うこともあり、最悪の場合は、脳出血や、突発的な心不全によって生命が失われるのです。

<ニュースから>*****
●1歳男児の尿から覚醒剤…自宅で誤飲か、父逮捕
神戸市内の病院を受診した1歳男児の尿から覚醒剤成分が検出されていたことがわかった。
兵庫県警は同市内の自宅を捜索し、父親(34)を覚醒剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。県警は、男児が自宅にあった覚醒剤を誤飲したとみている。
捜査関係者によると、同市内の病院が8日、「体調不良で受診した男児の尿から、覚醒剤のような成分が検出された」と県警や児童相談所に通報した。・・・
読売新聞2016年7月15日 06:00
*****

上記のニュース記事は、男児の自宅を捜索した結果、父親のバッグからポリ袋に入った覚せい剤0・04グラムが発見され、父親が現行犯逮捕された、と報じています。父親は調べに「自分で使うために持っていた」と容疑を認める一方、「子どもに覚醒剤は与えていない」と話しているということです。

覚せい剤乱用者は、自分の乱用行動を「よくないこと」と思う一方、「他人に迷惑をかけているわけじゃない」と言い訳することもよくあります。
たしかに、お金を払って入手した薬物を自分で使っているのだから、自分の健康や人生を傷つけることはあっても、直接他人に危害を加えているわけではありません。
しかし、覚せい剤乱用者の行動は、多様な危害を周辺にまき散らしていて、一緒に暮らす家族が、何らかの被害を受けることも少なくないのです。

とくに深刻なのが、誤って乳幼児が覚せい剤を摂取してしまうというケース。身体が小さく、また代謝機能もまだ発達過程にある乳幼児の場合は、ごくわずかな覚せい剤を摂取しても、生命に関わる中毒症状に至る危険があります。
乳幼児と覚せい剤急性中毒に関する記事が、サイト内にあります。急性中毒、摂取量などについても書いているので、ご参照ください(参照先は下記)。

乱用者が自宅に持ち込んだ覚せい剤が、家族を巻き込んだり、乳幼児に深刻な健康被害をもたらしたりする危険は、どこにでも転がっています。代表的なものをあげてみましょう。
@誤飲の危険
覚せい剤事犯の被疑者を逮捕すると、捜査陣は、その使用場所の周辺を捜索し、使い終わった注射器のほか、覚せい剤を水に溶いたコップやスプーン、空になったビニール袋、覚せい剤をすくい取ったストローの切れ端など、様々なものを押収します。使用場所には、ごくわずかな覚せい剤成分が付着した、こうした小物が散らばっていることが多いのです。
もし、幼い子供が、こうした器具を手に取ったり、口に入れたりしたら、わずかな付着物でも、急性中毒に至る危険があります。

A副流煙による摂取
加熱吸引(あぶり)で使用する場合には、加熱によって気化した覚せい剤成分の一部が、室内に蒸散し、タバコの場合と同じように、副流煙による間接的な摂取が起きることがあります。
副流煙として身体に摂取される覚せい剤は、通常はごくわずかで、成人の場合は、尿検査で陽性反応が出たりすることは、ほとんど考えられませんが、乳幼児にとっては、このわずかな量が問題になるのです。

B室内に飛散した成分
被疑者が覚せい剤使用を全面的に否定する場合、その自宅を徹底的に捜索して、覚せい剤使用の痕跡が残っていないか調べることもあります。
使用場所のテーブル周辺や床の敷物には、わずかにこぼれた覚せい剤が残っていることもあります。また、加熱吸引で使用した場合は、気化成分が蓄積され、エアコンのフィルターや換気扇の付着物からわずかな覚せい剤成分が検出されることもあります。
乱用場面の周辺に飛び散ったわずかな粉末や、気化した成分・・・。部屋中をハイハイする幼児にとって、こんな環境は危険そのものです。

子どものいる家庭に覚せい剤を持ち込み、子どもの生活する部屋で使用することは、大切なわが子を傷つける危険と隣り合わせなのです。

[参照]
●サイト内過去記事・生後3か月の乳児が覚せい剤中毒死(2015/12/06)
http://33765910.at.webry.info/201512/article_3.html
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覚せい剤使用者に運転免許停止

2016/06/03 15:23
つい先日、執行猶予付き判決が言い渡されて社会復帰した元スター選手Kさんに、今度は運転免許停止の話題が持ち上がっています。

<ニュースから>*****
●清原被告の免許停止検討=運転危険性を考慮−警視庁
覚せい剤取締法違反罪に問われ、執行猶予付きの有罪判決を受けた元プロ野球選手でタレントのK被告(48)について、警視庁が最長6カ月の運転免許停止処分を検討していることが1日、分かった。東京都公安委員会が行政処分を出す見通し(以下省略)。
時事ドットコム2016年6月1日 20:09
*****

運転免許の停止といえば、普通は、交通違反をしたり、交通事故を起こした場合の点数による処分を想像します。違反や事故の内容に応じて定められている点数によって、運転免許の取消しや停止等の処分が行われますが、酒酔い運転や、覚せい剤や麻薬を使用しての運転(交通取り締まり上は「麻薬等運転」と呼ばれています)の場合は、とくに重い点数が定められていることは、どなたでもご存知でしょう。

ところが、Kさんの場合は、交通違反で摘発されたたり、事故を起こしたわけではないのに、免許停止が検討されるというのです。

運転免許の停止や取消しについて定めているのは、道路交通法103条ですが、そこでは、免許を受けた者が「アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者」に該当することとなったときは、公安委員会は、免許を取消し、または停止することができるとしています(103条1項3号)。

具体的にいうと、この条項が、免許を停止しまたは取り消す対象として、1号から8号までで定めているのは、次のような内容です。
・幻覚を伴う精神病、発作により意識障害・運動障害をもたらす病気など一定の症状を呈する病気にかかっている者、認知症、運転に支障を及ぼすおそれがある身体の障害が生じている者(1〜2号)。
・アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者(3号)。 
・交通法令に違反したことによって処分を受ける者。交通事故や違反行為には点数が割り当てられ、一定の点数に達すると免許の取消しや停止処分を受ける(5〜7号)。
・免許を受けた者が自動車等を運転することが著しく道路における交通の危険を生じさせるおそれがあるとき(8号)。

しかし、実際には「アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者(以下「薬物中毒」といいます)」であることを理由に、免許の停止や取消しが行われることは、これまでほとんどありませんでした。
2012年に作成された資料によると、この条項が現在の形に改正された2002年6月以降、2011年までの間に、薬物中毒による免許取消しは1件もなかったのです[下記参照@]。同期間中の、アルコール中毒による免許取消しは49件、認知症によるものは1500件を超えているのですから、薬物中毒による取消しが行われなかったのには、それなりの理由があると考えるべきでしょう。

私が思うに、覚せい剤や麻薬は、乱用行為そのものが極めて重い処罰を受けるため、あえて免許制度によって制裁を加えるまでもないと、了解されてきたのではないでしょうか。
たとえば覚せい剤取締法違反に問われた場合には、初犯者でも1年を超える懲役刑が言い渡されるのですから、アルコールの場合と違うと考えるのも、当然な気がします。

ともあれ、道路交通法が制定された1960(昭和35)年以来、法律の上では一貫して、薬物中毒者に対する運転免許の停止、取消しについての規定が設けられてきましたが、この規定がとくに注目される機会もありませんでした。2012年、てんかんなど一定の病気を持つ運転者に対する対策に社会の目が注がれ、検討を経て2014年の法改正に新たな対策が盛り込まれましたが、この検討過程でも、薬物中毒に関する規定について、突っ込んだ議論が展開された様子はうかがえません(下記参照A)。

●危険ドラッグ対策としての免許停止
薬物使用者と運転免許の問題に、社会の関心が注がれたのは、2014年のことでした。危険ドラッグ使用者による交通事故が社会問題になっていた2014年秋、乱用を鎮静化させるために、あらゆる手段が投入される中で、危険ドラッグ使用者に対して運転免許を停止する措置がとられたことは、皆様も覚えておられることでしょう。

このとき適用されたのは、法103条1項8号(いわゆる危険性帯有者に対する条項)でした。薬物中毒者に対して定めた同3号は、「麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者」と明記しているため、危険ドラッグ成分である指定薬物には及びません。また、当時の社会で問題を起こしていたのは、そもそも法規制の対象になっていない新種の薬物が中心であったことから、「道路交通の危険を生じさせるおそれ」として様々な内容をカバーすることができる同号が適用されたものです(下記参照B)。

当時は、危険ドラッグ使用者が自動車を運転して、重大な事故を引き起こすケースが相次ぎ、警察は、あらゆる法令を総動員して危険ドラッグ取締まりを強化していた時期です。危険ドラッグ使用者に対する運転免許停止という、前例のない対策の投入にあたっても、批判や疑問の声はほとんど聞かれませんでした。
しかし、皮肉なことに、この対策が各地で動き出したころには、危険ドラッグ販売店の壊滅によって、国内での流通は急速に縮小し、危険ドラッグ使用者による交通事故の発生も激減したため、動き出した新たな対策は、宙に浮いてしまったのです。
せっかく投入された新たな対策ですが、急速な時流変化の中で、その成果や問題点に対する評価や見直しの機会もないまま、今日に至っているというのが、私の見方です。

●薬物事犯者の免許を制限する必要性はあるか
さて、Kさんの事件を受けて、改めて、覚せい剤事犯者に対する免許停止を検討する意向が示されました。おそらく、執行猶予付き判決を言い渡され、社会生活に戻る人たちに対して、覚せい剤を使用して危険な運転をすることのないよう、一定期間、免許を停止するという趣旨なのでしょう。

たしかに、私たちは、近年の危険ドラッグ禍を通じて、薬物を使用して自動車を運転することの危険性を目のあたりにしてきました。覚せい剤によく似た作用を持つ興奮系の危険ドラッグも少なからず流通し、事件や事故を引き起こしてきました。
薬物運転を防止する対策が大切なのは、言うまでもないことです。

しかし、覚せい剤事犯者に対する免許の停止が、果たして有効な対策でしょうか。前述したとおり、危険ドラッグ対策として投入された免許停止策の成果は、検証されていません。しかも、免許停止に先んじて行うべき、啓発や教育の具体策はほとんど講じられていません。

いっぽう、免許停止はその対象者の生活に、大きな影響を及ぼします。執行猶予付き判決を得て社会復帰し、生活の再建にとりかかる人たちが、一時的とはいえ、運転免許を失うとしたら、働く機会を失い、生計を維持することさえ困難になることだってあるのです。
健全な生活の基盤を失えば、薬物との絶縁だって進展しません。
薬物運転防止にとって、薬物事犯者に対する運転免許停止の措置が、本当に必要なのか、またそれが有効なのか、もっと幅広い議論が必要だと思います。

[参照]
@警察庁「一定の病気等に係る運転免許制度の在り方に関する有識者検討会」第1回資料、2012年
https://www.npa.go.jp/koutsuu/menkyo4/siryo.pdf
A上記検討会の議事録は、警察庁サイトで公開されています。
警察庁サイト内「各種有識者会議等」
https://www.npa.go.jp/koutsuu/index.htm#soota
B当サイト内過去記事「危険ドラッグ所持で免許取り消し」2014/09/03
http://33765910.at.webry.info/201409/article_1.html
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執行猶予と情状|覚せい剤からの離脱

2016/05/30 16:34
覚せい剤の単純所持や使用罪の事件では、初犯者であれば、執行猶予付判決を受けることを期待することでしょう。刑法は「前に禁錮以上の刑に処せられたことがない者」は、「情状により、裁判が確定した日から1年以上5年以下の期間、その執行を猶予することができる」と定めています(25条1項)。

たしかに、初犯者であるという点は、刑の執行を猶予する有力な事情ですが、しかし、初犯者なら必ず執行猶予になるとまでは言い切れません。じっさい、少数ですが、初めて覚せい剤取締法違反で裁判を受け、実刑を言い渡される人たちもいます。
(なお、営利犯や輸入・製造などの事件では、有罪となれば実刑を言い渡されることが多く、執行猶予付判決を受けることは、かなり難しくなります。)

●ボーダーライン上のケース
私が事件を担当する際に、初犯者であっても、実刑が言い渡されるかもしれないことを念頭において進めるケースがあります。
たとえば
・単純所持で起訴されたが、所持量が多量で、自己使用目的とは言い切れない
・密売を疑われる人物との関係が密接であり、生活状況がきわめて不明朗
といった事情のある場合です。
言い渡される判決に執行猶予がつくかどうかは、上記のとおり、「情状により」判断されるので、こうしたケースでは、早い時期から裁判を視野に入れて、できるだけ有利な情状を積み上げ、執行猶予付判決に一歩でも近づくような計画を立てます。

覚せい剤の単純所持や使用の事件では、とくに初犯の被告人のほとんどは、薬物乱用という問題を抱えてはいても、ほかの犯罪に関わったことはなく、薬物問題を克服することさえできれば、社会や家庭の一員として、前向きな役割を果たすことのできる人たちです。
裁判を控えた緊張感の中で、薬物乱用と絶縁するための具体的な行動をスタートし、さらに執行猶予付判決を受けることができた場合は、猶予期間中も緊張感を失うことなく取り組み続けることは、とても重要なことだと思います。

取り組む目標は、大別すると2つあります。
ひとつは、覚せい剤使用をやめること。好奇心で使っている程度の人なら、本人が緊張感を持つだけで問題が解決することもありますが、依存的な使用を続けてきた人の場合は、専門の医療機関や自助グループなどの助けが有効なこともあります。
もう1点は、生活の立て直しです。覚せい剤を使うようになった背景、覚せい剤にのめり込むようになった生活状態、不明朗な交友関係、不安定な仕事、きままな一人暮らし・・・、薬物と縁を切って出直すとすれば、大きな方向転換が必要なことは山ほどあります。

●執行猶予に結びつく情状
刑事裁判での「情状」とは、量刑判断に影響を及ぼす様々な事情のことで、罪責を重くする<不利な情状>と、被告人のために斟酌すべき<有利な情状>を比較して、裁判官は言い渡す刑を判断します。

とくに不利な情状とされるのは、長期間乱用を続けたことや、友人や家族に注意されるなど、反省すべき機会があったのにやめなかったことなど。また、警察に薬物や尿を任意提出した後も使用を続け(その場で逮捕されなかったケース)、逮捕時にまた新たな薬物を所持していたり、尿中から覚せい剤が検出されたことなども強く非難されます。

いっぽう、次のような事情は、被告人に有利な情状として考慮されます。
・反省・・・真摯に反省している 罪を認め反省している
・薬物を断つ決意・・・専門家の助言を受ける 専門病院で治療を受ける 回復団体に参加する
・監督者・・家族、友人などが公判廷で監督を約束している
・悪質でない・・・乱用歴が浅い 使用が頻繁ではない
・生活基盤・・・安定した家族関係 定職についている 

判決では、こうした諸事象を取り上げ、そのバランスを検討したうえで、適切な刑を言い渡すことになります。
実際の判決書では、次のようになります。これは、最近の事例のうち似たようなものを数件選び出してつなぎ合わせた例文です。

<判決の例>*****
(量刑の事情)
本件は、覚せい剤を自己使用したという事案である。 
・・・被告人は、○年前ころより知人に誘われて覚せい剤を使用するようになり、疲れをとるためなどという短絡的な理由で使用を繰り返して本件犯行に及んだもので、動機に酌むべきところはないうえ、被告人の心身の不調を案じる家族の忠告にも耳を傾けることなく、違法薬物の使用を続けており、覚せい剤に対する依存性、親和性も軽視できず、その規範意識も希薄であったことがうかがわれ、被告人の刑責を軽く見ることはできない。
 他方、被告人が本件犯行を認めて真摯に反省し、今後は、生活改善や専門病院での治療も含め、覚せい剤との関係を断ち切るためにあらゆる努力をする旨誓っていること、被告人の妻も、公判廷で被告人の更生への協力を惜しまない旨誓約していること、これまで真面目に家業に従事し家族を養育してきたものであり、前科前歴もないことなど、被告人のために酌むべき諸事情があるので、今回は被告人に社会内で更生する機会を与えるのが相当であるから、主文のとおり刑を量定した。
*****

ところで、「情状」というと、本人の良い性格(まじめであるとか)を訴えることに目が行きがちですが、私たち弁護人が重視するのは、「犯罪後の情状」と呼ばれる部分です。
事件が発覚した後に、事後的ではあるけれど、弁償につとめたり、心からの謝罪を繰り返したりして、自分が引き起こした被害を償う努力をすることは、犯罪後の情状として、量刑に反映されるのです。

しかし、直接の被害者がいない薬物事件では、被害弁償や謝罪といった方法で贖罪の気持ちを表すことができません。
そこで、薬物事件の場合には、二度と薬物を使わない確かな決意を表すことで、犯罪後の情状に結びつけようと努めることになります。口先だけの反省とは異なる具体性や、そのためにすでに一歩踏み出していることなどにも触れ、被告人が社会内で更生できることを訴えるのです。

覚せい剤事件での情状、類型化されているようにみえて、意外と奥が深いものです。
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覚せい剤密輸、日本南方の海上が何やら騒がしい

2016/05/20 16:48
沖縄の那覇港に停泊していた外国籍のヨットから、約600キロという大量の覚せい剤が見つかり、台湾人の乗組員が逮捕されました。このヨットは、台湾から石垣島を経由して那覇港に入港、その後は鹿児島に向かう予定だったといいます。

<ニュースから>*****
●ヨットに覚醒剤600キロ 県内最大、末端420億円
第11管区海上保安本部と沖縄地区税関が、那覇市通堂町の那覇港那覇ふ頭に停泊中のマレーシア船籍のヨットから、覚醒剤約600キロを押収していたことが18日までに分かった。末端価格約420億円に相当する。捜査関係者によると一度に600キロの覚醒剤が摘発されるのは県内で過去最大とみられる。11管などは県内外で覚醒剤を販売しようとしていた可能性もあるとみて捜査している。
ヨットの台湾人乗組員6人は11日、麻薬ケタミンを共同所持していたとして麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕されていた。11管は覚醒剤の鑑定などを終え次第、覚せい剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで再逮捕する方針(以下省略)。
2016年5月19日 10:09琉球新報
*****

今年2月には、鹿児島県の徳之島に、約100キロの覚せい剤が陸揚げされた事件が摘発されました。密輸グループは、複数の漁船を使って、東シナ海の公海上で外国から来た船と落合い、覚せい剤約100キロを受け取り、国内に輸入したとみられています。

近年はすっかり影をひそめていた、東シナ海を舞台にした、海上ルートでの大型覚せい剤密輸が、このところ動き始めているような気配です。密輸用に船舶を動かし、運搬人員を雇い、1回で数百キロの覚せい剤を運ぶという手口からして、このように組織的な大規模密輸を取り仕切るのは、香港系の密輸グループなどの組織でしょうか。
でも、こうした大型密輸では、日本側で覚せい剤を受け取り、運搬し、買受人の手に届ける人物やグループがいるはずです。上記の徳之島に約100キロが陸揚げされた事件では、神戸山口組系の暴力団幹部らが逮捕されています。今回の事件では、運搬グループが日本側の荷受役と接触する前に、船内の捜索で覚せい剤が発見されているので、捜査は手間取るかもしれませんが、荷受役をあぶりだす努力が続けられていることでしょう。

1990年代末から2000年代初頭にかけて、日本の港や周辺海域で、大型覚せい剤密輸の摘発が相次いだことがありました。この時期にもっぱら世間の耳目を集めていたのは、北朝鮮からの組織的な大量密輸事案の数々ですが、実はその陰で、中国系密輸グループが主導する、海上ルートによる日本への覚せい剤密輸も連綿と続いていたのです。

たとえば、2008年に北九州市の門司港に入港したシエラレオネ船籍の貨物船によって、約300キロの覚せい剤が密輸された事件の場合は、香港系の密輸組織による、大規模な密輸計画だったといいます。密輸組織の幹部は、国籍不明の外国人とシンガポール人、インドネシア人などで、 配下に東南アジアでの密造役、日本への運搬役、受け取り役などがいました。
逮捕されたインドネシア人の乗組員12人は、密輸船の乗組員として中国の密輸組織に雇われていました。密輸に使われたUNIVERSAL号は、西アフリカのシエラレオネ船籍の貨物船ですが、船主は香港の会社だといいます。
密輸のために雇われた船員たちは、リン鉱石を積み込んだ貨物船に乗り込んで、中国南部の港を出港。船員らは、密輸組織の指示役の指示を受けながら、香港沖の海上で別の船と落ち合って覚せい剤を受け取り、貨物船を日本まで航行させて、覚せい剤を運搬しました。

この組織は、同様の手口で日本への覚せい剤密輸を繰り返していたとみられています。日本側で覚せい剤を受け取り運送する実行責任者として逮捕された男性は、@2007年苅田港に陸揚げした覚せい剤約500キロの輸入、A2008年門司港に陸揚げした覚せい剤約298キロの輸入について有罪とされ、無期懲役及び罰金800万円を言い渡されました(福岡地方裁判所平成22年5月18日判決、覚せい剤取締法違反等被告事件)。

東シナ海を舞台にした大型覚せい剤密輸事件が、すっかり鳴りを潜めて10年近くたった今、この海域で何やら不穏な動きが目につき始めました。そういえば、最近の日本では、国内にかなり大量の覚せい剤が流通している模様で、末端での密売価格も、かつての大量供給時代に近づいています。
大量密輸の復活に、警戒しなければなりません。
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大阪の繁華街でトイレに覚せい剤約50グラムを置き忘れ

2016/05/01 08:18
ファーストフード店のトイレに、約50グラムもの覚せい剤の入ったポーチを置き忘れたとして、女性が逮捕されました。こうした置き忘れ事案は意外に多いのですが、今回発見された覚せい剤は大量です。

<ニュースから>*****
●マクドのトイレに覚醒剤置き忘れ…所持容疑で無職女を逮捕、大阪府警
マクドナルドのトイレに置き忘れられていた覚醒剤を端緒に、大阪府警曽根崎署が4月上旬、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で大阪市の無職女(40)を現行犯逮捕していたことが30日、同署への取材で分かった。大阪地検は同法違反(営利目的所持)罪で容疑者を起訴した。
産経ニュース2016年4月30日 11:35
*****

ニュース記事によると、忘れ物に気付いた店側の通報を受け、警察官がポーチの中身を調べているところへ、問題の女性客が忘れ物に気付いて戻ってきたものの、警察官に気付くと、自分のものではないと言い立てたといいます。しかし、所持品検査で別の覚せい剤を所持していることが見つかり、現行犯逮捕されたそうです。

忘れ物、落し物のバッグやポーチから覚せい剤が見つかったというケースでは、こんな展開になることはよくあります。忘れ物に気付いて戻った持ち主は、覚せい剤がすでに発見された様子に気付くと、あわてて立ち去ろうとするのですが・・・。

