弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 元スター選手の覚せい剤事件Q&A

<<   作成日時 : 2016/02/05 18:37   >>

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プロ野球の元スター選手が覚せい剤事件で逮捕され、メディアは競ってこの話題を取りあげ、私のもとにも、お問い合わせが相次いでいます。皆さんから寄せられたご質問をまとめて、Q&Aを作ってみました。

*****
この件では、
自宅で、約0.1グラムの覚せい剤が発見されたと伝えられています。
*****

Q1
「覚せい剤0・1グラム」はどれぐらいの量なのですか?

覚せい剤の平均的な1回使用量は、注射の場合、0.03グラムといわれています。量にすると、およそ耳かき1杯にあたります。ここでいう「0・1グラム」とは、平均使用量の3回分、耳かき3杯程度の量ということになります。
ただし、人によって使用量は異なり、初心者や女性ではやや少なめ、常用している人はやや多めを使う傾向があります。

注射で使用する場合は、1回分の覚せい剤を水で溶き、注射します。使われる注射器は、糖尿病患者がインスリン注射をするときに使うタイプです。
あぶり(加熱吸引)という使用方法は、ガラスパイプの中に少量の覚せい剤を入れ、ライターなどであぶって、蒸発する成分(一般に煙と呼ぶが、正しく言うと蒸気)を吸引するものです。使用したパイプには、覚せい剤が溶けて焦げた跡が残ります。
あぶりの場合、煙が周囲に拡散し、またパイプに焦げたカスなどが残り(約30パーセントがパイプに残るという報告があります。)、ロスがあるため、使用量は、注射に比べてやや多いように思いますが、断定はできません。
いずれにしろ、乱用者は秤を使うわけではなく、あくまで目分量なので、厳密な使用量が特定されるわけではありません。

なお、0・1グラムは風袋こみの重量で、覚せい剤自体は0・047グラムと報道がありました。そうすると計算上は約1・5回分の使用量となります。

Q2
「覚せい剤0・1グラム」の値段はどのくらいなのでしょうか?

一般的な密売ルート(インターネットや街の密売人から手に入れる場合)での覚せい剤の相場は、現在では1グラム当り3〜4万円くらいだと思います。そうすると、0・1グラムの覚せい剤の密売価格は、3〜4000円ということになりますが、販売単位の量が少ないと値段は割高になるので、もし0・1グラム入りの覚せい剤を買うとしたら、1万円くらいになるでしょう。
一番よく売られているのは、0・5グラム前後が透明なビニール袋(「パケ」といいます)に入った商品で、私が最近扱った事件では、1万7000円前後ということでした。ちなみに、昔(覚せい剤1グラムが2万円くらいだった平成10年前後)は、0・5グラム入りのパケは1万5000円くらいが相場で、0・5グラム入りのパケを「苺(いちご)」と略称していた乱用者もいました。

インターネットによる密売が普及した影響でしょうか、価格の地域差は少なくなったようです。数年前の事件ですが、私が担当した密売人から覚せい剤を購入した客が逮捕されました。その時、別の大阪の密売人から買っていた覚せい剤も同時に発見されたのですが、値段はいずれも1グラム5万円と同じでした。


最近私が扱った事件で、1万円以下で覚せい剤を買ったという事件は1件だけで、金がなかったので知り合いの密売人に頼み込んで、1回分を5000円で売ってもらったというものです。
いずれにしろ、ユーザーが密売人から覚せい剤を買う際には、量の多少にかかわりなく、1回に1万円以上を支払っているようです。

なお、入手ルートによって、価格がかなり違う例もあります。

2014年に逮捕された大物ミュージシャンのケースでは、特別なルートで手に入れていたので、一般的な相場の数倍のお金を払って覚せい剤やMDMAを手に入れていました。
逆に、知り合いの密売人から一般の相場より安い値段で入手することもあります。多くはその筋ないしそれに近い人たちですが、大体一般相場の4分の1くらいの値段で買っていました。

いずれにしろ、今回の事件でも、そのような特別なルートで手に入れていたとすれば、一般的な相場は必ずしも当てはまらなくなります。

Q3 
ガラスパイプやストロー、注射が押収されていますが、いろいろな器具があったということは、覚せい剤を常習的に使っていたことにつながりますか?

