弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 米サンディエゴ郊外でまたしても薬物密輸トンネルを発見

<<   作成日時 : 2016/04/25 23:38   >>

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メキシコと米国をつなぐ薬物密輸トンネルが、またしても発見されました。CNNのニュース記事によると(下記参照@)、トンネルが見つかったのは、カリフォルニア州サンディエゴ南郊のオタイ・メサ工業団地の一画。木製パレットが積み上げられた、資材置き場の地面に、ぽっかり空いた直径1メートルほどの穴が、密輸トンネルの出口でした。
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↑密輸トンネルの発見を報じるCNNの記事
http://edition.cnn.com/2016/04/20/us/u-s-mexico-drug-tunnel/index.html

トンネルは、地表から約16メートルの深さに掘られ、国境をまたいで約730メートルにわたって延びていました。
トンネルの向こう側は、国境を越えたメキシコ、ティファナ市内の住居の内部です。大型クローゼット内に備え付けたエレベータで、薬物はトンネル内に運び込まれ、トロッコ風の台車に載せられて、米国側の出口までレール沿いに運ばれます。
米国側の出口では、地面に空いた穴を塞ぐように、大型の廃材容器が置かれ、薬物はこの容器のなかへと荷揚げされるのです。フォークリフトで廃材容器を動かし、トラックに積んで移動しても、見た目には、木くずが入った廃材容器を出し入れしているとしかみえません。

この大型廃材容器内で発見されたのは、約650キロもの大麻でした。さらに、容器の中身を運んでいたトラックからは1トンを超えるコカインと、500キロ近い大麻も押収されました(CNN記事ではコカイン2トンとなっていますが、DEAの発表によると1トンのようです)。

最近、カリフォルニア州で、相次いで密輸トンネルが発見されています。
今回と同じオタイ・メサ工業団地では、昨年10月にも大型のトンネルが発見され、大麻12トンが押収されました。
また、太平洋岸から150キロほど内陸に入ったカレクシコという小さな街では、今年3月と4月に相次いでトンネルが発見されたばかりです。

トンネルが集中しているのは、国境をまたいで市街地が広がっている地域です。オタイ・メサ工業団地の一帯は、国境をはさんで米国側はサンディエゴ市、メキシコ側にはティファナ市という大都市が広がっていて、国境沿いの道路を走ると、フェンスのすぐ向こうにメキシコの家並みが見える場所もたくさんあります。上記のカレクシコという街も、国境の南側はメキシコのメヒカリ市街地と接しています。

もうひとつ、密輸トンネルに欠かせない条件が、地盤の構造だとか。米国メディアのなかには、サンディエゴ周辺の地盤が比較的やわらかい砂岩でできていることから、スコップで楽に掘り進めることができると解説している記事もありました。

1990年5月、アリゾナ州で最初のトンネルが見つかって以来、米国・メキシコ国境では、150を超える密輸トンネルが発見されてきたといいます。海上、陸路、空路、そして地下トンネルと、ありとあらゆる手段で、薬物は国境を越えて運ばれています。
今日もまた、どこかで新しいトンネルが掘りすすめられているのでしょうか。

[参照]
@密輸トンネル発見を報じる記事
CNN / U.S.-Mexico drug tunnel spanned 800 yards, held 2 tons of cocaine(April 21, 2016
http://edition.cnn.com/2016/04/20/us/u-s-mexico-drug-tunnel/index.html
ADEAサンディエゴ支局の報道発表
Feds Seize Longest Tunnel on California-Mexico Border(April 20, 2016)
http://www.dea.gov/divisions/sd/2016/sd042016.shtml
*なお、本文中のカリフォルニア州でのトンネル発見は、いずれもDEAサンディエゴ支局のニュースからひろったものです。

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