たいていは、まず「自分のものじゃない」と否定します。でも、バッグやポーチの中には、カード類や携帯、名刺など、持ち主を特定できるものが入っています。
もし、名前のわかるものが見あたらなくても、持ち物のあちこちに指紋がついているし、さらに近ごろの繁華街には至る所に防犯カメラがあるので、この荷物を持った状態が捉えられているかもしれません。警察官は、持ち主が判明するのは、時間の問題だと説得することでしょう。ちなみに、防犯カメラの例では、捜査に数か月かかることが多いようです。

問い詰められて、次に出て来るのが「バッグは自分のものだが、覚せい剤や注射器に覚えはない。自分が置き忘れた後に、誰かが入れたに違いない」という言い訳です。
当人が否認する場合は、またしても科学的な証拠の出番です。覚せい剤の入ったビニール袋(パケ)や、使用済みの注射器には指紋が検出されるかもしれません。でも小さな袋や注射器の細い筒から、対照可能な指紋を採取することは難しいようで、私はこれまで、パケや注射器から指紋が検出されたというケースに出会ったことがありません。
もっと有力なのが、DNA型鑑定です。置き忘れるケースでは、パケと一緒に使用済み注射器や吸引用パイプが入っていることが多いのですが、ここから採取したDNAで、使った人間を特定できることがあります。

当人と覚せい剤を結びつけるものは、ほかにもあります。たとえば、覚せい剤事件での検挙歴があったり、覚せい剤とかかわりの深い暴力団と関係があったりすれば(これは警察のデータベースですぐにわかります)、当然、発見された覚せい剤との関係が疑われることになります。携帯電話に遺されたメールから、覚せい剤の入手が発覚することもあります。また、当人が「自分は覚せい剤など使っていないので、持ち歩くはずがない」と主張する場合には、毛髪鑑定をして、覚せい剤を日常的に使っているかどうかを確かめという方法もあります。

状況からみて、かなり疑いが濃厚であっても、当人があくまで否認する場合は、こうした様々な間接証拠を積み重ねて、総合的に判断することになります。近年では、こうした立証に多様な科学的証拠や客観証拠が使われるようになり、否認事件の認定にも、確実性が加わってきたように感じます。
そういえば、科学的証拠による立証の威力は、否認する当人に対して絶大なプレッシャーを与えるようです。DNA型鑑定用のサンプル採取や、毛髪鑑定用の毛髪採取を告げられると、それまでかたくなに否認していた被疑者が、観念して自白を始めたという例にもいくつか会いました。

たしかに、限られた時間とはいえ、不特定多数が手に触れることのできる場所に荷物が放置されていた以上、第三者がそこに覚せい剤を入れた可能性がまったくないとは言い切れません。
最後の決め手は、やはり当人の主張の真実らしさということになるでしょうか。何度繰り返しても、ぶれない内容、しかも真摯に自分の立場を説明する態度、こうした被疑者の主張に出会うと、弁護人は思わず身を乗り出すものです。
いっぽう、一般常識も意外と重要です。覚せい剤は、一般人が普通に持ち歩くものではなく、また、少量であっても高価な品物です。それを所有者不明の荷物に入れたりすることは、あまり考えられませんよね。

[参考]
古い記事ですが、置き忘れた覚せい剤事件について、法律上の「所持罪」の観点から、簡単にまとめた記事があります。興味のある方はお読みください。
●覚せい剤の落し物、忘れ物2 (2010/02/06)
http://33765910.at.webry.info/201002/article_6.html

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覚せい剤事案の捜索現場から被疑者が逃走、4時間半の大捜索で身柄を確保

2016/04/20 17:40
さいたま市内で、覚せい剤事案の捜索中に現場から逃走した被疑者が、4時間半に及ぶ捜索によって、確保され、覚せい剤所持の現行犯として逮捕されたというニュースがありました。
400人体制での大捜索が展開された4時間半の間、周辺の皆さんは「いったい何事か」と不安な思いをされたことでしょう。とりあえず被疑者の身柄を確保して、この件は落着しました。逃走中の突発的な事態もなく、けが人もなかったようです。

<ニュースから>*****
●覚醒剤の容疑者逃走 4時間半後確保 埼玉県警「油断あった」
19日午前7時55分ごろ、さいたま市北区のマンション5階で、覚せい剤取締法違反容疑で家宅捜索中だった部屋から男が逃走した。県警は約400人体制で捜索を行い、同日午後0時20分ごろ、約19キロ離れた草加市の路上で男を確保。同容疑(営利目的所持)で緊急逮捕した。捜査員らで一時騒然としたマンションの住人らは不安を訴え、県警は「油断があった」と失態を認め謝罪した(以下省略)。
産経新聞 4月20日(水)7時55分配信
*****

警察が覚せい剤事案の捜索を行う際には、令状を用意し、体制を整えて臨むわけですが、それでも現場の混乱にまぎれて、関係者が逃走を図ることは珍しくありません。私がこれまでに担当した事件のなかにも、逃走を図ったものの間もなく警察官に取り押さえられた例や、一度はその場から逃走した被疑者が、後日逮捕されたといった例はいくつかありました。

普通なら、取り立ててニュースになることもない出来事ですが、「逃走は絶対に許さない」という、埼玉県警の強い意思によって、捜査員400人を投入して大捜索を行ったことから、大捕り物劇が展開されたということでしょうか。
たしかに、警察官が相応の体制を組んで現場に臨んでいながら、被疑者の逃走を許してしまうような事態が、「ありがちなこと」として見過ごされてしまうことは、決して好ましいことではないと思います。

ときには、ちょっとした油断が、予期しない悲惨な結果につながることもあるのです。
そういえば、近年、薬物事件の捜索の過程で、任意同行を求められた被疑者が、警察官たちの手を振り切って逃走・・・、高層階のベランダや通路から飛び降りようとして転落死というニュースがいくつかありました。
■2016年3月9日、広島市で覚せい剤使用の疑いで任意同行を求められた男性が、マンションの5階通路から飛び降り、死亡。
朝日新聞デジタル「県警任意同行中の男性、飛び降り死亡」2016年3月9日12時05分
■2015年5月8日、大阪市中央区のマンション3階の一室で、任意同行を求められた男性が、ベランダから飛び降り死亡。
産経ニュースWEST「任意同行求められた男性がマンションから飛び降り死亡 覚取法違反容疑で家宅捜索後/大阪市中央区」2015.5.8 20:10

パトロール中の警察官が不審者を発見・・・といったケースと違い、令状を用意して赴く捜索では、事前に現場の状況を確認し、あらゆる事態に対応できる体制を組んで臨むことになります。とはいえ、とくに薬物事件では、薬物らしい物を発見すると、簡易検査をし、発見状況を記録し、証拠保存するという複雑な手順が要求されるだけに、警戒がおろそかになってしまう瞬間もありがちです。
しかし、現場での手順は当初から想定されていること、それを織り込んで、なお十分な警戒をすることができるよう、人員が配備され、役割が決められていなければならないはずです。

とりあえず、今回、埼玉県警は「逃走を許さない」断固たる意思を示しました。でも、そこでとどまることなく、逃走する気が失せるような陣容づくりへ、もう一歩進めてほしいところです。
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米カリフォルニア州でお菓子みたいな覚せい剤

2016/04/08 17:58
カリフォルニア州サクラメント市郊外、のどかな住宅地の中学校で、覚せい剤騒ぎがありました。

中2の生徒が学校に持ち込んだのは、ピンク色の錠剤。教員がこれをみつけて簡易検査をしたところ、覚せい剤/MDMAの陽性反応がありました。事情を聞かれて、生徒は「これはピンク色のキャンディだよ」と答えたといいます。みつかった錠剤は、子どもたちが大好きなキャンディにそっくりだったとか。

外観は子どもの大好きなキャンディそっくり、でも中身は覚せい剤、そんな薬物が中学校でみつかったことに、学校関係者はショックを受けているそうです。
これまでも「薬物をすすめられたら断りなさい」と子どもに教えてきたけれど、こんどは「お菓子をすすめられても断りなさい」と教えなければいけないようだと、地元メディアは言っています。
画像

↑お菓子みたいな覚せい剤の事件を報じた地元ニュースサイトの記事(下記参照@)

●子どもを狙った覚せい剤が、とかくウワサになるけれど
米国では、覚せい剤(メタンフェタミン)は比較的新しい薬物で、10代から20代の青少年を中心に広まっています。アイス、クリスタルなどという通称や、見た目がクリアな結晶体である点も、若者の目にはスマートに映るのでしょうか。

そこで、常に警戒されているのが、乱用者の低年齢化です。実際、中高生の薬物実態調査「モニタリング・ザ・フューチャー」調査によると、2000年代初頭の時期には、中高生の5%以上が、これまでにメタンフェタミンを使ったことがあると回答していました。でも、次第にその強力な作用や有害性が知れ渡るにつれて、使用率は低下し、2015年調査では、メタンフェタミンを使ったことのある中高生は1.1%にまで減少しています(下記参照A)。

それでも、とくに低年齢の子どもに乱用が広まることに対して、社会は神経を尖らせているようです。
危険なメタンフェタミンが、子どもの大好きなお菓子そっくりの外観や、子どもの好む色やフレーバーで味付けされて、子どものすぐ近くにまで忍び寄っている・・・、こんなニュースが時折大きく報道されてきました。でも、そのほとんどは、実態のとぼしいウワサに過ぎなかったようですが。
上記のニュースでも、地元警察によると、こうした錠剤が地域で広まっている様子はないと発表しているといいます。

しかし、考えてみれば、今どきの薬物は見た目も多種多様です。MDMAや覚せい剤錠剤は、カラフルなお菓子のようだし、危険ドラッグのなかにはとても薬物とは見えないものもあります。さらに医療用大麻などの認可店では、大麻成分入りのクッキーやキャンディを派手に並べて売っています。
様々な形や色合いの薬物が、大人の手で持ち込まれ、子どもの身近に置きっぱなしにされる事態も増えていることでしょう。

いま子どもたちのまわりに出回っている薬物について、抽象的に怖さを教えるだけでなく、実際の姿についても、もっと具体的に教えていかなければ、ほんとうの予防教育はできないのかもしれません。

[参照]
@地元ニュースサイトの記事
FOX40, Ione Middle Schooler Found with Drug Disguised as Candy(APRIL 6, 2016)
http://fox40.com/2016/04/06/ione-middle-schooler-found-with-meth-disguised-as-candy/
A「モニタリング・ザ・フューチャー」2015調査
Trends in Lifetime Prevalence of Use of Various Drugs for Grades 8, 10, and 12 Combined
http://www.monitoringthefuture.org/data/15data/15drtbl14.pdf
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タイトル 日 時
続・芸能界での薬物検査はありうるか
元有名選手の薬物事件を受けて、芸能やプロスポーツの世界では、薬物乱用防止活動への取り組みが話題になっています。この際、薬物検査を導入してはどうかという話題も、繰り返されているようです。 職場での薬物検査は、欧米では、一般企業でも幅広く実施されていますが、日本では、公共交通機関の職員や、国土防衛にあたる自衛隊員などに対して、ごく限定的に導入されてきました。一般企業や芸能関係にはなじまないイメージでした。 でも、昨年公布された、個人情報保護法の一部改正によって、そんな見方も変わるかもしれません。... ...続きを見る

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2016/04/04 17:11
芸能界での薬物検査はありうるか
元有名選手の薬物事件について、報道合戦も一段落したようですが、相変わらず「次のスキャンダル」の材料探しが、話題になっているようです。芸能やプロスポーツの世界では、関係者の気苦労もますますエスカレートしていることでしょう。 ...続きを見る

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2016/04/01 16:49
「再犯率65%」という誤解|覚せい剤はやめられる
「再犯率65%」という誤解|覚せい剤はやめられる 日本中のメディアが、連日のように有名人の覚せい剤事件を取り上げていますが、そのなかで何度も登場するのが「覚せい剤はやめられない」、「覚せい剤事犯の再犯率が異様に高い」という言葉です。 そして、もっともらしく「再犯率65%」と報じられたりしています。 「覚せい剤の事犯の再犯率65%」などの報道をみると、覚せい剤事犯で裁判を受けた者の65%が覚せい剤事犯で再犯していると思うかもしれません。 でも、ちょっと待ってください。ここには明らかな誤解があります。 ...続きを見る

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2016/03/23 23:37
メキシコからの覚せい剤密輸摘発、トラの置物から25キロ
メキシコからの覚せい剤密輸摘発、トラの置物から25キロ 覚せい剤の密輸手口が、運び屋による小口密輸から、貨物便による大量密輸へと急速に移行しつつあるなかで、また貨物便による密輸が摘発されました。 貨物の発送地は、またしてもメキシコ。航空貨物として到着した大きな陶製のトラの置物の内部から、約25キロの覚せい剤が発見されたということです。 ...続きを見る

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2016/03/06 22:05
転換期を迎えた覚せい剤密輸|税関の密輸摘発報告
転換期を迎えた覚せい剤密輸|税関の密輸摘発報告 財務省が、2015年の税関での密輸取り締まり状況を発表しました。覚せい剤密輸の摘発が、件数、押収量ともに減少したいっぽうで、指定薬物の輸入事犯が激増し、税関での摘発件数を押し上げました(下記参照@)。 ...続きを見る

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2016/02/21 16:39
オーストラリアで覚せい剤大量密輸を摘発|狙われるアジア太平洋市場
オーストラリアで覚せい剤大量密輸を摘発|狙われるアジア太平洋市場 覚せい剤(メタンフェタミン)乱用が深刻さを増しているオーストラリアで、大型の密輸摘発が発表されました。 捜索押収が行われたのは昨年12月下旬のこと、4か所の倉庫から押収された絵の具や接着剤、さらに香港から到着したコンテナ貨物内からは、ブラジャーに装着するジェル状パッド・・・、さまざまに偽装された液体状覚せい剤がみつかり、合計720リットルに及びました。 ...続きを見る

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2016/02/18 05:19
いわゆる「グリーニー」について
いわゆる「グリーニー」について 元スター選手の覚せい剤事件に関連して、ひところ、プロ野球界でなにかとウワサのあった「グリーニー」が話題になっているようです。私のもとへも、問い合わせが続いています。私は医学や薬学に関しては全くの素人なので、回答を控えていますが、メディアで流れる情報に、いろいろ誤解もあるように思われ、気になっています。 とりあえず、いま私が把握している部分的な情報をここに掲載しておきます。この先は、どうぞ医学や薬学の専門家にお尋ねください。 ...続きを見る

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2016/02/15 16:47
復活か?暴力団主導の大型覚せい剤密輸
復活か?暴力団主導の大型覚せい剤密輸 2000年代前半に壊滅したと思われていた、海上ルートでの覚せい剤大量密輸が摘発されました。昔の手法そのままに、洋上で覚せい剤を受けとり、漁船で小さな漁港に水揚げするという、「瀬取り」による密輸が行われたといいます。 逮捕されたのは、暴力団の幹部や漁船の関係者など・・・。ひと昔前の大型密輸がそっくりそのままの姿で復活していたようです。 ...続きを見る

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2016/02/13 23:08
中高年が覚せい剤に魅入られるとき、その2
それまで着実に生きてきた人が、人生の折り返し点まで来て、覚せい剤事件を起こすに至ったケースでは、その背景に、中高年の辛さ、生きにくさが垣間見えることが多いものです。 だからといって、逃避や救いを覚せい剤に求めては、耐え難い現状をさらに悪化させ、自分を追いつめることになるだけです。いえ、自分だけではありません。覚せい剤を使うことによって、大切な家族も巻き込み、追い詰めてしまうのです。 ...続きを見る

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2016/02/08 04:01
元スター選手の覚せい剤事件Q&A
元スター選手の覚せい剤事件Q&A プロ野球の元スター選手が覚せい剤事件で逮捕され、メディアは競ってこの話題を取りあげ、私のもとにも、お問い合わせが相次いでいます。皆さんから寄せられたご質問をまとめて、Q&Aを作ってみました。 ...続きを見る

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2016/02/05 18:37
中高年が覚せい剤に魅入られるとき、その1
中高年が覚せい剤に魅入られるとき、その1 日本人の心を沸かせてくれた、偉大な野球選手が覚せい剤で逮捕されたニュースで、衝撃を受けた方も多いでしょう。 輝かしい人生を歩み、円熟の年代になって、なぜ覚せい剤などに手を染めるのか、不思議な気もします。 ...続きを見る

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2016/02/04 23:26
覚せい剤、簡易尿検査で誤認逮捕
しばらく途絶えていた簡易検査による誤認逮捕が、茨城県で起きました。 ...続きを見る

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2016/01/26 23:45
紆余曲折の覚せい剤輸入事件、控訴審で逆転無罪が続く
裁判員裁判がスタートして以来、なにかと話題になってきた覚せい剤輸入事件の裁判に、また新しい流れが生まれるのでしょうか。 この1月13日、東京高裁は覚せい剤輸入事件の控訴審で、米国籍の被告人に逆転無罪の判決を言い渡しました。一審の千葉地裁の裁判員裁判では有罪で、懲役6年6月、罰金400万円を言い渡された事件です。 昨年12月22日にも、同じ東京高裁で、ウガンダからからの覚せい剤輸入事件で逆転無罪判決が出たところです。こちらも、千葉地裁の裁判員裁判では懲役8年、罰金300万円の有罪判決を破棄して... ...続きを見る

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2016/01/16 17:07
名古屋の集団襲撃事件、密売グループに関係か
名古屋市で起きた集団襲撃事件が、イラン人密売グループに関係しているとの見方が出てきました。襲撃事件の現場近くで、注射器数十本がみつかったといいます。 ...続きを見る

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2015/12/23 11:34
生後3か月の乳児が覚せい剤中毒死
今夕、とんでもないニュースが飛び込んできました。 生後3か月の乳児が、覚せい剤中毒で死亡。母子と一緒にいた男性が、乳児に覚せい剤を投与したとして逮捕されたといいます。 おとなの乱用者が、覚せい剤の過量摂取で急性中毒になり、死亡に至ることは、それほど珍しいわけではありません。稀なことですが、他人を殺害しようとして覚せい剤を投与したというケースも、あります。 しかし、生後3か月の乳児が覚せい剤中毒で死亡とは、いったい何が起きたのでしょうか。 ...続きを見る

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2015/12/06 23:26
メキシコ発、テキーラ瓶に覚せい剤160キロ
メキシコ発、テキーラ瓶に覚せい剤160キロ 今年に入って、メキシコ発の覚せい剤大型密輸の摘発が途絶え気味で推移していることが、私にはずっと気になっていました。いま日本にはふんだんな覚せい剤が出回っている現状から考えると、水面下では、大型密輸が行われているのではないかと思えてならなかったのです。 当サイト11月25日付の記事でそんな私見を述べたところへ(下記参照@)、やっぱり・・・。メキシコ発の覚せい剤大型密輸摘発のニュースが届きました。 ...続きを見る

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2015/12/04 06:03
ジハードとアンフェタミン
ジハードとアンフェタミン パリ同時多発テロの発生で、イスラム過激派の動きに世界の視線が注がれるなかで、過激派に参集する若い兵士たちが、薬物を与えられて戦闘に駆り出されているという話題が、繰り返し流れています。 これまでのイスラム過激派といえば、宗教的な指導者に率いられ、イスラムの教義を厳格に守る集団と思われてきたため、薬物使用など想定外だったのですが、I.S.(イスラム国)の下に参集した欧米育ちの若者たちがジハードに投じる姿には、薬物による異様な興奮状態の影を感じるのでしょうか。 ...続きを見る

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2015/11/23 06:02
今度はタイ、覚せい剤で日本人男性逮捕
今度はタイ、覚せい剤で日本人男性逮捕 つい先日、マレーシアで覚せい剤を密輸したとされた日本人女性に対する死刑判決が確定したばかりだというのに、今度はタイから、覚せい剤に関係して日本人男性が逮捕されたというニュースが届きました。 ...続きを見る

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2015/10/26 05:17
北朝鮮の覚せい剤に関与の韓国人3人に判決、ソウル
北朝鮮の覚せい剤に関与の韓国人3人に判決、ソウル 1990年代後半、北朝鮮で密造された覚せい剤が、日本や中国などに膨大な規模で密輸された時期があります。日本では100キロを超える大量押収事件が相次ぎ、1997(平成9)年から数年間は、日本で押収される覚せい剤の半分近くを北朝鮮産のものが占めるという状態が続きました。 外貨不足に悩む北朝鮮による国家的規模での覚せい剤密造、と国際社会は非難を強めましたが、しかし、秘密のベールに厚く覆われた国の内部については、明らかにならないまま、いつしか時間が経過していました。 ...続きを見る

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2015/09/29 23:40
覚せい剤密輸で暴力団組長を逮捕
覚せい剤密輸で暴力団組長を逮捕 中国からEMS(国際スピード郵便)で覚せい剤を密輸した事件で、受取人の周辺を丹念に捜査した結果、暴力団の組長の検挙に至ったというニュースがありました。密輸事件の陰に真の首謀者が潜んでいることはわかっても、捜査の手がそこまで及ぶのはまれなことです。 ...続きを見る

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2015/09/17 23:37
留め置きの問題がよくわかる1冊
留め置きの問題がよくわかる1冊 私は最近、とても興味深い本を読みました。 本書は、覚せい剤事件の裁判でよく争点になる、任意捜査段階での「留め置き」をめぐって、重要判例に基づいて適法性の判断基準を検討するという内容です。この1冊で、「留め置き」と任意捜査の問題点から最近の傾向までを把握することができ、しかもたいへん読みやすい形になっています。 ところで、本書は検討の基本軸として、東京高裁が平成21年7月1日判決で示した、純粋に任意捜査として行われる段階と強制手続への移行段階とに二分して判断するという「二分論」を掲げています。... ...続きを見る

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2015/09/09 06:32
警視庁特別捜査本部が、密売グループ「新宿の薬局」を壊滅
警視庁特別捜査本部が、密売グループ「新宿の薬局」を壊滅 警視庁の特別捜査本部は、新宿歌舞伎町を拠点に覚せい剤などの密売を繰り返していた、暴力団による密売グループを壊滅状態に追い込んだと発表しました。1年半に及ぶ捜査活動で、暴力団関係者39人と、購入客33人を逮捕したといいます。 ...続きを見る

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2015/07/28 21:47
西アフリカ系密輸グループを摘発|覚せい剤密輸
昨年末、羽田空港で摘発された運び屋の背景を捜査していた警視庁が、密輸組織にたどり着いたようです。都内で暮らすナイジェリア人3人が、覚せい剤輸入で逮捕されました。 ...続きを見る

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2015/06/06 15:45
増えてきた、液体状での覚せい剤密輸
ラー油に擬装して、液体状の覚せい剤を密輸し、それを国内の拠点で製品化していたグループの存在が明らかになりました。 <ニュースから>***** ●ラー油装い覚醒剤密輸、中国人逮捕…液赤く着色 中国から東京都内の台湾料理店宛てに空輸された「ラー油」の瓶40本の中から、覚醒剤の液体計約8リットルが見つかり、東京税関に押収されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。 税関から通報を受けた警視庁が捜査したところ、この料理店に出入りしていた中国人の男の自宅から、覚醒剤の粉末や製造マニュアルを発見... ...続きを見る

