弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大学生と大麻事犯・その3

<<   作成日時 : 2008/11/23 22:05   >>

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大学生など若者が、初めて大麻に接触するとき、たいていは、すでに経験のある友人から、使い方や入手方法を教わっています。ときには、大麻を吸う場面に居合わせて、一緒に誘われることもあります。海外旅行や留学などを経験して、ついでに大麻を吸うことを覚えてしまった友人が、手ほどきをしてくれることもあります。
また、雑誌やインターネットには、大麻に関するさまざまな情報が氾濫していて、こうした情報が、未経験の若者たちのガイド役をしてしまうこともあるようです。

大麻に関する情報は、実に多様で、しかも豊富です。ところが、その大半が、大麻の法規制の緩和を求める立場から発信されたものであることに大きな特徴があるのです。大麻の乱用を防止しようとする立場からの情報は少なく、その内容も、ともすれば貧弱であるといわざるを得ません。知的好奇心の旺盛な大学生が、興味をもって目を通すような情報は、ほとんどありません。

大麻を乱用した若者たちをみてきて、私が気づいていることが、いくつかあります。
1、大麻を乱用する若者は、大麻乱用が禁じられていることを十分に知っており、また、決して良いことだとは考えていない。しかし、深刻に悪いことだという意識は希薄である。
2、自分の大麻乱用をあまり深刻に考えないため、他人の目をそれほど気にしない傾向がある。そのため、目に付く場所に大麻に関係する小物を放置することもある。
3、大麻を乱用する若者の多くが、大麻関連の雑誌、写真、喫煙小物などを多数もっている。
4、大麻を初めて使うころには、使用者のほとんどが、多少なりとも不安やためらいを感じているが、その内容は、未体験の精神作用に対する漠然とした不安、発覚することの不安などである。
5、不安を乗り越える要素は、すでに大麻を経験した友人のことば、雑誌やインターネットでもたらされる情報などであり、そのポイントは「大麻にはそれほど害はない」「タバコより害が少ない」といったものである。
6、長期間乱用した者のなかには、友人や家族に乱用を気づかれ、やめるよう意見された経験を持つ者も少なくない。意見されて彼らが反論する際には、「外国では大麻は合法化されている」「日本人は大麻に騒ぎすぎ」といったものが代表的。
7、乱用者が常に感じている不安は、発覚し、逮捕されること。逮捕されたらどうなるか、具体的な知識はない。

大麻に興味を感じている大学生の平均的な状態は、上記のようなものではないでしょうか。彼らはある程度物知りで、大麻の作用や世界の情勢を一通り語ることができます。こうした若者に対する啓発活動が、とおり一遍に大麻の害を羅列するにとどまっている限り、彼らの好奇心を抑える力を持つことはないでしょう。
しかし、その知識の多くは断片的で、一面的なものです。彼らの知識の偏りを修正するには、質の高い情報を提供することが必要なのです。

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