弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 日本の大麻が変わり始めた

<<   作成日時 : 2010/11/30 22:31   >>

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自宅に大麻10キロを所持していた青年が、逮捕されたとニュースが伝えています。青年は、自宅で大麻草を栽培していたといいますが、それにしても10キロの乾燥大麻とは。
<ニュースから>
●北海道・北広島市のDJ、自宅で大麻栽培し10kg所持していたとして現行犯逮捕
大麻を自宅で栽培し10kgを隠し持っていたとして、北海道のディスクジョッキーが警視庁に逮捕された。
大麻取締法違反の疑いで逮捕された、北海道・北広島市のディスクジョッキー(27)は27日、自宅で乾燥大麻10kg・5,000万円相当を所持していたところを現行犯逮捕された。
容疑者は自宅の2階で大麻草を栽培していて、宅配便などを利用して販売していたとみられている。
調べに対し、「自分で吸うために持っていた」と供述していて、販売目的での所持について否認している。
FNNフジニュースネットワーク(11/30 16:04)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00188824.html

さて、このニュース動画をみて、私にはちょっと気になっている点があります。カメラが映し出した押収品には、大量の乾燥大麻が含まれていますが、そのほとんどが、「バッズ」と呼ばれる大麻草の花穂部分なのです。
もともと、日本で出回っている乾燥大麻のほとんどは外国から密輸されたもので、茎や種子も混入した、どちらかというと粗雑な品物でした。それが、数年前から、ときおり押収品の中にバッズの部分だけという大麻をみかけることが増えはじめました。ときには、丁寧にマニキュアされ、色や形から高THCを含む改良品種のように見える大麻草が押収されることもあります。法廷で提示される押収品は、ビニールの保管袋に入れられ、内容がわかりにくくなっていますが、それでも特徴のある改良品種は概観も違っています。
私が最近手がけたある栽培事件では、被告人は外国から改良品種の種子を入手し、バッズだけを収穫していました。大きく育った葉っぱは「ゴミ」だといいます。

日本に出回っている乾燥大麻が、少しずつ変化し始めています。大麻草のなかでもTHC含有の高い部分、つまりバッズ(花穂)や若芽の部分だけを収穫して商品化し、大きな葉などTHC含有の低い部分は廃棄してしまう・・・。そのような商品化が、現に行われているようです。しかも、THC含有を高めるよう改良された品種の種子を利用し、水耕栽培などの方法で室内栽培することで、従来品と比べてはるかに多量のTHCを含む乾燥大麻が出来上がるのです。ちなみに、雌株の受粉していないバッズはシンセミアと呼ばれ、もっともTHCが高いとされますが、写真でみて、これがシンセミアかどうかは私にはわかりません。

大麻に含まれるTHCが多くなれば、大麻の作用は強くなります。欧米では、近年、高THC大麻の流通量が増えていることが注目され、高THC大麻を使った場合の影響に関心が集まっています。わが国の大麻市場も、急速に変わりつつある今、高THC大麻の問題にもっと目を向けなければならない時期に来ているように思います。とりあえず、押収品のTHC測定くらいは必要ではないでしょうか。

ところで、上記のニュースでは、10キロの乾燥大麻が5000万円相当となっていました。つまり1グラム当たり5000円です。あれ、事件の報道発表では、乾燥大麻の末端価格は長年、1グラム当たり4000円で計算していたはずですが。大麻に限らず、最近の報道では末端価格の計算基準がどうも流動的になっています。バッズだけの大麻ならもっと高いかもしれないし、普通の大麻ならもっと安いでしょう。どうも、計算基準が不透明な気がしています。

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コメント(4件)

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「最近はTHCが高い大麻が流通している」とはいうが、それは何が問題なのか、またそもそも、それは本当の話しなのだろうか。
シンセミアは70年代から存在していたし、それ以前はハッシッシ(大麻樹脂)が主流だったと聞く。確かにシードバンクのカタログデータでは、「THC20%」と書かれた品種があるが、不動産屋の物件紹介の「駅まで5分」とそう変わりはないのではないか。誰が栽培しても、20%の効力が出せる大麻を育てられるわけではないだろう。だいたい、シンセミア以前のハッシッシでも、THC20%のものは有った。
大麻の有害性を認識するうえで、アルコールの有害性がよく引き合いに出されるが、アルコールは4%だろうと40%だろうと有害性は高い。アルコールより有害性の低い大麻にTHCがどれだけ含有されていようと、それがどの程度問題だというのか。

アルコール4.5%のビールをぐいぐい飲み、45%のウイスキーをちびちび飲むように、THCの高い大麻は、それほど大量に喫煙されることはない。すなわち喫煙時間が少なくなる。これは大麻を喫煙で摂取する場合に、煙の害が少なくなることにもなる。

規制側の論理に、THCの高い大麻を「スーパー大麻」のように称し、それに根拠の無い有害性を結びつけるような誘導がみられるが、極めて非論理的なヒステリーか、その煽動としか見えない。
日鷲
2010/12/02 15:11
高濃度THC大麻は燃費のいい自動車のようなもので、経済的でエコロジーだということ。
大麻ユーザーには笑える話だが、セットとセッティングがすべて。
使い方がすべてだ。
シンジケート
2010/12/02 18:18
う〜〜ん
小森さんは本当に大麻のことを知らないんだな〜www

ハッパとは言われてるけど本当に葉の部分を摂取すると思ってるんでしょうね、多分。だから、大麻をネタにした詐欺が横行するんだな。
ひっかかるアホがいるのも頷ける。
正しい知識がないんだな。

バッズしか用はない。
葉の部分は大量にあればチョコとか作るんでしょうが、こっそり栽培では大量とは言えない。

なんか、ちょっと問題の捕らえ方が全く現実と合ってない感じ。

ちゃんと大麻のこと知ってる人に話聞くべきだな。
難民
2010/12/06 01:55
大麻がダメだと思ってる理由、今までの教育以外の知識がないの?ww
ほんと自分で考える(調べる)力なさ過ぎじゃね
高THC大麻の問題って何???もしかして大麻精神病とかいわないよねww
wwww
2011/11/09 16:59

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