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2015/06/04 10:54
アジアで覚せい剤流通が急増|国連の合成薬物報告書2015
アジアで覚せい剤流通が急増|国連の合成薬物報告書2015 5月25日、国連薬物犯罪事務所は2015年版の合成薬物報告書をバンコクで発表しました。アジア圏の急速な経済発展と、アジア太平洋地域の経済統合の加速に便乗して、不法薬物の国際流通もまた、記録的な拡大を続けています。 日本では、この数年、覚せい剤問題は沈静化しているようにみえますが、日本を取り巻く地域では、覚せい剤(メタンフェタミン)の流通量が急増しているのです。この波が、どんな形で日本に影響してくるか、あらためてアジアのいまが気になります ...続きを見る

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2015/05/27 23:46
覚せい剤大国メキシコと薬物カルテル
覚せい剤大国メキシコと薬物カルテル 税関検査で、メキシコから届いた航空貨物の中に隠された覚せい剤44キロが発見され、受取役の在日メキシコ人が起訴されました。 <ニュースから>***** ●金属製タンクで覚せい剤44キロ空輸企てる メキシコ男を起訴 千葉地検 千葉地検は20日、覚せい剤約44キロ(末端価格約11億円相当)を密輸しようとしたとして覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)罪などで、メキシコ国籍の作業員F容疑者(28)=茨城県鹿嶋市=を起訴したと明らかにした。起訴は11日付。 ・・・県警などは、メキシコと日本との間に密輸... ...続きを見る

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2015/05/22 23:48
覚せい剤大国メキシコからの密輸を摘発
覚せい剤大国メキシコからの密輸を摘発 成田空国でメキシコ国籍の女子大生が、覚せい剤を密輸したとして逮捕されました。特産のテキーラ瓶に詰められていたのは、液体状の覚せい剤、乾燥重量にして約1.6キロでした。 ...続きを見る

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2015/05/17 13:13
覚せい剤による幻覚・妄想と犯罪
覚せい剤による幻覚・妄想と犯罪 連休中の北九州市で、深夜、警察署の正門に大型トレーラーが突っ込むという騒ぎがありました。警察で行われた簡易検査で、運転していた男性の尿から覚せい剤反応があったということです。 いっぽう取手市では、クロスボウ攻撃事件で捜査対象になっている男性(別事件で起訴)が、逮捕された際に提出した尿から覚せい剤が検出され、覚せい剤使用の疑いで再逮捕されたといいます。 ...続きを見る

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2015/05/07 12:32
オーストラリアが覚せい剤対策国家プロジェクトを立ち上げ
オーストラリアが覚せい剤対策国家プロジェクトを立ち上げ 4月9日訂正 下線部の表記が間違っていたので訂正しました。 50ドル(誤)→500ドル(正) ご指摘ありがとうございます。 ***** ...続きを見る

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2015/04/08 18:20
またタイから覚せい剤密輸、気になる新たな流通ルート
またタイから覚せい剤密輸、気になる新たな流通ルート 昨年、成田空港をはじめ各地の空国で、タイからの覚せい剤密輸が次々と摘発され、なかでも、若い女性を運び屋に仕立てて、体内に覚せい剤を隠して持ち込む手法が目につきました。 税関の報告書によると、2014年に全国の税関で、覚せい剤の密輸で摘発されたタイ人は30人、そのうち25人までが20〜30歳代の女性でした。しかも、その半数近い12人が、体内隠匿によって覚せい剤を持ち込んでいました(下記参照@)。 気になる新たな動きですが、この流れは、まだ終わっていません。またしても、そっくり同じ手口の密輸事件... ...続きを見る

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2015/03/31 23:54
危険ドラッグの検挙者が急増|犯罪統計2014年
危険ドラッグの検挙者が急増|犯罪統計2014年 警察庁の犯罪統計の12月分の集計が終わって、2014年の数字が発表されました。 これは、警察庁が犯罪統計資料として主要な罪名別の検挙・送致数を毎月発表しているもので、警察庁のサイトで読むことができます(下記参照)。先日、2014年12月分の数字が追加されて、1年分のデータが出揃いました。 詳しくは、危険ドラッグの検挙状況が近く発表され、その後「平成26年の薬物・銃器情勢」が発表されることでしょうが、とりあえず、犯罪統計の数値から大まかな傾向を把握しておきましょう。 ...続きを見る

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2015/02/08 16:11
覚せい剤密輸で日本人が中国で拘束|年末のニュースから
覚せい剤密輸で日本人が中国で拘束|年末のニュースから 遅ればせながら、年頭のご挨拶を申し上げます。 2015年も、日本と世界の薬物問題について考えていきたいと思います。 ...続きを見る

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2015/01/07 17:16
気が付けば薬物マーケットが活気づいている
危険ドラッグに気を取られている間に、ふと気づけば、何やら覚せい剤問題も騒がしくなってきました。11月に入って覚せい剤密輸に関する報道が増えたと思っていたところへ、国際的な密輸グループのメンバーと思われる外国人を逮捕、80キロを押収したというニュースがありました。 <ニュースから>***** ●60億円相当 覚醒剤約80キロ押収 今月、横浜市の駐車場に止めてあった乗用車のトランクから、末端の密売価格で60億円分に当たる覚醒剤およそ80キロが、厚生労働省麻薬取締部に押収されていたことが分かりま... ...続きを見る

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2014/11/30 02:31
懲役3年執行猶予4年|覚せい剤をやめる
懲役3年執行猶予4年|覚せい剤をやめる 12日、ASKAさんの覚せい剤事件の判決公判で、東京地裁は、懲役3年執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡しました。 起訴状によると、被告人は覚せい剤と合成麻薬MDMAを使用。また、目黒区内の自宅で覚せい剤0.432グラムと合成麻薬MDMAなどの錠剤計約26グラムを所持したとされています。 ...続きを見る

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2014/09/13 23:51
稲沢市議の覚せい剤事件、中国広東省で公判開始
中国から覚せい剤約3キロを日本に密輸しようとしたとして、広東省の地方空国で逮捕された稲沢市議の公判が、広州市の裁判所で開始されました。8月26日、27日の両日で結審する予定とのことです。 ...続きを見る

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2014/08/27 04:50
中国で日本人男性に死刑執行、覚せい剤密輸で5人目
7月25日、中国で、麻薬密輸罪で死刑判決が確定していた日本人男性に対する死刑が執行されました。2010年4月に、相次いで4人の日本人男性に対する執行が行われてから4年余り、5人目に対する死刑執行となります。 ...続きを見る

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2014/07/27 11:55
覚せい剤使用事件と鑑定
ある人物が、覚せい剤を使用したか、つまり、覚せい剤を覚せい剤と分かって摂取したかどうかが問われるのが、覚せい剤(自己)使用事件です。覚せい剤使用事件といえば、必ず登場するのが尿中覚せい剤の鑑定、通称「尿鑑定」ですが、それだけではありません。覚せい剤使用事件では、ときに様々な鑑定書が登場しています。 ...続きを見る

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2014/07/23 16:11
覚せい剤供給の急増|世界薬物報告書2014
覚せい剤供給の急増|世界薬物報告書2014 先週、国連薬物犯罪事務所から、2014年版の「世界薬物報告書World Drug Report」(下記参照@)が発表されました。コカインやヘロインといったメジャーな麻薬の需給が概ね安定傾向を示すなかで、覚せい剤(メタンフェタミン)や、脱法ドラッグとともに各国に広まっている合成カンナビノイドなどの新型薬物の勢いは、収まる気配を見せません。 ...続きを見る

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2014/06/29 12:03
千葉地裁で無罪判決|覚せい剤輸入事件
千葉地裁で無罪判決|覚せい剤輸入事件 千葉地裁の裁判員裁判で審理されていた覚せい剤輸入事件で、また無罪が言い渡されました。第一審の裁判員裁判での全面無罪、これで17人目となりました。 ...続きを見る

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2014/06/14 23:54
薬物か?錯乱状態で保護された男性の死亡が続く
東京港区で、奇声を上げ暴れていた全裸の男性が警察官に保護され、その後死亡したと伝えられています。今のところ、死因や錯乱状態の原因などは発表されていませんが、このニュースに接して「脱法ドラッグか?」と思った人も多いことでしょう。 そういえば、5月中旬にも、錯乱状態で保護された男性が死亡したというニュースがありました。男性の周辺から薬物らしい物が見つかっているということです。 ...続きを見る

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2014/06/01 23:51
医師から密売人へ、注射器を横流し
覚せい剤密売人にとって、覚せい剤とともに顧客に提供する、重要な商売道具のひとつが注射器ですが、密売人の手元から大量に押収された注射器が、実は、医師が横流しした物だったことが明らかになりました。 覚せい剤密売人を検挙した兵庫県警が、その手元から押収した注射器の入手先を捜査し、容器に記載された顧客番号を追って容疑者を検挙したということです。 ...続きを見る

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2014/05/30 16:27
薬物事件を誘発して被疑者を検挙、巡査部長ら逮捕
薬物捜査担当の巡査部長が、覚せい剤に関係している男に指示して被疑者に覚せい剤を渡させ、その後、被疑者宅を捜索して被疑者を逮捕。こんな悪質な手段で覚せい剤事犯者を摘発した巡査部長が、静岡県で逮捕されました。巡査部長は、共犯の男とともに、被疑者に対して覚せい剤を無償で譲渡したとされています。 ...続きを見る

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2014/05/29 23:45
簡易尿検査キット|芸能人覚せい剤事件
逮捕された芸能人の事件捜査に関して、細切れな情報が少しずつ伝えられていますが、今日は、被疑者の自宅から、覚せい剤やMDMA錠剤といった薬物とともに、簡易尿検査用のキットが見つかったことが話題になっています。 ...続きを見る

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2014/05/18 23:50
改めてアンナカとは|芸能人覚せい剤事件
今日、覚せい剤取締法違反で芸能人が逮捕されたと報じられ、さっそく私のところへも取材や問い合わせが来ています。 この人物が、昨年、覚せい剤疑惑が取りざたされた際に、使ったのは覚せい剤ではなく「アンナカ」だったとコメントして話題になったことは、皆さんもご記憶でしょう。逮捕のニュースを受けて、改めて、去年の「アンナカ」発言も、再び話題になっているというわけです。 ...続きを見る

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2014/05/17 23:52
中高年の薬物問題
福岡県では57歳の小学校長が、そして神奈川県では40歳の警察官が、覚せい剤事犯として逮捕されたというニュースが相次ぎました。 教職や警察官という、人々の模範とならなければならない立場の人たちが、しかも分別盛りの年代で、覚せい剤などに手を出したことは非難に値します。でも、この年齢まできちんと生活して、社会的な立場も築き上げた人たちが何故・・・と首をかしげる人もあることでしょう。 医師、法律家、国会議員、経営者・・・これまでも、いろんな立場の人たちが薬物事件で逮捕されてきました。人生経験を積み、... ...続きを見る

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2014/05/13 23:53
中国での覚せい剤密造 | 覚せい剤密輸の半世紀9
2、中国大陸への密造拠点の移転  1990年代初めころ、韓国や台湾は覚せい剤に対する取り締まりを強化し、国内での密造を制圧しました。覚せい剤供給の源泉を断ったことで、韓国や台湾では、拡大し始めた覚せい剤乱用問題が鎮静化し、わが国でも、密輸される覚せい剤が減少し、品薄状態となりました。一時的には、大成功をおさめたことになります。  しかし、その裏では、密造グループの手で、中国大陸への密造拠点の移転が行われており、間もなく、新たな生産地から覚せい剤が供給され始めるのです。取り締まりの厳しくなった... ...続きを見る

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2014/05/11 16:48
密造拠点の中国への移動 | 覚せい剤密輸の半世紀8
覚せい剤密輸の半世紀 ...続きを見る

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2014/05/05 23:58
覚せい剤密輸のニュースをまとめて
このところ、成田、福岡、中部と各地の国際空港で覚せい剤密輸摘発のニュースが続きました。密輸の仕出し地は、メキシコ、西アフリカ、香港、韓国と多彩、そして検挙された人たちの国籍も、西アフリカ、オーストラリア、日本、そして在日の韓国人と多様です。 わずか1週間ほどの間に報道された事件ですが、まるで、覚せい剤密輸の見本集のようにあらゆるパターンが出そろいました。 ...続きを見る

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2014/05/03 06:17
覚せい剤密輸事件 | 覚せい剤密輸の半世紀7
6、覚せい剤密輸事件  1970年代、韓国や台湾などの近隣国で密造される覚せい剤が日本に密輸されるようになり、日本国内で密売される覚せい剤が次第に増加し始めます。覚せい剤密輸の草分けともいえるこの時期に、どんな人たちが、どのような手法で密輸を行っていたのか、実際の事件を通じてみておきましょう。 ...続きを見る

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2014/04/28 16:21
密売人検挙のニュースで覚せい剤の流通経路をまとめてみた
大阪で密売人検挙のニュースが、相次いで報じられました。逮捕されたのは、100グラムを仕入れて営利目的での譲り受けに問われている密売グループと、密売用の覚せい剤267グラムを営利目的で所持したとされる密売人。 両者とも、取り扱った覚せい剤の量からみると、いわゆる中卸(なかおろし)と呼ばれる中間密売人なのでしょうか。 4月18日のニュースには、密売グループが約100グラムの覚せい剤を105万円で仕入れたとあります。1グラム当たりにすると10500円。この1例だけを取り上げて云々することはできませ... ...続きを見る

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2014/04/20 23:12
台湾への進出 | 覚せい剤密輸の半世紀6
5、台湾への進出  1975(昭和50)年ころになると、わが国で摘発される覚せい剤密輸事件の仕出し地として、台湾、タイ、香港などが散見されるようになります。なかでも台湾は、その後わが国への主要な供給地になり、それまでわが国への覚せい剤供給地として第一位を占めていた韓国に代わって、1984(昭和59)年以降は、台湾が仕出し地の首位を占めるようになります。  台湾に覚せい剤密造の技術を持ち込んだのは、日本の暴力団だといいます。当時の警察庁幹部による論考には「(密造地としての台湾の)特徴としては、... ...続きを見る

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2014/04/12 17:13
密造拠点の拡散 | 覚せい剤密輸の半世紀5
4、韓国での取り締まり強化と密造拠点の拡散 ...続きを見る

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2014/04/08 23:39
え、暴力団が薬物乱用撲滅サイトとは・・・
多忙にしていたため、数日ぶりにニュースのチェックをしていたところ、英国のニュースサイトに「日本の暴力団がウェブサイトを立ち上げ」という記事があることに気づきました。 ザ・ガーディアンが、4月2日付で掲載した「日本の暴力団が独自のウェブサイトを立ち上げ」という記事(AFP配信)から、少し拾い読みしてみましょう(下記参照@)。 ...続きを見る

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2014/04/06 23:41
密造拠点は韓国へ|覚せい剤密輸の半世紀4
覚せい剤密輸の半世紀を振り返る連続記事です。 第1章 密造から密輸へ・・・1970年代〜 を続けます。 ...続きを見る

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2014/04/04 23:46
シャブ時代の開幕|覚せい剤密輸の半世紀3
覚せい剤密輸の半世紀を振り返る連続記事です。 前記事は ヒロポン時代の終焉|覚せい剤密輸の半世紀2 (2014/03/28) http://33765910.at.webry.info/201403/article_13.html ...続きを見る

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2014/03/30 04:32
ヒロポン時代の終焉|覚せい剤密輸の半世紀2
現在、日本の乱用市場に出回る覚せい剤のほとんどは、外国で密造され、不正な手段で密輸されたものです。 最初は国内で密造されていた覚せい剤が、外国から密輸されるようになったのは1970(昭和45)年ころのことで、それ以来およそ半世紀にわたって、日本の乱用市場は、もっぱらアジアの近隣国からの覚せい剤を受け入れながら拡大し、成熟してきました。いっぽう、視点を変えるなら、この半世紀は、日本の覚せい剤マーケットが、近隣国に供給拠点を拡散しながら、同時に各地に覚せい剤乱用を広げてきた軌跡でもあるのです。 ... ...続きを見る

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2014/03/28 22:04
控訴審で逆転有罪|覚せい剤輸入事件
2013年2月に、千葉地裁の裁判員裁判で無罪が言い渡された覚せい剤密輸事件の控訴審で、今日、東京高裁が逆転有罪の判決を下しました。このところ、1審の無罪判決を破棄して有罪を言い渡す高裁判決が続いているうえ、さらに、逆転有罪を支持する上告審の判断も相次いで出て、いくらか流れが変わったなと感じています。 ...続きを見る

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2014/03/24 21:11
覚せい剤乱用者は増えているのか|薬物情勢の報告書1
警察庁から「平成25年の薬物・銃器情勢」が発表されました(下記参照@)。 今年の話題は、覚せい剤の押収量の大幅な増加で、2013年中に全国の警察が押収した覚せい剤は約832キロ、前年(約349キロ)と比べ2.4倍に達したと、ニュースは伝えています。 ...続きを見る

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2014/03/20 23:59
日本の覚せい剤密輸を振り返る|覚せい剤密輸の半世紀1
現在、日本の乱用市場に出回る覚せい剤のほとんどは、外国で密造され、不正な手段で密輸されたものです。 最初は国内で密造されていた覚せい剤が、外国から密輸されるようになったのは1970(昭和45)年ころのことで、それ以来、日本の乱用市場に向けて、外国産の覚せい剤が密輸され続けていることになります。 日本への覚せい剤密輸が始まって、やがて半世紀を迎えようとする今、日本に運び込まれる覚せい剤は、その産地も、密輸を取り仕切る組織も、大きく変貌しようとしています。その変わり目を目の当たりにして、あらため... ...続きを見る

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2014/03/18 23:51
カルテルの標的はアジア太平洋地域|石材に隠した大量覚せい剤密輸
メキシコからの船積貨物を使った、覚せい剤の大型密輸が続々と摘発されています。今度は、重さ20トンの石材の中に大量の覚せい剤が隠されていたという事件。どうやら、これまでの密輸とは、少し違う流れが見え隠れしているようです。 ...続きを見る

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2014/03/07 17:46
メキシコでカルテル首領を逮捕、日本の覚せい剤密輸への影響は
この週末、アメリカのメディアはメキシコでの逮捕劇を大きく報じていました。米DEAとメキシコ海兵隊の共同作戦によって逮捕されたのは、メキシコで最大勢力となっているシナロア・カルテルの首領ホアキン・グスマン。米国に流入する薬物の多くを手中におさめ、ヨーロッパをはじめ世界の薬物密流通を支配するといわれる巨大組織の首領をついに追い詰めた成果に、メキシコ大統領は治安当局を称え、米司法長官も声明を出したといいます。 ↑グスマンの逮捕を報じるCBSニュースの記事(February 23, 2014) ... ...続きを見る

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2014/02/24 16:07
アジアから世界へ、日本の覚せい剤調達圏の変化
先日発表された税関の報告書(下記参照@)は、わが国の密売市場に出回る、覚せい剤の変化をはっきりと示しているようです。2001年ころからおよそ10年にわたってわが国に出回る覚せい剤が少ない時期が続きましたが、この縮小の10年を経て、覚せい剤の密輸経路が大きく変化しているのです。 環境変化や取り締まり強化によって、覚せい剤不足に追い詰められながらも、薬物組織は、新たな密輸ルートを模索しながら縮小の10年をしぶとく生き延び、いまや世界規模の覚せい剤マーケットという世界へ手を伸ばしています。 ...続きを見る

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2014/02/22 02:36
覚せい剤密輸摘発が13年ぶりの高水準|税関の2013年レポート
2013年の税関による密輸取り締まり実績が、発表されました。ここ数年増え続けていた覚せい剤などの密輸摘発が、件数、押収量とも昨年はいちだんと増加、不正薬物の押収量が1トンを上回るという深刻な状況が明らかになりました。 ...続きを見る

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2014/02/18 23:03
コイン精米所が密売人の隠し場所に
覚せい剤密売人が隠し場所に選んだのは、スーパーマーケットの駐車場に設けられたコイン精米所でした。多くの人が出入りするスーパーマーケットという日常的な場所が、覚せい剤取引に使われていた意外さに驚かれる方も多いでしょう。 でも、適度に人が出入りする場所ほど、密売人にとっては好都合な取引スポットになるのです。 ...続きを見る

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2014/01/27 23:48
広東省の覚せい剤村摘発・続報
広東省沿岸部に位置する陸豊市博社村、人口わずか14000人という小さな村をあげて、覚せい剤の密造が行われていたというニュースの続報です。 ...続きを見る

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2014/01/07 03:06
中国広東省で覚せい剤密造村の一斉捜索
お正月モードですっかり気が緩んでいたところへ、中国発のニュースが舞い込んできました。広東省沿岸部に位置する、人口14000人の小さな村で、警察官ら3千人を動員し、ヘリコプターや高速艇も駆り出して、ものものしい一斉捜索が行われたということです。捜索を受けた陸豊市博社村は、覚せい剤密造地として悪名高い村だったとか。 ...続きを見る

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2014/01/04 17:33
コインロッカーがイラン人密売組織の金庫
実に久しぶりに、イラン人密売組織に関するニュースです。逮捕された密売人が保管していたのは、覚せい剤約1.5キロと、売上金とみられる現金約3,000万円。大掛かりな密売組織が金庫代わりに使っていたのは、横浜市街地のコインロッカーでした。 ...続きを見る

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2013/11/24 02:51
中国で日本人が拘束、覚せい剤3キロとの情報も
またしても中国で、日本人が拘束されました。見つかったのは、覚せい剤3キロとの報道もあります。薬物密輸に対して非常に厳しい姿勢で臨む中国、仮に有罪となれば、死刑が言い渡されるおそれもあります。 中国では、2010年に相次いで4人の日本人に対して死刑が執行されましたが、その後も、中国で拘束される日本人は絶えません。 ...続きを見る

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2013/11/15 23:46
脱法ドラッグを覚せい剤と誤認|警視庁で誤認逮捕
配達された夕刊に、警視庁が覚せい剤と誤認して逮捕した男性を釈放したという小さな記事がありました。見た目も作用も覚せい剤によく似た脱法ドラッグが、次々に登場しているなかで、またしても誤認逮捕の発生です。 ...続きを見る

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2013/10/10 23:53
覚せい剤輸入事件、大阪地裁で2被告人に無罪|全面無罪事件のまとめ
先週末、大阪地裁は、裁判員裁判として審理されていた覚せい剤輸入事件で、手配役と実行役(運搬役)として起訴されていた2人の被告人に対して、それぞれ無罪を言い渡しました。平成21年5月に裁判員制度が導入されて以来、覚せい剤輸入事件で全面無罪を言い渡された被告人は、これで15人になりました。 下記に、現時点でのまとめを載せました。今回の大阪地裁判決は番号Mです。 ...続きを見る

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2013/09/30 12:27
北朝鮮北部で覚せい剤乱用が蔓延
北朝鮮の北部地域では、覚せい剤(メタンフェタミン)乱用が猛烈な勢いで広まっている・・・、このところ、世界のメディアが散発的にこんな話題を取り上げています。 この情報の源は、北朝鮮問題の専門雑誌「北朝鮮レヴューNorth Korean Review」の2013年春号に掲載された「北朝鮮における薬物使用の新たな局面:北部一帯で拡大するメタンフェタミン使用」という論文で、韓国の研究者が多数の脱北者からの聞き取りに基づいて、最新の北朝鮮情勢をまとめたものです(下記参照@に要旨があります)。 ...続きを見る

