弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 船員による覚せい剤密輸|岡山港で覚せい剤3キロ

<<   作成日時 : 2011/11/26 23:27   >>

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覚せい剤密輸の摘発が増加していると、東京税関が11月上旬に発表していました。東京税関が摘発した覚せい剤密輸事件が大幅に増え、平成23年1月から9月までに東京税関が押収した覚せい剤は213キログラムで昨年同期の143%と大幅に増加(不正薬物全体の押収量は270s)しているといいます。
近年では、警戒が手薄だと思われがちな地方空港や港からの密輸が目に付きますが、今日は、岡山港で船員による覚せい剤密輸が摘発されたというニュースがありました。

<ニュースから>*****
●中国から覚醒剤3キロ、密輸容疑で4人逮捕 岡山
中国から覚醒剤(かくせいざい)約3キロを密輸したとして、岡山・神奈川・福岡県警などの合同捜査本部は25日、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、いずれも中国国籍の船員ら男女4人を逮捕したと発表した。県警によると、「知らなかった」といずれも容疑を否認している。
逮捕容疑は、11日午後2時40分ごろ、岡山市中区新築港の岡山港高島の岸壁に貨物船を乗りつけ、覚醒剤約3キロ(末端価格約2億3千万円)を国内に密輸したとしている。
県警によると、貨物船は7日に中国を出航。同港で3人を現行犯逮捕。女1人が逃走したが、神奈川県警が12日に横浜市内で発見、逮捕した。(当事者の氏名を省略)
MSN産経ニュース・岡山(2011.11.26 02:12)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111126/oky11112602120003-n1.htm
*****

なお山陽新聞の11月25日付記事によると、逮捕されたのは、中国人乗組員2名と、受け取り役の在日中国人3人。中国人乗組員2人が500グラムずつに小分けしたビニール袋を体に巻き付けて下船し、自転車に乗って岡山市内の駐車場に向かい、受け取り役と接触していたということです。(山陽新聞2011/11/25 14:06「覚せい剤は体に巻き付けて密輸 県警逮捕の4容疑者」)

●船員による薬物密輸という手口
海上ルートで日本に密輸される覚せい剤のなかには、貨物船などの乗組員が寄港地へ持ち込む手口があります。航空機の乗客を運び屋に使って密輸するものと似ていますが、運搬役をつとめるのは貨物船などの乗組員で、船内に覚せい剤を隠して日本の港に運び、上陸時にこれを持ち出して、受け取り役に引き渡すものです。
かつては、暴力団幹部が港へ出向いて受け取るパターンが多かったのですが、近年では、日本に滞在する同国人が受け取り役になる例や、また、外国の薬物組織の指示を受けた外国人が、覚せい剤を受け取る目的で来日した例もありました。さらに、2010年室蘭港で検挙された船員による密輸事件では、埠頭の公衆トイレに覚せい剤入りのかばんを隠して引渡す手口も登場しました。
税関によれば、2010年では、船員等による不正薬物の密輸入摘発は14件でした(財務省「平成22年の全国の税関における関税法違反事件の取締り状況」資料1)。

[最近の摘発事例]
税関の事件発表から、最近のケースをいくつかピックアップしてみましょう。
■横浜税関、覚せい剤密輸入でロシア人船員を告発(横浜港・2011年6月 )
横浜税関は、覚醒剤937.83グラムの密輸入を企てたとしてロシア人船員を告発。同船員は、横浜港に入港し大黒ふ頭に接岸したマーシャル諸島船籍の貨物船 「FESCO GAVRIIL」号の甲板員で、同日午後0時41分頃、覚せい剤約937.83グラムを携帯のうえ同船から陸揚げし、密輸を企てたが税関職員の職務質問により発見された。
■台湾からの覚せい剤密輸入事犯を摘発(大阪・2011年1月)
大阪税関は、東京税関、名古屋税関、門司税関と共同調査の上、外国貿易船乗組員らが密輸入しようとした覚せい剤6袋2,991.14グラム(薬物乱用者の通常使用量で約10万回分)を摘発し、関税法違反容疑で大阪地方検察庁に告発した。
■中国人船員から覚せい剤5kgを発見摘発(室蘭港・2010年11月)
室蘭税関支署は、関係機関と連携の下、中国から室蘭港に入港したシンガポール籍貨物船の乗組員が、上陸した際に身辺に隠匿していた覚せい剤約5kgを摘発し、関税法違反で札幌地方検察庁あて告発した。
■ロシア人船員から覚せい剤3kgを発見摘発(新潟港・2009年11月)
小樽税関支署は、関係機関と連携の下、ロシアから小樽港に入港したロシア籍貨物船のロシア人乗組員が、上陸した際に身辺等に隠匿していた覚せい剤約1.1kg及び同人の船室に隠匿していた覚せい剤約1.9kgを摘発し、関税法違反で札幌地方検察庁あて告発した。
■ロシア人船員による覚せい剤密輸、受け取り役も逮捕(新潟港・2009年7月)
東京税関新潟税関支署は、関係機関と連携して、ロシア人男性2名が、新潟港東港中央埠頭に接岸中のロシア来船舶から覚せい剤約5キログラムを密輸入したところを発見・摘発し、関税法違反及び覚せい剤取締法違反で逮捕し、両名を新潟地方検察庁に告発した。

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