弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS カリフォルニアの大麻規制|2010カリフォルニア大麻論争7

<<   作成日時 : 2010/10/03 17:56   >>

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カリフォルニア州では、11月2日の中間選挙時に住民投票事項(プロポジション)19が住民投票に付されます。「大麻合法化案」と呼ばれるプロポジション19では、何が提案されているのか、住民は何に回答しようとしているのか、考えてみたいと思います。

●現行の法制度
<連邦法では>
大麻は、連邦の物質規正法Controlled Substances Act(CSA)のスケジュール1物質に指定され、資格を持たない人の所持、販売、栽培、取引などが禁止されています。連邦法の法執行機関を代表するDEAは、薬物犯罪集団による大規模取引などを中心に取り締まりを行っています。
<州法では>
カリフォルニア州の薬物に関する規制は、カリフォルニア健康及び安全コードCALIFORNIA HEALTH AND SAFETY CODEの第10部「統一物質規正法UNIFORM CONTROLLED SUBSTANCES ACT」で定められています。
まず、この法は大麻をスケジュールT物質と定めています(§11053)。ここでいう「大麻」とは「生育中であるか否かを問わず、カンナビス・サティバ・エル植物のすべての部分、その種子、その植物のあらゆる部位から抽出された樹脂、あらゆる化合物、製品、塩、派生物、混合物、調製品をさす。・・・」とされ(§11018)、連邦法の規定と特に変わるところはありません。
ただし、連邦法と大きく異なるのは、第6章「違反と罰則」の内容で、第2条(11357-11362.9)が大麻に関する違反と罰則に当てられ、医療用大麻プログラムに関する規定も含まれています。以下に、その主な内容を簡単にまとめます。
■単純所持違反
・ 濃縮大麻(大麻樹脂)の所持・・・州刑務所で1年以下の拘禁または500ドル以下の罰金(併科あり)
・ 28.5グラム以下の大麻所持・・・軽罪、100ドル以下の罰金
・ 28.5グラムを超える所持・・・6ヶ月以下の拘禁または500ドル以下の罰金(併科あり)
・ 18歳以上の者が学校敷地内で28.5グラム以下を所持した場合・・・軽罪、500ドル以下の罰金
・ 18歳未満の者が学校敷地内で28.5グラム以下を所持した場合・・・軽罪、250ドル以下の罰金、2犯目には500ドル以下の罰金または10日以下の少年施設プログラム等
■栽培
・ 栽培、収穫、乾燥、加工・・・州刑務所での拘禁
・ 販売目的栽培・・・州刑務所での拘禁
■販売違反
・ 販売目的所持、販売、輸送・・・州刑務所で2−4年の拘禁
・ 28.5グラム以下の場合・・・軽罪、100ドル以下の罰金
■未成年者への販売等
・大麻販売等に14歳以下を使役し、あるいは14歳以下に大麻を販売、譲渡した場合・・・州刑務所で3、5、7年の拘禁
・大麻販売等に14歳以上の未成年者を使役し、あるいは14歳以上の未成年者に大麻を販売、譲渡した場合・・・州刑務所で3、4、5年の拘禁
[参照]
CALIFORNIA HEALTH AND SAFETY CODE
http://www.leginfo.ca.gov/cgi-bin/calawquery?codesection=hsc&codebody=&hits=20

10月4日加筆
上記の罰則は2010年10月現在のもので、前記事で取り上げたように、2011年1月1日からは変更されることになると思います。

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