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2013/09/01 23:45
名古屋港で船員らによる覚せい剤密輸を摘発
6月中旬、名古屋港に入港した外国からの貨物船に隠して、覚せい剤約10キロを密輸した船員と、これを受け取った2人(いずれも外国人)が逮捕されました。 貨物船などの船員による薬物密輸、防止対策が整った近年では減少傾向にありますが、いまだ連綿と続いているパターンのひとつです。 ...続きを見る

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2013/08/05 23:55
中国広東省で薬物密造との戦い続く
中国の薬物組織が活躍する場所として知られた香港や、シンセンなどの大都市を抱える中国広東省では、2013年上半期中の薬物の製造、密売などによる検挙者が11,473人に上ったと、新華社の英語版ニュースが伝えています。 ...続きを見る

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2013/08/02 23:31
JR運転士の覚せい剤逮捕|再び職場での薬物検査を問う
近年、地下鉄や路線バスの乗務員が覚せい剤事件で逮捕されるというニュースが、しばしば報じられていますが、今度はJR北海道の運転士の逮捕です。公共交通機関の運転手にとって、アルコールや薬物は重大事故につながりかねない問題。「薬物乱用防止」の掛け声だけでなく、職場での薬物検査など、もっと具体的に薬物乱用を抑止する対策を急がなくてはなりません。 ...続きを見る

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2013/07/30 23:55
メキシコから覚せい剤約200キロ|神戸港で大型密輸摘発
覚せい剤密輸で、またしても200キロ級の大型摘発です。神戸港へ到着したコンテナ貨物の中身は、メキシコから積み出された鉄鉱石約70トン。そのなかに混入された、鉱石に似せて加工した塊の中には、ラップフィルムで包まれた覚せい剤が隠されていました。 なお、下記に挙げた参照@には、神戸税関で押収された覚せい剤や隠匿用の鉄鉱石に似せた塊などの写真があります。 ...続きを見る

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2013/06/26 23:27
ゴールデントライアングルが活発化|グローバル化する覚せい剤
経済発展の夜明けを迎えようとしているミャンマーから、最近は、明るいニュースが届いていますが、少数民族が暮らす奥地には、いまだ情勢不安定な地域も多いといわれます。ゴールデントライアングルの本拠地といわれるシャン州もそうした地域のひとつ。 あへん、ヘロインの生産地として、また近年ではメタンフェタミン(覚せい剤)の密造地として知られるゴールデントライアングルでは、どうやら、薬物活動が活発化している模様です。 ...続きを見る

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2013/06/19 23:56
脱法ハーブで、覚せい剤で、人身事故
ちょうど国会で、いわゆる悪質運転処罰法案の審議が開始される時期に合わせたかのように、薬物運転での人身事故が続いています。 名古屋では、脱法ハーブ運転で人身事故を起こした男性が、危険運転致傷で逮捕され、大阪では、覚せい剤使用者が危険運転で起訴されました。 ...続きを見る

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2013/06/17 23:54
α-PVPで逮捕|覚せい剤ユーザーと脱法ドラッグ
覚せい剤での逮捕を繰り返してきた芸能人が、またしても薬物で逮捕されたとニュースが流れています。今度の薬物はα−PVP、脱法ドラッグの成分として出回ったもので、昨年10月に指定薬物として販売等が禁止され、その後今年1月に麻薬に指定(施行は3月)、一般人の所持や使用も禁止されています。 ...続きを見る

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2013/06/08 00:49
密造原料でもイタチごっこ|ヨーロッパの薬物情勢報告書2
近年のヨーロッパでは、覚せい剤に似たタイプの中枢神経興奮系薬物が、脱法、違法を含めて様々な形で出回っていることが指摘されています。なかでも、原料の制約を受けにくい合成薬物が、出回る種類も流通量も増加しているといわれます。 もともと、MDMAやカチノン類などはヨーロッパの地域内で密造されたものが出回ることも多いのですが、近年では、こうした合成薬物の密造が活発化していることを示す兆候があると、報告書は指摘しています。 ...続きを見る

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2013/06/01 23:40
覚せい剤輸入事件、大阪、東京で相次いで無罪
5月28日には東京地裁で、そして29日には大阪地裁で、覚せい剤輸入事件の裁判員裁判で無罪判決が出ました。裁判員裁判で、覚せい剤輸入事件に全面無罪判決が出たのは、この2件を加えるとすると、14件目になるはずです。 なお、東京の事件では、同時に審理された入管法違反事件(不法在留)で被告人は有罪となっているため、全面無罪事件としてカウントすることはできないかもしれませんが、覚せい剤輸入に関する部分(覚せい剤取締法違反と関税法違反)については無罪の判決です。 ...続きを見る

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2013/05/30 22:35
ナイジェリア・マフィア・2|グローバル化する覚せい剤
アジア産のヘロインをアメリカへ、南米産のコカインをヨーロッパへ、そしてわが国やアジア諸国には覚せい剤(メタンフェタミン)を・・・。今や、世界の薬物流通のハブ基地となっている西アフリカ地域で暗躍する、ナイジェリアの薬物犯罪組織、俗にナイジェリア・マフィアと呼ばれるグループの実態を探っています。前回の記事からの続きです。 このグループが最も得意とするのが、運び屋を旅行客に仕立てて、薬物を運搬させる手口で、アジア向けの覚せい剤(メタンフェタミン)の密輸でも、これまでに摘発されたケースのほとんどが、運... ...続きを見る

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2013/05/24 23:48
西アフリカは今や覚せい剤の生産地
まず、アルジャジーラの英語ニュースサイトに、今年4月に掲載されたビデオをご覧ください(下記参照@)。 ニュースは、ナイジェリアの最大都市ラゴスの近郊で、麻薬取締局がメタンフェタミン(覚せい剤)密造施設を摘発したと伝えています。百キロを超えるメタンフェタミンや原料化学品が押収され、密造にかかわっていた関係者が逮捕されましたが、そのなかには3人のボリビア人が含まれていたといいます。麻薬取締局の幹部は、ナイジェリア国内で行われる密造の背景には国際的なネットワークが広がっていると語ります。 この1年... ...続きを見る

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2013/05/19 22:50
台湾からの覚せい剤密輸事件、その背後には・・・
近年ではあまり目立たなくなった、台湾からの覚せい剤密輸、2月に羽田空港で摘発された密輸の背後に捜査の手が及んだというニュースです。 ...続きを見る

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2013/05/07 23:49
今度は覚せい剤240キロ、貨物便利用の密輸
昨年12月、船積みのコンテナ貨物として博多港に運ばれたロードローラーから、覚せい剤約110Kgが発見された事件がまだ記憶に新しいところへ、今度は、神戸港に着いた船積み貨物の製粉機から、約240キロという大量の覚せい剤密輸が摘発されました。このところ、船積みの大型貨物をつかった大量密輸の摘発が続いています。 ...続きを見る

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2013/04/22 23:45
覚せい剤4.2キロ、末端価格で3億円
成田空港で摘発された、覚せい剤密輸事件が報道されています。鳥をかたどった民芸品ふうの木彫2体から取り出されたのは、合計約4.2キログラムの覚せい剤、末端価格で約3億円になるとか。 さて、この「末端価格」とはいったいどんな数字なのか、いささか執拗にこだわってみました。 ...続きを見る

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2013/04/17 05:47
ふるきず・・・|前科記録と職務質問
S子さんから電話をもらったのは、何年ぶりでしょう。でも、今日の彼女は、挨拶さえ忘れて、興奮気味に話し始めました。 ...続きを見る

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2013/04/09 23:56
青少年問題から中高年の問題へ|薬物情勢の報告書3
前回に引き続き、『平成24年中の薬物・銃器情勢』を通じて、わが国の薬物問題の現況を考えていきます。近年、覚せい剤乱用は縮小傾向を示しているのに、年間の検挙者数は横ばいを続けています。 ...続きを見る

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2013/03/18 23:59
ここまで改善した薬物問題|薬物情勢の報告書2
昨日発表された『平成24年中の薬物・銃器情勢』を通じて、わが国の薬物問題の現況を考えてみたいと思います。 この資料は、全国の警察で薬物犯罪の取締りにあたっている部門が、年間の活動報告として発表しているもので、薬物問題を犯罪取締りの観点からまとめた報告書です。わが国では、ほかに厚労省が随時まとめる資料や、薬物密輸の取締りに当たる税関(財務省)や海上保安庁などによる報告書も公表されています。 なお、警察で薬物事件の取締りにあたっているのは、主に組織犯罪対策部の銃器薬物対策課ですが、少年による薬物... ...続きを見る

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2013/03/16 01:15
犯罪が減少する中、覚せい剤事犯は下げ止まり
私は弁護士として活動を始めて以来ずっと国選弁護人として登録し、一定数の国選弁護事件を引き受けていますが、近年では、国選弁護の割り当てが極端に減ってきました。そういえば、ここ数年、刑事事件が減っているのです。経済状況が沈滞するなかで、日本社会は、犯罪までもが縮小均衡の様相を示しているかのようですが、とりあえず静かで安全な生活環境については歓迎しておきましょう。 ...続きを見る

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2013/03/14 07:36
新生児の尿から覚せい剤|覚せい剤使用罪の立証
最近、出産したばかりの新生児の尿から覚せい剤が検出されたことから、その母親の覚せい剤使用罪を立証しようとするケースが相次いでいます。 先日、こうした裁判のひとつで、有罪判決の言い渡しがされました。昨年10月、函館市内の病院で出産した女児が仮死状態となり、病院が検査したところ、尿から覚醒剤成分が検出されたとして、その母親を覚せい剤の使用で起訴した事件です。 いっぽう、大阪では、さらに同様の事件が起訴されたといいます。 ...続きを見る

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2013/03/09 23:44
中国発の覚せい剤密輸オーストラリアで摘発|グローバル化する覚せい剤2
日本で摘発された覚せい剤密輸事件に、国際的な薬物犯罪組織の関与を思わせるケースが続発しています。ひと昔前には、中国や韓国、台湾など日本周辺の地域から、暴力団の手によってもたらされるものが中心だった覚せい剤の国際流通が、近年では大きく変貌し、国際的な薬物犯罪組織の手によってグローバルな規模で大規模に流通していることが、いよいよ鮮明になってきました。 折から、オーストラリアでは、中国から積み出された貨物コンテナ中に、大量の覚せい剤が発見されたというニュースが届きました。 ...続きを見る

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2013/03/01 12:06
2012年の覚せい剤密輸摘発は過去10年で最多
2月18日、財務省は2012年の全国の税関での関税法違反事件の取締り状況を発表しました。 覚せい剤の密輸摘発は141件、押収量は約482sとこの10年間では最多を記録しました。大型密輸事件の摘発が相次いだことが、押収量を押し上げたようです。いっぽう、航空機旅客による密輸入も依然として多く、押収量は3年連続で200sを超えました。 覚せい剤の密輸ルートは、ますます多様化しています。覚せい剤の仕出し地として、近年目立っていた「アフリカ・欧州」がやや減少し、昨年は世界のあらゆる地域からわが国に覚せ... ...続きを見る

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2013/02/23 03:13
EUが覚せい剤の中継地に|EU薬物市場レポート1
1月31日、EUをめぐる薬物市場のダイナミクスをとらえた意欲的な報告書「EU薬物市場レポート」が発表されました。編集にあたったのはEU薬物機関のEMCDDAと、欧州刑事警察機構(ユーロポール)。 報告書は、大きく変貌しつつあるヨーロッパの薬物市場を表すキーワードとして、「多様化」「グローバル化」を掲げます。脱法ドラッグも含めて急速に多様化し、しかもその原料物質や製品が地球規模で流通している現在。この市場はますます巨大化しつつあるようです。 この興味深いレポートから、私たち日本人に関係の深い部... ...続きを見る

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2013/02/08 22:53
中国の薬物状況2012
中国の2012年の薬物犯罪状況が公表されました。新華社系の英語ニュースによると、昨年1年間に、中国の警察が逮捕した薬物関連犯罪での逮捕者は約13万人。 薬物の押収量は ・ヘロイン・・・約7.3トン ・メタンフェタミン(覚せい剤)・・・約16.2トン ・ケタミン・・・約4.7トン ほかに薬物の密造に使われる化学薬品が5800トン以上押収されました。 警察は、現在の薬物情勢はますます複雑化し厳しさを増しているとして、100日間にわたる取り締まり強化キャンペーンを展開するということです。重... ...続きを見る

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2013/01/27 22:06
東アフリカ発の覚せい剤密輸|グローバル化する覚せい剤
人も貨物も動きが大きくなる年末は、覚せい剤密輸にとってまたとないチャンス、例年この時期には密輸の摘発も増加するのですが、このところ、ケニア発とみられる覚せい剤が海から、空から日本に運ばれ、立て続けに摘発されています。 ...続きを見る

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2013/01/15 23:39
覚せい剤と出産3
3、妊娠中の覚せい剤使用とその影響―長期的なリスク 1980年代、アメリカではコカイン乱用が急速に拡大するなかで、コカイン乱用者の母親から生まれたコカイン・ベビーが問題になっていました。胎内でコカインにさらされた子どもたちは未熟児として生まれることも多く、火がついたように泣き、ひきつけを起こし、小児期になっても多くの問題を抱える例が多いといわれました。 そして、1990年代末ころから広まり始めたメタンフェタミン(Methamphetamine)(覚せい剤)乱用によって、今度はメス・ベビー問題... ...続きを見る

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2013/01/09 21:06
覚せい剤と出産2
前記事からの続きです。 ...続きを見る

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2013/01/07 23:36
覚せい剤と出産1
新聞の小さな記事が、新生児の尿中に覚せい剤が検出されたことで、その母親を覚せい剤使用罪で逮捕したと報じています。 刑事司法の観点からいうと、新生児の尿中から検出された覚せい剤を根拠に、その母親の覚せい剤使用を立証しようというのは、あまり例のない手法です。当然、母親の尿も検査されたはずですが、検査の時期が遅かったのか、母親の尿からは覚せい剤が検出されなかったのでしょう。もしこの事件が起訴されるとしたら、どのような立証がなされるのか注目したいところです。 いっぽう、こうした事例は、妊娠中の女性が... ...続きを見る

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2013/01/06 21:31
2名に逆転無罪―鳥取海岸覚せい剤密輸事件
2002年、北朝鮮から船舶で運搬された覚せい剤を島根、鳥取など日本海沿岸へ陸揚げして密輸した一連の覚せい剤輸入事件で、一審では首謀者として無期懲役を言い渡された被告人2名に対して、東京高等裁判所が逆転無罪の判決を言い渡しました。 被告人両名が関与を否定する中で、一審で被告人両名を有罪とした最大の決め手は共犯者とされたFの供述ですが、その信用性の評価について、全く逆の判断が示されたことになります。 ...続きを見る

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2012/12/15 17:16
グローバル化する覚せい剤密輸ルート
先月末、薬物密輸に関して、私にとって興味深いニュースが報じられていました。近年急速に増えている西アフリカからの覚せい剤密輸ルートの解明につながるのでしょうか。 ...続きを見る

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2012/12/04 23:59
覚せい剤と再犯
ここ数日、覚せい剤事件で執行猶予判決を受けた女性タレントの芸能界復帰の話題に関係して、私のところにも、覚せい剤事犯の再犯率の問い合わせが寄せられています。「覚せい剤はやめられない」そんなイメージが強いせいか、ひとたび覚せい剤事犯として有罪判決を受けた人に対して、再犯を危惧する見方が強いのでしょうか。 ...続きを見る

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2012/11/26 22:52
多様化する中枢興奮系薬物|ヨーロッパの報告から
EUの薬物情勢をまとめた年次報告書Annual report 2012: the state of the drugs problem in Europeから、最近の話題を紹介します。 [参照] 2012 Annual report on the state of the drugs problem in Europe EMCDDA, Lisbon, November 2012 http://www.emcdda.europa.eu/publications/annual-rep... ...続きを見る

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2012/11/18 23:59
指定薬物をニセ覚せい剤として密輸?|南大東島薬物密輸
台湾から密輸された大量の薬物、ルートも手法も典型的な覚せい剤密輸の手口であるにもかかわらず、押収した薬物を鑑定してみたら、覚せい剤は検出されず、指定薬物だった・・・。なにやら複雑な背景のありそうなニュースが伝えられています。 ...続きを見る

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2012/10/04 23:52
脱法ドラッグと危険運転致死傷罪・3
欧米では、薬物使用が運転に及ぼす影響を検討するために、これまで多くの研究が行われてきましたが、その研究の手法は、大きく3タイプに分類することができます。 まず第1の類型は、ある薬物の薬理作用が人の運動機能や認知能力に及ぼす影響を具体的に調べることですが、主に研究室で試験的に被検者に薬物を投与したうえで様々なテストを行い、薬物の投与量とテスト結果との関連を調べます。第2の類型は、実際に起きた交通事故のデータを分析するもので、運転者の体内に検出された薬物の濃度(血中濃度)と事故の態様を詳細に分析し... ...続きを見る

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2012/09/17 23:00
覚せい剤密輸事件、裁判員裁判で9件目の無罪判決
加筆修正 これまでの無罪判決事案のうちGの内容がまちがっていましたので、書き換えました。 ***** ...続きを見る

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2012/09/12 23:17
覚せい剤押さえ込みに米DEAとメキシコが連携強化
8月23日、米麻薬取締局(DEA)とメキシコ政府が、覚せい剤(メタンフェタミン)密造の押さえ込みに向けて、連携を強化する誓約書に調印しました。両国の取締り当局は、情報の共有、取締りの合同訓練などでの連携を強化し、メタンフェタミン密造の取締りに当るということです。 ...続きを見る

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2012/08/24 23:51
薬物常用者の運転免許取り消し|中国の薬物事情
中国からの話題を続けます。 薬物の影響下での自動車運転を防止するために、中国政府は、薬物常用者の運転免許を取り消すという決定をしたと、政府系ニュースが伝えています。 今年4月、14名が死亡、20名が重軽傷を負った、中国東部の江蘇省で起きた観光バスとトラックの衝突事故で、バス運転手の尿から薬物が検出されたことから、薬物使用による危険運転の問題に、世間の関心が寄せられていたなかで、この決定が下されたといいます。 ...続きを見る

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2012/08/08 03:56
エフェドリン含有薬品の購入制限|中国の覚せい剤事情
中国では、依然として覚せい剤乱用が増加し続け、問題になっていると、中国系のニュースが伝えています。8月1日に発表された、中国政府がまとめた2011年の薬物乱用年次報告書の結果を踏まえた報道です。 ...続きを見る

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2012/08/03 15:00
2012年版世界薬物報告書
世界麻薬撲滅デーの6月26日、国連薬物犯罪事務所(UNODC)はニューヨークで『2012年版世界薬物報告書2012 World Drug Report』を発表しました。 同報告書によれば、世界の薬物状況はおおむね安定傾向にあるものの、脱法ドラッグとして流通する新規薬物の増加や、処方薬の医療目的外乱用など、新たな問題も浮上し、依然として、薬物問題は世界の公衆衛生上の一大脅威であるとしています。 今年の報告書は、これまでの編集スタイルを一新したシンプルな構成になっているため、私にとってはいささか... ...続きを見る

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2012/06/29 19:02
覚せい剤で逮捕後に被疑者が死亡|覚せい剤急性中毒
<ニュースから>***** ●容疑者死亡:覚せい剤譲渡容疑、聴取1時間後に−−大津署 /滋賀 大津署は12日、覚せい剤取締法違反(譲渡)容疑で逮捕した大津市・・・職業不詳、K容疑者(48)が取り調べ中に意識を失い、まもなく急性心不全で死亡したと発表した。 同署によると、K容疑者は今年2月22日ごろ、同市内で30代女性に覚醒剤を含む水溶液を譲り渡した容疑があり県警が行方を追っていた。12日午前2時15分ごろ、同市打出浜の大津署前の県道交差点でダンプカー(3トン)とワン... ...続きを見る

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2012/05/13 23:54
覚せい剤密造事件、東京のマンションで摘発
<ニュースから>***** ●東京・墨田区で覚せい剤所持の日本人とシンガポール人の夫妻逮捕 東京・墨田区のマンションで、覚せい剤を所持していた日本人とシンガポール人の夫婦が現行犯逮捕された。 H容疑者(64)と妻でシンガポール国籍のZ容疑者(51)は、4月10日、墨田区の短期賃貸マンションの一室で、覚せい剤およそ500グラムを所持していたところを、覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕された。 H容疑者らは、都内のマンションなどを転々としており、墨田区のマンションの一室からは、覚せい剤を精製す... ...続きを見る

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2012/04/20 23:46
メキシコの麻薬カルテルと覚せい剤3
●密造覚せい剤は北へ向かう もともとメキシコの薬物犯罪組織は、アメリカの巨大市場に向けて各種薬物を供給することで、勢力を拡大してきました。覚せい剤の場合も、その主要なターゲットはアメリカです。メキシコからアメリカへ、あらゆる手段を利用して密輸されており、近年では国境を潜り抜ける秘密の地下トンネルや、潜水艇、超軽量飛行機など、新手の密輸手段の摘発が続いています。 2010年、アメリカ合衆国のメキシコ国境地帯での薬物押収量は、コカイン約17.8トン、メタンフェタミン(覚せい剤)約4.5トン、大麻... ...続きを見る

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2012/04/02 23:50
メキシコの麻薬カルテルと覚せい剤2
● 化学工場並みの設備と規模の密造所 これまで、公的機関の発表を通じて私たちが触れてきたメタンフェタミン(覚せい剤)の密造所といえば、バラック建ての作業小屋の床に無数のポリタンクやドラム缶が並ぶといった、いかにも粗末なものでした。ところが、最近メキシコで摘発される密造所のケースでは、まったく異なる光景に出会うのです。 たとえば、今年2月に15トンという記録的な覚せい剤が押収されたハリスコ州の密造所のケースでは、ニュース画面は本格的な化学工場並みの装置の一部を捉えています。また、2011年7月... ...続きを見る

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2012/03/31 23:31
メキシコで覚せい剤15トンを押収
メキシコ西部ハリスコ州で、メタンフェタミン(覚せい剤)密造所が摘発され、約15トンという膨大な量のメタンフェタミンが押収されました。2009年の世界全体でのメタンフェタミン押収量は約31トン[1]、今回の大量押収はその半分に当たるという量です。 摘発された密造所は、メキシコ第2の都市グアダラハラ郊外の小規模な牧場の中にあり、外見はごく普通の農家のように見えますが、建物内には想像を超える量のメタンフェタミンや、密造原料として使われる苛性ソーダなどが貯蔵されていました。この施設では、12から15人... ...続きを見る

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2012/02/10 16:07
またしても簡易試験のミスで誤認逮捕
このブログで、同じような記事を何回書いたことでしょうか。残念なことに、また薬物簡易試験の判定ミスから、誤認逮捕が繰り返されました。小手先ではない抜本的な解決への取り組みは、何時になるのでしょうか。 ...続きを見る