使用方法は、使う人の好みですから、常習性とは直接の関係ありません。
最初から注射で使っていたなら、注射器が発見されたからといって、常習性が高いとはいえません。今回初めて使ったということもあります。
ただし、あぶりからから始めて、注射に移った場合は常習性が高いといえます。長年にわたって常用している人では、ロスの少ない注射使用を好む人が多いからです。

報道では、(最初があぶりかどうかはわかりませんが)注射とあぶりを選択して使っていたようで、いわばTPOを考えて使用法を考えていた(腕に注射痕が残ると人目に付くという理由で、加熱吸引をする人もいます)、使い慣れているともいえるので、常習性が高いといってよいのではないかと思います。

ストローは、パイプを使わないあぶりによく使われます。アルミホイルの上やカラス瓶の中であぶったときに、煙を吸引するために短く切ったストローが使われます。
しかし報道では、身辺からパイプが出てきているのであぶり用とは考えにくく、覚せい剤を袋からすくうために使われていたのかもしれません。少量をすくい取る用具として、ストローの先をななめに切ったものが、しばしば使われます。

Q4
また携帯電話が4台、押収されていますが、覚せい剤使用と関係があるのでしょうか?

複数の携帯電話の存在が、覚せい剤の乱用と直接に関係するものではありません。むしろその人の生活スタイルによるものといえます。
ただし、日常使う携帯とは別に、密売人と連絡するための別の携帯をもっていた、ということはあり得ます。
警察は、押収した携帯の通話履歴やメールから、覚せい剤の購入や使用に関係した通話相手を細かく調べ、入手先の割り出しや、周辺の覚せい剤仲間などを調べる手がかりにします。

Q5
自宅の捜索で、もしも覚せい剤が見つからなかった場合は、どうなったのでしょう?

今回の捜索は、自宅マンションから出されたゴミなどから覚せい剤が検出されたことから、ゴミとして出された「覚せい剤の所持」を被疑事実として行われたとのことです。

覚せい剤使用に関係する「ゴミ」としては、
@吸引に使ったパイプやアルミ箔についた、燃えカス
A注射使用の際に使ったコットンやティッシュ
B注射液を作る、パイプに詰めるなどの際にこぼしたもの
などがありますが、いずれにしろ微量なはずです。

微量の覚せい剤でも逮捕、勾留されることはありますが、しかし、覚せい剤の効果が得られないほどの微量であれば、覚せい剤にあたらないという裁判例もあります。
また、当事者が「ゴミ」として捨てたものについて、最終の所持の時点(捨てる直前)に、覚せい剤の認識や所持の認識があったと認められるかは疑問です。
こうしたケースでは、逮捕しても最終的には覚せい剤の所持を立件することは難しいと思います。
ですから、今回のケースで、もしもマンションを捜索した結果、覚せい剤が発見されなかったなら、「ゴミ」中から検出された覚せい剤の件で逮捕・勾留したとしても、結局、最後は釈放で終わった可能性が高いと思います。ただし、逮捕中に採尿し、尿から覚せい剤が検出されれば使用で立件できます(もっとも、本人が尿の提出を拒否した場合に、強制採尿ができるかは、また別問題で、当然、ハードルはさらに高くなります。)。

2014年の大物ミュージシャンの事件でも、当初はゴミから発見された覚せい剤の所持で逮捕されましたが、途中で、ゴミから発見された覚せい剤の件については処分保留で釈放となり、同日、ミュージシャンの自宅で発見された覚せい剤などの所持で逮捕されたと記憶しています。
また、ゴミから発見された覚せい剤の共同所持で、ミュージシャンとともに逮捕された女性のほうも、逮捕後に押収された尿から覚せい剤が検出されたことから、覚せい剤使用で立件、起訴されたと記憶しています。

いずれにもせよ、ゴミなどから検出された覚せい剤で事件を公判まで持ち込むことは、極めて難しいということです。
報道では、捜索のタイミングを慎重に検討し、本人の手元に確実に覚せい剤が存在する時期を選んで実行したとのことですが、当然のことです。著名人を検挙したものの、結局釈放したというのでは、警察による捜査の威信を損なうだけですから。

*****
2月4日、東京地裁が
Kさんの勾留を決定したと報じられました。
*****
Q6
今回の事件が起訴された場合、保釈の見込みはありますか?

報道によれば、Kさんは覚せい剤の所持についても、使用についても認めているということですから、保釈が許可される可能性はあるでしょう。
ただし、保釈中の監督体制や住居といった問題をクリアすることが必要です。まず、保釈中の本人を監督し、保釈条件を守らせる監督者が必要です。手続きの上では、身元引受人という立場の人で、普通は、同居の家族などがこの役割を引き受けます。同居している家族がない場合は、適切な監督者を確保できるかどうかがポイントになります。
次に、住居ですが、保釈中は裁判所が指定する住居(制限住所)で生活することを求められます。ところが、報道によると、Kさんの住まいは月契約のマンションだと言います。つまり身一つで暮らしている仮住まいですから、保釈中の制限住所としての安定感があるかどうか、いささか不安も感じます。

Q7 
裁判になった場合、どんな刑が予測されますか?

覚せい剤などの薬物事件では薬物の量と前科の有無で量刑が決まります。同じ量でも前科があると重くなります。
また、営利の目的(他人に売るなどして経済的な利益をえる目的)がある場合には、法律でより重い刑罰が定められているので、同じ量でもより重くなります。

現在の情報からすると、今回のケースでは
@覚せい剤の所持について
押収された覚せい剤は0.1グラムだといいます。これは、ユーザーが手元に持っている、使いかけ(残量)の覚せい剤としては、よくある量です。とくに多くもない、少ないともいえない。最近は、論告ではあまり使われないようですが、「少なくない量」ということで、刑が重くなる量ではありません。(なお、結局、覚せい剤自体は0・047グラムだったということです。1回分以上の量ですから、論告の場面を想定すれば、検察官はこれを「少なくない量」と表現することになるのでしょうか。)
A覚せい剤の使用について
すでに尿の提出を済ませ、正式な鑑定でも陽性だとの報道です。

このような場合の使用と所持は、犯罪としては一体(一本)として扱われますから、使用が起訴されたとしても、刑が重くなるものではありません(東京地検などの求刑の実務として)。

これ以外に犯罪に当たる事実がないとすれば、前科もなく、営利目的がない(自分で使うために持っていた)ならば、起訴されて裁判になった場合に、言い渡される刑は、懲役1年6月程度になるでしょう。そして、反省の態度などが認められて執行猶予つきとなるケースが多いです。この場合に、猶予期間は3年以上になるでしょう。執行猶予付の判決の場合は猶予期間の長短が犯罪性の軽重を表します。

前科があれば、宣告される刑は重くなり、執行猶予が付くのは難しくなります。
営利の目的があるということになればさらに重くなり、初犯でも実刑の可能性が高くなります。また、営利犯の場合は、末端の乱用者の場合と求刑の基準が異なるので、グラム単位で刑が重くなるわけではありません。

Q8
執行猶予がつくと、どうなるのですか?

具体的には、
被告人を懲役○年〇か月に処する。
この裁判確定の日から〇年間その刑の執行を猶予する。
という判決を言い渡されます。

執行猶予とは、有罪判決で言い渡した刑の執行(懲役刑であれば刑事施設への収容)を一定の期間猶予し、猶予期間を満了すれば、宣告された刑の効力が消滅するという制度です。猶予期間中は、資格制限などがありますが、満了すれば有罪判決を受けたことによる制約がなくなります。
もしも、猶予期間中に犯罪に関わるなどすれば、執行猶予は取り消され(刑法26条以下)、猶予されていた宣告刑(○年〇か月の懲役刑)を現実に受けなければなりません。執行猶予期間中はこうした立場なのです。

執行猶予は、比較的軽い刑(3年以下)の場合に限ってつけることができるもので、これまで犯罪に関わったことがない、再犯のおそれが少ないなどの場合につけられます。犯罪の内容が悪質だったり、犯罪歴がある場合は、執行猶予付き判決を期待することは難しくなります。

執行猶予付き判決を受けると、普通の社会生活に戻ることができるので、無罪になったと思い違いをする人もあるようですが、決して無罪になったわけではなく、懲役刑の執行が期限付きで保留されているわけです。もし、期限内に再び犯罪に関わって逮捕され、有罪判決を受けるなことがあれば、執行猶予は取り消され、前に言い渡された懲役刑を受けなくてはならないことになります。
(ただし、今年の6月から施行されることになっている一部執行猶予制度の下では、執行猶予中に犯した罪について、一部執行猶予の判決を受けた場合には、前の執行猶予は取消にはなりません。一部執行猶予制度の眼目は執行猶予中の再犯のケースです。)

また、刑事裁判で有罪の判決を受けるということは、社会的には大変厳しい制裁を科されることになります。
公的な資格のなかには、有罪判決を受けた人に対して、一定期間資格を制限しているものもあります。一般人にとって、最も影響があるのは、パスポートや外国への入国ビザの問題でしょう。執行猶予の期間中は、パスポートの取得が制限されることがあります。また、アメリカなど、薬物事件での逮捕歴のある人には入国許可が出にくい例もあります。

*****
今回の事件に関係して、
覚せい剤がやめられないことが話題になっています。
*****

Q9
なぜ覚せい剤などの薬物はやめられなくなるのですか?

覚せい剤使用による快感は、脳内の報酬系に強力な刺激を与えます。薬物乱用を繰り返し、報酬系が繰り返して刺激を受けることで、薬物に対する欲求が極めて強くなるのです。これが、薬物依存という状態です。
覚せい剤乱用を続けた人たちも、もう乱用をやめようと思うことはあるのですが、脳に刻み込まれた強い欲求と、離脱症状の苦しさや不快さのせいで、覚せい剤をやめることはそう簡単ではなくなります。
覚せい剤を使った期間が長いほど、また使用頻度が高いほど、やめることは難しくなります。
覚せい剤使用者の全員が薬物依存になるわけではありませんが、長い期間乱用を繰り返すうちに、多くの人が覚せい剤依存になるといわれます。
依存になりやすい人に特定のタイプがあるわけではありません。
画像

↑脳の断面と報酬系
図はNIDA(National Institute on Drug Abuse)のサイトから
http://www.drugabuse.gov/publications/teaching-packets/brain-actions-cocaine-opiates-marijuana/section-ii-introduction-to-reward-system/2-reward-pathw


Q10
覚せい剤は止められないといいますが、ほんとうですか?

覚せい剤事犯の再犯について、追跡調査したものがあります。
覚せい剤取締法違反で裁判を受け、執行猶予の判決を受けて社会に戻った人のうち、ほぼ4人に1人が、4年以内に同じ覚せい剤事犯で再犯している、というものです。

●覚せい剤取締法違反で執行猶予判決を受けた人の追跡調査
覚せい剤事犯の初犯者のほぼ4人に1人が、4年以内に同じ覚せい剤で再犯している
(男子26.0% 女子20.6%)が覚せい剤で再犯。
画像

グラフは
平成21年版犯罪白書第7編「再犯防止策の充実」第3章窃盗・覚せい剤事犯に係る再犯の実態より

調査は、平成21年度版の犯罪白書で報告されているもので、
⑴ 東京地方検察庁と横浜地方検察庁が処理した
⑵ 覚せい剤の乱用(単純所持と使用)の事案うち
⑶ 平成16年中に執行猶予判決を受けた者519人(男子388人 女子131人)について,再犯の有無を調査したものです。
そこでいう、再犯とは、
⑷ 執行猶予の判決を受けた後に行った犯罪で
⑸ 執行猶予を言い渡された日から4年以内に
⑹ 有罪判決を受けて、刑が確定したこと
をいいます。

Q11
やめられない人には、なにか特徴があるのですか?

