弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS アメリカで少年の大麻使用が増加|モニタリング・ザ・フューチャー調査2010

<<   作成日時 : 2010/12/15 23:49   >>

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アメリカの若者世代を対象に、薬物乱用の実態と意識の調査をするモニタリング・ザ・フューチャー調査、その2010年調査の概要が発表されました。今年の調査対象はセコンドリー・スクール396校の第8学年(日本の中2)、10学年(高1)、12学年(高3)の生徒約47,000人です。

●タバコより大麻を使った生徒のほうが多い
今回の調査では、アルコール使用者の減少と、大麻使用者の増加が目立っています。大麻使用は1990年代半ばから長期的に減少を続けてきましたが、2007年調査から再び増加に転じ、今回でも引き続き増加を示しました。
過去1ヶ月間に大麻を使用した生徒は、8学年では8.0%、10学年では16.7%、12学年では21.4%。各学年とも、2007年以来増加し続けています。
いっぽう過去1ヶ月間にタバコを吸った割合は、同じ2010年で、8学年2.9%、10学年6.6%、12学年10.7%。
いずれの学年でも、タバコより大麻を使った生徒のほうが多いことになります。発表されたこの数字に対して、CBSニュースは「アメリカの生徒たちは、喫煙をしなくなったわけじゃない、ただ、シガレットを置いてジョイント(大麻タバコ)を手に取っただけ。」と批評しています。

問題なのは、大麻を日常的に使う生徒も増加していること。その数はまだ比較的少数とはいえ、着実に増加を示しているのです。特に12学年での増加が顕著で、2010年では6.1%となっています。
ついでに、CBSニュースが取り上げている、国立薬物乱用研究所(NIDA)のボウコウ博士のことばを紹介しておきます。「17歳に達する以前にマリファナに接した人は、疫学的にみて、大麻依存になりやすいだけでなく、他の多様な薬物に対して依存になりやすいことが、臨床研究でわかっている。」
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↑大麻を日常的に使用した者の割合(%)2010年
緑―8学年(中2)では1.2%
青―10学年(高1)では3.3%
赤―12学年(高3)では6.1%
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↑大麻の常用はとても危険だと考える者の割合(%)・2010年
緑―8学年(中2)では68.0%
青―10学年(高1)では57.2%
赤―12学年(高3)では46.8%
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↑大麻の入手が簡単だと思う者の割合(%)・2010年
緑―8学年(中2)
青―10学年(高1)
赤―12学年(高3)

モニタリング・ザ・フューチャー調査は、1975年に調査を開始して以来、30年以上にわたって若者の薬物使用のデータを蓄積しています。調査研究に当たっているのは、国立薬物乱用研究所(National Institute on Drug Abuse:NIDA)とミシガン大学の調査研究チームです。

[出典]
●モニタリング・ザ・フューチャー調査 http://monitoringthefuture.org/
●2010年調査の報道発表
http://monitoringthefuture.org/data/10data.html#2010data-drugs
●CBSニュースU.S. Teens Using More Marijuana, Less Alcohol
http://www.cbsnews.com/stories/2010/12/14/health/main7148628.shtml?tag=mncol;lst;3
[当サイト内の2009年調査の紹介記事]
●アメリカの中高生と薬物|モニタリング・ザ・フューチャー調査2009
http://33765910.at.webry.info/201001/article_6.html

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