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2012/01/18 23:12
縮小期の覚せい剤市場|薬物問題2012
前々回の記事の続編です。 日本の薬物乱用の中心を構成してきた覚せい剤の市場は、いま、長期的な縮小傾向をみせています。縮小期と考える根拠は、@末端での密売価格が高水準を維持して品不足を示している、A覚せい剤取締法違反での検挙者が減少している、B検挙者の平均年齢が上がり高齢化がみられる、C検挙者中の若年初犯者が減少している、などです。 しかし、さすがの縮小トレンドもそろそろ底を打った様子です。2001年ころから高騰していた末端での覚せい剤密売価格が、この数年、少しずつ値下がりし始め、市場に供給さ... ...続きを見る

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2012/01/09 23:57
覚せい剤市場と景気動向|薬物問題2012
薬物事件も少なく、市場の変化も少ない年頭のこの時期。ちょっと視点を変えて、薬物問題をマクロに俯瞰してみることにしましょう。見慣れた日本の薬物状況も、長期的な社会の変化や、世界全体の流れの中に位置づけて見直してみると、また、新しい発見ができそうです。 まず、薬物乱用のトレンドと景気動向の関係について。薬物市場もまた、景気の影響を強く受けているのです。 ...続きを見る

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2012/01/07 23:46
別件逮捕による採尿は違法、覚せい剤使用事件で無罪判決
謹んで、年頭のご挨拶を申し上げます。 晴れやかさも控えめな2012年の幕開けですが、太陽は、いつにも増して輝いてくれています。 皆さまの1年が実り多いものになりますよう、祈念いたします。 ...続きを見る

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2012/01/06 02:31
中国でまた日本人に死刑判決
薬物取引を行った犯罪者に対して死刑の判決を言い渡し、厳正に執行している中国で、また日本人に対して死刑判決が下されました。第1審の中級人民法院での判決だということです。 今回もまた、日本に密輸するための覚せい剤に関係した事件。東莞市は、香港から内陸へ約100キロほどのところにある都市で、近年、日本に向けて密輸される覚せい剤の仕出し地として、深セン市や東莞市といった名前がよくあげられています。香港に近い広東省は、北朝鮮国境に近い中国東北部とともに、中国から日本に密輸される覚せい剤の代表的な仕出し地... ...続きを見る

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2011/12/17 23:55
妊娠中の女性と薬物使用
妊娠中に覚せい剤を使っていた女性が逮捕されていたというニュースに、驚きの声が上がっています。そういえば、今年4月には、栃木県での民家でみつかった新生児の遺体から覚せい剤が検出され、母親の若い女性が逮捕される事件がありました。 ...続きを見る

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2011/12/16 01:33
高齢化する乱用者|平成23年版犯罪白書1
今日、手元に届いた平成23年版犯罪白書のページをめくりながら、つくづく、犯罪の減少を実感しています。私は、国選弁護や弁護士会の当番弁護士などをひととおりやっているのですが、このところ、指定された待機日程に出動要請がまわってこないことが続いています。10年ほど前、犯罪が全般に多かった時期には、待機日に2事件の出動要請を受けることも珍しくなかったことを思うと、隔世の感があります。 薬物犯罪も幸いなことに低水準を維持しています。覚せい剤取締法違反の検挙人数は、昨年よりわずかに増加しましたが、その他は... ...続きを見る

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2011/12/14 23:52
国連薬物犯罪事務所がATSの報告書を発表
11月30日、国連薬物犯罪事務所はアジア太平洋地域のATS(アンフェタミン型興奮剤)の新しい報告書『2011年版ATS等のパターンとトレンドPatterns and Trends of Amphetamine-Type Stimulants and Other Drugs, Asia and the Pacific, 2011』を発表しました。 これは、日本、韓国、オーストラリアなどアジア・太平洋地域の主要加盟国が中心になって進めているSMART( Synthetics Monitoring:... ...続きを見る

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2011/12/01 23:48
覚せい剤急性中毒|相次ぐ保護対象者等の死亡2
「暴れている人がいる」と通報を受けて警察官が駆けつけると、顔面蒼白で目の焦点が合わず、意味不明の大声をあげ、暴れている男を発見。腕には真新しい注射痕があり、周囲には使い終えた注射器や空のビニール袋が・・・。私の手元の事件記録には、逮捕手続きの報告書中に、このような状況が克明に説明されているものが多数あります。 たいていの場合、大暴れしていた男は、数時間もすれば落ち着き始め、やがてだるさや眠気を訴えるようになります。 でも、異様なまでの精神興奮状態の裏側で、頻脈、血圧上昇、高体温などの身体症状... ...続きを見る

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2011/11/08 23:47
メコン川の薬物ギャング中国船を襲撃
10月10日、中国のニュースサイトは、メコン川上流域で貨物を運搬していた中国船2隻が、武装グループの襲撃を受け、乗組員13人が殺害されたと報道しています。この武装グループは、いわゆるゴールデン・トライアングルで暗躍する麻薬犯罪組織のひとつとみられています。 この地域はアジアで流通するメタンフェタミン(錠剤型と結晶型)の主要な産地のひとつで、多数の薬物犯罪組織がメタンフェタミンの密造・密輸にかかわっています。バンコク発の新華社の英語ニュースを通じて、事件の概要をみておきましょう。 ...続きを見る

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2011/10/12 23:59
タイの覚せい剤事情|世界ATSアセスメント7
タイで船積みされた家具に隠した、覚せい剤約17キロの密輸が摘発されたと、ニュースが伝えています。数年来、押収が少なかった船便貨物を利用した密輸ですが、6月に横浜港で発見された自動車の燃料タンクを利用した密輸に続いての摘発。船便貨物利用の密輸は、1回に運ぶ量の多さが特徴です。 ...続きを見る

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2011/10/07 22:29
トルコから国際宅配便で覚せい剤密輸
<ニュースから>***** ●カレールーと梱包 覚醒剤約2キロ密輸容疑でトルコ人を逮捕 航空便で密輸された覚醒(せい)剤を受け取ったとして、警視庁組織犯罪対策5課と東京税関などの共同捜査本部は、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、トルコ国籍で東京都板橋区、バイク店経営の容疑者(41)を逮捕した。 同課によると、容疑者は、知人のイスラエル国籍の男(37)から荷物の受け取りを頼まれており、同課は同法違反容疑で男の逮捕状を取って行方を追っている。男はすでに出国している。容疑者は調べに、「... ...続きを見る

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2011/09/30 01:53
メキシコ発の覚せい剤密輸|世界ATSアセスメント6
国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表したATSに関する報告書を手がかりに、わが国に流入する覚せい剤の産地や流通ルートの新たな流れを探っています。 ここでは、とくに記載しない場合、出典は『2011年版世界ATSアセスメント2011 Global ATS Assessment』です。他の資料に基づいている箇所では、出典を示しています。 ...続きを見る

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2011/09/26 22:45
韓国でもアフリカ発密輸が急増|世界ATSアセスメント5
今日は、国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表したATSに関する報告書『2011年版世界ATS報告書』に関する連載記事の番外編です。世界的な視野でメタンフェタミンの流れをとらえた場合、日本と韓国はいろんな意味でひとくくりに位置づけられるようで、この報告書では、日本と韓国はワンセットの覚せい剤市場として扱われています。 たしかに、薬物乱用の状況がそれほど深刻ではない点も、乱用される薬物の代表が覚せい剤である点も、日本と韓国の事情はよく似ているようです。 その韓国から、覚せい剤密輸が急増、しかも... ...続きを見る

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2011/09/24 23:40
イラン系薬物犯罪組織|世界ATSアセスメント4
国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表したATSに関する報告書を手がかりに、わが国に流入する覚せい剤の産地や流通ルートの新たな流れを探っています。 ここでは、とくに記載しない場合、出典は『2011年版世界ATSアセスメント2011 Global ATS Assessment』です。他の資料に基づいている箇所では、出典を示しています。 ...続きを見る

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2011/09/20 21:10
新たな供給ルート|世界ATSアセスメント3
国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表したATSに関する報告書を手がかりに、わが国に流入する覚せい剤の産地や流通ルートの新たな流れを探っています。 ここでは、とくに記載しない場合、出典は『2011年版世界ATSアセスメント2011 Global ATS Assessment』です。他の資料に基づいている箇所では、出典を示しています。 ...続きを見る

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2011/09/19 23:43
覚せい剤流通の変化|世界ATSアセスメント2
9月13日、国連薬物犯罪事務所(UNODC)は、世界のATS状況に関する重要な報告書『2011年版世界ATSアセスメント2011 Global ATS Assessment』を発表しました。 報道発表のタイトルは、「ATS:世界で2番目に乱用されているタイプの薬物」というもの。世界でもっとも広く乱用されているのは大麻ですが、これに次ぐ第2位の薬物としてATSが急速に浮上しており、世界の不法薬物の流通にも変化が生じていると、この報告書は警鐘を鳴らしています。 ATSとは、アンフェタミン型興奮剤... ...続きを見る

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2011/09/18 17:28
西アフリカと覚せい剤|世界ATSアセスメント
またしてもアフリカ発覚せい剤密輸が摘発されたと、ニュースが報じています。今度は西アフリカからの密輸。ナイジェリアの隣国カメルーンから、覚せい剤を飲み込んで密輸した事件です。現在のニュースでは、密輸の経緯がよくわかりませんが、いずれ明らかになることでしょう。 ...続きを見る

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2011/09/14 23:20
妊娠・育児と覚せい剤
栃木県佐野市で乳児の死体が発見された事件、昨日、判決の言い渡しがあったと報じられています。報道では、遺棄された乳児の遺体から検出された覚せい剤で、母親の覚せい剤使用を立証したと伝えられていましたが、その点がどのように認定されたかについて、詳細はわかりませんが・・・。 <ニュースから> 佐野の乳児死体遺棄:母親に猶予判決−−地裁支部 /栃木 佐野市の民家で4月、生まれたばかりの男児の遺体が見つかり、遺体から覚醒剤が検出された事件で、死体遺棄と覚せい剤取締法違反の罪に問われた住所不定、無職、T... ...続きを見る

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2011/08/19 00:11
NYで高純度覚せい剤を大量押収|DEAが発表
アメリカ合衆国の麻薬取締局(DEA)は、ニューヨーク市を拠点とする麻薬組織の首領など4人を逮捕し、記録的な量のメタンフェタミンとヘロインを押収したと発表しました。 ...続きを見る

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2011/08/02 23:41
末端密売価格|薬物犯罪組織の実際5
私がこれまでに経験した多数の事案から、似たものを選び出して混ぜ合わせた架空の事例を通じて、薬物密売組織の実際の姿を語っています。 ...続きを見る

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2011/07/24 23:07
メキシコで大量の覚せい剤原料を発見
AP通信メキシコシティ発のニュースが、メキシコで最大規模の覚せい剤原料が押収されたと報じています。しかも、その内容は、覚せい剤密造技術の変化を示しています。覚せい剤原料の規制を強める政府に対抗して、メキシコのカルテルは、新たな密造原料に切り替えて、再び、覚せい剤密造を加速させているようです。 ...続きを見る

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2011/07/22 23:48
西アフリカ発の覚せい剤密輸、関空で摘発
<ニュースから> ●覚醒剤密輸:ベナンから、容疑で男逮捕−−関西国際空港 /大阪 西アフリカのベナンから覚醒剤を密輸しようとしたとして、大阪税関関西空港税関支署と関西空港署は15日、隣国トーゴ在住の自称レストラン・マネジャー(52)=イタリア国籍=を覚せい剤取締法違反(営利目的密輸)の疑いで逮捕、送検したと発表した。ベナンからの覚醒剤持ち込み摘発は開港以来初めて。 毎日新聞 7月16日(土)14時6分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2011071... ...続きを見る

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2011/07/17 22:52
日本でもスマーファー対策ようやく始動
昨年6月、相模原の民家で、風邪薬を原料に覚せい剤を密造したとしてイラン人が逮捕された事件をご記憶でしょう。そこで使用されたのが、プソイドエフェドリンを含む風邪薬(鼻炎薬)で、外国製の風邪薬のほか、国内の薬局で購入したと思われる鼻炎薬なども使われていたといいます。 欧米では、薬局で買える鼻炎薬を材料に、比較的簡単な設備で覚せい剤を密造することが広がり、薬局での販売制限が行われていますが、販売制限をかいくぐって鼻炎薬を買い集めるスマーフィングと呼ばれる行為がアメリカで問題になっています。 日本で... ...続きを見る

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2011/07/11 22:02
続・北朝鮮からの密輸薬物
北朝鮮製の麻薬・覚せい剤の問題に触れたついでに、もう少し続報を。以前から、北朝鮮からの麻薬密輸問題を告発し続けているのが、アメリカ国務省が発表している『国際麻薬統制戦略報告書International Narcotics Control Strategy Report (INCSR)』です。その第1部の各国レポートは、世界各国の麻薬情勢をかなり具体的に報告しています。 INCSRレポート2011年版から、北朝鮮の項をみておきます。(North Korea/pp.432) ...続きを見る

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2011/07/07 11:52
北朝鮮からの密輸薬物、中国と韓国が連携で取り締まり
国際ニュースの小さな記事が、北朝鮮から密輸される薬物の問題について報じています。中国と韓国が協力して、取り締まりにのり出したそうです。 ...続きを見る

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2011/07/06 23:39
輸入車タンクに覚せい剤水溶液、この手口はまるでメキシコ流
横浜港に輸入された中古車のガソリンタンクから大量の覚せい剤水溶液が見つかった事件、3月にも同様の手口で覚せい剤を密輸したとして、被疑者3人を再逮捕、新たに1人を逮捕したと、今日のニュースが報じています。 いっぽう、一連の大規模輸入のようすも、少しずつわかってきたようですが、細部を知るほどに、この密輸の手口は、メキシコ流に思えてきます。この密輸のニュースに最初に接したとき、私は、てっきりメキシコからの密輸だと早合点したものです。メタンフェタミンの密造が盛んに行われているメキシコから、水溶液や液体... ...続きを見る

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2011/06/25 23:12
覚せい剤製造事件の立件になるか?
輸入中古車2台の燃料タンクから、覚せい剤の水溶液合計約160リットル(約85キログラムの覚せい剤に相当)が見つかった事件で、神奈川県警に逮捕された3人の周辺から、覚せい剤の精製に使っていたとみられるマンションの契約が浮かび上がっていると、ニュースが伝えています。 ...続きを見る

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2011/06/17 00:19
心神喪失で殺人未遂は不起訴|覚せい剤と責任能力
ホームセンターの駐車場で男子中学生が突然刺された事件、殺人未遂で逮捕された男の処分が決まったと、ニュースが伝えています。 <ニュースから> ●茨城の中3刺傷、殺人未遂逮捕の男を不起訴…覚醒剤で心神喪失 1月に茨城県土浦市北荒川沖町のホームセンター駐車場で当時中学3年の男子生徒を刺したとして、殺人未遂容疑で逮捕された住所不定、無職容疑者(34)について、水戸地検は13日、覚醒(覚醒)剤使用による心神喪失を理由に殺人未遂罪を不起訴としたうえで、覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴した。 事件... ...続きを見る

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2011/06/14 03:04
中国から覚せい剤の話題
中国では、覚せい剤への警戒感が高まっています。新華社英語ニュースは、最近、相次いで覚せい剤関連のニュースを報じました。日本で「覚せい剤」と呼ばれるメタンフェタミンは、中国では氷毒、または氷と呼ばれ、新しいタイプの薬物として、全土に乱用が拡大し、警戒されています。 ...続きを見る

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2011/05/23 23:33
覚せい剤と凶悪犯罪|覚せい剤使用者による放火事件
<ニュースから> ●覚醒剤服用し放火した女の裁判員裁判 京都 覚醒剤を使用し自殺目的で自宅に放火したとして、覚せい剤取締法違反と現住建造物等放火の罪に問われた亀岡市の被告(47)の裁判員裁判の初公判が20日、京都地裁(笹野明義裁判長)で開かれた。具被告側は起訴内容を認めた上で「心神耗弱状態にあった」などと執行猶予を求めた。 検察側は冒頭陳述で、被告が警察官と受け答えするなど「会話できない状態ではなかった」と、責任能力があったと主張。弁護側は「善悪の判断が困難で心神耗弱だった」とし、執行猶予... ...続きを見る

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2011/05/23 00:42
ナイジェリアから覚せい剤飲み込み密輸|大阪で覚せい剤密輸摘発ラッシュ
大阪発の覚せい剤密輸摘発のニュースが続きました。関空ではナイジェリア発の覚せい剤飲み込み密輸、もう1件は上海発の航空貨物に隠匿した覚せい剤2キロの事件。世界中から、日本に向けて覚せい剤が送り込まれてきています。 ...続きを見る

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2011/05/10 23:52
警察と覚せい剤|覚せい剤問題の歴史10
5 警察と覚せい剤 ...続きを見る

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2011/05/08 16:04
震災の陰で覚せい剤密輸|東京税関の発表
東京税関が今日、今年1月〜3月期の覚せい剤密輸摘発状況を発表しました。昨年あたりから目に付き始めた、1件あたりの密輸量の大口化が、いっそう進行しているようです。とくに、震災後に大口化傾向が目立つと、時事通信のニュースは報じています。 ...続きを見る

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2011/04/27 23:49
偽造品から密造品へ|覚せい剤問題の歴史8
3 偽造品から密造品へ、ヤミ商品化したヒロポン ...続きを見る

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2011/04/25 17:08
覚せい剤密輸か?北朝鮮で日本人が拘束される
●北朝鮮、邦人3人拘束し1人釈放 麻薬密輸容疑か 【北京共同】北朝鮮当局が3月中旬、日本人男性3人を拘束したことが20日分かった。麻薬を密輸しようとした容疑で拘束されたとみられ、うち1人は釈放されて日本に帰国したが、2人はまだ拘束されている。関係筋が明らかにした。 日本政府は拘束情報を把握しており、北朝鮮の出方を見極め慎重に対処する方針。枝野幸男官房長官は20日午前の記者会見で「事案の性質上、コメントを差し控えたい」と述べた。 関係筋によると、拘束中の2人は関東在住の40代と30代の男性。... ...続きを見る

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2011/04/20 23:24
ブラックマーケットの誕生|覚せい剤問題の歴史7
2 ブラックマーケットの誕生 ...続きを見る

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2011/04/20 01:30
ヒロポン国を亡ぼす|覚せい剤問題の歴史6
U戦後の混乱とヒロポンの大流行 ...続きを見る

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2011/04/18 22:24
ヒロポン入りチョコレート|覚せい剤問題の歴史5
戦時下の日本では、軍需用としてヒロポンなどの覚せい剤が使われたと伝えられていますが、そのなかで、航空隊でのヒロポン使用に関する具体的な証言が残されています。 ...続きを見る

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2011/04/16 16:41
突撃錠、猫目錠―覚せい剤の軍事使用|覚せい剤問題の歴史4
5、突撃錠、猫目錠―覚せい剤の軍事使用 ...続きを見る

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2011/04/14 23:24
元気の出る薬|覚せい剤問題の歴史1
震災以降、沈うつな空気に覆われているなかで、ブログの更新にも熱がはいりません。こんなときには、長期戦で続けている勉強をこつこつ進めていくに限ると、ここしばらく、覚せい剤問題の歴史と取り組んでいました。少しずつ集めておいた文献を読み、メモを作り、毎日コツコツ・・・。 ようやく形になり始めた学習メモを、すこしずつ掲載していきます。これは、あくまでも私自身のノートであり、いずれ論考をまとめるための準備メモですから、文献探しが進むにつれて、私の視点が変わることもあります。 ...続きを見る

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2011/04/11 22:18
覚せい剤急性中毒への対応に油断?
<ニュースから> 覚醒剤使用容疑で逮捕の男が死亡 警視庁 4日午前4時半ごろ、東京都江東区の城東警察署の保護室で、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕後に勾留中だった男(33)がぐったりしているのを署員が発見した。男は病院に搬送されたが、間もなく死亡した。同署は司法解剖して死因の特定を急ぐ。 同署によると、男は3日午前10時55分ごろ、江東区内のビデオボックスから「覚醒剤を使用した」と110番通報。男は署内で暴れたため、両手足を固定された。その後、尿から覚醒剤が検出され、同署が同容疑で逮捕... ...続きを見る

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2011/04/04 23:15
覚せい剤輸入、1審の無罪判決に逆転有罪
<ニュースから> ●裁判員裁判:初の全面無罪を破棄…東京高裁が有罪判決 覚醒剤約1キロをチョコレート缶に詰めてマレーシアから密輸したとして、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などに問われ、裁判員裁判で初めて全面無罪となった被告の控訴審で、東京高裁は30日、1審・千葉地裁判決を破棄し、懲役10年、罰金600万円(求刑・懲役12年、罰金600万円)の判決を言い渡した。 小倉正三裁判長は「1審は証拠の評価を誤り事実を誤認した」と述べた。(略) 被告は「土産物として缶を預かっただけで中身は知らな... ...続きを見る

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2011/03/31 00:56
一罰何戒?|海外逃亡被疑者の現実
フィリピンに滞在していた女性タレントが逮捕されたとか。それにしても、ずいぶん大騒ぎでしたね。また今回も「逃げ得を許さない」というセリフが幅を利かせていました。もし、逮捕状が出ていることを知って外国へ出かけたのであれば、たしかに非難されることではありますが。 世間の注目を集める有名人の場合は、捜査陣の取り組みにも一段と力が入ってしまうようです。一罰百戒といいますが、なにしろ人数の多い覚せい剤事犯、この1例でいったい何人を戒めることになるのでしょうか。 それにしても、また今回も政局の節目にからん... ...続きを見る

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2011/02/25 23:57
麻薬特例法と覚せい剤譲り受け
外国に滞在中の女性タレントに逮捕状が出ている件で、ポツポツと散発的に取材を受けていますが、先日、ある記者さんから聞いた話では、この女性に対しては麻薬特例法の譲り受けで逮捕状が出ていたということです。 フム、フム・・・かなり前のことだというし、譲り受けたとされる覚せい剤はもうどこにも存在していないかもしれないし、なるほど麻薬特例法ねぇ。 ...続きを見る

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2011/02/22 23:50
暴力団と覚せい剤|平成22年の薬物情勢2
警察庁が発表した「平成22年中の薬物・銃器情勢 暫定値」を読みながら、さまざまな角度から薬物犯罪の現況を考えています。その2は、暴力団と覚せい剤の関係について。 ...続きを見る

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2011/02/21 23:49
再犯スパイラルに切り込む|平成22年の薬物情勢1
本日、警察庁が「平成22年中の薬物・銃器情勢 暫定値」を発表しました。薬物事犯全体の8割以上を占めている覚せい剤事犯者では ●若年層の減少→中高年者の増加 ●初犯者の減少→有前科者の増加 という、ここ数年来続いている動向がより鮮明になったといえるでしょう。いま起きている現象をわかりやすくいうなら ●新たに覚せい剤を乱用し始める少年や若者が減少した ●その反面、覚せい剤乱用を続けた人たちには再犯を重ねる人が多い ということでしょう。 まずは、グラフで大まかな傾向を把握してみましょう。... ...続きを見る