Q10の追跡調査ではさらに再犯のリスクとなる要因を分析しています。そこで挙げられている要因のうち、重要と思われる要因を紹介します。

●再犯リスクを左右する3つのポイント
1、就労・・・安定した職についている人では再犯が少ない
画像

2、住居・・・住居が不安定な人は再犯が多い
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3、監督者・・・親族等の監督者がある人は再犯が少ない
画像
 
グラフは
平成21年版 犯罪白書 第7編「再犯防止策の充実」第3章 窃盗・覚せい剤事犯に係る再犯の実態より

なお、上記のグラフ3に「監督誓約」とありますが、これは、執行猶予の判決を受けた裁判で、証人として出廷したり、書面を提出したりして、釈放後の被告人に対する監督を誓約した人がいたことをいいます。「監督誓約なし」の者の再犯(44.8%、その他の再犯を含めても49.1%)は、「監督誓約あり」の者(18.9%、その他の再犯を含めても24.1%)の2倍以上です。つまり、身近に指導・監督する人があれば、再犯は少ないということです。

監督誓約ありのケースでは、判決では、被告人のためにくむべき事情として、「家族が監督を誓っている」(証人として証言した場合)とか「家族が監督する旨を上申している」(上申書を提出した時)などと述べられますが、実際に再犯防止には大きな効果があることが分かります。

要するに、仕事があり、円満な生活を営み、ちょっとした踏み外しを注意してくれる人が傍にいれば、覚せい剤はやめられるということで、ごく当たり前の結果です。覚せい剤問題の解決は、本人が自覚すれば決して難しいことではありません。もちろん、簡単に止められた人もいれば、苦労して止めた人もいます。

覚せい剤事犯の再犯に関する調査として、もうひとつ「70万人初犯者・再犯者混合犯歴」調査がありますが、そこでは、どのような事情にあると再犯しやすいのか,いわゆる再犯のリスクについて調べています。
いずれも執行猶予判決を受けたときの状況で分類しています。

Q12
覚せい剤事件で裁判を受けた後、更生プログラムのようなものはないのですか?

覚せい剤事犯の再犯防止のために、現在、法務省は、薬物依存のある保護観察対象者の指導・支援に力を入れています。これは、薬物事件で実刑判決を受け、刑事施設に収容された人たちを対象に、施設収容中から仮釈放後(保護観察中)を通じて、一貫した指導・支援を行い、薬物依存によって再犯を重ねる人たちの問題を改善し、再犯を防ごうというものです。
なお、保護観察付執行猶予の判決を受けた人の場合は、一部、この制度の対象になることもあるようです。

いっぽう、裁判を受け、単純執行猶予付の判決を言い渡される、社会に戻る人たちが参加を義務付けられるような制度は、現状では用意されていません。もとより、覚せい剤との親和性(薬物事件の判決で愛好される用語)は一律ではありませんから、各人その後の対応は多様でしょうが、逮捕され、裁判を受けるということは、当人にとって、薬物問題を見直す絶好の機会です。この機会に、専門病院で治療を受けたり、ダルクなどの回復支援団体に参加して、覚せい剤をやめることにしっかり取り組んでいる人たちもあります。

