弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS アメリカ版スパイスのK2はやはり中国産だった?

<<   作成日時 : 2010/10/27 21:52   >>

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中国メディアの人民網英語版に、10月25日付で短い記事が掲載されました。記事中にK2やGHBの名前が出ているのに気づきました。いま世界を騒がせている新型薬物の生まれ故郷は、ウワサどおり、やはり中国なのでしょうか。

<中国のニュースから>
●中国東部で警察が薬物犯罪一味を壊滅させた
中国東部の山東省の警察が、薬物の製造・取引にかかわる一味を殲滅し、数十人の容疑者を逮捕したと、地方当局が月曜に発表した。マリファナや合成麻薬のK2やガンマヒドロキシ酪酸(GHB)を製造および取引したとして、全国で40人を超える容疑者が済南警察によって逮捕された。GHBは中国では新しいタイプの麻薬で、無色、無臭の液体であり、中枢神経抑制作用がある。警察は、GHBは多幸感をもたらし、記憶障害や眠気、めまいを引き起こすことがあると説明している。
2人の重要容疑者チンとリーは、山東省の山間部で大麻を栽培し、薬物の製造法を覚え、その後インターネットを通じて薬物を販売したとされる。
事件は、いまだ捜査中である(小森による私訳)。
人民網英語版>Police break up drug trafficking ring in E. China(2010年10月25日)
http://english.people.com.cn/90001/90776/90882/7176799.html

大麻にそっくりな作用を売り物にした喫煙用ハーブ。ヨーロッパや日本では「スパイス」の名で広まりましたが、アメリカでは「K2」というブランドがもっとも知られています。中身はどちらも同じようなもので、乾燥植物片のミックスに、合成カンナビノイドを添加して、大麻にそっくりな使用感を生み出しています。メタリックなラミネート素材の袋に入ったデザインも共通。
大麻に似た作用をもたらす合成カンナビノイドに対しては、各国で次々と法的規制がとられ、わが国でも、JWH018、CP-47,497、JWH-073など5種類が指定薬物に指定され、輸入、販売、授与などが規制されています。しかし、売り手側は次々と新しい成分を使って新バージョンの商品を供給しているのが現状です。
[参考]
K2については、当ブログ内に記事があります。
●アメリカでも合成カンナビノイド規制が動き始めた
http://33765910.at.webry.info/201003/article_21.html

さて、世界中で販売されている「スパイス」や「K2」は、インドや中国で製造されているとウワサされてきました。こうした製品に用いられる合成カンナビノイドを供給する化学会社が、インドや中国には多数あるからです。しかも、こうした脱法ドラッグに対する認識が一般に広まっておらず、その危険性に対する警戒感も薄いため、製造・流通の拠点になりやすいといわれます。
脱法ドラッグだけではありません。中国ではこれまで、メタンフェタミン、ケタミンなど各種合成麻薬の大量押収が頻繁に報じられ、今回は、さらにGHBが摘発されたわけです。GHBは乱用薬物として広まっているだけでなく、デート・レイプの薬物とも呼ばれ、若い女性がGHBを混入した飲み物で気を失っている間に乱暴されるという被害も相次いでいます。なお、GHBはわが国では麻薬に指定されています。

上記の報道では、山東省で製造されたK2やGHBが、中国国内で販売されたのか、外国へ密輸されたのかは明らかにされていませんが、いずれ、国際的な密輸組織も摘発されるのではないでしょうか。

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 カートという植物がある。チャットとも呼ばれるアラビア半島とアフリカに自生常緑樹で、葉の中にアルカロイドの一種であるカチノンを含み、弱い覚醒作用を備えている。東アフリカではかなり一般的で、ペルーのコカ葉や台湾のビンロウと同じく、現地では市場で売っている。 ...続きを見る
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2011/02/25 12:25

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