弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS テレビ伝道師が大麻政策に疑問を呈した

<<   作成日時 : 2010/12/26 01:19   >>

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高名なテレビ伝道師ロバートソン氏が、番組の中で、大麻所持に対する刑罰が厳しすぎると発言したことが、アメリカでちょっとした話題になっています。
アメリカでは、少量の大麻所持に対する現行の制度が厳しすぎると批判する人たちがいる反面、大麻に対する規制を緩和することが、若者の薬物乱用を加速化することにつながると危惧する人たちもいて、大麻政策に対する見方が多様化しています。そんななかで、保守派を代表する層のひとつ、宗教団体の有名伝道師の発言だけに、世間の注目を集めているのでしょう。

ロバートソン氏はクリスチャン放送ネットワーク(CBN)の番組「700クラブ」で、宗教に基づいた更生プログラムが薬物やアルコール依存者の救済に役立っていると語ったのですが、その対談のなかで、少量の大麻を犯罪として処罰する現在の制度に対して、痛烈な批判を加えました。
「大麻をちょっと吸っただけで、10年の刑」
「数オンスの大麻所持を犯罪として扱うことで、われわれの財産を費やし、若者を破滅させている」
「私は若い人が薬物を使うことに賛成しているのではない」といいながらも、大麻所持に対して実刑を科すことを再考すべきだと、彼は、聴衆に向かって語りました。
発言は、一定の薬物犯罪に対して必ず拘禁刑を科すよう定めたマンデトレイ・ミニマムという制度について触れていますが、「大麻をちょっと吸っただけで、10年の刑」というのは、さすがに誤解あるいは言いすぎだったようです。後日、クリスチャン放送ネットワークは、マンデトレイ判決が常習者として刑に服する多くの若者に弊害をもたらしていることから、現行法を見直すべきだという趣旨だと、コメントを出したとか。
「700クラブ」は1966年からテレビ放映されている番組で、現在は100万人の視聴者がいるといいます。クリスチャン放送ネットワークの視聴者には、とくに保守的な考え方の人たちが多いといわれます。

さて、この発言にすばやく反応したのは大麻合法化を提唱するグループで、アメリカの主導的な団体NORMALの幹部は、「ロバートソン氏は、わが国の薬物法制が大麻所持に対して厳しすぎるという考えに賛同する自由主義者であり、「右寄り」の有名人のひとりだ」と、この発言を歓迎しています。

ところで、このロバートソン氏は、これまでも様々なお騒がせ発言をしてきた人物だとか。YAHOO NEWSは、ハイチ地震の際に「この島の人民はのろわれている」と発言したり、イスラムを「憎しみの宗教」と評したという問題発言を伝えています。
[参照]
YAHOO!NEWS>Broadcaster Pat Robertson questions harsh pot laws(12月23日)
http://news.yahoo.com/s/ap/20101224/ap_on_re_us/us_robertson_marijuana

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
「大麻をちょっと吸っただけで、10年の刑」というのはジョン・シンクレアのことではないでしょうか?
 
2011/01/22 20:44

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