また、薬物乱用問題の関して偉大な業績を残された故小沼杏平医師は、覚せい剤を使用しない生活を3〜5年継続できれば覚せい剤依存から脱却したといえると述べています。

2014年に裁判を受けた大物ミュージシャンは、裁判過程の中で保釈を請求し、保釈中から専門病院に入院して、長期的な治療を受けていたといいますが、これもよい方法だと思います。

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
有名人の薬物事犯での逮捕は見せしめ、違法薬物使用の抑止の効果を狙ってのセンセーショナルな報道が多いように思いますが、覚せい剤結晶、注射器、ガラスパイプ等の映像を繰り返し放送するのは、ショックを煽る効果はあるでしょうが、現在進行形で依存症に苦しみ、社会復帰の為にもがいている人達にとってはゾクッと身体が反応してしまう映像ではないでしょうか
日本国内においては一度薬物に手を出してしまった者に対しては配慮する必要は無いような依存症者に対する受け皿の少なさを感じます
neuromancer
2016/02/05 22:19
 ここでいう「覚せい剤」とはメタンフェタミンのことですよね?
 ヒロポンの添付文書を見てみたのですが、経口錠剤では5mg程度で効果が出てきて、1日15mgが上限と書かれていました。
 注射の方が数倍の効率でしょうから、上記の数値より少なくても効果が出てくると思われます。(代謝経路などの違いで一概には言えませんが)
 注射で0.03g(30mg)は、かなり高用量に感じます。

 覚せい剤の依存に発展するのは注射での乱用者の内、2割程度と言われています。残りの8割の人は30日以内に回復するとの調査結果が複数あります。(半数の人が1年以上乱用の調査)

 効かないタイプは判明しています。DAT(ドーパミントランスポーター)欠損の遺伝型では反応なしらしいです。DATが少なくなることが、覚せい剤後遺症であり、少ないほど覚せい剤に対して、あるいはギャンブルなどの報酬刺激に対して過剰に反応するようになります。このDATがゼロだと反応しないということです。

 薬物に対する欲求が強まるというよりは、中立刺激への鈍化と報酬系の過剰反応による二分化が正しいでしょう。実際に、併用する薬によって覚せい剤の高揚感がなくなっても再使用への欲求は消えないという研究結果があります。なので、覚せい剤依存は、気分の良さを求めているわけではなく、中立刺激への鈍化という「馴化」です。

 現代の医学・薬学では覚せい剤には身体依存性は無いとされています。
太郎
2016/02/09 10:14
ヒロポン注射液(メタンフェタミン塩酸塩注射液)の添付文書

■用法・用量
通常、成人には、1日1〜2mL(メタンフェタミン塩酸塩として3〜6mg)を皮下又は筋肉内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
太郎
2016/02/09 12:07
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/400093_1151400A1020_1_02.pdf
太郎
2016/02/09 12:07
>検察官としては、少ないとも言まず、せんからえず、「少なくない量」ということになるのでしょか。

何か誤記だと思います。

あと、炙りとストローの関係ですが、ガラスパイプの上部にある空気吸入用の穴から薬物を中に入れるためには、ストローのような細い管状の物が適しています。
特に、紙パック入りジュースに添付されている伸縮式のストローは、最初から先が斜めに切られており、またガラスパイプの穴の中に入る細さであるため、この目的には重宝します。
ストローがない場合、例えば手近な紙(紙幣など)を折ったり丸めたりして、粉末を穴の中に流し込むこともできますが、やはりストローを使うのが最も楽でしょう(結晶ならともかく、粉末の場合はストローの中から透けて見える薬物の量を元に、大体の計量もできます)。
というわけで、ガラスパイプ使用者でも、ストローとは密接な関係があります。
滅智蓮寺 熾
2016/02/11 15:58
この記事、なんの為に書いたの?

コメント書いてる人のほうが意味のあること書いてて笑ってしまいました。

Kによろしく
清い
2017/01/14 05:17
この記事、なんの為に書いたの?

コメント書いてる人のほうが意味のあること書いてて笑ってしまいました。

Kによろしく
清い
2017/01/14 05:18

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