弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS メキシコ/US国境の密輸摘発にも財政難のかげ

<<   作成日時 : 2013/07/13 17:22   >>

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メキシコと国境を接するテキサス州、国境をまたいで伸びる主要国道は、大量の物資と人を運ぶ大動脈であると同時に、麻薬密輸の幹線道路でもあります。
ここブルックス郡では、国境警備隊がメキシコから密輸される麻薬類に目を光らせ、連日密輸事犯を摘発していますが、ところがせっかく摘発した密輸犯の多くが、合衆国での刑事手続きを経ないまま、メキシコへ送り返されていると、7月11日付のCBSニュースが報じています。
[参照]
CBS>Drug smugglers set free for lack of money to prosecute(July 11, 2013 )
http://www.cbsnews.com/8301-18563_162-57593386/drug-smugglers-set-free-for-lack-of-money-to-prosecute/

テキサスハイウェイ281号線のチェックポイントは、毎年、国境警備隊が数千トンの大麻を押収しています。車両を停止させ、麻薬犬がにおいを追い、ベテラン捜査官が車内を検分すると、スペアタイヤや予備のガソリンタンクから次々と大麻が出てきます。
ところが、摘発し、逮捕した密輸犯の多くが、不起訴処分で釈放され、メキシコへ送り返されていると、国境警備隊の捜査官は語ります。密輸犯の刑事手続きを引き受けるのはブルックス郡の地方検察庁ですが、ここでは、重量にして150ポンド(約70キロ)、末端価格で12万ドル(約1200万円)以下の密輸犯は、たいてい起訴されないというのです。不起訴で釈放される密輸犯は、月に60人に及ぶとか。

問題は、郡の司法予算。以前は、連邦からの補助金が郡の予算不足を補ってきました。2010年には2100万ドルの補助金が出たものが、2013年では500万ドルに削減され、次年度分はまったく見通しが立っていません。司法省は取材の申し込みに応じていないとのことです。

予算措置がとれないとなれば、チェックポイントで連邦職員が身を挺して密輸捜査に当たっても、薬物を押収し、運び屋は釈放するしかないのでしょうか・・・。釈放する被疑者にために、わざわざ最寄りのバス停まで車で送るのも、捜査官の仕事になっているのは、なんとも皮肉な現実です。

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