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2011/02/17 23:58
西アフリカから覚せい剤|東京税関の密輸レポート2
引き続き、東京税関が発表した2010年の密輸事犯の摘発レポートから。2010年では、西アフリカ諸国及び南アフリカからの覚せい剤密輸入事犯が爆発的に増加、アフリカ来の押収量が前年の21倍となったと報告されています。 ...続きを見る

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2011/02/12 01:54
覚せい剤密輸摘発3日に1件|東京税関の密輸レポート
2月7日、東京税関が2010年の密輸事犯の摘発状況等を発表しました。ますます増加する航空機旅客による覚せい剤密輸。成田空港を抱える東京税関はわが国の薬物密輸摘発の最前線で、2010年では全国の税関で押収された覚せい剤の80%が東京税関で押収されたということです。 この状況を重要視してか、今年の発表内容はとても詳細で、報告書にざっと目を通すだけで、覚せい剤密輸の現況がわかります。東京税関のHPに詳しい資料が掲載されていますので、ぜひご覧ください。 ■東京税関HP  http://www.cu... ...続きを見る

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2011/02/10 23:59
フィリピンの覚せい剤事情
渦中の女性タレントがフィリピンに滞在中と伝えられて、なぜかフィリピンの薬物事情のお尋ねが続きました。いったい関係あるの・・・?とはいえ、この機会にフィリピンの薬物規正法などもざっと調べたので、簡単にまとめておきます。 ...続きを見る

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2011/02/09 23:08
羽田でも成田でも 覚せい剤密輸摘発
先週末2月4日は、覚せい剤密輸がらみニュースが続々でした。オープンした羽田国際線での密輸摘発第1号はマレーシア発の覚せい剤1.6キロ。成田空港では、カメルーン発の覚せい剤1キロ。また、1審の千葉地裁で無罪判決が出た事件の控訴審の公判が東京地裁で開かれたという報道もありました。 ...続きを見る

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2011/02/06 23:48
航空機+高齢者≒覚せい剤|2010年の税関による密輸取締り状況
本日、平成22年の全国の税関における関税法違反事件の取締り状況が発表されました。前年から引き続き、覚せい剤密輸の摘発件数が高水準でした。 [参照] ●報道発表・平成22年の全国の税関における関税法違反事件の取締り状況 財務省>http://www.mof.go.jp/jouhou/kanzei/ka230203a.htm ...続きを見る

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2011/02/03 23:10
今年も覚せい剤密輸ラッシュ
2011年1月もまた、覚せい剤密輸の報道が続きました。西アフリカ発と思われる事件、中東発や東アジア発、到着場所も成田空港、関西空港、大阪港と多彩、覚せい剤密輸のいろんなパターンが顔をそろえました。 ...続きを見る

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2011/02/01 22:40
密造の実態|アメリカのメタンフェタミン対策4
●2009年、メタンフェタミン密造所の摘発が増加 前記事でも書いたように、2005年のコンバット・メタンフェタミン法の施行で、アメリカのメタンフェタミン密造には歯止めがかかり、摘発される密造事件は減少していましたが、2009年には摘発件数が急増し、密造が再び増加しているとみられます。 もともとアメリカで摘発されるメタンフェタミン密造所は、数は多いものの、そのほとんどが小規模なもので、アメリカで消費されるメタンフェタミンの最大供給源はメキシコなのです。とくに、2005年以降、アメリカでのメタン... ...続きを見る

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2011/01/30 23:40
データ管理の功罪|アメリカのメタンフェタミン対策3
再びAP通信社の「APインパクト:トラッキング法の陰で活気付くメタンフェタミン」という記事に戻って、アメリカのメタンフェタミン密造問題を考えてみましょう。 [参照] AP IMPACT: Meth flourishes despite tracking laws(Jan 10, 2011) http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5iHhoQ0Kc7zuwJDCYkdjkRCwB47Xg?docId=3758fd7c9cb7452e... ...続きを見る

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2011/01/29 22:48
スマーファーの増加|アメリカのメタンフェタミン対策2
覚せい剤密造の原料として使われる風邪薬の販売を監視する、電子追跡システムの導入がもたらした副作用のひとつが、スマーフィングという、新しい薬物犯罪です。前記事に添えたビデオは、ミズーリ州でのスマーファーの逮捕シーンから始まっています。 逮捕の場所はメタンフェタミン密造所ではなく、ドラッグストアーの前。どこの薬局でも売っている風邪薬を制限量を超えて購入しようとした男性が、逮捕された瞬間です。メタンフェタミン密造の原料に使われるエフェドリンやプソイドエフェドリンを含む風邪薬を販売制限の対象にしたのは... ...続きを見る

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2011/01/28 23:43
データベースは犯罪者を増やすだけ?|アメリカのメタンフェタミン対策1
アメリカでメタンフェタミン(覚せい剤)の乱用が爆発的に広まった背景には、薬局で買う風邪薬を原料に、比較的簡単な装置で密造できる、というこの薬物の特徴がありました。普通の民家、ガレージ、納屋、いろんな場所でキッチン・ラボと呼ばれる小規模な密造施設が稼動し、全米にメタンフェタミン乱用が拡大したのです。 2005年ころから、メタンフェタミン対策に力が注がれ始め、密造原料に使われる風邪薬の販売にも、厳しい制約が設けられました。対象は、プソイドエフェドリンを含む風邪薬です。1人の顧客に対して販売する量が... ...続きを見る

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2011/01/27 23:31
覚せい剤はどこから来るのか|西アフリカの薬物密輸組織
ギニアビサウ・・・これは西アフリカの小さな国の名です。人口170万人、1人当たりGNPが250ドル(2008年世銀、日本の2009年1人当たりGDPは39530ドル)という、この小さく貧しい国について、今年春に発表された「世界薬物報告書2010年版」の記事を通じて、私は初めて知ったのです。 同書は、西アフリカが南米からヨーロッパへのコカイン密輸ルートの経由地となっていることに触れて、たとえばギニアビサウに見られるような政治的な不安定さや、国家指導者をも巻き込んだ薬物取引や、それに絡んだ汚職とい... ...続きを見る

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2010/12/28 00:58
覚せい剤はどこから来るのか|東京税関でアフリカ発密輸が激増
今朝の朝日新聞に小さな記事が掲載されていました。東京税関が今年1月から11月末まで摘発した覚せい剤の約半分が、アフリカからの密輸によるものだそうです。 <ニュースから> ●覚醒剤摘発231キロ、10年で最多、先月末時点 ―東京税関「アフリカから」半分―  今年に入り11月末までに成田空港や東京港で摘発された覚醒剤は231キロ(末端価格208億円)に上り、過去10年間で最多だったことが東京税関のまとめでわかった。密輸の仕出し国は、昨年まで中心だったアジアに代わり、押収量の半分をアフリカが占... ...続きを見る

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2010/12/27 00:25
覚せい剤はどこから来るのか|国連のミャンマーATS報告書3
国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した「ミャンマーのATSに関する状況評価」を通じて、アジアと日本の覚せい剤問題を考えてみます。「黄金の三角地帯」と呼ばれるミャンマー、タイ、ラオスの国境が接する地域で密造される覚せい剤は、隣接国を通じて東南アジア、東アジア一帯に流出しているとみられます。ミャンマーは、私たち日本人が直面している覚せい剤のふるさとのひとつなのです。 [出典] ■国連薬物犯罪事務所編「ミャンマーのATSに関する状況評価」 http://www.unodc.org/docum... ...続きを見る

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2010/12/24 23:39
覚せい剤はどこから来るのか|国連のミャンマーATS報告書2
国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した「ミャンマーのATSに関する状況評価」を通じて、アジアと日本の覚せい剤問題を考えてみます。「黄金の三角地帯」と呼ばれるミャンマー、タイ、ラオスの国境が接する地域で密造される覚せい剤は、隣接国を通じて東南アジア、東アジア一帯に流出しているとみられます。ミャンマーは、私たち日本人が直面している覚せい剤のふるさとのひとつなのです。 [出典] ■国連薬物犯罪事務所編「ミャンマーのATSに関する状況評価」 http://www.unodc.org/docum... ...続きを見る

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2010/12/23 01:55
覚せい剤はどこから来るのか|国連のミャンマーATS報告書1
東南アジア、東アジア地域で、ひろく乱用されているのが覚せい剤です。この地域内に供給される覚せい剤の一大製造地とみられているのがミャンマー、とくに「黄金の三角地帯」と呼ばれるミャンマー、タイ、ラオスの国境が接する地域ですが、政治情勢の不安定さから、その実態は厚いベールに覆われてきました。 12月20日、国連薬物犯罪事務所(UNODC)は、「ミャンマーのATSに関する状況評価」を発表し、ミャンマーから流出する覚せい剤などのATS(アンフェタミン型興奮剤)が、東南アジア、東アジア全域に多大な影響を及... ...続きを見る

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2010/12/22 00:47
勾留中に覚せい剤所持!のニュースに
<ニュースから> ●覚醒剤:勾留中に所持容疑で追送検 池袋署 覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴され警視庁池袋署に勾留されていた東京都新宿区の男(31)が署内に覚醒剤を隠し持っていたとして、同署は13日、男を同法違反(所持)容疑で追送検した。男は雑誌に覚醒剤を張り付けて持ち込んだが、勾留時の検査でも発覚しなかったという。 送検容疑は2日、署内のロッカーに保管された雑誌に、ビニール袋に入れた覚醒剤0.4グラムを粘着テープで張り付けて所持したとしている。「使うために持ち込んだ」と容疑を認めて... ...続きを見る

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2010/12/13 23:53
覚せい剤での受刑者|平成22年版犯罪白書を読む1
平成22年版犯罪白書を読みながら、最近の薬物犯罪の状況変化について考えてみたいと思います。白書が取り上げているのは2009年の統計で、大まかな動向については、すでに警察庁の発表などによって把握してきたものですが、犯罪白書が発表された機会に、改めてまとめをしておきます。 なお、22年版犯罪白書は下記に概要版が掲載されています。 http://www.moj.go.jp/housouken/houso_2010_index.html ...続きを見る

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2010/12/11 23:38
アメリカで覚せい剤密造所を摘発
ジョージア州アトランタ郊外のごく普通の民家が、覚せい剤(メタンフェタミン)密造所として使われていたと、アメリカのメディアが報じています。 押収されたのは、結晶タイプのメタンフェタミン150ポンドと、液体メタンフェタミン200ガロン、合わせて約423キログラムのメタンフェタミンに相当する量だといいます。アメリカでの末端価格にして4460万ドル(約37億円)相当という大型押収でした。 CBSニュースによると、最近、メキシコから液体メタンフェタミンの形で密輸されたものを合衆国内で結晶メタンフェタミ... ...続きを見る

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2010/12/01 23:31
覚せい剤はどこから来るのか|国連のATS報告書2010年版
アジア太平洋地域を中心に、覚せい剤やエクスタシー、ケタミンなど合成薬物の動向を監視しているのが、国連薬物犯罪事務所のグローバルSMART 計画。その2010年版の報告書が、11月25日に発表されました。 2010年版では、アジア太平洋地域を通じてメタンフェタミン(覚せい剤)が広まり、今やこの地域全体で、もっとも乱用が広まっている薬物はメタンフェタミンになっていると報告されています。 この報告書に沿って、アジアでの覚せい剤について、考えてみましょう。 ...続きを見る

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2010/11/28 23:57
インターネットを通じた密売の実態
今日の夕刊に、「インターネットで薬物」という大きな見出しが出ていました。薬物問題が話題になると、必ずといってよいほど、「インターネットで薬物が買えるんですって?」という話題がでます。検索してみたけれど、思ったほど見つからなかったという記者さんたちに、薬物密売人の利用が多い掲示板の見つけ方を教えたことも、数え切れないほど。インターネットで薬物を密売・・・いかにも今の時代らしいキーワードのひとつです。 ...続きを見る

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2010/11/20 00:53
執行猶予と再犯防止
被告人を懲役○年○月に処する。 この裁判確定の日から○年間その刑の執行を猶予する。 ...続きを見る

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2010/11/19 00:52
子どもを薬物の巻き添えにするな
今日の夕刊に、気の滅入るニュースがありました。 <今日の夕刊から> ●母と覚せい剤密売―埼玉、16歳長女、児相送致 「覚せい剤取締法違反(営利目的共同所持など)に問われ、さいたま地裁で公判中の住所不定、無職の女(35)が、無職長女(16)に覚せい剤の密売を手伝わせていたことが17日、捜査関係者への取材でわかった。 女は、覚せい剤密売で子ども3人を養っていたといい、覚せい剤の計量や包装などをしていたという長女は「1人で働くお母さんを手伝いたかった」と供述したという(記事の一部)。」 読売... ...続きを見る

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2010/11/17 22:04
成田空港でエフェドリン密輸摘発、なぜ日本に?
成田空国で、覚せい剤原料のノルエフェドリン2キロを密輸しようとした男が逮捕されていたと、今日のニュースが伝えています。 <ニュースから> ●覚せい剤原料密輸、初の摘発=リトアニア人を逮捕―成田空港 男は、粉末状のノルエフェドリン2キロをネパールから密輸しようとしたとのこと。11日の時事通信は、「同物質の密輸入で摘発されたのは初めて。同物質から合成される覚せい剤は主にヨーロッパで出回っており、この量からは約1.4キロ(末端価格約1億2600万円)の覚せい剤が合成できるという。」と伝えています... ...続きを見る

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2010/11/11 23:23
覚せい剤密輸と西アフリカ・ルート3
またしても西アフリカ発の覚せい剤密輸事件です。逮捕されたのが70代の女性ということから、別な意味で話題になりそうな事件ですが、年齢の点を除けば、典型的な女性による薬物密輸事件のパターン。女性の運び屋による薬物密輸の増加は、いま各国で話題になっています。 ...続きを見る

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2010/11/01 23:30
え、覚せい剤原料の不明事故が増えている?
前回の記事で触れた。国連薬物犯罪事務所の合成麻薬監視・分析計画の報告書「Global SMART Update Volume 4」を読んでいて、ちょっと意外な記載を見つけました。 この報告書は、世界のATS(覚せい剤などの合成薬物)の製造、流通などに関して、参加国からの報告をまとめて年に2回発表されるのですが、今号に掲載された日本からの報告には、西アフリカ発の覚せい剤密輸急増の報告とともに、今年6月に神奈川県で検挙されたイラン人による覚せい剤密造事件が報告されています。 その「日本で、15年... ...続きを見る

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2010/10/30 23:14
覚せい剤密輸と西アフリカ・ルート・続
このところ、西アフリカ仕出しの覚せい剤密輸の摘発が立て続けに報道され、覚せい剤の国際流通ルートが変化しているなと感じていたところへ、昨日、国連薬物犯罪事務所のサイトに「西アフリカは世界のメタンフェタミンのハブ基地になるのか?」という記事が掲載されました。 やっぱり・・・、日本や韓国など東アジアの覚せい剤マーケットには、いま西アフリカからやってくる結晶メタンフェタミンが急速に流れ込んできているようです。私も、西アフリカが仕出し地と思われる覚せい剤の密輸事件をすでに何件か扱っています。 国連薬物... ...続きを見る

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2010/10/29 23:35
販売管理を怠った薬局チェーンに7500万ドルの罰金|アメリカのニュースから
10月14日、米国内に7100以上の店舗を展開する大手薬局チェーンCVSが、7500万ドルの罰金の支払いと、不法収益として260万ドルの没収に同意したと報道されました。 ...続きを見る

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2010/10/16 01:03
40歳代の初犯者|音楽家が覚せい剤で逮捕のニュースに
ときおり、意外な人が薬物事件で逮捕されたと報道されます。せっかく積み上げてきた人生を覚せい剤で棒に振るなんて、残念としか言いようがない・・・。今日もまた、残念なニュースが報じられました。 <ニュースから> ●国立音大准教授が覚醒剤 所持で現行犯逮捕「気の弱さに負けた」 8月23日の産経新聞ニュースは、音楽大学の准教授が覚せい剤所持で逮捕されたと伝えています。自宅マンションで覚醒剤3袋(計約2・4グラム)をビデオデッキの中に隠し持っていたほか、使用の容疑もあるとか。 記事は、有力な音楽コン... ...続きを見る

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2010/08/24 00:26
覚せい剤問題の概略
警察庁発表の『平成22年上半期の薬物・銃器情勢(暫定値)』について、これまでの傾向とほとんど変化していませんと書いたので、これまでの傾向を概略します。 ...続きを見る

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2010/08/21 23:49
平成22年上半期の薬物情勢を読む1
警察庁が毎年発表している薬物・銃器情勢資料の、今年上半期の統計が、昨日、発表されました。 [参照] ■警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課編『平成22年上半期の薬物・銃器情勢(暫定値)』 警察庁>http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakujyuu/yakujyuu1/h22_h_jyousei_yakujyuu.pdf ...続きを見る

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2010/08/21 00:24
薬物前科3犯|多数回再犯者のこと
芸能人が覚せい剤使用で逮捕されたと、各社のニュースがいっせいに報道しています。それにしても、この人物は、これまでにも大麻や覚せい剤の薬物事件で3回裁判を受けたとか。薬物前科3犯、今回の事件が起訴されれば4犯目、これは有名人としては目を引く記録です。 とはいえ、再犯者の多い覚せい剤事犯者のなかでは、これはほんの中程度。私の事件記録の中には、覚せい剤で10犯目、ほかに起訴されなかった逮捕歴が4回というツワモノもいます。当時50歳代後半だったこの被告人が、これまでに言い渡された刑期の単純合計は19年... ...続きを見る

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2010/08/19 01:32
覚せい剤の末端価格の計算基準が変わった?
最近の密輸事件報道を読んでいて、ん?と気になったことがあります。警察や税関が事件を報道発表する際に、「末端価格にして約○○○万円相当」という説明をつけていますが、この「末端価格」の計算基準が、最近はどうやら流動的になってきているようです。 ...続きを見る

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2010/08/15 17:48
外国人密売組織|薬物犯罪組織の真実7
バブル崩壊に襲われた1990(平成2)年ころ、上野公園周辺に外国人が集まる光景がみられるようになり、やがて毎日曜、代々木公園には数千人の外国人が集まるようになりました。集まる外国人のほとんどが不法滞在者だといわれ、変造テレホンカードや薬物の密売が行われ、地域の治安問題となってきました。 「4年末から5年9月にかけ、入国管理局や地方自治体等と協力し、代々木公園周辺、上野公園、新宿駅南口、名古屋駅周辺、大阪城公園において不法滞在者415人を検挙するとともに、薬物事犯17件17人を検挙し、大麻約30... ...続きを見る

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2010/08/03 00:08
覚せい剤と暴力団|薬物犯罪組織の真実6
覚せい剤は暴力団の資金源・・・常套句のようにいわれますが、残念ながら具体的な実態は、必ずしも明らかになっていません。しかし、戦後から今日までの流れをマクロに眺めてみると、暴力団が薬物の密輸・密売に関わり始め、次第に関与度合いを深めてきた経緯は、かなりはっきりと見ることができます。 戦後の日本では、麻薬の密輸、密売は主に在日外国人組織によって行われてきましたが、ヘロイン事犯が急増した昭和30年代、末端の密売に暴力団が関与し始め、やがて密輸・密売の大多数を暴力団が掌握するに至ります。 そして、世... ...続きを見る

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2010/08/01 02:30
覚せい剤密輸事件|薬物犯罪組織の真実4
成田空港を抱える千葉県は、薬物密輸事件がもっとも集中している場所。千葉県警が、薬物密輸犯罪についてもっと知ってほしいと、積極的に広報に乗り出したと、ニュースが伝えています。 先日、無罪判決が出たことを受けての対策とか。裁判員の皆さんの理解が足りなかったから無罪判決になってしまったとでもいうのでしょうか。それはちょっと・・・。 まあ、とにかく積極的な情報開示や広報については、大歓迎です。 ...続きを見る

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2010/07/30 03:41
中国と覚せい剤密輸|薬物犯罪組織の真実3
中国広東省で、日本人男性3人が、覚せい剤を取引しようとして逮捕されたと、ニュースが伝えています。またしても中国、今度は広東省です。報道では詳しいことはわかりませんが、日本へ密輸するための覚せい剤を買い付けようとしていたのでしょうか。 ...続きを見る

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2010/07/29 02:06
覚せい剤と麻薬カルテル|薬物犯罪組織の真実2
前回は、コカインを通じてメキシコの麻薬カルテルを見てきましたが、実は、カルテルが取り扱っているのは、コカインだけではありません。アメリカ合衆国(USA)で流通している大麻、メタンフェタミン(覚せい剤)やヘロインなどの大部分も、メキシコのカルテルによって密輸され、供給されているのです。 USAでは、近年コカインのマーケットが縮小が続いていますが、それに代わってメキシコからの流入が拡大しているのが、大麻とメタンフェタミンです。 ...続きを見る

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2010/07/28 00:55
北米とメタンフェタミン|世界薬物報告書2010を読む4
国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した『世界薬物報告書2010 The World Drug Report 2010』を読みながら、いま世界が抱えている薬物問題について考えています。 [参照]UNODC‘World Drug Report 2010’ http://www.unodc.org/unodc/en/data-and-analysis/WDR-2010.html ...続きを見る

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2010/07/03 04:38
日本の覚せい剤問題|世界薬物報告書2010を読む2
国連薬物犯罪事務所(UNODC)が『世界薬物報告書2010 The World Drug Report 2010』を発表しました。この報告書を読みながら、いま世界が抱えている薬物問題について、考えてみましょう。 [参照] UNODC‘World Drug Report 2010’ http://www.unodc.org/unodc/en/data-and-analysis/WDR-2010.html ...続きを見る

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2010/06/29 00:46
やっぱりアシがつく|覚せい剤密造事件5
イラン人による覚せい剤密造事件、密造工程に使われたとみられる化学品を譲渡した獣医師が逮捕されたと、今日のニュースが伝えています。覚せい剤の密造は、やっぱりアシがつきやすいものですね。 <ニュースから> ●覚醒剤密造イラン人に毒劇物渡した獣医師逮捕 密造に使用か イラン人による覚醒(かくせい)剤密造事件に絡み、イラン人に毒劇物を譲り渡したとして、警視庁組織犯罪対策5課は、毒劇物取締法違反の疑いで、東京都立川市の獣医師を逮捕した。同課によると、容疑者は「毒劇物を渡したことに間違いない」と供述し... ...続きを見る

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2010/06/22 23:49
わが国での密造事件|覚せい剤密造事件3
前にも述べたように、近年、わが国では覚せい剤密造事件の検挙はほとんどありません。私が記憶している範囲では、本格的な覚せい剤密造事件としては、平成7年にオウム真理教によるLSDや覚せい剤の密造事件があったくらいです。 ...続きを見る

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2010/06/12 23:45
覚せい剤原料とプソイドエフェドリン|覚せい剤密造事件2
イラン人による覚せい剤密造のニュースで、「覚せい剤原料」「プソイドエフェドリン」といった聞きなれない言葉が登場して、困惑しておられる方もあるでしょう。そこで、覚せい剤原料とは何か、簡単に説明してみましょう。 この記事の内容は、以前、刑事弁護の専門雑誌の連載のために書いた原稿を下敷きに、わかりやすく書き改めました。化学や薬学に関する内容は、牧野由紀子氏(薬学博士・元厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部主任鑑定官)に書いていただいものや、指導を受けた部分があります。 ...続きを見る

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2010/06/11 23:40
覚せい剤密造事件
<ニュースから> ●海外の風邪薬で覚せい剤密造…2人逮捕 海外の風邪薬を使って覚せい剤を密造したとして、警視庁が神奈川県在住でイラン国籍の容疑者ら2人を覚せい剤取締法違反(製造)容疑で逮捕していたことがわかった。 逮捕は4日。風邪薬を使った覚せい剤の密造は全国で初めてという。 同庁幹部によると、容疑者らは昨年夏頃から今年4月にかけて、同県内の自宅の屋根裏部屋で、微量の覚せい剤を製造した疑い。容疑者は容疑を否認している。 容疑者は、海外の一部で流通している覚せい剤の成分を含んだ風邪薬を密... ...続きを見る

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2010/06/10 13:25
国際郵便と薬物密輸|密輸の小口化、個人化
今年1月に、中国から覚せい剤を密輸したとして逮捕された被疑者が、営利目的輸入で起訴されたとニュースが伝えています。国際郵便を利用した密輸手口だといいます。 このテの事件が増えています。最近の薬物密輸のキーワードは、小口化、個人化。水際での密輸取締が厳しくなるにつれて、大量輸送の手段は人目につきやすく、しかも摘発された場合のリスクが大きいと敬遠されるようになってきました。摘発されるリスクを分散しようと増えているのが、少量をいろんな手段で散発的に密輸するやり方で、なかでも国際郵便の利用が目立ちます... ...続きを見る

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2010/04/28 00:21
中国と覚せい剤問題2|国連薬物犯罪事務所の資料から
前回に引き続き、国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した『東南アジア、東アジア(および周辺地域)におけるATSの動向とパターン2009』から「地域別の概況Regional Overviews 」の中国に関する記事を参照しながら、中国の覚せい剤問題を概観してみましょう。該当部分は、同書の54〜58ページです。 [出典] 2009 Patterns and Trends of ATS http://www.unodc.org/documents/eastasiaandpacific//200... ...続きを見る

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2010/04/08 22:33
中国と覚せい剤問題1|国連薬物犯罪事務所の資料から
中国で日本人死刑囚に対する刑の執行のニュースから、中国の薬物問題が話題に上っています。国内事情をあまり公表しない国なので、私たちにもよくわからないことが多いのですが、国連薬物犯罪事務所(UNODC)の資料から、現在の中国で起きている薬物問題、なかでも覚せい剤問題をさぐってみようと思います。 ちょうど、アンフェタミン類(ATS)を中心とした合成薬物の動向を監視するSMART計画が動いていて、東南アジア東アジア地域の状況にスポットを当てています。その2009年の概況報告書「東南アジア、東アジア(お... ...続きを見る

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2010/04/08 02:09
覚せい剤所持と現行犯逮捕
<ニュースから> ●「JAYWALK」のボーカル逮捕=覚せい剤所持容疑−「歯医者でもらう薬」・警視庁 東京都港区の路上で覚せい剤を所持したとして、バンド「JAYWALK」のボーカルが覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕されていたことが、同署への取材で分かった。同署によると、容疑を認めており、入手先や使用の有無についても調べる。 逮捕容疑は、港区西麻布の路上に止めた乗用車内で、少量の覚せい剤を所持した疑い。同署などによると、同容疑者は運転席に1人でいたところ、パトロール中の警察官から職務質問を... ...続きを見る

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2010/03/09 20:18
2009年の薬物情勢2|警察庁の資料から
警察庁が毎年発表している薬物・銃器情勢の平成21年版が、発表されたので、これに基づいて2009年の薬物犯罪の状況を整理しておきましょう。 [参照] 警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課編『平成2 1年中の薬物・銃器情勢 暫定値』 http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakujyuu/h21_jyousei_yakuzyuu_zantei.pdf ...続きを見る

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2010/02/26 21:40
覚せい剤とB型・C型肝炎
以前、覚せい剤事件の被告人として担当したYさんと、久しぶりに電話で話しました。事件後、彼は覚せい剤仲間との縁を切り、今では幸せな家庭を築いて生活していますが、その彼が、肝炎のインターフェロン治療を受けているとか。「昔のツケが、今頃返ってきたわけで・・・」と苦笑いしていました。 覚せい剤のもたらす害というと、依存や精神病状態などを思い浮かべることが多いでしょうが、注射による薬物の使用(外国の文献では、IDU:injection drug useという略称も使われています)にとって、もっと身近な脅... ...続きを見る

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2010/02/07 00:15
覚せい剤飲み込み密輸犯逮捕|薬物密輸事件
またしても、薬物を飲み込んで密輸しようとした事件です。ゴムの袋につめた覚せい剤を飲み込んで密輸しようとした男が、搭乗していた飛行機内でけいれんを起こし、病院へ緊急搬送されて、体内に隠していた覚せい剤が発見されたと、ニュースが伝えています。 <ニュースから> ●覚せい剤入りゴム袋、大腸内に7個…組員逮捕 覚せい剤を詰めたゴム製袋を大腸内に隠して中国から密輸したとして、大阪府警と大阪税関は15日、大阪市の系暴力団組員を覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで逮捕したと発表した。大阪地検は同日... ...続きを見る

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2010/01/15 22:48
現職警察官による覚せい剤事件
現職警察官による覚せい剤事件が、世間にショックを与えています。考えてみれば、この数年の間にも似たような事件はいくつかあったのですが、事件の背景や警察の捜査活動に関するウワサが尾を引く例もありました。 私が使っている判例データベースには、現職警察官による覚せい剤事件がいくつか搭載されています。裁判例として搭載されるのは、判断すべき特徴的なことがあった事件で、捜査手法に問題があったケースも含まれています。捜査の対象が現職の警察官であったことから、事件を捜査する警察の対応には様々なプレッシャーがかか... ...続きを見る

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2009/12/19 01:42
量刑データベースは何のため?
昨日来、裁判員裁判で参考にされる[量刑データベース]に誤りがあった問題が取りざたされ、入力時のミスが話題になっています。 でも、私には別な側面で気になることがあるのです。この量刑データベースは、裁判員が参考にするために開発され、提供されていると聞いています。それなら、事件について予備知識のない人たちにも、データベースに搭載された量刑のポイントが、よくわかるようになっていなければなりません。 ...続きを見る

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2009/12/17 23:54
受刑者の社会復帰|平成21年版犯罪白書から6
第3章「窃盗・覚せい剤事犯に係る再犯の実態」の最後の第3節は社会復帰にあてられ、また、続く第4章は「再犯防止施策の現状と新たな取組」では、覚せい剤事犯者の特別改善指導など社会復帰に向けた施策が紹介されています。 参照箇所 平成21年版犯罪白書>第7編「再犯防止策の充実」>第3章 窃盗・覚せい剤事犯に係る再犯の実態>第3節 窃盗・覚せい剤事犯者の社会復帰(283〜288頁)、第4章 再犯防止施策の現状と新たな取組(289〜294頁) なお、近年取り入れられた薬物事犯受刑者に対する処遇の全体像... ...続きを見る

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2009/12/13 03:07
薬物依存者の問題|平成21年版犯罪白書から5
前回まとめたのは、覚せい剤事犯として刑事手続きにかかわる人たち全般の状況ですが、今回は、その中でもいろいろな問題を抱えている人たちについて、見ておきましょう。覚せい剤事犯者のなかには、繰り返し逮捕されても乱用から離れることができにくい人たちがいます。こうした人たちが繰り返し再犯する背景について、この調査は踏み込んだ分析をしているのです。 今回参照し、引用する部分は 平成21年版犯罪白書>第7編「再犯防止策の充実」>第3章 窃盗・覚せい剤事犯に係る再犯の実態>第2節 受刑者と再犯(255〜28... ...続きを見る

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2009/12/10 22:40
覚せい剤再犯の要因|平成21年版犯罪白書から4
白書のこの研究は、覚せい剤事犯の再犯リスクが高いことを指摘しています。(後述するように同種再犯に及ぶ割合は約3割。ときおりデータを曲解して、覚せい剤事犯者のほとんどが再犯に至っていると思い違いをされる方がありますが、決してそうではありません。) では、再犯してしまう人は、どこに問題があるのか、それを見つけ出すことが、再犯防止の第一ステップです。白書では、再犯性を高めるリスク要因等を分析することを目的として、刑事確定記録を用いた特別調査を行っています。 参照・引用するのは、次の部分です。 平... ...続きを見る

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2009/12/09 00:11
覚せい剤使用の実態|平成21年版犯罪白書から3
『平成21年版犯罪白書』の第7編(195-300頁)は「再犯防止施策の充実」として、再犯者対策を取り上げています。 犯罪検挙者に占める再犯者の比率が上昇しています。平成20年では、一般刑法犯の検挙者約34万人のうち、再犯者(前に刑法犯又は道路交通法違反を除く特別法犯により検挙されたことがある者)は約14万人で、再犯者率は41.5%。罪名別でみると、とくに再犯者の割合が高いのが、窃盗と覚せい剤取締法。覚せい剤事犯では、検挙者の実に56%が、前にも同一罪名の覚せい剤取締法で検挙されたことのある人で... ...続きを見る

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2009/12/08 01:17
薬物犯罪が変わってきた|平成21年版犯罪白書から1
待っていた『平成21年版犯罪白書』が届き、週末を使って読んでいます。今年の版では、「第7編・再犯防止施策の充実」が注目記事です。報道発表されたように、その第3章「窃盗・覚せい剤事犯に係る再犯の実態」では、再犯の特に多い窃盗と覚せい剤事犯について行った特別調査の詳細な報告があるので、この記事に期待していました。 ...続きを見る

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2009/12/05 00:45
薬物密輸|覚せい剤が活発化、パーティピルズ赤信号
●成田覚せい剤摘発最多 今年1〜10月押収、昨年の3倍72キロ 東京税関成田支署が発表した成田空港の不正密輸事件摘発状況(今年1〜10月)によると、覚せい剤密輸の摘発件数は59件で、過去最高となった。年間摘発件数の最多だった2004年の数字を11件上回り、押収量は昨年の約3倍の約72キロに及ぶ。 同支署は摘発増の理由について、「昨年の北京五輪や洞爺湖サミット開催に伴う取り締まり強化を警戒していた密輸組織が動きを活発化させたため」とみている。旅客が覚せい剤などの違法薬物を持ち込もうとした事件の... ...続きを見る

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2009/11/22 15:26
「やめられない」を越えて|覚せい剤問題の新しい局面
平成21年版犯罪白書の概要が報道発表されたと、ニュースが伝えています。トピックは、再犯率の上昇。覚せい剤事犯者では、検挙者の57%が再犯者で占められたといいます。少し長い記事ですが、産経ニュースから。 ...続きを見る

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2009/11/15 01:58
毛髪鑑定、から騒ぎの結末
大騒ぎを続けた酒井法子事件の公判、当ブログ10月22日でボヤいたとおりの結末となりました。 覚せい剤使用を立証するには、普通、尿中に覚せい剤が検出されたという鑑定書が証拠とされるのですが、これまでの報道では、被告人の尿からは覚せい剤が検出されず、捜査陣は、毛髪鑑定で覚せい剤の使用を立証できるとして起訴したと伝えられていました。 しかし、毛髪鑑定で判断できるのは、その人がある程度継続的に覚せい剤を使ってきたかどうかで、ある特定の日時での使用を証明することは困難だというのが、鑑定専門家の共通した... ...続きを見る

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2009/10/27 21:31
薬物中毒死の実態|薬物による中毒死6
薬物乱用が、場合によっては死亡事故につながることもある。いま話題になっている事件を通じて、さまざまな薬物の害についての情報がもたらされています。 長期にわたって薬物を常用している人たちにとっては、仲間の死は、意外に身近なものだといいます。過量摂取による中毒死や、重症のうつにおそわれての自殺、薬物の作用下でのおもがけない事故やけが・・・。 芸能人の裁判が話題を呼んでいた陰で、横浜でも、女性の薬物中毒死に関係した事件の公判が開かれていたと、ニュースが伝えています。 ...続きを見る

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2009/10/25 01:16
第三者没収と判決期日の延期
芸能人薬物事件の公判が続き、再び報道合戦が展開されている中で、目立たない小さな記事がありました。 ...続きを見る

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2009/10/23 23:50
薬物問題をめぐる報道と問題の実態・3
2008年から2009年にかけて、薬物問題が頻繁に話題になりました。世間の話題を呼んだニュースをめぐって、報道と世論の虚実について、あらためて問い直してみます。 ...続きを見る

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2009/10/22 01:08
ヒロポンと覚せい剤
悪いクスリの代表のように思われている覚せい剤ですが、実は、これは日本薬局方に「メタンフェタミン塩酸塩」として収載されている、れっきとした医薬品でもあるのです。ただし、正規の医薬品としてメタンフェタミン塩酸塩が使われるケースはごく限られており、乱用薬物として密売されているものは、密造品です。 ...続きを見る

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2009/09/28 23:50
残念です。札幌弁護士会副会長、覚せい剤容疑で逮捕
●北海道警薬物銃器対策課などは18日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで、弁護士を現行犯逮捕した。容疑者は札幌弁護士会の副会長。 逮捕容疑は午前9時ごろ、自宅でバッグの中にビニール袋に入った覚せい剤7袋を隠し持っていた疑い。 道警によると、覚せい剤は計1グラムほどで、1袋が1回分の使用量になっていた。調べに対し「自分で使うつもりで持っていた」と容疑を認めている。別の事件の捜査中に容疑が浮上。使用したことも認めており、道警は尿検査をして覚せい剤使用容疑でも調べるとともに、入手経路を捜査している... ...続きを見る

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2009/09/18 21:26
薬物飲み込みによる密輸|薬物犯罪と裁判員裁判6
●ニュースから <裁判員裁判>覚せい剤密輸で実刑判決…福岡地裁 9月11日15時1分配信 毎日新聞 覚せい剤を営利目的でイランから密輸したとして、覚せい剤取締法違反罪などに問われた被告に対する九州初の裁判員裁判で、福岡地裁(松下潔裁判長)は、懲役7年、罰金200万円、追徴金約765万円(求刑懲役9年、罰金200万円、追徴金約765万円)の実刑を言い渡した。 裁判長は「国内に持ち込んだのは、1万5000回以上の使用に耐えうる量で極めて多量」と指摘。「一部は国内の末端使用者にも流通した可能性... ...続きを見る

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2009/09/15 23:44
大阪地裁の判断|薬物犯罪と裁判員裁判5
大阪と福岡で、覚せい剤輸入事件の裁判員裁判が行われました。時間に終われていた私は、週末にニュースをまとめて読んで、裁判の流れをようやく把握することができました。 大阪地裁では、この種の事案に対して、これまでにない判断が示されたようです。報道記事に基づいて、私なりにまとめてみました。 ...続きを見る

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2009/09/14 23:59
覚せい剤をやめ続けている人がいます。
●ニュースから <覚せい剤>「酒井被告の事件でやりたくなった」運転手を起訴 甲府地検は11日、トラック運転手を覚せい剤取締法違反(使用)で甲府地裁に起訴した。同地検によると、被告は起訴内容を認め「8月ごろ、人間関係で悩んでいた。覚せい剤は7〜8年間やめていたが、酒井法子(被告)の事件をテレビで見て、すべてを忘れられる感覚を思い出した」と、動機を供述しているという。被告の様子がおかしいことに気づいた父親が、被告の勤める会社の社長に相談し、南アルプス署に出頭させた(抜粋)。 9月12日16時2... ...続きを見る

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2009/09/12 22:50
労役場留置|薬物犯罪と裁判員裁判4
覚せい剤輸入事件では、有罪の判決を言い渡される際には、たいてい、懲役刑とともに罰金刑が併せて科されます。 ...続きを見る

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2009/09/11 20:41
罰金の併科|薬物犯罪と裁判員裁判3
●覚せい剤輸入事犯に科される罰金とは 覚せい剤取締法は、営利の目的で違反した者に対して、一般の場合に比べて、大幅な刑の加重をするよう定め、さらに情状によって罰金刑を併科することができるとしています。実際、覚せい剤密売人に対する営利目的所持の事案や、営利目的での輸入事案では、ほとんどの場合、懲役刑とともに、罰金刑が言い渡されています。 裁判員裁判として審理された大阪地裁での覚せい剤営利目的輸入事件では、懲役5年、罰金350万円の判決が言い渡されたということです。 ...続きを見る

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2009/09/10 23:12
覚せい剤密輸事件|薬物犯罪と裁判員裁判2
大阪地裁で裁判員裁判として審理されていた、覚せい剤の営利目的輸入事件で、判決が出たとニュースが報じています。 ●裁判員裁判:覚せい剤密輸に懲役5年 大阪地裁判決 覚せい剤密輸事件を初めて審理した裁判員裁判で、大阪地裁は9日、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の罪などに問われた被告(57)に懲役5年、罰金350万円(求刑・懲役10年、罰金500万円)の実刑判決を言い渡した。杉田宗久裁判長は「罪は重大だが、役割は従属的で深く反省している」と理由を述べた。判決によると、被告は暴力団組員らと共謀、5... ...続きを見る

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2009/09/10 00:04
薬物犯罪と裁判員裁判1
各地で、裁判員の参加する刑事裁判が開始されています。裁判員裁判の対象事件の中には、覚せい剤の密輸犯罪も含まれていますが、他の刑事事件と比べて、なじみがなく、わかりにくい点もあるので、少し解説してみたいと思います。 ...続きを見る

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2009/09/08 23:48
青少年と覚せい剤|覚せい剤問題NOW-8
メディア関係者との問答で、「最近の覚せい剤問題の傾向」について、また昨日も同じ話を繰り返しました。この1月ほどの間に、何回この話題について語ったでしょうか。 ...続きを見る

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2009/09/06 23:53
薬物問題を解決できるのは政治です
この数日、ちょっとした論考を書くために、これまでに手がけた薬物輸入事件の記録を読み直して、まとめる作業をしていました。数十冊の事件記録を読み直してみて、改めて感じるのが、薬物供給を遮断することの重要さです。 平成10年ころから数年間、1回の押収量が数百キロという大型密輸事件の摘発が続きました。私の手元にも、密売グループのアジトから数百キロの覚せい剤が押収された事件や、輸入品に数百キロの覚せい剤が隠されていた事件などの記録があります。まさに、ザクザクと覚せい剤が密輸されていた時期で、末端での密売... ...続きを見る

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2009/09/02 23:51
覚せい剤急性中毒|薬物による中毒死2
英国の薬物中毒死の統計を紹介した機会に、薬物乱用による急性中毒と死亡について考えます。 薬物乱用のもっとも恐ろしい結末が、急性中毒による死亡です。薬物乱用防止のテキストには、よく、薬物ごとの致死量が記載されていますが、薬物の急性中毒による死亡事故が話題になることはめったにありません。日本では薬物乱用者の数がまだ限られていること、また、とくに死亡事故の多いヘロインなどオピオイド乱用が少ないことなどから、幸い、こうした事故はそれほど多くないのです。 しかし、小沼杏坪医師は「覚せい剤関連の精神疾患... ...続きを見る

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2009/08/29 21:07
何のための厳正処罰か
それぞれのご意見、お立場からコメントをいただき、ありがとうございます。皆様のコメントをしっかり拝見しています。8月22日付け「毛髪鑑定の補足」の記事に書き込んでくださった、まめしばさん、のら猫さんのコメントを踏まえて、もう少し、私の考えを述べます。 ...続きを見る

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2009/08/24 00:26
尿鑑定と毛髪鑑定の補足
この記事は、牧野 由紀子氏(元厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部主任鑑定官)によるものです。 ******* ...続きを見る

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2009/08/22 21:02
毛髪鑑定の補足
当ブログ8月13日の「覚せい剤と毛髪鑑定|覚せい剤問題NOW-4」http://33765910.at.webry.info/200908/article_7.htmlには、驚くほど多数のアクセスがありました。 この記事は、毛髪鑑定に関する問い合わせが相次ぎ、じゅうぶんにお答えできない状況が続いたため、ブログ上で回答するために、いわば限定版のつもりで掲載したものです。正直なところ、一般の方にはあまり関心をもっていただけない内容だと思っていました。 ところが、掲載した直後からアクセスが増え続け... ...続きを見る

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2009/08/22 01:46
覚せい剤と運び屋
強烈なドイツ語なまり(たぶん)の老婦人を相手に、私の妻は電話で、繰り返してファックスを受け取れるか聞いています。当方は貧弱な英語力、相手はドイツ語と英語のチャンポンで、複雑な会話は成立しないため、ファックスで要件を伝えようと努力しているところです。私がいま担当している覚せい剤輸入事件の被告人は、南アフリカからやってきた男性で、郷里の母親と連絡をとっているところなのです。 フィリピン、韓国、中国、カナダ・・・いろんな国に住む被告人の家族から手紙を受け取り、電話で話したり、Eメールで連絡をとったり... ...続きを見る

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2009/08/18 23:50
シャブ!シャブ!しゃぶ!|覚せい剤問題NOW-7
芸能界の薬物事件が続いて、TVは薬物ネタのラッシュ。映像は、サラサラとこぼれる白い結晶体をアップにし、ガラスパイプから立ち上る煙を追い、注射器を映し出しています。 ...続きを見る

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2009/08/17 23:22
覚せい剤の共同所持|覚せい剤問題NOW-6
女性タレントの事件では、逮捕されている夫婦の身辺に対して、捜査員たちは現在も懸命の捜索を続けていることでしょう。夫婦で覚せい剤を乱用・・・・そんな報道に接したとき、私が真っ先に想像したのは、共同所持の問題でした。関係先の捜索が続く今、今後の展開によっては、このテーマも登場することになるかもしれません。 ...続きを見る

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2009/08/16 02:00
尿鑑定と毛髪鑑定|覚せい剤問題NOW-5
覚せい剤の鑑定、とくに尿中の覚せい剤や毛髪中の覚せい剤の分析・鑑定について、更に続けます。今回は、薬物鑑定に長年携わってこられた、牧野 由紀子氏(元厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部主任鑑定官)に書いていただきました。 ...続きを見る

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2009/08/14 23:47
覚せい剤と毛髪鑑定|覚せい剤問題NOW-4
一部メディア関係者はいま、毛髪鑑定に異様なまでの関心を示しておられるようで、相次いで質問が寄せられますが、仕事の合間に、限られた時間でお答えしても、なかなか了解していただけない様子です。 ...続きを見る

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2009/08/13 22:51
覚せい剤所持罪|覚せい剤問題NOW-3
所持品や自宅から覚せい剤が発見されれば、その所有者は覚せい剤所持罪に問われることになります。一見するときわめて単純に思える覚せい剤所持罪ですが、実際の事件では、所持の成否をめぐって微妙な争いを展開することもあります。 ここでは、数日来話題になっている、女性タレントの覚せい剤事件のケースを通じて、覚せい剤所持の問題を整理してみます。 ...続きを見る

