弁護士小森榮の薬物問題ノート

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zoom RSS 大麻の種子のまとめ、その15

<<   作成日時 : 2008/07/05 23:04   >>

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2 個人輸入の水際でのメッセージ
いわゆるシードバンクが販売する大麻の種子は、1粒当たり数百円から、人気品種に関しては千円以上。代表的な販売単位は10粒、種子自体の重量は10粒で1グラム未満です。たしかに、個人的に少量を隠して持ち込むなら、税関でそれを発見することは困難かもしれません。しかし、大麻の種子を外国から持ち込む若者のなかには、そもそも、不法行為という意識をほとんど持たずにいる例をみかけます。
外国から帰国する時に税関で手荷物検査を受けますが、検査場の周辺には、日本への持込みが禁止されている品物のリストや注意書きがいろいろ掲示されています。外国人向けには、数ヶ国語の質問カードも用意されています。しかし、大麻の種子について注意書きをみかけた記憶がないのです。

税関ホームページで確認してみました。
http://www.customs.go.jp/kaisei/youshiki/form_C/C5360r.pdf
入国(帰国)時に税関に提出するのが「携帯品・別送品申告書」ですが、そこには次のような注意事項が記載されています。
《注意事項》
海外で購入したもの、預かってきたものなど日本に持ち込む携帯品・別送品については、税関に申告し、必要な検査を受ける必要があります。申告漏れ、偽りの申告などの不正な行為がありますと、処罰されることがありますので注意してください。
●日本への持ち込みが禁止されている主なもの
・麻薬、向精神薬、大麻、あへん、覚せい剤、MDMA など
・けん銃等の銃砲、これらの銃砲弾やけん銃部品
・紙幣、貨幣、有価証券、クレジットカードなどの偽造品
・わいせつ雑誌・わいせつDVD、児童ポルノなど
・偽ブランド品、海賊版などの知的財産侵害物品
・ダイナマイトなどの爆発物や火薬、化学兵器の原材料
●日本への持ち込みが制限されている主なもの
・猟銃、空気銃及び日本刀などの刀剣類
・ワシントン条約により輸入が制限されている動植物及びその製品(ワニ・ヘビ・リクガメ・象牙・じゃ香・サボテン等)
・事前に検疫確認が必要な生きた動植物、肉製品(ソーセージ・ジャーキー類を含む。)、野菜、果物、米など
・医薬品、化粧品など(数量に限度があります。)

大麻の種子・けしの種子は日本への持込みが制限されている品物のはずですが、表示の中に見当たりません。たしかに、他のものと比べて、不法な持込みによる侵害の度合いは低いといえるかもしれませんが、不法に持ち込まれた種子が大量に、高額で販売されているという現下の情勢を考えると、ここでの表示がないことは、あまりに片手落ちといわざるをえません。 
なお、上記は2008年7月5日現在で税関ホームページに掲載されている内容です。2008年春に税関での監視が強化されたということですので、すでに現場では改められているかもしれません。 

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
大麻種子は関税法で規制されていないため別送品申告書には記載されていません。
つかさどる法律が違うためです。
aa
2013/11/15 16:26

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