弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大学生と大麻事犯|社会的制裁

<<   作成日時 : 2009/02/15 20:07   >>

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●大麻所持で京大生逮捕=「クラブでもらった」−大阪府警
所持品検査でポケットから大麻が見つかったとして、大阪府警南署は15日までに、大麻取締法違反(所持)の現行犯で、京都大法学部2年の容疑者を逮捕した。
容疑を認め、「1回くらい過去に吸った経験がある」と話しているという。
調べによると、容疑者は友人の男性と訪れた大阪市中央区内のクラブで別の客とトラブルになったとして、14日午前4時40分ごろ、南署の交番を訪れた。所持品を調べたところ、ズボンのポケットからビニール袋に入った乾燥大麻約0.8グラム(袋を含む)と、吸引用のパイプが見つかった。
容疑者は「店で会えばあいさつする程度の顔見知りの男性からもらった」と話しているといい、同署は入手先などを詳しく調べる。
(2月15日15時48分配信 時事通信より抜粋)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090215-00000031-jij-soci

大学生による大麻取締法違反事件が続いています。いえ、もう少し正確に言うと、大学生の検挙事例の報道発表が続いています。しかし、ニュースになるような事件ではないのに…という気持ちをぬぐいきれないところです。

さて、こうした事件では、起訴された被告人たちは裁判を受け、相応の刑事罰を受けることになりますが、実は言い渡される判決はそれほど重いものではなく、初犯者の若者が少量の大麻を持っていたようなことで、実際に刑務所に収容されることはめったにありません。大麻事犯に対する最近の裁判結果について、このブログでも取り上げています。
大麻事件と執行猶予 http://33765910.at.webry.info/200811/article_2.html
大麻事件と即決裁判 http://33765910.at.webry.info/200811/article_1.html
大麻事件と不起訴処分 http://33765910.at.webry.info/200810/article_29.html

では、執行猶予付き判決を受けて社会に戻って、それで終わりかというと決してそうではありません。彼らは犯罪にかかわって有罪判決を受けたことに付随して、様々な社会的制裁を受けることになります。
大学生の場合、切実なのが、外国への渡航に当たって制限を受ける場合がある点と、執行猶予期間を満了するまでは、公的資格の取得などに制限を受けることがある点です。就職、留学、海外赴任等若者の人生の重要な節目ごとに、この社会的制裁が甦るわけです。アメリカでは、学生ローンの資格がなくなることも、大きな制裁だといわれています。

社会のルールを破った学生に対して、社会がどんな制裁を加えるべきか、そろそろ真剣に考えても良いと思います。犯罪という言葉に過剰反応して、停学や退学処分をして終わりでは、教育の場である大学として、あまりに主体性がないように思われます。

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