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2009/08/13 01:14
覚せい剤使用罪|覚せい剤問題NOW-2
覚せい剤取締法は、覚せい剤を取り扱う資格を持たない一般人が覚せい剤に関わることを禁止し、輸入、輸出、製造、所持、使用などの違反行為に対して罰則を定めています。 平成20年の覚せい剤事犯検挙人員は11,025人(平成20年中の薬物・銃器情勢、2頁)です。この人たちは覚せい剤取締法が定める罪を犯したとして検挙されたわけですが、違反の内容(これを「違反態様」といいます。)別でみると、グラフで示すように、使用、所持がもっとも多く、この2項目で全体の90%を占めています。 ...続きを見る

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2009/08/11 21:48
検挙者の年齢層|覚せい剤問題NOW-1
芸能人の覚せい剤問題が世間を騒がせています。この週末、私はずっとインタヴュー攻勢を受け、しゃべり続けた気がしていますが、さて、あまりいろいろな話をした結果、伝えたつもりの情報が歪んだり、誤って伝わった部分もあるので、交通整理をかねて、最近の覚せい剤問題について簡単なまとめをしておきます。 ...続きを見る

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2009/08/10 19:21
それでも簡易尿検査で逮捕しますか|覚せい剤で誤認逮捕
●正式鑑定で陰性、釈放=覚せい剤使用で逮捕の男性−山口県警 山口県警は25日、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕した無職男性(32)の尿を科学捜査研究所で正式鑑定した結果、覚せい剤成分が検出されず陰性となったため、同日釈放したと発表した。 組織犯罪対策課や周南署によると、男性は24日午後、「車で交通事故を起こしたかもしれない」と電話し同署を訪れた。しかし、車に事故の形跡がなく、つじつまの合わないことを話すなど言動に不審な点があったことから、同署が尿中の覚せい剤成分を調べる簡易検査を実施。陽... ...続きを見る

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2009/06/27 00:22
着色覚せい剤が出回る、日本版ストロベリー・メスか?
厚生労働省九州厚生局麻薬取締部小倉分室(北九州市)に覚せい剤取締法違反(営利目的所持)容疑で摘発された男2人が、赤く着色された覚せい剤を「赤ちゃん」の隠語で20歳代の若者を中心に売りさばいていたことがわかった。 一般的な白色のものよりも人気が高かったという。覚せい剤捜査に詳しい福岡県警幹部の話でも、最近押収された覚せい剤に赤いものが散見されているという。捜査当局は、若者らの間で色つき覚せい剤の使用がファッション感覚で広まる恐れがあるのではないかと警戒を強めている。 2人が扱った覚せい剤は3種... ...続きを見る

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2009/06/17 23:57
作詞家の覚せい剤事件のニュースに関連して即決裁判のこと
今日、東京地裁で著名作詞家の覚せい剤事件の公判が開かれたと、ニュースが報じています。 「被告人が起訴事実を認めたため、裁判官は即決裁判を適用し、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。」5月22日 読売新聞 ...続きを見る

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2009/05/22 23:00
薬物事件と不起訴
大麻所持で逮捕された芸能人が不起訴で釈放されたというニュースが話題を呼んでいるので、薬物事件と不起訴処分について、簡単なまとめを。 ...続きを見る

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2009/04/15 17:13
中国国境の町に覚せい剤が蔓延|国際ニュースから
●【中国】延吉市、4年間に1244人の麻薬犯を逮捕 延吉市では、この 4年間で合計 1129件の麻薬事件を解明し、 1224人の犯罪容疑者を捕え、 56.4kgの覚せい剤を押収した。 中国、ロシア、北朝鮮 3国の国境地帯に位置する延吉市に90%の麻薬が国外から密輸して持ち込まれており、延吉市は既に海外麻薬の集散地・中継所になっている。 延吉市公安局麻薬捜査大隊・趙松林大隊長の紹介によれば、過去、麻薬服用者は主に個人業主・無職者が主だったが、現在はその範囲が広がり、小中学校の学生たちにまで拡... ...続きを見る

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2009/03/27 22:31
薬物依存の治療|薬物問題のプロフェッショナルたち3
私は薬物問題を追及するなかで、多くの専門家から、直接に、また著書を通じて貴重な教えを受けてきました。それぞれの専門分野で薬物と戦う専門家の姿を、私の印象を通じてご紹介します。 ...続きを見る

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2009/03/12 21:19
覚せい剤事件と不起訴、執行猶予
大麻事件と覚せい剤事件は、刑事手続きにおいて、実に対照的な様相を示しています。『司法統計年報』のデータから、紹介します。以下数字は最高裁判所事務総局編『司法統計年報2刑事編・平成19年』法曹会(2008)より。 ...続きを見る

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2008/11/04 23:23
覚せい剤とミンザイで苦しんだK子さんのこと
昨日、睡眠導入剤について書きながら、K子さんのことを思い出していたところへ、そのK子さんから宅配便が届きました。彼女はいま、新婚旅行中。旅先から、土産を送ってくれたのです。私が初めてK子さんに会ったとき、例によって、彼女は薬物事件で逮捕された被疑者でした。 ...続きを見る

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2008/10/21 22:17
<覚せい剤>執行猶予からの再出発4
●人間関係の清算 さて、覚せい剤の使用や所持で執行猶予付判決を受ける人のすべてに、入院治療が望ましいわけではありません。むしろ、重症度分類の第1段階や第2段階にいる乱用者のほうが、数の上では多数なのです。 では、この人たちは再犯リスクが低いかといえば、決してそうではありません。まだほんの好奇心で覚せい剤を使っている若者が、あっという間に再犯してしまう例を私は何度か見てきました。 ...続きを見る

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2008/07/16 22:07
<覚せい剤>執行猶予からの再出発3
●まずお母さんが患者です ...続きを見る

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2008/07/15 00:14
<覚せい剤>執行猶予からの再出発2
●治療に結びつけるまで 私が担当する覚せい剤事犯の被告人の、乱用度合いはさまざまです。乱用を始めてからまだ日が浅く、面白半分で使っている人もあれば、もうすっかりコントロール不能になっている人まで。昨日紹介した、薬物乱用の重症度分類でいう第3段階、第4段階の重症者の場合は、とくに社会復帰後の治療や環境調整が重要になるわけです。 ...続きを見る

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2008/07/14 00:26
<覚せい剤>執行猶予からの再出発1
●元テレビ局社員を逮捕=覚せい剤所持の現行犯−警視庁 7月12日10時34分配信 時事通信より ...続きを見る

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2008/07/12 18:51
覚せい剤の末端価格が福岡で高騰
大麻の種子について連載中ですが、地方版に面白いニュースがあったので、連載を中断して、ニュース解説。 ...続きを見る

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2008/07/02 17:43
<覚せい剤>執行猶予中の再犯・懲役太郎
「クスリやめるしかないだろ。このままじゃ、またすぐにブタバコだ。覚せい剤やめないと、俺みたいに懲役太郎になっちまうぞ。」 警察署の留置場で、ひざを抱えてマンガを読んでいる彼に、年配の同室者が、ぼそぼそと話し始めました。 懲役太郎…、刑務所と社会を行き来しながら生涯を過ごしてしまう人たちを、こんなふうに呼ぶのだそうです。高齢で社会に戻っても、家族も友人もなく、孤立してしまい、結局は軽微な犯罪を繰り返しては刑務所に舞い戻ってしまう人たち。いつの間にか、刑務所がこの世でいちばん自分になじんだ場所に... ...続きを見る

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2008/06/17 23:45
<覚せい剤>執行猶予中の再犯・2
今日もまた、執行猶予中の元会社役員が再び覚せい剤で逮捕されたとニュースが伝えています。いま、私が担当している事件の中にも、執行猶予中に再犯してしまい、再び裁判を受けることになった被告人が何人かいます。 ...続きを見る

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2008/06/16 21:39
薬物の尿検査ってなに?|薬物検査・1
インターネットの物品販売サイトに、尿中薬物の簡易検査キットが出ていると知人から聞き、早速のぞいてみました。ん?…高い!。正規の価格がほんの数百円のキットが数千円で出ていました。 ...続きを見る

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2008/06/08 23:20
北朝鮮の覚せい剤、今度はフィリピンへ流入
6月2日の朝鮮日報(発行部数韓国最大の新聞)日本語版にこんな記事がありました。なお、韓国では覚せい剤をヒロポンと呼ぶため、記事中にもこの名前があります。 ...続きを見る

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2008/06/06 22:36
10代の子に覚せい剤をどう話すの?カナダ発の日本語情報
覚せい剤(メタンフェタミン)は、10代の子が興味を示すパーティドラッグのひとつ。アメリカやカナダでは、覚せい剤に対してそんなイメージがあります。中高生の年齢の子どもが、興味本位で使ってしまうことが警戒されているのです。 そこで、今日はカナダの覚せい剤乱用防止サイトをご紹介します。 ...続きを見る

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2008/06/03 21:32
覚せい剤―執行猶予中の再犯
芸能人の覚せい剤取締法違反の第1回公判が行われたと、ニュースが報じています。執行猶予中の再犯の事案だということです。 ...続きを見る

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2008/06/02 22:22
暴力団と覚せい剤取引
引き続き、小林良樹著「覚せい剤密輸メカニズムの分析」を読みながら、日本の覚せい剤市場の特徴を検討してみましょう。 ...続きを見る

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2008/04/29 20:43
日本の覚せい剤市場の特殊性
わが国で流通している覚せい剤は、「高純度・高品質」であることが特徴で、世界的に見るとやや特異な市場を形成しているとする見方があります。 小林良樹著「覚せい剤密輸メカニズムの分析」から紹介します。この論文については、当ブログ2月20日「 薬物密輸のカナダルート 」でも触れました。 http://33765910.at.webry.info/200802/article_19.html ...続きを見る

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2008/04/29 00:59
錠剤型覚せい剤
近年、密輸入される覚せい剤錠剤が増えています。警察庁は、押収した覚せい剤のうち、錠剤の数を錠単位で発表していますが、2005年が約26,000錠、2006年が約57,000錠と増加していました。2007年は約5,000錠と減少しましたが、この減少が一時的なものかどうか、今後の動きに注意を払いたいところです。 (警察庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課「平成19年中の薬物・銃器情勢」(2008)4頁) http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/y... ...続きを見る

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2008/04/26 22:34
覚せい剤で歯がぼろぼろ?
元覚せい剤乱用者だった人たちは、よく虫歯の話題でもりあがります。乱用していた期間が長いほど、虫歯の数も多いようで、覚せい剤をやめ始めると、たいてい歯医者通いを開始するのです。 ...続きを見る

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2008/04/23 22:37
薬物乱用の困った!どこに相談すればいいのか
今日もまた、芸能界関係者が覚せい剤で逮捕されたとニュースが伝えています。執行猶予中の再犯、ご家族にとってはもっとも辛いケースでしょう。 今日は、身近に薬物乱用問題を抱えて、はらはらしながら1日を送っている方のための記事です。 ...続きを見る

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2008/04/11 00:24
覚せい剤乱用者と自首
今日、東京地裁の民事法廷で、ちょっとおもしろい判決が出たとニュースが伝えています。 ●警察官が「自首」記載せず虚偽報告 22万円賠償命令 4月7日20時47分配信 産経新聞ニュースの概要 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080407-00000963-san-soci ...続きを見る

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2008/04/07 22:38
薬物中毒のイメージ
薬物使用による幻覚・妄想から起こしてしまう事件というと、いかにも残虐なものを想像される方が多いかもしれません。たまたま昨日お伝えした、リタリンの影響下で起きた事件のようなものもないとはいえません。 ...続きを見る

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2008/03/20 22:41
覚せい剤使用で心神喪失の判決
Asahi.com 2008年03月18日06時04分ニュースより抜粋 覚せい剤所持・使用や不法残留、強盗致傷など10罪に問われたイラン国籍の被告の判決公判が岐阜地裁であり、裁判長は覚せい剤所持・使用と不法残留のみ有罪とし、懲役2年執行猶予4年(求刑懲役10年)を言い渡した。覚せい剤使用後に及んだ強盗などは「覚せい剤の影響で心神喪失の状態にあった」と無罪を言い渡した。 被告は06年6月6日、乗用車を運転中に対向車と衝突した後、自分の車を乗り捨てて他の車を次々奪ったとして、強盗容疑で県警に逮... ...続きを見る

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2008/03/19 23:37
シャブ中の顔
覚せい剤の作用下にあるときの様子をどんなふうに説明したらよいでしょうか。 まず表情。青白い肌色、額やてのひらがかなり汗ばんでいる、狐目できつい顔つき、でも瞳孔が開いているので焦点が定まらないように見える目つき・・・。 態度は、せかせか、うろうろ。多弁、他動。 ...続きを見る

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2008/03/16 22:59
覚せい剤をやめる その10
[魔の季節] いま、私が「覚せい剤をやめる」ことにこだわっているのは、春休みという季節のせいです。進級、進学、入社、転勤、春は変化の季節ですが、それだけに、周りの人間関係が変化する微妙なシーズンでもあるのです。 ...続きを見る

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2008/03/14 22:24
覚せい剤をやめる その9
[過去の代償] 覚せい剤取締法違反で裁判を受ける人のなかには、まだ薬物の健康影響を受けたことのない、元気な乱用者が大勢います。彼らにとって薬物をやめることは、それほど苦痛なことではないはずです。しかし、薬物をやめただけでは、まだ本当の問題が残されたまま。いちばん必要なのが、薬物の認識を変え、生活を変えることなのです。 ...続きを見る

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2008/03/13 22:53
覚せい剤をやめる その8
[生活を変える] 私は多数の薬物乱用者と会いましたが、そのほとんどが、無職かフリーターです。女性ではキャバクラなどの水商売で働いている人が多いようです。学生の場合は、学業より、深夜のアルバイトや、遊びのほうが中心という状態です。 ...続きを見る

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2008/03/12 21:32
覚せい剤をやめる その7
[底つき] 今回は、ある特定の人物の実話です。仮名は凛凛くん。35歳。 彼は、私が提供しているホームページの掲示板に、「ここから始める」と書き込んだ日、彼は覚せい剤と絶縁しました。 ...続きを見る

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2008/03/11 22:29
覚せい剤をやめる その6
[転機] 主治医がいったように、みほさんの興奮状態は間もなくおさまりました。3日目には、病院内を自由に歩きまわれるようになり、1週間目には面会する母親に「退屈でたまらない」とこぼすようになりました。 みほさんの入院は、1月ほどでしたが、この時間が彼女を落ち着かせてくれたようです。退院後は、主治医の勧めで自助グループに参加し、アルバイト程度の仕事も始め、生活も落ち着き始めたのです。 ...続きを見る

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2008/03/08 21:10
覚せい剤をやめる その5
[幻覚・妄想] この時期、みほさんは目に見えて不安定になっていました。その後も何回かは、覚せい剤を使ったのかもしれません。 ある日、サイドボードの扉の閉まり方がどこか気にいらないようで、何度も扉を開けたり閉めたりしています。手で叩いたり、押したり・・・、やがて興奮し始めました。 「どうしてなのよ」 「何で動かないの」 「この役立たず!」 「馬鹿にすんじゃないわよ!」 次第に大声を上げ、扉を力いっぱい開け閉めして、叩いて、やがて扉は外れ、ガラス戸が砕け散っても、みほさんはまだ叫んでい... ...続きを見る

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2008/03/07 22:24
覚せい剤をやめる その4
[危機に直面] みほさんは、ふとしたことから、再び覚せい剤におぼれて数日を過ごしてしまった後、急に「引っ越したい」といい始めました。恐れていた危機がやってきたのです。 ...続きを見る

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2008/03/06 23:37
覚せい剤をやめる その3
[みほさんの危機] みほさんが、「やめるなら、今しかない。」と決意してからの2年間、それは決して平坦な日々とは呼べないものでした。 ...続きを見る

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2008/03/05 23:11
覚せい剤をやめる その2
[私たちウリ同士です] みほさん、31歳、独身。 みほさんは看護師の資格をもつ女性、数年前までは大きな病院で働いていました。覚せい剤を使い始めたのは、20代の半ばころ。当時付き合っていた男性に勧められて、一緒に使ったのが最初でした。 ...続きを見る

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2008/03/04 21:12
覚せい剤をやめる その1
「どうしたらやめさせることができるでしょう」私の事務所には、平均して週に1、2回はこんな相談が舞い込みます。薬物事件で裁判を終え、あるいは刑務所から戻った人たちの大半は、緊張感をもって生活再建に取り組み、次第に薬物の不安も遠のいていきますが、なかにはうまく軌道にのれない例もあります。 ...続きを見る

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2008/03/04 03:40
置き忘れた覚せい剤の所持?
覚せい剤:タクシーに財布置き忘れ“御用” 3月1日18時1分配信 毎日新聞 長崎版ニュースより抜粋 ...続きを見る

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2008/03/01 22:25
病気をもたらす薬物をなぜ「クスリDRUGS」と呼ぶのか?
21世紀の現在、私たちはごく自然に、医薬品と規制薬物をはっきり分けて考えていますが、もともとは、同じルーツを持っていたのです。 ...続きを見る

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2008/02/29 21:39
やせるクスリと覚せい剤
朝日新聞系アサヒ・コムの関西版に、27日、こんな記事がありました。 ...続きを見る

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2008/02/28 22:18
200キロの覚せい剤
前回、日本海を舞台とした覚せい剤大量密輸事件に関連した話題をお話しした後、当時の覚せい剤事件のあれこれを考えていました。 ...続きを見る

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2008/02/28 01:33
覚せい剤での検挙人員は若干の増加・・・平成19年の薬物情勢
引き続き「平成1 9 年中の薬物・銃器情勢」より ●覚せい剤事犯の検挙件数(16,929件)は減少したが、検挙人員(12,010人)は増加し、依然として全薬物事犯の検挙件数の79.5%、検挙人員の81.2%を占めており、我が国の薬物問題の中心的課題となっている。 ●覚せい剤事犯の検挙人員は増加した。特に暴力団構成員等の検挙人員の増加が目立ち、依然として過半数を占めるなど覚せい剤事犯への関与の強さがうかがえる。 ●年齢別の検挙人員は、全年齢層で増加しており、年齢別構成比率は前年とほぼ同 じ... ...続きを見る

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2008/02/21 21:39
覚せい剤と再犯・・・その5
私は、覚せい剤取締法違反での刑事手続きを通じて、乱用者と出会うことがほとんどです。 ...続きを見る

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2008/02/11 23:18
覚せい剤と再犯・・・その4
薬物乱用者の生活再建が困難なケースが、もうひとつあります。 それは、覚せい剤の作用に頼って無理を乗り切ってきた人たちです。 ...続きを見る

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2008/02/10 21:12
覚せい剤と再犯・・・その3
さて、薬物乱用を続けた人のなかには、生活の建て直しがかなり困難になっている例もあります。経済が破綻し、対人関係は悪化し、生活の質が極めて劣悪になっているのです。 ...続きを見る

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2008/02/09 23:03
覚せい剤と再犯・・・その2
覚せい剤はやめにくい、と私たちは当然のように思い、宿命的に再犯に至りやすいと考え勝ちです。しかし、前回犯罪白書の研究データでお見せしたように、覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた人の過半数(58.4%)が、その後犯罪に関わることなくすごしているのです。 1犯目、2犯目ともに覚せい剤事犯という、同種再犯はむしろ少数派(12.5%)なのです。 ...続きを見る

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2008/02/08 22:31
ミュージシャン3度目逮捕のニュースで、覚せい剤と再犯
ミュージシャンが覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたとニュースが伝えています。平成15年、17年に続いて3度目。2度目では実刑判決を受けたのにやめられなかったそうです。yahooニュース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000003-ykf-ent ...続きを見る

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2008/02/07 18:16
留置場の都市伝説
トイレの花子さんとか、口裂け女とか、この類の話を都市伝説とか呼ぶそうですね。 留置場にも、この手の都市伝説がいくつもあります。 ただし、怪談話ではなく、刑事裁判での主張の伝説です。 ...続きを見る

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2008/01/23 20:04
キムチと覚せい剤
しばらく硬い話題が続いたので、口直しに、軽い話を。 ...続きを見る

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2008/01/22 22:34
乱用の拡大と薬物の価格
アメリカのハイスクール在学生の大麻使用のまとめ。 Monitoring the Future Study の2006年調査によると、マリファナの使用は、第8学年(中2)では11.7%、第10学年(高1)では25.2%、第12学年(高3)では31.5%でした。 ...続きを見る

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2008/01/12 22:30
アメリカの若者と覚せい剤
あけましておめでとうございます。今年も、薬物問題のあれこれを気軽にお話ししてみます。よろしくお付き合いくださるようお願い申し上げます。 ...続きを見る

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2008/01/05 17:14
覚せい剤密造拠点カナダにも…アメリカと覚せい剤
中国の薬物密造についてお伝えした昨日(26日)、毎日新聞には、覚せい剤の密造拠点がカナダにもあるらしいという記事がありました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071226-00000012-maip-soci ...続きを見る

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2007/12/28 03:19
錠剤型覚せい剤と使用の故意
そういえば、11月下旬に、錠剤型覚せい剤に関係した事件で、無罪判決が出ましたね。ちょっと古いですが、西日本新聞の記事が、まだネットに掲載されていました。 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20071122/20071122_004.shtml ...続きを見る

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2007/12/24 20:48
錠剤型覚せい剤
MDMAなどの麻薬を主な成分とする錠剤型の薬物が、エクスタシー(MDMA等錠剤型合成麻薬)ですが、外見は同じような錠剤タイプで、覚せい剤を主な成分とするものも出回っています。 ...続きを見る

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2007/12/23 20:07
覚せい剤と覚醒剤
覚醒作用をもつ薬物であることから「覚醒剤」と呼ばれるのですが、実際に私たちが目にする文字は、たいてい「覚せい剤」と表記されています。お気づきのとおり、公文書やメディアが基本的に当用漢字を用いて表記しているために、私たちが目にする文字が、このように漢字とかなの混じったものになっているのです。 ...続きを見る

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2007/12/05 11:29
覚せい剤の指紋?
わが国で密売されている覚せい剤のほとんどは、外国から密輸入されたものです。密輸が行われた場面で検挙された場合は、捜査によって、その流通経路が明らかにされることになります。 ところが、これが、ひとたび密輸入されてしまうと、何段階もの密売組織を経るため、末端の乱用者の手に渡るときには、どこから来た覚せい剤なのかわからなくなってしまうわけです。 ...続きを見る

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2007/12/04 11:07
北朝鮮と覚せい剤…平成19年版警察白書から
第三次麻薬・覚せい剤乱用期の背景として、わが国に流入する覚せい剤の量が増え、末端での密売価格が安くなったことがあげられます。 ところで、この覚せい剤、どこから来たものなのでしょう。 ...続きを見る

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2007/12/03 20:26

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弁護士小森榮の薬物問題ノート 覚せい剤のテーマ/BIGLOBEウェブリブログ
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