弁護士小森榮の薬物問題ノート

アクセスカウンタ

zoom RSS 気が付けば薬物マーケットが活気づいている

<<   作成日時 : 2014/11/30 02:31   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

危険ドラッグに気を取られている間に、ふと気づけば、何やら覚せい剤問題も騒がしくなってきました。11月に入って覚せい剤密輸に関する報道が増えたと思っていたところへ、国際的な密輸グループのメンバーと思われる外国人を逮捕、80キロを押収したというニュースがありました。
<ニュースから>*****
●60億円相当 覚醒剤約80キロ押収
今月、横浜市の駐車場に止めてあった乗用車のトランクから、末端の密売価格で60億円分に当たる覚醒剤およそ80キロが、厚生労働省麻薬取締部に押収されていたことが分かりました。麻薬取締部によりますと、陸上で押収された量ではこれまでで最大規模だということです。
(略)
麻薬取締部は、覚醒剤の密売組織のメンバーとみられる中国人の男2人が、ことし9月末に入国したという情報をつかみ、内偵捜査を進めていました。
麻薬取締部は、中国人の男2人がこの車を倉庫代わりに使い、覚醒剤をイラン人の密売組織に流していたとみて、実態解明を進めています。
NHK NEWS Web 11月27日 20時44分
*****

●覚せい剤密輸の摘発は依然として高水準
わが国の税関で摘発される覚せい剤密輸事件が最も集中している成田空港で、今年1月〜10月末の摘発状況が発表されました。摘発件数は、昨年同期より9件増加して73件。記録的な大量押収だった昨年に引き続き、高水準となっています。
これから年末にかけて、わが国に密輸される覚せい剤が増える季節を迎え、暴力団組織や密売グループも活気づいていることでしょう。関係当局の皆さん、取締まりをよろしくお願いします。
<ニュースから>*****
覚醒剤摘発「中国から」増、実行役はタイ人最多
成田空港で今年1〜10月に行われた覚醒剤密輸の摘発の対象は、中国(香港、マカオを含む)からの到着客が大幅に増加し、タイ人の「運び屋」も急増していることが、東京税関成田支署のまとめで分かった。
千葉県成田市内で21日に開かれた「東京税関成田地区密輸出入取締対策協議会」で報告された。同支署によると、同空港での摘発件数は73件で前年同期比9件増。覚醒剤の押収量は約175キロで約55キロ減ったが、依然として高水準という(以下省略)。
読売新聞2014年11月26日 11時01分
*****

●薬物事犯の検挙数も増えている
そういえば、ここ数年、ずっと減少傾向が続いていた薬物事犯の検挙数が、気が付けば増加に転じています。今年上半期ころまでは前年対比でマイナスだったのですが、夏ころからプラスに転じ、2014年1月〜10月末では検挙人数が軒並みに増加しているのです。
 薬物事犯の検挙人員・2014年1〜10月
  ・覚せい剤取締法違反・・・・8,552人・昨年同期と比べ122人増加
  ・大麻取締法違反・・・・・・・・1,352人・昨年同期と比べ136人増加
  ・薬事法違反・・・・・・・・・・・・ 290人・昨年同期と比べ177人増加
[参照]
警察庁/犯罪統計資料(平成26年1〜10月分)
http://www.npa.go.jp/toukei/keiji35/hanzai.htm

どうやら薬物マーケット全体が活気づいているようです。危険ドラッグ取締まりに力を入れる警察の活動が、周辺の薬物事件もいっしょにあぶりだしているのでしょうか。それとも、危険ドラッグの広がりが引き金になって、乱用薬物のマーケット全体が、活気づいてしまったのでしょうか。
いずれにしても、危険な兆候です。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
最近の売人は、以前と違って末端ユーザーに対してお試しと称して5000円から密売するケースが増えているようです。闇の商売人も必死になっているし、訳の分からない危険ドラッグよりも、こっちの方が安全だと言って誘うケースもあるようです。注意が必要です。
ターキー
2014/12/09 08:41
イラン人密売人が未だに都内にいるのでしょうか?
くまさん
2015/05/17 20:23

コメントする help

ニックネーム
本 文
気が付けば薬物マーケットが活気づいている 弁護士小森榮の薬物問題ノート/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる