弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大学生の意識|学校と薬物乱用事件2

<<   作成日時 : 2010/10/24 21:54   >>

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<ニュースから>
●大学生6割が「大麻手に入る」 関関同立の新入生調査
「関関同立」と呼ばれる関西大(大阪府吹田市)、関西学院大(兵庫県西宮市)、同志社大(京都市)、立命館大(同)は21日、新入生を対象にした薬物についての意識調査の結果を発表し、昨年の2倍に当たる約64%が「大麻は手に入る」と回答したことを明らかにした。
「大麻を手に入れようとした場合、どの程度難しいと考えるか」との質問に「少々苦労するが手に入る」が約40%、「簡単に手に入る」が約24%、「ほぼ不可能」「絶対不可能」が計約18%だった。
調査は4大学共同の薬物乱用防止活動の一環として4月に実施。対象となる2万6058人のうち2万88人が回答した。
大麻の使用については90%以上が「使うべきでない」としたが、約5%が「個人の自由」と回答。誘われた場合も90%以上が「断る」とする一方、約6%が「断らないかもしれない」とした。
また、約5%が「周囲に大麻を使用、所持していた人がいる」「大麻の使用を見たことがある」と回答しており、関西大の黒田勇副学長は「薬物の広がりは衰えていない。中高生も巻き込んだ啓発活動に取り組みたい」としている。
47NEWS【共同通信】 2010/10/21 12:26
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102101000365.html

●最近の調査で大麻の身近さが浮かび上がってきた
大学生の大麻乱用事件が次々に報道された2008年以来、大学の一部で学生を対象にした意識調査が行われるようになって、改めて、大麻が大学生にとって意外に身近な存在になっていることがクローズアップされています。上記の記事が取り上げた関西4大学では、昨年に続いて2回目の調査ですが、大麻を「入手可能」と回答した学生が倍増しています。
昨年発表された早稲田大学の調査と、今回発表の関西4大学の調査は、質問の構成にも共通点が多く比較しやすいので、調査報告書を並べて検討してみると、最近の大学生と大麻の関係がかなり具体的に把握できます。
やや小規模な調査ですが、2008年の大学生対象調査がもうひとつあるので、これも参照してください。

@ 関西四大学「薬物に関する意識調査」2010年4月
対象者数 : 2010 年度入学生 26,058 名 (関西4大学 合計人数)
回答数(率) : 20,088 名 (77.1%)
[調査報告書] 関西学院大学>関西四大学「薬物に関する意識調査」集計結果報告書について http://www.kwansei.ac.jp/news/2010/attached/0000009418.pdf
画像

↑関西四大学「薬物に関する意識調査」集計結果報告書より

[結果のポイント]
・大麻についての印象・・・「かっこいい」0.4%、「気持ちよくなれる」4.7%など肯定的な項目を選択した率は全体に低く、「心や体に害がある」57.8%、「悪いことだ」61.2%と否定的な項目の選択は50%を超えた
・大麻使用が増えている理由・・・「薬物が簡単に手に入る」77.8%
・大麻の使用について・・・「絶対に使うべきではない」90.5%、「他人に迷惑をかけなければ個人の自由」5.4%
・周囲に周囲に所持や使用者がいるか・・・「いない」64.4%、「いる」3.6%、「わからない」9.5%
・入手可能性・・・「簡単に手に入る」23.9%、「苦労するが手に入る」39.0%、「ほとんど不可能」11.1%、「絶対不可能」7.0%

A早稲田大学「大麻等の違法薬物についての意識調査」2008年12月
[調査対象者]全学生(学部生44,648名、大学院生8,626名)
[有効回答者数]4,702名(日本語調査票回答者4,510名、英語調査票回答者192名)
[調査報告書]早稲田ウィークリー 2009年3.18号外
http://www.waseda.jp/student/weekly/info/weekly_gougai.pdf
画像

↑早稲田大学「大麻等の違法薬物についての意識調査」より

[結果の要点]
・違法薬物についての知識・・・、「気持ちよくなれる」、「ストレス解消によい」、「眠気覚ましに効果がある」については、ある程度の割合で「そう思う」という回答がみられた。「使用・所持は悪いことだ」については、9割程度の学生が「そう思う」と回答する一方で、「そう思わない」、「わからない」という回答も、1割を超えている。
・周囲に所持や使用者がいるか・・・全体の約1割が「いる」と回答している。「いない」は7割弱、「わからない」が2割強。男性に比べて、女性で「いる」の割合が若干高い。
・違法薬物の入手について・・・「なんとか手に入る」がもっとも多く3割強、ついで「わからない」が約2割、「ほとんど不可能だ」「簡単に手に入る」はともに2割程度、「絶対不可能だ」は1割に満たなかった。「なんとか手に入る」「簡単に手に入る」をあわせると、過半数の学生が「違法薬物は手に入る」と考えている。

B国立精神・神経センター精神保健研究所 薬物依存研究部「大学新入生における薬物乱用実態に関する研究」2008年
[調査対象者] A大学の新入生向けの健康関連科目を履修した421 名
[調査報告書]国立精神・神経センター精神保健研究所 薬物依存研究部>大学新入生における薬物乱用実態に関する研究(2008年)
http://www.ncnp.go.jp/nimh/yakubutsu/drug-top/data/researchSHIMANE2008_1.pdf
[結果の要点]
・身近な薬物乱用者の存在・・・全体の8.5%(男子11.5%、女子6.6%)は、何らかの薬物を乱用している人が身近にいた。
・薬物乱用に誘われた経験・・・全体の1.6%(男子3.3%、女子0.8%)は、これまでに薬物乱用に誘われた経験がみられた。その内訳は、有機溶剤(1.1%)、大麻(1.1%)、ラッシュ(0.3%)であった。なお、大麻については、男子の方が、女子よりも誘われた経験が多い傾向
がみられた。
・各薬物の入手可能性・・・対象者の26.4%は有機溶剤を、16.8%はガスを、14.6%は向精神薬を入手することは「簡単」と回答した。男子は女子に比べて、大麻の入手可能性が高い傾向がみられた。

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