弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大学生と大麻事犯・その4

<<   作成日時 : 2008/11/24 23:31   >>

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大学生の大麻乱用が増えているといわれ、話題になっています。
そういえば、昨年末、大学ラグビー部員の大麻栽培事件が起きて以来、大麻の話題が続いています。スポーツ界、芸能界、そして大学生と、大麻乱用に関する事件が次々と続いたことで、メディアはいっせいに大麻をとりあげ、ちょっとした社会現象ともいえる状態になってきました。

話題が沸騰するにつれ、あたかも、大麻乱用が急増しているかのような論調が目に付き始め、いささか空騒ぎな要素も生まれています。薬物事犯の状況について、今年の上半期分のデータは8月に発表されていますが、検挙人員やその年齢層別構成に、著しい変化を見出すことはできません。下期の状況について、正式な発表があったという記憶もありません。
現在の主要な問題を整理してみましょう。
1、 大麻の供給が増え、また密売方法も多様になっており、大麻の入手が容易になっていること。
2、 大麻の種子が半ば公然と販売され、それを入手しての栽培が広まっていること。
3、 若者の大麻への拒否感が薄れていること。

西欧諸国に比較すれば、従来、わが国では、若者の大麻乱用は比較的少数でした。そのためか、大麻乱用にポイントを合わせた、薬物乱用防止活動が、これまでほとんど行われてきませんでした。薬物乱用の中心は、シンナーと覚せい剤という時期が長く続いたことで、いきおい、啓発活動はこうした薬物に照準を合わせてきたのです。時代が変わり、若者の気風が変わり、興味を持つ薬物の種類が変わり、これまでのノウハウは有効期限切れになっています。

こんななかで、大学生に薬物乱用防止教育をすることが求められ始めました。では、だれが、どのように・・・?具体的な回答は簡単には見出せません。簡単なパンフレットを配布し、講演会を1回開催する程度では、あまり効果が期待できないでしょう。そもそも、青少年問題や教育に関して、大学には多数の専門家がおられるはずなのに、その方たちの存在が浮かんでこないまま、外部の講師を呼んで講演会でも、といった方法が検討され始めているといった話も聞きます。

とりあえず、思いつくアイディアを並べます。
●アメリカの公的機関から講師を招聘して、数大学共通で公開講座をおこなう。
●大学生自身が企画し、広報誌を作成し、学生集会を開催する。
●欧米の薬物乱用防止研究機関と提携し、大学内に研究所を設ける。
このくらいの取り組みがあってもいいのではないでしょうか。対象は、薬物乱用防止に限定する必要はありません。青少年期の問題行動に関して、幅広い問題意識を呼び覚まして、大学ならではの対処法を見出していただきたいものです。

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