弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大麻栽培アセスメント2009|アメリカの公的資料2

<<   作成日時 : 2010/03/06 23:11   >>

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アメリカの国立薬物情報センターと司法省による、アメリカ合衆国内で行われている大麻栽培の現状をまとめた年次報告書『国内における大麻栽培の状況分析2009』を通じて、アメリカでの大麻栽培の状況と、これに対する政府の取り組みをみていきます。
[出典]
Domestic Cannabis Cultivation Assessment 2009
NATIONAL DRUG INTELLIGENCE CENTER / U.S. DEPARTMENT OF JUSTICE
National Drug Intelligence Cente Publication Date: July 2009
http://www.justice.gov/ndic/pubs37/37035/index.htm

●室内栽培
アメリカ合衆国内で取り締まり機関が摘発し、除去した栽培大麻は、2008年では800万本を越えています。
除去実績の上では、室内栽培の割合はわずか5.6%ほどにすぎませんが、2004年以来、室内栽培の摘発が増加しており、取り締まり機関は、室内栽培へのシフトがみられる点を重視しているようです。というのも、大麻の栽培拠点の摘発が厳しく行われるようになって、栽培グループは、より人目につきにくい室内栽培へ移行する動きがみられるからです。
2008年で、室内栽培拠点での大麻の除去が多かったのは、カリフォルニア、フロリダ、ワシントン、コロラドの各州。
室内栽培拠点が増加している背景には、高価格で取引される高品質大麻の存在があるといいます。シンセミアなど高THC大麻の密売価格(卸値)は、ロサンゼルスでは、1ポンド当たり2500ドルから6000ドルといわれます。一般の乾燥大麻の卸値は1ポンド当たり750ドルですから、相当な高値で取引されていることになります。(価格はロサンゼルス地区犯罪情報機関による)なお、日本円に換算すれば、高THC大麻の卸値は1グラム当たり約500円から1200円。また、室内栽培の場合、年間を通じて栽培することができ、1年に4回から6回の収穫が可能なことも、栽培収益の増加をもたらしています。
大麻の室内栽培で目立っているのは、アジア系の薬物犯罪組織。カナダから合衆国へ移動してきたグループも含めて、西部各州でアジア系グループによる栽培が活発化しています。またフロリダ州など東南部では、キューバ系の薬物犯罪組織の活動が目に付きます。

●M7州
現在、もっとも多くの大麻栽培が摘発されているのはカリフォルニア州で、全米で2008年に除去された大麻の約66%がカリフォルニア州でのもの。
アメリカ合衆国のなかでも大麻栽培が多発しているのは、カリフォルニア、ハワイ、ケンタッキー、オレゴン、テネシー、ワシントン、ウェストバージニアの各州で、M7州として重点的な監視が行われています。
M7州での栽培拠点の摘発や栽培大麻の押収状況については、本書の7〜22頁に図示されています。たとえばカリフォルニア州のデータを示す8頁の地図には、国有地を中心に摘発拠点を示すマークが分布し、1か所で2万本以上が押収された栽培拠点が多数プロットされています。なお、M7州のうち、ハワイ州だけはデータが発表されていません。ハワイ州のハワイ群では、2008年5月に、連邦の監視計画を受け入れないことを決議。監視ヘリコプターの低空飛行によって住民生活のプライバシーが侵されるという苦情が多かったことなどが理由だと伝えられています(9頁)。
画像

↑カリフォルニア州での栽培拠点の摘発と栽培大麻の押収(2008年)
本書8頁より転載

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内 容 ニックネーム/日時
なんか、それで〜としらけてしまうのは私だけではないはず。
心に栄養のある野菜を作っただけで大騒ぎ。
裏社会が潤うのは法律があるからだ。
法律が出来て法律を知る者が儲かるのは世の常。
頭が良いと言われる人間の話は疑え!
庶民はいつも金持ちの道具なんだ。
シンジケート
2010/03/06 23:33

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