弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS ニューヨーク市で危険ドラッグ一斉摘発

<<   作成日時 : 2015/09/21 23:48   >>

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危険ドラッグによる急性中毒が多発している米ニューヨーク州で、9月16日、連邦麻薬取締局(DEA)とニューヨーク警察による大規模な一斉摘発が行われました。5か所の製造施設、80か所を超える危険ドラッグ販売店や倉庫が捜索を受け、ブロンクス地区の倉庫からは、大量の危険ドラッグ成分や製品などが押収されました。
16日、合同捜査班は記者会見を行い、規制薬物の輸入などの容疑で10人を逮捕したと発表しました。
画像

↑ブロンクス地区の倉庫の捜索に入る捜査員
CBSニュースのサイトより(下記参照A)

DEAは1年以上にわたる捜査活動の結果、中国から、危険ドラッグ原料の化合物を大量に輸入したグループを特定し、10人を逮捕しました。一味は、2014年9月以降の1年間で、100キロ超の規制薬物を含む薬物成分を中国から輸入し、危険ドラッグを製造し、販売店に売り渡していたといいます。

一味は、薬物の粉末を商業貨物として合衆国に輸入し、その後、製造加工施設に配達させました。加工施設では、輸入した薬物を調合してアセトンなどの有機溶剤に溶かし、ライムやイチゴなどの香料を加えたものを茶葉にスプレーして製品化していました。3〜6グラム入りのパックの卸売り先は、州内のタバコ店やコンビニ店など70店以上。また。このグループから大口で仕入れた危険ドラッグを二次卸するグループも活動していました。

危険ドラッグ業者の手口は、米国でも日本でもほとんど違いはありません。原料に使う薬物成分を中国から輸入し、それを調合・加工して製品化するやり方も、パッケージのイメージもほとんど同じです。100キロという原料化合物の量も、わが国での摘発事案では何度か見てきた数字です。

でも、DEAの報道発表を読んでいて、「おや!」と思った点がひとつありました。発表によると、出来上がった危険ドラッグ製品が、1パック5ドルで小売されているといいます。日本円にすると600円程度、どうやら、米国では最近、危険ドラッグの小売価格が急速に下落している様子です。米国の危険ドラッグ市場では、製造業者間の競争が激化して、急速に価格が下落しているのでしょうか。
最近になって急速に中毒事例が増えている背景のひとつに、この急速な価格の下落もあげられるのかもしれません。

[参照]
@DEAの報道発表
Spice In The City: New York DEA Leads Huge Attack Against Synthetic Drug Traffickers(Sep 16, New York)
http://www.dea.gov/divisions/nyc/2015/nyc091615.shtml

ACBSニュースの記事
Synthetic marijuana ring busted in NYC(September 16, 2015)
http://www.cbsnews.com/news/synthetic-marijuana-ring-busted-in-nyc/

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